関空就航記念AirAsiaで行くマレーシアの旅 1日目 クアラルンプール到着〜ゲンティンハイランドへ
●多彩な文化が混ざり合い、多民族が平和的に共存するマレーシア。長編その2。
赤道直近のクアラルンプールはアジア有数の常夏の国際都市だ。
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マレーシアの旅 目次
- エアアジア関空就航記念レポート
- 1日目 クアラルンプール到着〜ゲンティンハイランドへ
- 1日目 クアラルンプール国際空港(LCCターミナル)到着〜KLセントラルへ
- 1日目 KLセントラル到着〜ペトロナスツインタワーへ
- 1日目 プドゥラヤ・バスターミナル〜ゲンティンハイランドへ
- 1日目 ホテル到着〜ゲンティン散策〜カジノへ
- 2日目 ゲンティンハイランド〜クアラルンプール街歩き
- 3日目 古都マラッカ観光〜ツインタワーの夜景
- 3日目 マラッカ観光へ〜KLセントラル駅散策
- 3日目 マレー鉄道でマラッカへ〜昼食
- 3日目 ポルトガル村〜マラッカ海峡〜オランダ広場〜セントポールの丘
- 3日目 サンチャゴ砦〜トライショー乗車〜ババニョニャヘリテージ博物館〜青雲亭
- 3日目 ホテルへ〜スリアKLCC〜ペトロナスツインタワーの夜景
- 4日目 クアラルンプール市内観光
- 4日目 ツインタワー外観〜イスタナ・ネガラ〜国家記念碑〜国立モスク
- 4日目 独立広場〜Beryl'sチョコレート工場〜バティック工場〜昼食
- 4日目 バトゥー洞窟〜ピューター工場(ロイヤルセランゴール)〜ホテルへ
- 4日目 チャイナタウン〜関帝廟〜セントラルマーケット〜街歩き
- 5日目 帰国〜マレーシア旅の述懐
タイトル | 旅行日時 | 国・地域 | 地名 | 旅行先・観光したもの | メンバ ー |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
エアアジア 関空就航記念 マレーシアの 旅(長編) AirAsiaレポート 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 |
2011/11/30 〜12/05 |
マレーシア | クアラルンプール | ペトロナスツインタワー、スリアKLCC ブキッ・ビンタン、チャイナタウン、 王宮(イスタナ・ネガラ)、国家記念碑 国立モスク、ムルデカ広場、バトゥー洞窟、 バティック工場、ロイヤルセランゴール工場 |
1人旅 | エアアジア 関空就航日 3931円 カジノ |
ゲンティン ハイランド |
カジノ | |||||
マラッカ | ポルトガル村、青雲亭、オランダ広場、 ジョンカーストリート、セントポール教会跡 サンチャゴ砦、キリスト教会 |
1日目 クアラルンプール国際空港(LCCターミナル)到着〜KLセントラルへ
クアラルンプール国際空港の敷地内には、メインターミナルとなる「KLIA空港ターミナル」の他、
LCC専用のターミナルが造られています。
LCCターミナル(通称「LCCT」)とは、Low Cost Carrier Terminalの略で、
マレーシアが官民をあげて急ピッチで工事を終え2006年3月23日に開港したのだそうです。
メインの「KLIA空港ターミナル」にはマレーシア航空や日本航空、シンガポール航空など大手航空会社が発着し、
「LCCT」はエアアジア系列やセブ・パシフィック航空、タイガー・エアウェイズなどのローコストキャリアが発着しており、
それぞれ別々のターミナルになっています。
メインの「KLIA空港ターミナル」とLCCTは近いようで実は離れていて、「バス」か「タクシー」で20分ほどかかる距離です。
しかも料金も有料。
LCCTの場合、市内へのアクセス方法は「バス」か「タクシー」のみで、この当時バスは「Sky Bus」と「Aero Bus(アエロバス)」の2種類。
「Sky Bus」はエアアジアのロゴ入りの車体のオフィシャルバスで、航空券と同時購入が可能で、往復の場合はやや安くなります。
「Aero Bus(アエロバス)」は、事前にチケットを購入していない場合、こちらの方が安くなるようですね。
今回私は往復バスの乗車券を、航空券と同時購入しましたので、LCCTへのアクセスは往復とも「Sky Bus」で行います。
(購入確認はプリントアウトしたものを持参するという仕組みです)。
機内で仮眠をとるものの、やはりあまり満足に寝られないまま、クアラルンプールが近づいてきました。
これは機内から撮影したものですが、これではよく分かりませんね…。
