鹿児島とえびの旅行
●鹿児島県民の誇り桜島は、噴火も盛んで存在感抜群。
偉人も多く、島津に暗君なし。人も黒豚も誇るべき宝だ。
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鹿児島とえびの旅行 目次
- 1日目 鹿児島到着まで
- 1日目 A-Zスーパーセンター
- 1日目 知覧〜鹿児島タウン
- 1日目 仙巌園
- 1日目 城山展望台〜鹿児島中央駅へ
- 1日目 黒豚しゃぶしゃぶ〜鹿児島中央駅内〜ホテルへ
- 2日目 桜島フェリー〜桜島ドライブ
- 2日目 天文館〜鹿児島ラーメン〜霧島神宮〜霧島温泉「霧島ホテル」
- 2日目 宮崎:えびの高原
- 鹿児島で感じたこと
- 今回の旅行の経費
タイトル | 旅行日時 | 都道府県 | 旅行先・観光したもの | 移動 手段 |
メンバ ー |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
鹿児島とえびの旅行 | 2011/05/29 〜05/30 |
鹿児島 | 知覧、AZ、仙巌園、城山展望台、 桜島ドライブ、霧島神宮、霧島温泉 |
飛行機 +レンタカー |
友人 1名と |
フリープラン ツアー |
宮崎 | えびの高原 |
1日目 鹿児島到着まで
一度は行ってみたかった鹿児島に、今回行くことができました。
鹿児島は大阪からだと車でも電車でも遠い位置にあるんですよね。
行くとなればどうしても、新幹線や飛行機ということになります。
今回、九州新幹線の開通によって、九州方面へのツアーが価格競争で安くなっていましたので、
これまでよりも安く旅行することができました。
鹿児島は車がないと動きにくいということで、レンタカーも借りてドライブがてら、各名所を堪能してきました。
出発の時点で鹿児島あたりに台風2号が接近していたため、
一時はどうなることかと思っていましたが、いきなり予想外の展開から幕を開けました。
伊丹到着後、車を預けて空港へ。この時点ですごい雨でした。
伊丹からの便は概ね予定通りのフライトとなっており、宮城、屋久島などの一部地域は欠航が決まっているようでした。
(なぜ宮城が欠航なのかは不明ですが…。)
我々は7:45のフライトで、このタイミングで飛ばなければ台風が心配な時間帯。
事前のアナウンスで、台風による天候の悪化により、鹿児島空港の上空にたどり着いたとしても、
鹿児島空港に着陸できるかは不明で、場合によっては福岡空港に緊急着陸、
もしくは伊丹空港まで引き返す可能性があります、という告知がされていました。
搭乗開始後、いつもはそのまま飛行機まで通路を通って直接入れるんですが、
今回はバスにて飛行機まで移動することに。これは始めての体験でした。
すごい雨の中バスに乗り込み発車したのですが、飛行機の手前でバスが急停止。
どうしたものかと待っていると、どうやら整備不良のため、待機せざるを得ないとの事。
1名、怒り心頭のオジさんがいましたが、まぁ気持ちは分かります。
結局、飛行機に故障箇所があるとのことで、一端引き返すことに。
また待合室に戻ってきましたが、お詫びとして売店で使用できる500円の金券をもらえました。
これも初めての経験。というかこんなの貰えるもんなんですね。
待っている間、早速500円券を使って530円の買い物をしました。
(買ったのは水と今度行くケアンズ用の非常食。結局持って行きませんでしたが)
まぁ我々としては今日中に鹿児島に行けるなら多少時間が遅くなってもかまわないのですが、
台風が心配なので、そもそも無事に着けるかどうか、という不安がありました。
8:20のアナウンスで、整備が完了したのでもう数十分で入れるとのこと。
再度バスに乗り込んで飛行機に向かいます。
これまた小さい飛行機で、このタイプの機体に乗るのもまた初めてのことでした。
結局、空港を離陸したのは8:50。当初の予定より1時間少し遅れています。
さて後は、無事に着けるかどうか…。
飛行機にはモニタがなかったので、今どの辺りを飛んでいるのかも不明。
まぁ、あとはなるようにしかなりません。
待つこと1時間、順調にフライトは進んでいるようで、窓から外を眺めてみると、
