ネパールの旅 3日目 ナガルコットからミニトレッキング〜混沌の町カトマンズへ


●遥かなるヒマラヤに抱かれし神々の国、ネパール。悠久の地を歩く。長編その3。
  ヒマラヤの展望ナガルコットからサクーを歩き、混沌たるカトマンズへと戻る。


 

ネパールの旅 目次

タイトル 旅行日時 国・地域 地名 旅行先・観光したもの メンバ
備考
ネパールの旅
(長編)

1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
2012/12/18
〜12/23
ネパール カトマンズ タメル地区、パシュパティナート、ボダナート、
ダルバール広場、スワヤンブナート、
アサン・チョーク、インドラ・チョーク、クマリの館
2人 エベレスト
空から鑑賞

街歩き

カジノ
ナガルコット 雲海鑑賞
サクー ミニトレッキング
バクタプル 古都散策、ダルバール広場
パタン ダルバール広場
カトマンズ盆地 ヒマラヤ・マウンテンフライト

3日目 雲海の中での朝食

目覚ましが鳴ったのが6時頃、結局起き上がったのは6:20くらいでした。
既に計画停電の時間であったため、部屋はまだ暗かったです。

チャーでももらおうかと下に行ってみると、スタッフはまだ寝ているようでした。
起こすのも悪いので、部屋に戻って時間を潰します。

だんだん明るくなって来ましたが、今日は霧が濃く、ヒマラヤは全く見えませんでした。

泊まった部屋の外観。


ロウソクの光がぼんやり映っていますね。


部屋の隣に階段があります。


部屋の前にはイスとテーブル、ブランコ。


階段を上がって上へ。
  

こちらにもくつろげるスペースがあります。


既にあたりは霧に覆われています。
  

さらに上にいってみると


こちらも展望スペースになっています。
  

左側は来た道で


右側はサクーへと続く道。


6:55頃に下に行ってみると、スタッフもようやく起きてくれていたようです。
朝食を7:30頃に用意してもらい、今すぐに飲めるチャーを注文。

電気は通っていなくても、どこか寛げるスペースです。
  

宿泊客全員が座るに十分なスペースがあります。
  

チャーが入るまでの間、宿周辺を撮影。
  

風が吹くと霧が流れていきます。


宿の玄関前は殺風景ですが、まあこんなもんでしょう。


ホテル外観。ここから見るとそれほど大きくはないんですけどね。


ここも雲海リゾートの別館でしょうか。


本館の玄関。


ロビー。


スタッフがチャーを持ってきてくれたようです。


ネパールでは朝、起き抜けに熱いチャーを一杯飲んで仕事に行くそうです。
確かにこのチャーは美味しく、毎日でも飲みたい味でした。


4階のテラスまで持って上がりました。


チャーは砂糖を入れて甘くしてこそ美味しいもの。


ちょっと雲海っぽいのを見ながら一服。


一旦部屋に戻ります。ロウソクが小さくなってしまいました。


1Fのレストランに戻ると、すっかり外が明るくなっていました。


朝食はトーストにエッグに野菜とジャガイモ。マンゴードリンク。


朝食を食べて荷造りし、そろそろ出かけることにします。


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3日目 サクーへミニトレッキング

宿の運営者のご夫妻に挨拶をして、いざサクーへ。9:15出発。


この霧は既に雲海の中にいるということのようです。雲海の中の雲海リゾート。


天気は良くないですが、歩いていれば次第に霧も晴れてくるでしょう。


道は舗装はされていないものの、かなり歩きやすい部類だと思います。


たまーにある分かれ道。基本は右に行かず直進していきます。


2人で会話をしながら進んでいきます。
途中、何度か現地の人と会うたび「ナマステ!」と挨拶。
向こうも「ナマステ」と返してくれます。

すれ違った子供たちに写真撮影をお願いするK。私も撮らせてもらいます。


この後、子供たちに握手して別れようとすると、「スィーツ!」を求められました。
それはないんだよと言うと、「マネー!」その次は「ライディング!」といわれました。
笑顔で、ごめん、ないんだというと、「なんだつまらない」といったような顔で、子供たちは去っていきました。

K曰く子供たちの優先順位が分かったな、と。確かにそうですね。
私も聞き及んでいましたが、まず子供たちは甘いお菓子を欲しがります。
それがないなら次にお金、ないならペンを欲しがるんですよね。
日本の筆記用具は上質なので、発展途上国の子供たちは欲しがる傾向にあるそうです。
私はそれを知っていながら今回、プレゼント用のペンを用意できなかったのは不覚でした。

