現地の気候と天気を調べよう
旅先では場所によって、普段生活している日常とは違う気候であることもあります。
その場所の天気も含め、出発前にチェックしておきましょう。
旅の楽しさにも影響してくる事でしょう。
現地の気候と天気を調べよう 目次
旅先の気候を把握する
世界には様々な気候があります。
旅に出る際に確認しておくことは、その時期の気温や湿度が1日を通してどのように推移するのか。
その場所特有の自然現象や災害があるのか。台風などの突発的な気象現象があるのかどうかでしょう。
1年中ほぼ変わらず蒸し暑く、毎日雨がよく降る「熱帯雨林気候」や、
1年中ほとんど雨がなく乾燥し、日中の温度差が激しく、春と秋がない「砂漠気候」など、
世界には日本では馴染みのない気候もあります。
これらの情報はガイドブックや、ウェブサイトを確認する事である程度の把握が可能です。
昨今の異常気象があるとはいえ、場所によって概ね毎年似たような気候が繰り返されているものです。
また日本国内の旅といえど、地域ごとに特徴があったりもします。
例えば石川県の金沢市は、1年の半分は天気が悪いといわれており、快晴が広がる日というのは稀です。
群馬県は冬に北西風(からっ風)が吹き付けてくる事で知られ、帽子をしていると飛ばされるかもしれません。
旅の期間中の天気を調べておく
気候とは、その地域を特徴づける大気の状態(あるいは気象)のことであり、
具体的には天気・気温・降水量・風などの傾向を指します。
天気は、ある場所における、ある時刻もしくは一定の期間の、地表に影響をもたらす大気の状態のことです。
気候はその地域の下地となるものなので漠然とした認識でよいですが、天気はしっかり確認しておきましょう。
旅に出る際に調べておくのは、旅行期間中とその前後の範囲だけで十分です。
ポイントはその日の「天気」、「気温」、「湿度」、「降水確率」です。
日本国内であれば、ウェブサイトや新聞、TVなどの天気予報を見れば容易に確認ができますが、
海外の天気予報となると、ウェブサイトくらいしか確認方法がありません。
世界の主要な都市であれば、だいたい検索すれば概ねの情報は手に入りますが、
あまり知名度が高くない都市の場合は見つからない事もあります。
その場合はその地域の周辺の天気や時期を参考に、予想をたてるしかないかもしれません。
気候と天気をふまえて、事前に準備する
日本は世界でもまれな気象条件をもつ国といわれており、四季がはっきりしており、梅雨があり、
台風も多く年間降水量もそこそこ。夏は東南アジアのむし暑さ、冬は北欧なみの寒気にさらされます。
言い換えれば、他の国に在住している人よりは、様々な気候に対しての対策が取りやすいということです。
例えば1年中暑い国に住む人は、寒さに対する体質的な耐性や、防寒具の準備方法に乏しかったりします。
日本は湿度が高い国ですので、湿度が低い地域に行くと、暑い日でも日本よりは過ごしやすく感じるでしょう。
日本よりも紫外線が強い地域ならば、普段よりも効果が強い日焼け止めクリームや、サングラスなどを準備しましょう。
雨が多い地域ほど意外と傘が現地で売られていなかったりするので、出発前に持っていきましょう。
暑さ対策は服を脱ぐことで解決しますが、寒さ対策には防寒具が必要になります。
暑さが厳しい地域ほど、建物や乗り物内の冷房が効きすぎている事が多いので、防寒具はあると安心です。
こういった準備は旅を重ねることで、自分なりに体得できる事でもあります。
ただどれだけ準備しても、現地に行かないと分からない事もあります。
想定外の事が起こった場合は、現地で手に入るもので対策していきましょう。