旅の資格試験
資格などなくても、旅に行く事はできますし、旅先で困ることもありません。
しかし旅人として箔を付けたい、知識を得たいと考えるなら、
旅行に関する資格を取るのもよい事です。
旅の資格試験 目次
国家資格
・旅行業務取扱管理者
旅行業界で唯一の国家資格。旅の資格の中でも、最も信頼性が高いといえる。
国内・海外旅行の両方を取り扱う「総合旅行業務取扱管理者」と、
国内のみの「国内旅行業務取扱管理者」の2種類がある。
「国内旅行業務取扱管理者」に合格すれば、「総合旅行業務取扱管理者」の試験を受ける際、
一部の科目が免除されるため、「国内旅行業務取扱管理者」から受験する人が多い。
民間資格
・世界遺産検定
NPO法人世界遺産アカデミーが主催。文部科学省の後援事業に認可されている。
旅の知識の資格としては最も知られている資格の1つであり、有名人の受験者も多い。
受検料の一部はパリユネスコ本部のユネスコ世界遺産センター(WHC)が窓口となる
世界遺産基金(World Heritage Fund)に寄付される。
・全国観光特産検定
日本観光士会が主催。
日本全国の観光文化だけに留まらず、関連する特産物、特産品、伝統文化、祭や行事、工芸、地理、
歴史、文化や地域にある自然景観や温泉、暮らしの生活文化などを対象にした検定。
・観光プランナー
・観光士
・観光コーディネーター
これらは資格試験に合格した後、登録料を納付、登録手続きが完了すると
協会認定を受けることができ、これらの職務につくことができる。
登録有効期間が存在し、登録更新には資格登録更新料を納付しe-ラーニングを受講する必要がある。
・観光英語検定
旅行や観光時のさまざまな場面での専門的な用語や言い回しなどが含まれた英語で、
一般的に中学・高校で習う英語とは一味違ったものとなっている。
ローカル資格
・京都・観光文化検定
ローカル資格の代表例。通称「京都検定」。
歴史、史跡、神社、寺院、建築、庭園、美術、伝統工芸、伝統文化、花街、祭と行事、京料理、
京菓子、ならわし、ことばと伝説、地名、自然、観光学など、京都に関すること全般が出題される。
マイナー資格
※こちらの資格はマイナーであるがゆえに、資格検定自体が終了してしまうこともあります。
・旅行地理検定試験
JTB能力開発が主宰する総合地理検定。
かつては「地理能力検定」という、重要度が高い資格が別にあったが、現在は廃止されてしまった。
こちらの資格はどちらかといえば、趣味の位置づけが大きい。
・インターネット旅行情報士検定
JTB能力開発が主宰する総合地理検定。
インターネットの仕組みを理解し、インターネット上の旅行情報を効率的に
検索・活用できる知識を有しているか、さらにセキュリティや基本的な
接続設定の知識などエンドユーザーとしての実務能力を有しているかを認定する試験。
・歴史能力検定
1997年から開始された歴史の試験。一般に歴史検定または歴検と呼ばれる。
「日本史1級」または「日本史2級」の合格者には、高等学校卒業程度認定試験の科目「日本史B」。
「世界史1級」または「世界史2級」の合格者には、高卒認定の科目「世界史B」の受検をそれぞれ免除される。
・神社検定/神道文化検定
神社本庁が監修している、2013年から開始された、
神社が好きな人や日本文化をもっと知りたい人のための検定試験。
・夜景鑑賞士検定
日本夜景遺産事務局が主催して、平成20年(2008年)11月から実施されている
夜景に関する知識を問う検定。夜景検定とも呼ばれる。
・美術検定
美術の知識や教養を問う検定試験。
2003年から株式会社美術出版社により実施してきた「アートナビゲーター検定」が、
2007年より「美術検定」として名称が変更された。
絵を描いたりするような実技試験ではなく、美術に関する知識を問う試験であり、すべての級が筆記試験にて実施される。
・時刻表検定
時刻表に関する検定であり、1999年(平成11年)から、2009年まで、15回開催し終了している。
かつてのマイナー資格の代表例であった。