ガッカリさせるのは悪いので、子供に写真撮影を頼むのはこれ以上やめておくことに。

どんどん進みます、だんだん晴れてきたでしょうか。


横を見ると、なかなか素晴らしい景色が広がっていました。


ポツリポツリと家々が見えます。子供達はあそこから歩いてきたんでしょうか。


しばらく道なりに進むと、集落のような場所に入ってきました。


宿の方の話では、ここまで来るのに30分くらいかかるそうですが、我々は45分かかりました。

スクールバスでしょうか、子供たちが沢山乗り込んでいます。


ここを左に曲がると集落がありました。


田舎の村って感じでいいですね。
  

会う人会う人、ナマステと声を掛けていくK。わりと皆さん挨拶を返してくれます。

写真撮影に応じてくれた、素朴な村人たち。
  

こういう場所を見れるのも、ミニトレッキングの魅力の1つでしょうか。


カトマンズでは決して見れないであろう光景ですね。


分かれ道がありましたが、遠くにいる村人に道を尋ねると、こちらの左の道に行くのだそうです。


だんだん下りになっていくようです。


途中、山菜か何かを採りに行っていた4人組が前方にいました。
ナマステと声を掛けると、後ろの2人が我々を待ってくれているようです。
彼らと積極的に会話を重ねるK。

すっかり友達になり、一緒に歩いていくことに。
中央にいるのが17歳のボードゥリー君。左の帽子を被っている方は40代の方。


会話に夢中で休憩するのも忘れて歩いていると、だんだん人工的な景色になってきました。


会話を絶やさないよう頑張るK。積極的にコミュニケーションします。


家が見えてきましたが、ボードゥリー君の住まいはまだ先のようです。


このあたりからはポツポツと家が建っているようです。


家はまばらながら学校などもあって、集落の体をなしています。
  

家畜ももちろんいます。


ナマステと声をかけまくるK。
  

この後4人組は横道を進み、帰路につくそうですが、ボードゥリー君はサクーまで付き合ってくれるとのこと。


彼の優しさに感謝しながら、歩みを進めます。


私も拙い英語でコミュニケーション。少しは伝わったかな。
持ってメモに「Japan Name ボードゥリー」と書いてちぎって渡すと、喜んで握手してくれました。


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3日目 サクー到着〜バスでカトマンズへ

町っぽいのがありましたが、サクーはまだ先のようです。


住居と店を兼ねている建物もありました。


学校もあるみたいですね。


中には小奇麗な住居もありました。


この集落を歩いて進んでいくと


遠くの方にサクーの町が見えてきました。
  

この建物の多さは、確かに町といえる規模ですね。
  

いよいよ町に入りました。ここがサクーか。


子供たちがサッカーをしていました。


サクーは町ではあるんですが、集落の延長線上のような感じがあります。
  

ここまでついてきてくれたボードゥリー君に感謝!
KはTシャツとお菓子、私も少しお菓子をあげました。


ここで別れるつもりでしたが、バス停はどこかと聞くと、そこまで着いてきてくれるとのこと。
一応感動のお別れのシーンを済ませたんですけどね(笑)

この町はゴミゴミしておらず、わりと綺麗なほうですね。
  

ボードゲームに興じる人々。ゲームは世界中どこでもありますね。


ネパールの村や町はどこもあまり代わり映えしない感じがあります。


バス停に到着。ボードゥリー君にカトマンズ行きの便を聞いてもらいました。
ボダナート行きのワゴン車もありましたが、カトマンズに直行できるバスを選びました。
ボードゥリー君とはここでお別れ、ありがとう。


これがバス内部。音楽が流れていました。


人がある程度集まったところでいざ出発。今12:00くらいでした。
我々が乗る頃には満員近かったので、それほど待ち時間はありませんでした。


バスの窓が汚れているので、それほど綺麗に写真は撮れません。


我々は一番後ろの席に座っていたんですが、途中乗り込んできた若いカップルが隣に座ってきました。
またも積極的に会話するK。彼らもなかなかノリの良い人たちで、打ち解けたようです。
彼らはつきあって2年で、女性は22歳らしいです。

30分くらい走っていると、都会っぽいところを通りました。ボダナートの周辺のようですね。


あれがボダナート。明日改めて行きます。


車窓を見ると、カトマンズが近づいてきた感じがします。


途中、カトマンズっぽいところで車が停まり、バスのスタッフが外からこちらに呼びかけてきました。
カトマンズはここで降りればいいのかとカップルに聞くと、まだ先との事。
現地の人と親しくなっておくと、こういうとき便利ですね。