LCCTに無事着陸。到着時刻は05:15でした。早朝ですね…。
タラップを降りていきます。
降りた瞬間、ムワッとした感覚が体を包みました。
この地の湿度は噂どおり高く、しかもこの感覚は日本の夏以上かもしれません…。
飛行機から降りて建物までは徒歩です。このあたりも経費を節約してるわけです。
この空港から乗り降りする場合は、全ての機体の客が、徒歩で飛行場内を移動することになります。
空港に到着。他の乗客とともに進みます。
特に何かを質問されることもなく、イミグレーションを通過。
荷物をとりに移動。
LCC専用ターミナルではありますが、そこそこ大きくはありそうですね。
荷物のベルトコンベアーも5つくらいあって、広かったです。
このレーンはどこでも似たようなもんでしょうかね。
荷物を受け取って出口に向かう手前に、両替所がありました。
レートを見るとやっぱり悪いので悩みましたが、結局一旦は両替せず出ることに。
小さなバスチケットセンターの横を通って、出口へ。
やっぱり、そこそこ広いですね、ここは。
まずは両替とばかりに銀行を探しますが…どうも見つかりません。
仕方なく来た道を引き返し、先ほどの銀行で両替することにしました。
レートは360。つまり10000万円に対して360RMということになります。
ここで2000円を支払い、72RMを受け取りました。
その後、出口を出ようとしましたが…なぜか警察官に止められてしまいました。
何のことか分からないのでオロオロしていると、パスポートを見せろといわれる始末。
どうやら一方通行を逆走してしまい、警官にチェックされてしまっていたようです。
これはまずいと、「両替のためにここに入ったんだ、ごめん、知らなかったんだよ」とアピールし、
すまなさそうに「Sorry,Sorry」と頭を下げて頼みこみます。
警官は結構怒っていましたが、なんとかパスポートを返してくれたため、そそくさと建物の外へ出るのでした。
今回も初っ端からミスをしてしまいました。
あまりここに長居したくないので、とりあえず街へ移動することにします。
慣れない地に降り立ち、しかも歩いている人は同じく見慣れない人種の人たち。
マレー系、インド系、中華系の人種が入り乱れるこの国ですが、顔立ちがなにやら皆怖く見えます。
あまり眠れておらず、冬の日本から真夏のKLに降り立って体も慣れていないこともあり、体も気持ちもどうも落ち着きません。
バス乗り場に向かうと、既にスカイバスが待機していて、出発間近でした。
急いで係員に、プリントアウトしたものを見せ、バスに乗り込みます。
6:18。KLセントラル駅に向けて発車。
高速道路を走ります。空港は街の中心部からは離れた位置にあります。
噂どおり、バスは冷房が強めで、またもや体の調子が整いません。
マレーシア行きを決めてからこの日入国するまでにおよそ3ヶ月半ほど経っており、
間延びしていた分、モチベーションも上がらないまま。
さらに日本を出発した時点でもやや疲労があったこともあって、この時点での私はホームシック一歩手前でした。
着いたばかりだというのに、早く観光してさっさと帰りたい気分です…。
とりあえず休みたいのですが、今日の宿に着くためにはまだ長い時間が必要。
バスでの移動中になんとか気持ちを立て直せるように努めていました。
外も明るくなってきたようです。もうすぐ着きそうな気配。
所要時間は75分と聞いていましたが、バスが結構スピードを出していて、60分くらいで着いたような気がします。
なんとか駅には着いたものの、カメラを構えられる気持ちの余裕もありませんでした。
1日目 KLセントラル到着〜ペトロナスツインタワーへ
KLに着いたら、まずしたいことはペトロナスツインタワーのスカイブリッジに登ること。
しかしそのためにはなるべく朝早くに到着し、並んで整理券を受け取らなければなりません。
人数制限があるため、到着が遅いとその日はもう入れないのだそうです。
ペトロナスツインタワーは、二本のビルが対になっているツインタワーとしては世界一の高さを誇ります。
そして実は、日本の建設会社ハザマがタワー1を、韓国のサムスン物産建設部門がタワー2を建設しており、
外国の2国がそれぞれを作ったという珍しい経緯があります。
タワー内部は主にオフィスビルとして使用されていますが、タワー下部は
スリア・クアラ・ルンプール・シティ・センター (Suria KLCC) と呼ばれるショッピング等の複合施設になっており、
日本の伊勢丹、ユニクロなども入居しているようです。
駅をじっくり見るのは後日にして、今はとにかく急いでツインタワーに向かわねばなりません。