どうやら鹿児島上空と思われる景色が広がっていました。
本当に台風が来ているのか?と思うほど、外は随分穏かでした。
どうやら鹿児島空港への着陸も問題ないようです。
そして無事、鹿児島に到着成功。
飛行機から出ると、またもやバスが待っていました。バスに乗り込みターミナルへ。
鹿児島空港は意外とそこそこ広く、綺麗な建物でした。
預け荷物がなかったのですぐに外に出、レンタカー会社に電話。
すると、国内線と国際線の間のエリアに向かいますとの事。
場所がよく分からないのでインフォメーションの人に聞いて移動。
空港の外に出ると青空が広がっていましたが、風はかなりきつかったです。
台風が今どのあたりにいるのかも分からないまま、送迎車に乗り込んでレンタカー会社へ。
手続きを済ませてレンタカーに乗り込みます。
カーナビが古いということもあり、最初の目的地までなかなかナビができずに戸惑いましたが、どうにか出発。
いよいよ鹿児島の旅がはじまります。
1日目 A-Zスーパーセンター
まず向かうはA-Zスーパーセンター。(以下A-Z)
これは鹿児島県民御用達の大型ショッピングセンターで、
ガイドブックにも載っていないので、県外の人にとっては知る人ぞ知る穴場。
私もケンミンショーを見るまでは、この施設の存在自体知りませんでした。
カーナビがアテにならないので、国道沿いを走りながら探すと、見つかりました。
これがA-Z。
A-Zは隼人店、阿久根店、川辺店などいくつか店舗がありますが、その中でこの隼人店は最も広大な施設。広さはなんと26,343平米。
超大型ショッピングセンターなんです。
この施設のすごいところはいくつかあります。
まず店舗は社長の意向ですべて平屋建てになっています。
その理由は、牧尾英二社長いわく「(高齢者にとって)階段の上り下りは煩わしいだけ」。
そして品揃えの豊富さ。
何せ要望があった商品をほとんど陳列するため、例えば醤油だけでも棚1〜2列がまるごと醤油のみ。
こちらはドリンク売り場。
3〜5棚くらいはこんな感じで並びます。
なんと関西でお馴染みの、「みっくちゅじゅーちゅ」まで完備。
ここに来れば、鹿児島県民が欲しいものは大抵あります。
食品だけではありません。五右衛門風呂もあります。
そしてびっくり、車まで販売しています。
しかもそこそこ売れてるそうです。
この日は日曜日だったということで、家族連れも多く来ていました。
鹿児島の人たちは、日常的にここを利用しているようですね。
おっと、私の好物のヨーグレットを発見。
そして大阪では見ないタイプの商品も。
つい衝動買いしてしまいました。(最近大阪でもこれ見ますが)
フードコートまで移動して昼食。ここはそれほど広くありませんでした。
事前に調べていた黒豚とんかつというのがメニューになかったので、
悩んだ挙句、黒牛が入っているかもしれないという期待を込めて、牛丼を頼みました。
黒牛かどうかは分かりませんでしたが、なかなか美味しかったです。
少々油が多めで、食べ終えた後に丼の底に油が少し溜まっていました。
相方は中華丼を頼んでいました。
フードコートの隣のゲームセンターを軽く冷やかし、車へ戻りました。
鹿児島という、決して人口が特別多くない地域に、これだけの規模のショッピングセンターを
数店舗構えるというのは、天晴れとしか言いようがありません。
鹿児島に来たら訪れたかった施設を、早速堪能できました。
風が強いですが快晴で、どうやら台風の影響はほとんどないようです。
この時点で台風は四国の南あたりだったらしいです。
道路際にはこういう植物も植えられていて、南国情緒があります。
1日目 知覧〜鹿児島タウン
雨と風がまだ残る中、高速道路に乗り、一路、知覧へ。
知覧周辺は鹿児島タウンの南で、やや雨と風が強く残っていました。
知覧は武家屋敷郡で有名な観光地帯です。
こんな感じで、それっぽい雰囲気が漂っています。
一応、所々にこんな案内板は立っています。
7箇所ほど、庭園を開放している場所があって、そこを歩いて見て回るという感じです。
知覧は観光地のはずなんですが、何ともつかみ辛い場所でした。
辺り一帯が観光エリアではあるんですが、中には普通の民家もあり、