終点に着く前に車内でバス代を回収しにきました、2人で65ルピー。

13:20ごろ、終点のバスターミナルに到着。カップルとはこちらで握手して別れました。
  

バス停の近くには商店もありました。


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3日目 カトマンズ到着〜ホテル「Family Home」へ

カトマンズには大きいバスターミナルが2つあり、シティ・バスパーク(現地ではプラノ・バスパーク)と
ニュー・バスパーク(現地ではナヤ・バスパーク)、ここはどちらなのかが分かりません。

とりあえず大きな道路に出て、地図と方位磁石を持って歩いてみます。


何やらむこうの広場に大勢の人がたむろしています。


陸橋を渡って、人通りが多いところへ。


なるほど、周辺の景色を見るに、先ほどの場所はシティ・バスパークだったようです。
だいたいの位置関係は分かったので、徒歩でホテルまで向かいます。

アサンチョークへと続く道。大勢の人が行き交います。


このあたりは車も人も多いですね。


雑多な街並みと人の多さ、これがカトマンズ。
  

ワゴンタイプのバス。庶民の足ですね。


雑多な街並みの中にもネワール建築が存在。


ゴチャゴチャした街中に、ポツンとこういうのがあったりするんですよね。


タメル地区に入ってきました、もうすぐです。


探し回ること数分、わりとすんなりホテルまでたどり着きました。でも25分はかかったかな。
「Hotel Family Home」は経営者の奥さんが日本人で、日本人の方もわりと泊まるようです。

agodaの予約書を見せて、部屋に入れてもらいました。
普段は日本人スタッフはおらず、対応してくれた人は独特のテンションを持つネパール人でした。
(何かにつけて「ノーブロブレム」といってくれます)。
日本人にあわせた英語を話してくれる彼は、自分をボビさんと呼んでくれたらいい。
何かあれば俺に言ってくれといいながら、部屋の説明をしてくれました。

部屋に荷物を置いて、すっかり疲れ果てたKを部屋に残し、私は明日の打ち合わせのため1人でツアー会社へ。

ここはホテルのすぐ前の道。タメル地区では真ん中辺りでしょうか。


今日からやっとタメル地区の写真を撮影していけそうです。
  

ご覧のようにタメルもまた雑多な町で、観光客も多いエリアです。
  

安宿も多く、レストランやショップなども沢山あり、必要なものは全てここで揃えられます。
  

ヒマラヤンアクティビティーズに迷わず到着。打ち合わせも完了。
後ほど紹介させていただくので、記念に1枚。


ホテルに戻る前に少し寄り道。北側の道路は交通量が多かったです。


奥に人気のモモが食べられる店があるのですが、あとで来ることにします。

引き返しました。


途中、通りがかった日本料理店。あとで来てみようか。


いつ歩いても混沌としたタメル地区。
  

そんな中にも、こんな感じのものがあったりします。


部屋に戻りました。明るい内に撮影しておきます。

こちらは部屋の入り口のドア。


ドア正面にはカギ付きのクロークがあります。


隣にはもう1つベッドがあって


横のドアを開けるとトイレシャワー洗面所ルーム。


洗面所はわりと普通。


建物が比較的新しいので、トイレも綺麗な方ですね。


大と小でボタンの大きさが違います。


部屋の外はこんな感じ。301号室です。
  

ドアのすぐ前にはパソコンがあって、インターネットも無料で使えます。しかも日本語フォント有。


新しい建物でわりと綺麗ですね。


こちらホテルのロビー。隣はピザ屋になっています。


ホテルの玄関。


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3日目 アティティツアーズへ〜散策と食事

さて、Kと共にアティティツアーズに向かうことにします。

アティティツアーズとは、日本で生活経験のあるネパール人、スディールさんがいるツアー会社。
幾多あるツアー会社のうち、日本語で相談できて、最も信頼できると評判の非常に高いところです。
私も去年からメールをやり取りした事があり、是非一度行って見たいと思っていました。

タメルにあるスディールさんのアティティツアーズ。
  

建物の2階にあるようで、停電で薄暗い中、建物の奥の階段へ。


2階の奥にあるのが事務所。


残念ながらスディールさんは不在で、4時になると戻ってくるとのこと。
  

あと30分ほどありますので、ちょっと休憩し、先ほど立ち寄ったモモを食べられる店に行くことに。

タメルの北側の道路沿いにある店。


現地の人にも人気の「ニュー・エヴェレスト・モモ・センター」
  

入り口が狭くて分かりにくいですがとりあえず中へ。


ゴチャゴチャした店内で、多くの人が来店していました。
待っていても中々案内してくれないので、Kがうまいこと言って席を確保してくれました。

こちらがモモ。1皿10個入り。


モモとは水牛の肉を使った蒸しギョーザで、シュウマイのような丸い形がネワール式。


テーブルの真ん中にあるこの入れ物に水が入っていて、客は口をつけないようにこれを回し飲みしていきます。


私は口を付けずに水を飲むのに慣れているのですが、Kはちょっと難しかったようですね。

お値段は1皿50ルピーでした。ガイドブックに書かれてある値段よりさらに値上がりしたようです。
味はなかなか美味しかったですが辛かったです。全体的にネパール料理は辛めかもしれません。