まずは「ラピドKLクラナ・ジャヤ線」に乗り、KLCC駅を目指します。
切符を買ってもよいのですが、今回は「Touch'n Go」という、改札に触れるだけで通れる便利なカードを買うことにしました。
券売機を見つけ、英語の表記ではありますが、なんとか事前の情報を元に手探りで買いました。
初回は20RMで購入し、その後10RM毎にチャージが必要なのだそうです。
聞く話、この初回の20RMのうち、10RMはカード料で、0.5RMは手数料として取られていて、実質9.5RMしかないらしいですがね…。
滞在中はチャージすることなく、9.5RMの範囲内で事足りました。
ともあれカードを購入し、改札を抜け、ホームへ。
やってきた電車に乗り込みますが、ここも冷房が効きすぎています。
体も気持ちも緊張して落ち着きませんが、もう我慢するしかありません。
KLCC駅に到着後、案内板に沿ってツインタワーへと向かいました。
こちらも事前の情報通りに、なんとかチケット売り場に向かうことに成功。この時点で8:00でした。
既に人が並んでいましたので、私も並びました。人数は30人ほどでしょうか?
30分ほど待っていると、ツインタワーのスタッフが整理券を配ってくれました。
私の後ろに並んでいたのは日本人のご夫婦のようで、そのやり取りを聞いていると、どうも50RMが必要だそうです。
事前の情報では10RMでスカイブリッジ、40RMで86階のフロアまで行けるとのことでしたが、
今ではそれがセットで50RM固定になってしまったようです。去年の末の時点では無料だったのに…。
後ろに並んでいた日本人の方はシンガポールから回って来られたそうで、持っていたガイドブックを
見せてもらいましたが、地球の歩き方の最新版(11〜12)であるにも関わらず、タワー入場無料の表示がありました。
本当に最近に、値段が釣り上がったようですね…。
その日本人のご夫婦は高いからと、係員に申し出て去っていきました。
私もどうしようかと悩みましたが、せっかくわざわざここに来たわけですから行くことにします。
整理券を配ったスタッフがもう一回やってきて、人数と国籍を聞いてきました。
どうも窓口での対応をスムーズにするための紙を渡しているようです。
Japaneseと答えたはずなのに、後で窓口で確認したらなぜか「Germany」になっていました。なんでやねん。
8:30。ようやくゲートが開きました。
しかしここからデスクまで、更に並び直しが必要。
ここからは1組1組、スタッフが窓口で順番に対応していくようです。
スタッフの指示通り、下に書かれた線に沿って並んでいきます。
我々が並んでいる横にはこういったスペースもあり、さっきの場所よりは開放感があります。
市内の展望パネルもあり、モニターでは工事中のタワーの映像が流れていました。
並んでいる間に他の観光客を見回します。いろんな国から来ているようですね。
しかしそれでも私のような1人者は少数派のようです。
皆さん一緒に観光してくれる人がいて、うらやましいですねぇ、ハイハイ
20分ほど待っていると私の番が回ってきました。
次のツアー時間をメモに書いてもらうと、9:00出発とのこと。
これはちょうどよい時間です、さっそくチケットを購入。
しっかり国籍を「Germany」から「Japan」にも直してもらいました(笑)
ともあれ無事にチケットをゲット。
あと10分でツアーがスタートするので、すぐにゲートへ。
手荷物検査とボディーチェックがありました。
先に進むとまずあったのが、空気中に映像を映し出す装置。こんなものがあるとは。
ミストのようなものを出して、そこに映し出しているようです。
手で触ろうとすると素通りするモニターのような感覚です。
この装置を使ってタワーの解説が始まりました。
映像がどんどん移り変わって面白いです。
その後、モニターを突き抜けて、いよいよエレベーターへ移動。
たどり着いたのは、ツインタワーの間を結んでいるスカイブリッジ。係員が解説中。
こちらの入り口から入ってきました。
その後自由行動。思い思いの時間を過ごす参加者たち。
ツアー参加者はこちらのタグを首にかけます。
どの時間から参加したかによって、タグが色分けされているようでした。
スカイブリッジからツインタワーを見下ろしてみます。
これはツインタワーの正面に位置する、KLCCパーク。噴水の掃除をしていますね。
しかもツインタワーから前方に突き出ている建物の上には、太陽光パネルが設置されてあります。
ツインタワーからの景色。高さは結構あります。
結構な高さなんですが、鳥がここまで飛んできていました。
巣でもあるんでしょうか?