道が少し入り組んでいて、順路もあるにはありますが、あってないようなもの。
入場料も強制的な徴収は行われておらず、入場料を受け付けている
いくつかの場所に1回のみ支払い、パンフレットを片手に観光するというもの。
駐車場も無料の場所と有料の場所があり、極端な話、入場料を支払わなくても見て回れてしまいます。
ただツアー客などはそこそこ立ち寄る場所のようで、観光バスも停まっていました。
タクシー運転手が観光ガイドを兼ねているケースもあるようで、
ここが鹿児島を代表する観光地の1つであることは確かなようです。
しかし我々はレンタカーで個別にここまで来て、観光ガイドもおらず、
ガイドブックにも詳細が書かれていないため、どうにもイメージが沸きませんでした。
じっくり見ると2〜3時間はかかる場所だと思うんですが、
飛行機が遅れたこともあり、結局十分な時間も取らず後にすることに。
高速を通らず地道で、鹿児島タウンへ向かいます。
鹿児島市外は大型施設が多くありそうですね。A-Zもその下地があったのでしょうか。
街の中心に向かっていくと、だんだんと店も多くなってきました。
いよいよ市内に近づいていきます。路面電車が現れました。
この路面電車の線路沿いを進めば、鹿児島中央駅まで行けるはずです。
路面電車の線路に芝生が植えられています。駅は近いです。
鹿児島中央駅に到着。この観覧車に乗ると鹿児島を一望できるそうな。
中央駅や天文館は後ほど見るとして、そのまま北上し、仙巌園を目指します。
これは「鹿児島中央駅」ではなく「鹿児島駅」。「中央」が付かない方ですね。
1日目 仙巌園
仙巌園に着きました。
ここは薩摩藩主島津氏の別邸跡とその庭園で、「篤姫」でおなじみ「天璋院」が僅かな期間、過ごした場所でもあります。
受付でクーポンを掲示。1000円が900円になりました。
受付で、どこから来たのか?というアンケートも実施しているようで、私の前のおばさま方は京都から来られたそうです。
仙巌園は本当に観光に力を入れています。
こちらは入り口の看板。土産物屋にも中国語や韓国語表記がありました。
ここは庭園の散歩と展示物の観覧がメインです。
まず入り口には鎧兜が飾られ
ちょっと歩くと大砲や船が置かれていました。
近代薩摩焼発祥の地、の石碑もありました。
土産物屋もいくつかあって、熱心に商売されていました。
ここ限定と思われる商品もあり、地域ブランドの確立を目指しているようでした。
これからの地方自治体は、こうやって生き残らなければならないのでしょうね。
この施設のメインは、やはり景観と桜島の景色でしょう。
庭園から見る桜島。
この屋敷は1500円の御殿コースに申し込んだ場合に入ることができます。
+抹茶とお菓子がつくそうです。
我々は入りませんでした。
いかにも庭園らしい風景です。
ちょっと奥の方に入っていくと、大河ドラマ篤姫で撮影されたセットが置かれていました。
これは水を浄化する施設なのだとか。
水を溜め、ある程度の重さになると自動的に上下する仕組みの杵。
こういうのも当時からあったんでしょうか。
仙巌園の中には売店&ギャラリーもありました。
こういう観光施設の中に、よく作ったものです。
売店の方では、屋久杉を加工した製品が沢山並んでいました。
良い値がしますが確かに物は良さそうです。箸などはすごく軽かったです。
ギャラリーの方は、ガラス細工が並んでいました。
かなり高価でしたが、薩摩ガラスは確かに綺麗です。
出入口の方へ向かうと、両棒餅が売っていました。
多分、御殿コースに付くお菓子というのは、これのことでしょう。
買ってみました。
棒が2つ付いた、味もまんま、みたらし団子です。
仙巌園は鹿児島タウン近郊の代表的な観光地だけあって、ツアー客も大勢いました。
資源を無駄にせず、しっかり観光に力を入れているんだなと感じます。
その後、売店で土産を買って帰りました。
土産屋の人も商売熱心です。試食も沢山できました。
次へ向かう途中の踏切。
味のある黒い列車です。JRもいいもの持ってますね。
1日目 城山展望台〜鹿児島中央駅へ
車を走らせ、城山展望台へ。
車を駐車場に停め、順路を歩いていくと、展望台にたどり着きました。
ここからの桜島の景観は、素晴らしいの一言!
