アゼルバイジャン
カフカス地方に位置する旧ソビエト連邦の共和制国家。
北はロシア、北西はグルジア、西はアルメニア、南はイランと国境を接し、東はカスピ海に面する。
アルメニアをまたいで西南方に飛地のナヒチェヴァン自治共和国があり、アルメニア、イランおよびトルコと接している。首都はバクー。
アルメニア人が多数居住する西部のナゴルノ・カラバフ地方は、事実上独立した状態となっている。
国情報 目次
基本情報
アゼルバイジャン Republic of Azerbaijan |
|||
正式名称 |
アゼルバイジャン共和国 | ||
首都 |
バクー | ||
最大の都市 |
バクー | ||
通貨 |
アゼルバイジャン・マナト(AZM) |
公用語 |
アゼルバイジャン語 | 国の標語 |
なし |
面積 |
86,600平方km(111位) | 人口 |
8,832,000人(90位) |
民族構成 |
テュルク系のアゼルバイジャン人(アゼリー人)が人口の90.6%を占め、圧倒的に多い。 アゼリー人の外、レズギン人(2.2%)、ロシア人(1.8%)、アルメニア人が居住。 |
宗教 |
アゼリー人を含めたムスリム(イスラム教徒)が95%と圧倒的に優勢で(シーア派85%、スンニー派15%)、正教会、ユダヤ教会、アルメニア教会が少数派として存在する。 |
国歌 |
アゼルバイジャン共和国国歌 | ISO 3166-1 |
AZ / AZE |
時間帯 |
UTC +4 | サマータイム |
DST +5 |
ccTLD |
.az | 国際電話番号 |
994 |
滞在情報
祝日・祭日 |
|
電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
|
水 |
|
郵便 |
|
日本大使館 |
・在アゼルバイジャン大使館 Hyatt Tower III, 6th Floor, Izmir Str. 1033, az1065 Baku, Azerbaijan 電話: (994-12) 4907818〜19 Fax: (994-12) 4907817、20 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
|
主要都市 |
・バクー:首都。最大都市。 ・: |
代表的な観光地 |
●ナフタラン 古くから伝わる奇跡の風呂「原油の風呂」がある。 ナフタラン地方に湧く特殊な原油で、皮膚病や関節病に効用がある。 マルコポーロの時代からあるらしい。 |
英語の通用度 |
|
その他観光情報 |
・バクーにはフレイムタワーズというシンボル的なビルがある。総工費は350億とも言われる。 街は年中、夜はライトアップされてピカピカしているという。 ・天然ガスが地中から噴出し続けるために、70年間炎が燃え続けている「炎の丘」と呼ばれる場所がある。 ・この国ではパンは神聖な食べ物と考えられており、床に落とした場合、そっとキスをして謝罪する人もいる。 残ったとしても決して捨てずに、袋に入れて高いところに結んでおく。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明
イスラム教のシンボル(三日月は発展、星は知識) | |
澄みわたる空、カスピ海 | |
独立を守る強い意思、国の進歩 | |
農業と森林 |
● 国歌
国歌名 |
||
作詞作曲 |
||
歌詞 |
その他国情報
主要産業 |
石油産業、農業 |
国の有名人 |
●ヘイダル・アリエフ:アゼルバイジャン第3代大統領。 大統領として安定した政治を実現し、亡くなった今でも英雄として称えられ、バクーの国際空港にも名を冠する。 ソ連から独立後壊滅状態にあった経済を、強い指導力をもって富をもたらした建国の父。 ●ヴァギフ・ジャヴァドフ:サッカー選手。 11歳のときにロシアのPFC CSKAモスクワのユースクラブに移籍し、その後ユース及びリザーブチームでプレーした。 アゼルバイジャン代表のエースストライカーであり現在4ゴールを決めている。 2009年10月14日、ロシア代表に1-1と大健闘した2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選でもゴールを決めている。 ●金井昭雄:現地で知られている日本人。富士メガネの会長。 ナゴルノ・カラバフ紛争の避難民には年に一度の検診があるが、そこで眼の検診を行っている。 また4000本以上のメガネを寄贈。 現地ではドクター金井と呼ばれ、2006年にナンセン難民賞を日本人として初めて受賞。 2014年4月には国営テレビ局の番組にも出演した。 |