ツインタワーの内部を覗いてみると、オフィスになっているのが分かります。
こちらの滞在時間は15〜25分ほど。
その後86階に向かうのですが、一度に入れる人数が限られているため、1回遅らせることで滞在時間を延ばせます。
並んで待っている間、前方にいた4人組が何やら話をしていました。
聞きなれない言葉同士で話し、スタッフには英語で話しています。
どうもそのうちの1名はベラルーシのミンスクから来られたようで、
大阪や東京にもビジネスで来たことがある、というようなことを言っていました。
長崎がどうのこうのとも話していたようですが、日本の地名を聞き取るので精一杯でした。
スカイブリッジ入り口のフロア、何も置かれていないスペースがありました。
86階に向かう前に、まずは83階までエレベーターで移動。
83階でエレベーターを乗り換えるのですが、これは83階の通路にあったもの。
世界の高層ビルの比較図ですね。
ツインタワーはこれです。
エレベーターで86階へ。またもや解説が入ります。
その後は自由行動。ここは完全な展望室になっています。
さすがに高層階だけあって、先ほどのスカイブリッジよりも遥かに高いです。
窓からはツインタワーの先っぽも見えました。
そしてその奥にはKLタワー。
展示品もいろいろあります。これはこの周辺のオブジェ。
ツインタワーの模型。
他にも色々ありましたが、面白いのがこれ。
入場チケットをカメラの前でかざすと、ツインタワーの解説が表示されるというもの。
チケット上部のマークを識別して、それを自動的に立体表示しているようですね。
こちらの滞在時間は20分ほど。その後来た道を引き返して帰ります。
出口の手前にあるツインタワーのショップ。ここを出るともう引き返せません。
ツインタワー関連のグッズが揃っていますが、一部の商品はここでなくても買えるようです。
朝に並んでいた場所は、もうすっかり普通の広場になっていました。
1日目 プドゥラヤ・バスターミナル〜ゲンティンハイランドへ
ツインタワーの下はスリアKLCCというショッピングセンターになっています。かなり広いです。
奥にあった「Maybank」という銀行で、追加の両替を行いました。
レートは397。これは1万円で397RMということ。
8000円のつもりが、9000円渡してしまい、余分に両替してしまいました…。357.3RMをゲット。
その後、電車に乗って移動。
KLの電車はわりと綺麗な方かもしれませんね。
プラザ・ラヤット駅に到着。
案内板を頼りに向かった先は
プドゥラヤ・バスターミナル。ここは長距離バスが発着するターミナルです。
つい最近、改装工事が終了した建物です。
4階層くらいに別れており、一番下がバスストップ。2F、3Fは待合室。4Fがチケットセンター。
4Fに降り立つと、やたら客引きが声をかけてきます。
建物は新しいんですが、このあたりの人はすごい庶民的な感じがします。
前方にいたカウンターのお姉さんが呼んでいるので近づくと、どこへ行くんだ?というように聞いてきました。
「ゲンティンだ」と答えると左の方を指差して「Go Genting」の看板に行けとのこと。
軽く礼を言って、さっそく向かいます。
しかしここからが最悪でした。
このカウンター、やたら込んでいます。しかも大半が中国人のようです。
機会の調子が悪いのか、それともスタッフの手際が悪いのか、はたまた中国人がいちゃもんをつけてるのか。
とにかくなかなか先に進みません。
客は明らかに中国人が8割ほどを占めています。
横入りされないように列に並んで待つのですが、非常に時間がかかります。
様子を見ているに、どうやら品のない中国人の客がなにやら揉めているようですね。
チケットカウンターの人もそんなに洗練されていない庶民的な人であるため、非常に嫌そうにしています。
(日本では絶対に見かけないであろうくらい、心の底からガッカリした顔をしていました)