この日は台風が来てましたから雲が多かったですが、それでも見事です。
桜島ビューポイントとしては、ここが鹿児島1ではないかと思います。
ここは夜景スポットでもあるそうですが、今回は夜には来ませんでした。
しかもちょうどこの時、桜島が噴火していました。
右の方に黒い煙が上がってるのがそれですね。
さらにこの展望台からは、桜島のみならず、鹿児島タウンも一望できます。
南九州一と呼ばれる鹿児島の町並みも、広く見渡すことのできる優れた展望所でした。
帰り道、立ち寄った土産屋の敷地内に、西郷さんの像があったのでパチリ。
西郷さんは鹿児島では「せごどん」と呼ばれています。
ここにはちょっとした洞窟もあって、中には西南戦争の資料などが展示されていました。
市内にある西郷隆盛銅像も見に行きました。夜はライトアップされるのかな。
鹿児島には偉人の像が沢山ありますが、少なくとも西郷さんの像は見ておかなくては。
西郷隆盛誕生地も訪れました。
ここは石碑があるだけでした。
その後、ホテルにチェックイン。
車を駐車場に停め、徒歩で鹿児島中央駅に向かうことにしました。
途中にあった大久保利通像。
鹿児島には本当に多くの偉人像があります。
西郷隆盛像、大久保利通像の他、東郷平八郎像、天璋院像、島津斉彬像などなど。
偉人以外にも、ちょっとした彫刻や、観光客向けのオブジェ的な像まで、小さいものから大きいものまで、膨大な数の像があるようです。
このことからも、観光に力を入れているということが窺えます。
鹿児島中央駅に着いた頃、もう日が暮れようとしていました。
鹿児島中央駅は、九州新幹線開通にあわせて、リニューアルしたようですね。
まさに南の玄関口となりました。
駅にはショッピングセンターも併設。
東日本大震災でセレモニーは中止になりましたが、九州新幹線の開通に、鹿児島は大いに期待を抱いているに違いありません。
1日目 黒豚しゃぶしゃぶ〜鹿児島中央駅内〜ホテルへ
駅の散策は軽めに済ませ、夕食を食べにいきます。
今回チェックしておいた店は、黒豚しゃぶしゃぶが食べられる「六白亭」。
肉好きな私としては、何としても黒豚は頂かなくては。
さっそくしゃぶしゃぶを注文。1段目が野菜で2段目が肉。
ゴマを磨り潰してお好みでかけます。見るからにうまそうです。
薄くスライスされています。豚肉とは思えない見た目です。
これは美味しい!!
さすが、昔から九州が誇ってきた味だけあって、豚でこの美味さはなかなかありません。
まるで牛肉のような歯ごたえで、味は旨みが引き立った豚肉。
私が小さい頃によく連れて行ってもらった大阪の難波にある肉料理屋で、
「宗右衛門町 鍋茶屋」という店があるのですが、まさにその味に近かったです。
その店は黒毛和牛しゃぶしゃぶを出していました。やはり黒豚は黒牛に近いんでしょうか。
地元ネタですみません。
さつま揚げと黒豚ウインナーも注文しました。
どちらも大変美味しかったです。黒豚ウインナーは高級な味がしました。
串焼きも注文。黒豚のトンカツもいただきました。
この黒豚トンカツ、味はまさに大阪が誇るトンカツ屋「KYK」の味に近いです。
ジューシーで歯ごたえも良く、肉自体の旨みが引き立っていました。
サツマイモは普通に全国で出回っているものと大差ないですが、こちらのサツマイモは少し甘めで美味しいです。
お酒大好きな相方は、芋焼酎を堪能していました。
鹿児島ではお酒というと9割が芋焼酎だそうです。
下戸の私も少しだけ味見させてもらいました。素人でも芋と分かる味でした。
満足に夕食を終え、歩いて駅の方へ向かいます。
途中、裏から見た観覧車。ライトアップされてます。
結局観覧車には乗りませんでした。
私は乗って景色を見たかった気持ちはありますが、男2人で乗るもんじゃないですしね。
こちらはビックカメラ方面からの鹿児島中央駅。
駅にも銅像がありました。小里貞利先生と書かれています。
解説を読むと、九州新幹線鹿児島ルートの早期着工・完成に尽力されたそうで、小泉純一郎元首相がこれを称え、顕彰されたそうです。
駅内部。日本最南端の新幹線発着駅です。
鹿児島まで新幹線が開通した意味は大きそうです。
これからも利用者が増えて欲しいですね。
改札を出てすぐにある「みやげ横丁」。
ここの店員さんも皆、商売熱心です。いくつか土産を購入。
鹿児島の土産屋は、さつま揚げ屋が必ず数店舗ありました。
黒豚まん。美味そうだったのでつまみ食いしました。
暗くなってきたので、路面電車に乗って天文館へ。
路面電車は運賃も安く車内は綺麗で、市民の足としてしっかり利用されている交通機関です。
駅と駅との間隔が短く、目的地にあわせて楽に移動できます。
天文館駅で降りてアーケードの方に向かいましたが、今日はもう夜遅いということもあって、店はほとんど閉まっていました。残念。
アーケード内にもこんなものがありました。市内歩きをしていてもちょっとした観光ポイントがあるとは。
仕方ないので、ブックオフだけ冷やかして、この日はホテルに戻りました。
天文館のブックオフにはいい掘り出し物があったので満足。
大通りにも観光用の像が。どんだけ力入れとんねん。