その他雑学情報 |
・ここ数年で急成長している国。第二のドバイともいわれる。 ・アゼルは火、バイジャンは国。アゼルバイジャンとは火の国という意味である。 ・国民の9割がイスラム教徒だが、雰囲気は開放的。女性のファッションも自由。 ・カザールアイランドプロジェクトという、78の人口島に100万人が居住するプロジェクトがある。2030年完成予定。 ・世界最大のケンタッキーフライドチキン、KFCアゼルバイジャンがある。 旧ソ連の駅舎を約4億円かけて改修したもので、広さ1600u、300席ある。 ・空手はアゼルバイジャンで最も人気の格闘技。 ・紀元前6〜7世紀に西アジアが発祥といわれる「ゾロアスター教(拝火教)」というものがある。 ・バクー油田は20世紀初め、世界の原油の半分以上を産出していて、かつて豊富な石油で栄華を極めた。 1960年代から石油の産出量が減少している。 ・ソ連から独立し、欧米の技術が入ってきたことでカスピ海油田の開発に成功。富をもたらしている。 カスピ海にあるACG油田はアゼルバイジャンの7割を産出しており、英BPが運営している。 ここでとれる油は黒い金と呼ばれるほど油の質がよく、毎日74億円もの原油を算出しているともいわれる。 この油「アゼリライト」は重量が軽く精製コストが安い。他の油よりも高値で取引される。 ・原油はパイプラインを通り、トルコのジェイハンまで繋がっている。(BTCパイプライン) ジェイハンから地中海を通ってヨーロッパ各国に輸出されている。 ・カスピ海が海なのか湖なのかで世界的議論があるが、どちらに認識するかで各国の資源の分け前が異なる。 ・石油関連の仕事は高給取りで若者に人気があり、世界的にも珍しい石油大学がある。 ・ナゴルノ・カラバフ紛争では約100万人が避難。現在も軍事衝突が続いている。 ・アゼルバイジャンのヨーロッパ化計画が進んでいて、ヨーロッパの競技大会をアゼルバイジャンで開いたり、 スペインのアトレティコマドリードのユニフォームにアゼルバイジャンという国がスポンサーとしてロゴが入ったりしている。 ・ウクライナ経由のロシアパイプが不安定な中、アゼルバイジャンの資源をヨーロッパに運べるよう、 天然ガスのパイプをイタリアに伸ばすなどの計画も進んでいる。 ・カスピ海の油田開発により、電気代や国立病院の医療費、高校までの学費は無料。 ・アゼルバイジャンでとれる原油、アゼリライトは黒い黄金と呼ばれるほど質がよい。 原油のお風呂を「黄金風呂」と呼んで入浴する健康法もあるらしい。 ただし3日間は石油のくさい臭いが取れず、入浴は10分以内でないと体に悪影響がでる。 ・今年起こった嫌な事を燃やし来る年が幸せになるようにと、焚火の上をジャンプする儀式がある。 ・国民は甘党の人が多く、「バダーム」「ハルバル」など、カラフルで甘いお菓子が売られている。 ・ハチミツの他、ザクロも美容と健康の源として名産である。 ・カスピ海に面しているので海の幸もあり、キャビアも手に入る。 ・ぶどうの葉っぱを使った「ドルマ」というアゼルバイジャンの伝統料理がある。 これを作れないと嫁に行けないともいわれ、各家庭で週に1回は必ず食べるといわれる。 ヨーグルトソースをかけて食べる。 ・先祖が騎馬民族であるため、アクロバット馬術というスポーツがある。 ・アゼルバイジャンには世界の三分の1、約300個以上の泥火山がある。 地中奥深くにある天然ガスが泥を伴って噴出。底なし沼のようだが人が入れば浮く。 ・2006年にイルハム・アリエフ大統領が来日し、日本を友好の優先国にすると決め、 積極的に日本の文化を取り入れたため、親日国家になったと言われている。 ・小さいころから柔道や空手に触れる機会があったり、日本庭園が整備されていたり、 日本語学部のある大学が少数だが存在する上、ビザが無料なのは日本人とトルコ人だけであるという。 ・アゼルバイジャンの絨毯は世界無形文化遺産に登録されている伝統工芸で、カーペットミュージアムもある。 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。
■ TOPに戻る | ■ 全世界・地域資料集へ戻る | ■ 全世界リストへ戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動