バスの出発時間は30分刻みなのですが、受付に時間がかかりすぎて、バスの出発時間が迫っているのですが、
バスに間に合わないことと、作業が遅いことに、多くの中国人が腹を立てて怒っているようなのです。
しかも中国人は、グループ分の人数をまとめて買おうとします。
1人分のチケットを発券するだけでも時間がかかるのに、まとめて7人くらい頼んだりしますので、余計時間がとられます。
しかも事前ではなく、窓口の前で相談しようとするため、客自体にも手際の悪さを感じます。
アジアのカジノ場は最早、どこも中国人によって汚されているような気がします。
待つこと30分でようやく私の番。しかしチケットを買う際、50RMを払ったのですが、もっと小額の紙幣で払え、とのこと。
細かいお金がないと言うと「お金を崩して出直して来い!」と、これまたすごく嫌そうな顔をして追い返されてしまいました。
私も中国系に見られているのか、さきほどの客の延長で店員も機嫌が悪いため、私もとばっちりを食らった印象です。
ここに限らず、額の大きなお金はお釣りに困るので受け取らないケースというのはあるのですが、
まさか30分も待って出直しとは、思いませんでした。
かなり不快な気分になりましたが、こちらもこの程度のことで一々腹を立ててられないので、
下にあった売店で水を購入し、お金を崩してもう一度窓口に並び直します。
するとやはりこの窓口だけ混雑していて、別の中国人グループがまたなにやら揉めている感じです。
スタッフの顔ぶれは、1名だけ変更されていました。さっきのスタッフには顔を見られているので、
その人に当たりたくないなと思いながら、またも待つこと20分で私の番。
今度は慎重に、値段がいくらなのかを紙に書いてもらいました。
9.6RM。今度は10RM払いますが、やっぱり小銭まで求めてきます。
ないと答えると小銭のお釣りが返ってきました。
チケットをくれたのは初見の人だったので助かりましたが、お釣りを返す人は先ほどの人。
その人に一応笑顔を向けてみましたが、またも怒った顔でこちらを睨んできました。
このあたりはまだまだ、庶民的な感じがしますね。
とにもかくにも、やっとバスチケットをゲットしました。
バスは運賃は安いんですが、チケットを買うのにこんなに苦労するとは思いませんでした。
もう、さっさとこの場所から立ち去りたい気分だったので、すぐにバスに乗り込むことに。
バス自体は比較的綺麗で、乗り心地もそこそこ快適ではありました。
自由席かと思って座っていたのですが、他の客が私の席を求めてきたため、どうやら指定席であったことが判明。
慌ててその席を離れ、笑ってごまかしましたが、向こうも笑って答えてくれました。
ここからゲンティンまではバスで1時間と少しほど。
バスに乗っている間は少しは休息を取れますが、正直先ほどの対応やら、またもや効き過ぎるエアコンやらで、
体も心も疲れっぱなしでした。早く宿に入りたい…。
マレーシアのバスの特徴なんでしょうが、日本では有り得ないくらいスピードを出してます。
ゲンティンは山の中にありますから道が曲がりくねっているのですが、
そのクネクネ道を結構なスピードで走りますから、その都度Gがかかってきます。
1時間後、バスが到着。
ここに発着するバス会社は1つだけのようですね。
ここはロープウェー乗り場になっていて、一番最下層がバスターミナルになっているようです。
カフェっぽいスペースもありました。
エレベーターで上に移動し、スカイウェー乗り場へ向かいます。
行く途中の土産屋。
チケットの窓口も少し混雑しています。
私はバスチケットにスカイウェーのチケットも含まれていましたので、並ぶ必要はありませんでした。
スカイウェーの手前にも店が並んでいるエリアがありました。
ゲンティンは遊園地で有名なので、こんなオブジェもありました。
こちらがスカイウェー乗り場。
いよいよスカイウェーに乗り込みます。
乗ろうと思えば8人くらい乗れますが、私はタイミングを見計らって1人だけで乗りました。