本日の宿は、ブルーウェーブイン鹿児島。
部屋は普通のツインルームでした。
ホテルのすぐ隣が直結でファミリーマートになっています。
寝る前に、明日の朝食やらの買い物を済ませます。
桜島フェリーのチケットの買い方を店員さんに聞くと、熱心に対応してくれました。
ここでは結局、片道の分しか買えなさそうで、フェリーの近くのコンビニで買おう、ということになりました。
明日の準備を済ませてすぐ、さっさと寝ました。
UEFAチャンピオンズリーグ決勝を生で見てましたので、この日は眠かったんですよ。
2日目 桜島フェリー〜桜島ドライブ
翌朝、5:30起床。
早いですが各所を色々見て回るのに時間が要るので、仕方がありません。
身支度を整え、朝食を済ませてすぐにチェックアウト。
ホテル外観。
この日は早速、桜島ドライブへ出かけます。
早朝、早い時間だったので、道路はガラガラ。
フェリー乗り場へ向かいつつ、ローソンを見つけて中へ。
店員さんに教えてもらいながら、なんとか割引価格で往復のチケットを購入。
フェリーのチケット回収場は桜島側にしかなく、行きはそのまま船に乗って、桜島で降りてからチケットを渡し、
帰りは先にチケットを渡して船に乗るのだと、親切に教えてもらいました。
フェリー乗り場に到着。
さて、ここからどうやって船に乗り込むのか?と近づいていくと
係員がいましたので、誘導されるままに船内へ。
すごくスムーズに、ほぼノンストップで車ごと船内へ。
そして誘導された位置に駐車。すぐさま車止めが置かれます。
乗船はこれだけで終了。あまりにもスムーズだったので拍子抜けしました。
車を降りてそのまま船内へ。
どうやら3Fが客室となっているようで、既に多くの人が座っていました。
この時間でも乗客は結構いますので、観光客のみならず、地元の人の足としてもフェリーが日常的に使われているということでしょう。
船内は食事もでき、このときは閉まっていましたが売店もありました。
最上階に上がり、桜島を眺めます。
サッカー元日本代表の前園さん曰く、フェリーに乗ってだんだん近づいてくる桜島が最高、とのこと。
確かに迫力があって、さらに朝陽に照らされた桜島は、存在感がありました。
これほど狭い着岸エリアでも、着岸はスムーズでした。
普通、この大きさの船を狭い岸につけるのには、かなり苦労するはずです。
やはり毎日のように行われているだけあって、船の操縦士の腕前はかなりのものですね。
到着したので車に戻ってみると、既に多くの車が発進していました。
これはまずいと急いで車に乗り込み、我々が船を後にしたのは一番最後でした。
出港から到着まで、これほど素晴らしくスムーズで手際のよい船はなかなかないですねぇ。
車を走らせ、とりあえず近くの駐車場に車を停め、ルートを確認。
まずは桜島ビジターセンターに向かいましたが、朝早い時間なので、どうやらまだ開いてないようです。
車を降りてセンターの前にある公園を歩きました。
ここには足湯がありましたが、掃除中でした。
そのまま遊歩道を歩いてみることにします。
この辺りは桜島の岩石が多く転がっており、海岸もほとんどが岩でした。
この下に元々、鳥島という島があったそうなんですが、桜島の噴火によって、溶岩で埋め立てられてしまったそうです。
桜島はやはり、幾度もの噴火で地形が変化してきたんですね。
車に戻って移動。次に訪れたのは叫びの銅像。
鹿児島出身の長渕剛がこの地でコンサートを開いたときに、記念して作られたモニュメントだとか。
叫んでます。ちょっと不気味。
続いて車を走らせ、次の休憩所へ。
やはりまだ早い時間帯ということもあって、売店は閉まっていました。
桜島には各所に退避壕があります。ここのものは少し大型。
バス停ほどの広さのものも点在していました。
大きく噴火した時、飛んでくる岩石を避けるため、ここに逃げ込むんでしょうか。
この休憩所は展望台がありました。階段を登っていきますと
桜島が近くに見えました。
少しここで休憩後、再び出発することに。
どうやら売店も開店準備を始めたようです。
そして1人の男性がバイクを駐車場に停め、展望台へと向かっていきました。
見るとバイクには四条畷市(大阪府の北東部)のナンバーが付いています。
バイクの一人旅で、ここまで走ってきたのかもしれませんね。たいしたもんです。
どんどん行きます。
分かれ道があったので右折すると、どうやら桜島を離れてしまうようで、本島の方面へと行ってしまいました。
あわてて引き返し、桜島方面へ。
しかしこれで、桜島が陸続きになっていることが実感できました。
(元々、桜島は離島でしたが、噴火によって陸続きになったそうです)
橋と桜島。こんな光景はここからしか見られないかも。
次の展望台に到着しました。でもここも閉まってます。
看板はかなり歓迎しているんですがね…。鶏が鳴いていましたので、人はいるんでしょう。
ここでも大阪ナンバーの車を発見。
どうやら定年退職されたご夫婦が、車でここまで来られたそうです。
台風が来ていたときは指宿にいたということで、時間をかけて散策されているのでしょう。
ひょっとして桜島は大阪率高いんでしょうか?