さて、時間もいい感じになったので、再びアティティツアーズへ。
  

事務所に入るとまだスディールさんがいなかったので、電話で呼んでもらいました。
停電中で暗いです。
  

アティティツアーズの特徴は数多くの日本語の本が読み放題であること。


日本人の溜まり場を意識していて、長期滞在バックパッカーがここでダラダラ過ごしたりするそうです。


スディールさんが到着。挨拶して、チャーをいただきました。


メールの文面では日本語が拙い感じでしたが、実際に話してみると日本語は非常に堪能な方でした。
会社の利益にならないのに、こちらの質問に丁寧に答えてくれ、しかも無料でチャーまで出してくれる。
たしかに非常に信頼できる、頼りがいのあるお方でした。

タメルの地図をもらって、お土産を買うならどこがいいとか、ホテルの評判がどうとか、
知っている情報を惜しみなく教えてもらえました。

本来はスディールさんの旅行会社で何らかのツアーを申し込みたかったのですが、
今回は飛行機の遅延で滞在日数が短縮してしまい、余裕がありませんでした。
次回こそは是非、こちらでお願いしたいですね。

ネパールに旅行する際は、一度はスディールさんに会ってみてください。
有意義な時間と情報を提供してくれますよ。


さて、この日は後は軽く散策して、部屋に戻るだけです。17:00なのでいい時間か。

タヒティ・チョークまで歩いてみました。


ここから適当にぶらぶら歩きます。
  

混沌の中に神々がいる不思議な町。
  

まああんまり歩くのも疲れるので戻ります。


ホテルに戻り、明日もこの宿で一泊するための交渉をすることに。
(新しい宿を探してもよかったのですが、面倒なのでここでもう一泊)
ボブさんと英語で話すも、お金が絡む重要なことだと思ったのか、経営者の日本人の奥さんに電話をつないでくれ、Kが交渉。
agodaで一泊目を予約した際はUSD 34.30だと伝えると、34ドルでかまわないということになりました。
支払いは後でもよかったのですが、事前に今この場で払っておくことにしました。

大事な交渉が終わったので、部屋でゆっくりと体を休めます。
疲れ果てたKはお腹もあまり空いていないようなので、私1人で夕食を食べに行くことに。

ボビさんは忙しそうだったので、軽く挨拶して出ました。


タメルは夜でも賑やかですね。


まだこの時間なら人通りが絶えることはありません。


とりあえず日本料理が食べたいと、どこにするか迷ったのですが、結局先ほども前を通った桃太郎へ。


店内には日本人スタッフはいませんでしたが、日本人客はいました。
  

使い古されたメニュー。


一通りの日本食は揃っているようでした。
  

ガイドブックにも書いてあったとおり、日本語の情報ノートがありました。これがそうか。
  

かつてはよくバックパッカーの情報交換に使用されたものですが、日付が古く、最近は使用されていなさそうです。


私が注文したのは牛丼。味噌汁もついてきました。味はまあまあですが肉が固かった…。細かい砂みたいなのが入ってる気もしました。


牛丼の値段は310RSで、税金込で341RM。
世界で最も安く美味しい日本食を食べられるのはタメルだ、と呼び声が高いそうですが、
確かにモノを選べばその通りかもしれません。
何が安くて美味しいのかは、何度か通って見極める必要はありそうですけどね。

宿に帰ると電気が復旧していて、毛布ももう1枚用意されていました。
私がいない間、Kがもらっておいてくれたようです。


ちなみにこの部屋にはプラグ変換付き延長コードがありました。
変圧機能はなかったですが、充電もしっかり済ませておきます。

さて、明日はいよいよマウンテンフライトと観光ツアー。
むしろ明日がメインかもしれません。
今日はできるだけ早く寝て、明日に疲れを残さないようにしなくては。

明日は飛行機が順調に飛ぶといいんですがね。

  ⇒次の頁『4日目 ヒマラヤマウンテンフライト〜1日観光ツアー(4/5)』へ進む


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