第63回 正倉院展
●毎年秋に奈良で公開される正倉院展。今年は第63回目。
シルクロードの東の終着点・奈良には、貴重な宝物が今も眠っていた。
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第63回 正倉院展 目次
タイトル | 旅行日時 | 都道府県 | 旅行先・観光したもの | 移動 手段 |
メンバ ー |
備考 |
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第63回 正倉院展 | 2011/10/31 | 奈良 | 正倉院展、奈良公園、近鉄奈良駅 | 電車 | 友人 1名と |
プチ旅 |
近鉄奈良駅〜奈良公園へ
毎年この時期になると開催されるのが「正倉院展」。
正倉院とは世界遺産にも登録された、古代の美術工芸の粋を集めた作品が多く収められた蔵で、普段は立ち入り禁止で
非公開なのですが、この時だけは特別に「奈良国立博物館」で貴重な宝物の一部が一般公開されます。
公開される宝物は毎年異なり、今年は特に初公開の品が多く展示されるとのこと。
(実は共催している読売新聞の購読者であれば、申請すれば事前にチケットをもらうことができます)
今年は友人と一緒に見に行ってきました。
正倉院展の内部は撮影禁止なので写真はありませんが、その模様をレポートします。
到着したのは近鉄奈良駅。
看板を見ると、左がバスで右が徒歩。目的地ではなく、交通手段で分かれていて混乱しました。
とりあえず徒歩なので東出口に向かいました。
改札を抜けてすぐのところには、観光案内図がありました。しかも案内図の前にはマップが山積み。
各方面の地図が分けて積まれています。確かにこうすれば、自分で選んでサッと取れますね。
観光客も皆、探してすぐに取り出していました。
期間中だからか、駅のお土産売り場は「正倉院展フェア」が行われていました。
こちらは改札前の土産屋。
階段を上り、1Fへ。
駅の建物を出たところ。
このあたりから、20年前にも確かにここに来たという、懐かしい感じが蘇ってきました。
看板がかかっているんですが、駅がまるでテナント状態です。
駅の前にあった郵便ポスト。駅に近いので観光仕様。
駅を出てすぐに噴水があります。その前にはお坊さんが立っています。
噴水の側には「ひがしむき」商店街。でも実は南北に結んでいます。
商店街の中へ。ここは地元の人も観光客も通ります。
商店街を抜けたところ。ここも観光客に人気。
山崎屋本店。奈良漬で有名なお店です。奈良漬は奈良県民はほとんど食べず、専観光客のお土産用。
商店街の前の道路。友人と合流して、この坂を上っていきます。
坂はゆるやかなので、そんなにきつくありません。
このあたりはもう奈良公園です。右を見ると早速鹿を発見。
奈良公園〜正倉院展へ
敷地内に入りますと、鹿が固まっていました。
数はそれほど多くないんですが、すっかり人慣れしているため、気ままに振舞っています。
当日のチケット売り場は非常に簡素なもの。
ここに来る9割近くの人は既にチケットを持っているので、買う人がほとんどいないのです。
早速、正倉院展へ入ります。平日なのに人はやや多め。
奥に見えるのは団体観光客のようです。ツアーでしょうかね。
待ち時間は1分もなく、意外とスムーズでした。
館内は撮影禁止なので、入り口を撮るので精一杯。
中に入ると、平日の割には人が多く入っていました。(客のほとんどはご老人ばかりでしたが)
展示物の前には人が多くいたため、なかなかじっくりと見るのは難しかったです。
平日とはいえ、オープン2日目ですから、この人の多さは仕方なかったかもしれません。
ですが休日ともなると、身動きが取れないほどの人ごみになりますので、
自由に動き回れた分、多少は余裕があったかもしれません。
展示されていたものの一部を、資料写真で紹介します。
碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえのはこ)
金銅華鬘形裁文(こんどうのけまんがたさいもん)
黄熟香(おうじゅくこう)
十二支八卦背円鏡(じゅうにしはっけはいのえんきょう)
ゆっくりと時間をかけて見たいところでしたが、人が多すぎて見れないものもありました。
まぁ、これも正倉院展ではよくあることです。
出口を出たところには、庭園のような広場がありました。
正倉院展、待ち時間0分とあります。
内部は人が多かったですが、入場規制がないということは、今日は少ない方なんです。
休日はもっとすごい人になりますからね。
出口のすぐ近くには無料休憩所がありました。
また鹿が固まっていました。ここの鹿は本当に人をあまり気にしません。
逆に鹿せんべいをねだりに寄ってくるのもいます。
公園の敷地内を鹿は自由に動き回っています。
道路のすぐ横にこうやって座っていたりします。
駅までの途中、道路の下を抜けるトンネルが整備されています。行きもここを通りました。
駅の途中、ここにも休憩所が設けられていましたので、一休みすることに。
日陰の席を選んで座ると、なんと側に鹿がいました。じっとしていたので気が付かなかった。
しばらくすると餌をねだりに接近。我々のテーブルの足元まで首を伸ばしてきました。
ここまで来ると図々しいですね。
私が正倉院展に来たのはこれで3回目ほどですが、そのためかあまりじっくり見たという感じではありませんでした。
しかし、それはそれで満足しているというのが、不思議な感覚です。
今回久しぶりに電車で奈良に来れて、およそ20年前の記憶が蘇ってきたようで懐かしかったです。
昔と比べ、奈良は随分と新しくなりました。そのうちJR奈良駅にも訪れたいと思っています。
京都に観光客をとられがちでも、奈良には奈良のよさがあります。
正倉院展というイベントもあることですし、是非これからも、奈良に人が集まってほしいものですね。
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