さて出発しようかという瞬間、いきなり桜島からもうもうと煙が。
どうやらまた噴火したようです。
目を離した隙に突然噴火が始まるというのが、ここの日常のようです。
前日も噴火していましたから、こんな状況でドライブできるのかと思っていましたが、きっとこんなことはしょっちゅうなんでしょう。
ドライブを続けます。次は湯之平展望所。
ここはちょっと山の奥へ5kmほど走ります。
ここからの桜島の眺めも見事なもんですね。
展望所の施設内には売店と、ちょっとした桜島の歴史パネルが展示されていました。
桜島は1万年以上前から噴火を繰り返しているようで、歴史が長いです。
車を引き返し、知らぬ間に素通りしていた海岸沿いの展望所へ移動。
ここからは霧島連山が見えるのですが、あまりたいした景色ではありませんでした。
どうやら一周ぐるりと桜島をドライブできたようです。
朝に訪れた桜島ビジターセンターに行くと、オープンしてました。
ここでは売店の他、桜島がよく分かる資料が展示されていました。
やはり桜島が噴火することは日常茶飯事のようです。
鹿児島の人は桜島と共にあるんですね。
センターの前の公園には、足湯も再開していました。
桜島は火山ですから、やはり温泉もあるんですね。
3時間半ほどの滞在でしたが、十分に桜島ドライブを楽しむことができました。
フェリーに乗り込み、鹿児島タウンへ戻ります。
今度は到着より少し早めに車に戻ったので、着岸後スムーズに車を出せました。
2日目 天文館〜鹿児島ラーメン〜霧島神宮〜霧島温泉「霧島ホテル」
昼食を食べに、再び天文館へ。
まだ時間があるので、散歩がてらアーケードを歩きました。
やはりここは鹿児島随一の繁華街とあって、店も多く立ち並んでいますね。
土産屋を覗きつつ、天文館公園の方へ移動。
途中で店を間違えたことに気が付き、引き返しました(笑)
そして今日の昼食は、当初は昨日の晩に食べる予定だったもの。
鹿児島ラーメン「豚とろ」
煮卵をトッピングしてラーメンを注文。
味は醤油が強めの豚骨醤油ラーメンという感じ。
鹿児島ラーメンは店によって味にかなり差があるそうです。
ここのはガイドブックにもよく乗っているお店で、なかなかいけました。
豚チャーシューが柔らかく、とても美味でありました。
その後、天文館で土産のさつま揚げを購入。
一路、高速道路に乗り、霧島方面へと向かいます。
当初、台風と新燃岳の噴火の影響で見合わせていたのですが、結局行くことになりました。
霧島連山の方へ進んでいきます。
予想していなかったのですが、どうやら、かの有名な高千穂峰も見れるそうです。
どこかの展望台でゆっくり見たかったのですが、位置的にしっかり見られたのは道路の上でした。
これが高千穂峰?まさか見れるとは思えず、ちょっと感動です。
山が砂色に覆われてます。ひょっとして新燃岳の噴火の影響?