知らない人と乗ると落ち着きませんからね。
いよいよ出発。
スカイウェーというのは、森林の上を通るロープウェー。
ケアンズでも乗ったことがありますが、まさか別の地で似たようなものに乗ることになるとは。
眼下には森林が広がっています。
所要時間は15分ほど。移動距離は結構長いです。
スカイウェー自体も、まぁしっかりしたものではあります。
山の上にホテルが見えてきました。
高所恐怖症の私はちょっと怖かったですが、ようやく出口が見えてきました。
スカイウェーを降りたところ。
ここは案内板が沢山あるので、目的のホテルやカジノへはあまり迷わずに行くことができます。
敷地が広いので、ホテルに行くだけでも結構歩きます。
1日目 ホテル到着〜ゲンティン散策〜カジノへ
カメラを構える余裕もなく、20分ほど歩いたでしょうか、ようやく宿泊先のホテルに到着。
『Theme Park Hotel(テーマパークホテル)』です。
ロビーはこんな感じ。
チェックイン時間は15:00からでしたが、14:15の時点でチェックインが可能でした。
エレベーターに乗って客室へ。
やっとたどり着きました。部屋番号は9241。
荷物を降ろしてようやく人心地つけました。
スケジュールの都合上、初日がややしんどいのは覚悟の上でしたが、いろんな要素があって予想以上に疲れてしまいました。
そのまま少し寝て、やっと体調が少しは回復した気がします。
ちょっと落ち着いてきたので、部屋を撮影してみました。
こちらが入り口のドア。
ベッド。なぜかダブルとシングルの2つ。
ベッドの前にはテレビと、その横に冷蔵庫。窓際にはソファーがあります。
ドアと冷蔵庫の間はクローゼット。金庫も一応あるみたいです。怖くて使えませんが。
トイレとバス。トイレはちょっとだけ右にずれています。位置を中央に戻すことも可能でした。
マレーシアのトイレは右手でホースを持って流し、左手を補助的に使います。
そのため、ちょっと左にずれている方がやりやすいためでしょう。
マレーシアの人は紙を使わないため、外国人向けなのですが、
そもそも紙を流せるように作られていないため、流すと詰まる可能性があります。
使用済みの紙はゴミ箱に捨てる方がいいかもしれませんね。
しかもここのトイレは水の勢いが強めで、フタをして水を流すと、フタの裏と便座が濡れます…。
洗面所の蛇口はちょっとひねりにくいです。
横にはコンセントとコップと石けん。でもコップもちょっと汚れてます…。
バスタブなんですが、これが曲者。
シャワーの出は悪いわ、手すりはガタガタで外れそうになるわ、バスタブなのに壊れていて湯をためれないわ…。
結局シャワーくらいしか利用できません。
シャワーの横にあるのは、シャンプーとボディーソープを兼用できるソープなんでしょうね。
テレビの横にある鏡。その上の壁には装飾が。
そしてさらにその上に、なにやら矢印があります。
そう、これはメッカの方向。イスラム教徒がお祈りするときの方角です。
生まれながらのイスラム教徒であるマレー系の人口が多いマレーシアならではですね。
こちらは現在所持している飲食物。KLで買っておいたパンはこの日の夕食にしました。
この宿にはミネラルウォーターが2本付いていて、だいたいどんな安宿でも水は置かれているようです。
そしてベッドの横には大きな窓。目の前が遊園地になっています。
そして窓からは、かの有名なゲンティンホテルが見えます。
このカラフルな色合いと大きさから、ゲンティンのシンボル的なホテルになっています。
でも実は老朽化が進んでいて、サービスもそれほど質は良くないそうです。
大きすぎて、チェックインに1時間以上待たされるという話も聞きますしね。
ちなみに時間帯によっては霧が発生しますので、こんな感じでホテルも見えにくくなります。
この霧は自然現象であり、遊園地で発生させているものではありません。気候的なものです。
何よりこの部屋。本当に目の前が遊園地なので、丸見えです。
加えて窓を閉めても音が聞こえてきますので、遊園地オープン中は常にうるさいです。
絶叫マシンもあるので、よく悲鳴が聞こえてきます…。
アラームのような機械音が鳴り響いている感じです。
ここからは全容は見えませんが、一通りのアトラクションは揃っていそうですね。
この宿はそこそこグレードは高そうなホテルですが、いかんせん古いですね。
掃除はこまめにされているのですが、部屋は古いまま改装がされていない感じがします。
ホテルの外を散策します。こちらはロビーの横にあるレストランで、朝食会場でもあります。
ホテルの正面入り口。車で来た場合はここが正面になりますが、スカイウェーで来た場合はここは通りません。
いろんな方面に通路が延びていて、雨が降っていても安心して各施設へアクセスできます。
案内板もマークと英語で書かれてあるので、分かりやすいです。
もうクリスマスのシーズンですね。イスラム教徒が多いのにクリスマスは盛大です。
カジノへ行く途中にあったレストランの外壁。何が並んでいるかと言うと
パスタやマカロニなどの食材が透明な筒に入れられ、飾られているようです。
歩いていると、ゲームセンターの一画もありました。
ストリートファイターWとあります。マレーシアバージョン?
マクドナルドもありました。マレーシアはマクドナルドの店舗が多くて人気です。
何かとクリスマスのデコレーションがされているエリアが、ちょくちょくあります。
屋内遊園地の方へ向かってみます。
屋外には急流すべりっぽいものもあるようですね。
こちらが屋内遊園地の方。
アトラクションや店は結構あります。
ここはここで楽しそうですね。
よく分からないオブジェもありました。ちなみにミロはマレーシアで人気で、ミロのチョコスナックもあります。
フードコートも充実。
屋外遊園地の裏側に入ってきました。ここからは入場はできません。
各施設までは結構距離があります。ようやくホテルに戻ってきました。
屋外遊園地の入り口の側にホテルがあります。
こちらが遊園地の入り口。
ホテルのエレベーター。
散策はこれにて終了。
その後カジノへ向かいました。
カジノの入り口はこんな感じ。
ドレスコードがあると聞いていましたが、見張りの警備員は確かにいますが、それほど服装は厳しくないようでした。
ここはマレーシア唯一の政府公認カジノであり、このカジノの規模はマカオのどのカジノよりも大きいのだそうです。
といっても実際マカオには中大規模のカジノが複数あるのに対し、ここのカジノは大きな1箇所があるだけですから、
トータルで見るとマカオの方がカジノの総面積は大きいんですけどね。
案内板を見ると「カジノdeゲンティン」と「カジノモンテカルロ」の2種類あるんですが、
中が繋がっているので、出入り口はどこからでも入れるようです。
ただちょっと出入り口が小さめで、意識せず歩いているとカジノに気が付かないかもしれません。
カジノ内は中国系と、中国から来た人が大半でした。
そもそもイスラム教ではカジノが禁止されているため、マレー系のお客は一切いません。
その割にはトイレの看板がマレー語で書かれているというのが変な話です…。
スタッフにはマレー系っぽい人もいるのだと思いますが、このあたりの感覚がマレーシア流ですね。
この日はどうも勝てる気がしなかったので、ルーレットで10RM負けたところで止めておきました。
ちなみにルーレットでの最も低いミニマムベッドは10RMでした。
正直、初日の今日は心も体もだいぶ疲労がたまっていたので、調子も上がらずじまいでした。
こんな調子で大丈夫かなと思いつつ、1日がなんとか終了したことに安堵していました。
この日は早めに寝て、とりあえず明日の朝はのんびり休むことにします。
…外の遊園地の音がうるさくて、寝にくかったですけどね…。
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