そのまま山道を進み、まず到着したのが霧島神宮。
ここも来たかった場所ですが、本当に来れるとは思っていませんでした。
しかし、大変残念なことに、中央部分は工事中でありました。
んー、残念。正面からの写真を撮りたかったんですが…。
側面を通って中へ。折角なのでお参りしてきました。
工事中であれば仕方ないと、散歩もそこそこに引き返すことに。
隣にあった新神楽殿は工事はしていませんでしたので、そこも見学。
といっても中には入れなさそうでした。
どうやらここは、車の交通安全を祈願できる場所のようで、正面に車を停めて行われるようです。
とここで、先ほど祈った時の「負の」ご利益が。
なんと、私の眼鏡の片方のツルが、ネジが緩んでいたようで、とれてしまいました。
さっきまで普通に使っていたのに、なんてことだ。
「神々の力をお貸し下さい」なんて不純な参拝で、バチが当たったんでしょうか…。
まあ仕方ないので、とりあえず駐車場へ引き返します。
このあたりは木々が生い茂り、パワースポットという感じがします。
次に向かうは霧島温泉。やはりここまで来たら入らないといけませんね。
今回は、事前の調査で最も良さそうだった、霧島温泉ホテルへ。
前身の旅館は坂本龍馬夫妻も訪れたといわれるホテルです。
なかなか良さそうなホテルでした。宿泊客でなくとも温泉のみ入ることができます。
フロントには、坂本龍馬ゆかりの品が展示されています。
温泉までは、旅館やその周辺の紹介パネルが多く展示されていました。
温泉は当然、写真撮影は禁止ですが、事前のパンフレットの通り、豪華な温泉でした。
混浴ではありましたがこの時はおっさん数名のみで女性は0。まぁ別に期待していません。
硫黄分を含んだ温泉は数種類あり、大変堪能することができました。
どういう温泉か気になる方は、「霧島ホテル」の公式サイトをご覧下さい。
温泉内部はだいたい見た目どおりです。
2日目 宮崎:えびの高原
温泉の滞在時間はやや短くなりましたが、まだ時間もあるということで、急遽、宮崎県側のえびの高原に向かうことに。
まさか今回の旅行で、宮崎にも立ち寄るとは思っていませんでした。
えびの高原とは霧島屋久国立公園の一部で、年間約80万人の観光客が訪れるといわれる場所です。
各山の登山、トレッキングの拠点となっている他、遊歩道も整備されており、
景観の良い場所が広がっていて保養地にもなっている場所です。
実際、何名かのご老人方がゆっくりと散策を楽しんでおられました。
霧島屋久国立公園は、日本で最初に指定された国立公園の1つです。
霧島からえびの高原は10数キロの距離でした。十分寄り道できる範囲内です。
早速付きました。このあたり一体は散歩を楽しめるエリアになっているようです。
少しドライブして、不動池も見に行きます。綺麗な池です。
ここは絶好のドライブスポットですね。
所々に車を停めて見るスポットがあります。
こちらには、日本最初の国立公園 えびの高原 と書かれています。
さらにこちらは、新燃岳の登山口。
当然ながら封鎖されています。
まさかニュースで話題になっていた、大阪からは遠い場所にあるというイメージの、この新燃岳まで来るとは思っていませんでした。
火砕流に襲われるとひとたまりもないので、最低3km以内に近寄ると危険ということのようです。
先ほどの場所に引き返すと、なんと道路に鹿がいました。明らかに餌をねだってます。
そういえば先ほど「鹿に餌を与えないで下さい」の看板があり、
こんなところに鹿なんて来るのか?なんて思っていましたが、本当にいました。
かなり餌を欲しそうにしてましたが、禁止されているのなら、無視するしかありません。
帰り道、新燃岳がギリギリ見えそうなスポットがあったので停車。
ちょっと木々が邪魔ですが、このもっこりした先端の山が新燃岳です。
近くに住んでいそうなおじさん2名も、山を眺めていました。
帰り途中の道路には、やはり新燃岳に向かうルートの道路が封鎖されていました。
空港へ向かう途中、綺麗な滝があったのでこちらにも立ち寄りました。
九尾滝というそうです、綺麗な滝ですね。
さてもう空港に向かおうかと思った矢先、さらに寄り道スポットを発見しました。
この塩浸温泉。坂本龍馬が寺田屋遭難での傷を癒すべく、湯治に訪れた温泉地の1つだそうです。
ガイドブックにもちらっと乗っていただけで、場所が不明でしたが、ここにあったとは。
この日はもう営業していませんでしたが、敷地内には龍馬夫妻の銅像がありました。
まだ少々時間はあったものの、今回の旅はこれで終了。
レンタカーを返し、鹿児島空港へと戻りました。
いやぁ、鹿児島はなかなか良いところですね。
鹿児島で感じたこと
伊丹空港を出た時、随分と肌寒く、やはり鹿児島は温暖だったのだなと感じましたね。
さて、鹿児島旅行で、その時々に感じたことなどをまとめたいと思います。
結局台風の影響はほとんどなく、伊丹から飛行機に乗り込むときに雨がすごかった事くらいです。
鹿児島は風と日差しで、車の中と外で気温差があったため、体温調節が大変でした。
鹿児島市は山に囲まれており、鹿児島空港も山の中にあるため、着陸時に木々が目前に迫ってくるようで、少し怖かったです。
空港から車で市内へ向かう際も山々が多く、特に桜島は鹿児島県の中央にあることもあって、
高速道路に乗ってもよく見えますし、やはりその存在感は鹿児島随一でした。
鹿児島の人は桜島を誇りに思っていると言いますが、きっとその通りだと思います。
鹿児島は桜島の噴火が日常化していることもあって、町中まで火山灰が降り注いでいます。
そのため風が吹くと火山灰を含んだ土埃がよく舞うため、ちょっと目が痛かったですね。
桜島フェリーは驚くほどスムーズでした。
桜島、えびの高原のあたりは格好のドライブコースで、車好きな人ならばきっと気に入るでしょう。
霧島のあたりは道が入り組んでいるので、ここは特に山道らしい道路が好きな人向けかな。
これは個人的な感想ですが、人について。
鹿児島の人は優しく、仕事は丁寧で責任感があり、仕事熱心だなと感じました。
アルバイトだと思われるコンビニの若いスタッフですら熱心です。
土産屋では試食ができる場所が多く、店員もしっかり客寄せし、商売熱心だと感じました。
また、例えばオブジェにカメラを構えていると通行人がこちらを見て歩いていたり、
人が多く交差する場所でもどんどん歩いてくるような感じがします。
遠慮がちに見えながらも、堂々と自己表現しているといいますか、そういう印象を受けました。
あくまでも個人的な意見ですけどね。
今回の旅行の経費
正確ではありませんが、今回の旅行にかかった費用をまとめました。若干の誤差は含みます。
・総合計 41,000円くらい
・内訳
往復フライト+宿泊 21,500円(1人あたり)
伊丹空港車駐車代 3,000円(車1台)
伊丹往復交通費 1,000円(車1台)
ホテル駐車場代 1,050円(車1台)
鹿児島高速道路代 1,510円(車1台)
レンタカー代 7,230円(車1台)
桜島フェリー代・往復(コンビニマイカー割引) 2,960円(車1台+大人2名)
食事代 4,085円
土産代 1,870円
個人的買い物 1,860円
その他観光費用 2,410円(1人あたり)
・おおよその観光費用 2,910円
仙巌園駐車場 300円(車1台)
仙巌園入場(クーポン利用) 900円(1人)
鹿児島路面電車 160円(1人)
知覧 500円(1人)
霧島温泉 1,000円(1人)
天文館駐車場代 400円(車1台)
・食事代 4,085円
昼食(A-Zで牛丼) 500円(1人)
夕食 5,220円(2人)
鹿児島ラーメン 770円(1人)
コンビニ等 205円くらい?
・この時期は九州新幹線の開通によって、九州方面のツアーは移動手段に限らず、価格競争によって値段が下がっていました。
元々はスカイマークの格安ツアーでしたが、+2,500円くらいで良いのがあるので
そちらに変更しました。(キャンセル料2,000円とられましたが)
エアーリンクの難波店限定での激安販売で、JAC便(日本エアコミュニケーター)使用、伊丹発着、
フライトは朝に出発して夕方に帰るという余裕あるプランで21500円。
しかも宿泊付きという、格安のものでした。
・レンタカーは鹿児島空港に営業所がある会社を全て調べたところ、スカイレンタカーで「24時間2500円の赤字料金プラン」と
いうのがあり、基本料金5,000円 免責補償2,730円という破格値でした。
さらにインターネット割引(500円引)が適応され、最終的に7230円で済みました。
これを2人で割り勘なので、レンタカー費用はすごく安く抑えることができました。
さらに近くにあったガソリンスダンド3円引きの券もくれました。
・走行距離は測るのを忘れましたが、ガソリン24.75L分でした。
3円引きで1L 142円なので、ガソリン代は3515+税176で3691円。
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