越後散策と埼玉寄り道


●広い新潟を移動した後は、東に大きく寄り道。
  豪雪地帯・越後には、意外なユニークさと、豊富なご当地グルメが揃っていた。


彌彦神社 弥彦公園

越後散策と埼玉寄り道 目次

タイトル 旅行日時 都道府県 旅行先・観光したもの 移動
手段
メンバ
備考
越後散策と埼玉寄り道 2011/11/04
〜11/07
新潟 長岡駅、弥彦駅、弥彦公園、彌彦神社、
新潟駅、萬代橋、新潟グルメ、
古町まんがストリート、朱鷺メッセ
夜行バス
+電車
1人 紅葉
ご当地グルメ

途中友人案内
埼玉 越谷レイクタウン

今回のルート

本来はこの時期に海外に行きたかったのですが、チケットが取れずに断念。国内旅行に切り替えました。
冬が本格的に始まる前、今の内に行っておこうかと、夜行バスで新潟の旅に出ました。

新潟へは関東からは比較的アクセスがしやすく、短時間でたどり着けるのですが、関西からだと意外と遠い上に時間もかかります。
そのため、なかなか関西方面から新潟まで行く機会がないのですが、それでもあえて行くのが旅人というもの。
広い日本を見るため、大して丈夫でもない身体に鞭打って、夜行バスに乗り込むのでありました。

今回、大阪〜新潟を単純に往復してもよかったのですが、この2区間の運賃が結構高く、
大阪〜新潟〜東京〜大阪というルートにしてもさほど料金が変わらなかったため、夜行バスを乗り継いで、
ちょうど関東に友人が転勤で滞在していたので、関東にも寄り道をすることにしました。
(大阪〜新潟市内のバスの便に適当なものがなかったのも、寄り道の理由の1つですが)

先に今回のルートと時間、経費を紹介しておきますと

●夜行バス
・11/4 南海バス(株)関西⇔新潟 0101号
難波(湊町)(21:45発)→難波(南海なんば)(22:00発)→京都(23:05発)→柏崎(5:51着)→曽地(6:08着)→西山(6:13着)→長岡インター(6:26着)→長岡駅(6:41着)
3列シート+トイレ付き。2011/10/11〜2011/11/30まで値下げキャンペーン中で片道8,650円が7,200円になりました。

・11/5 ばす探・JAMJAMライナー 新潟→東京 3列トイレ付・7513便
新潟(23:00発)→燕三条(23:45発)→長岡(24:30発)→新宿(5:30着)[→TDL(7:40着)]
3列シート+トイレ付き。片道4500円

・11/7 WILLER EXPRESS 109便 関東⇒関西 シアター 昼便
新宿(9:00発)→横浜(10:00発)→京都(17:30着)→大阪(18:50着)→梅田(19:00着)
これは夜行バスではなく、朝に出発して夕方に着く便です。4列シートトイレ無し。片道4900円。

●鉄道(全てJR)
11/05に、新潟県内の移動に使いました。

・長岡駅→弥彦駅 運賃片道740円
長岡08:07─(新潟行)─08:35東三条08:47─弥彦線(吉田行)─09:06吉田(新潟)09:11─弥彦線(弥彦行)─09:19弥彦

・弥彦駅→新潟駅 運賃片道740円
弥彦12:20─弥彦線(東三条行)─12:29吉田(新潟)12:36─越後線(新潟行)─13:35新潟


と、ご覧の通り、まずは長岡に降り立った後、電車で弥彦へ向かい、そこから新潟市内へ入るというもの。
新潟といっても広いので県内全域を見て回ることはできませんので、今回は長岡〜新潟を観光しに行くことにしました。

関東での滞在に関しては、目的は友人に会いに行くことだったので、特にノープランでした。


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夜行バスで長岡へ

出発は、JR難波駅に併設してある「OCAT(Osaka City Air Terminal)」。
ここは難波にある高速バスターミナルの1つで、正式名称「湊町バスターミナル」
南海バスが運営している「なんば高速バスターミナル」とは別の、もう1つのターミナルです。

こちらの「湊町バスターミナル」からバスに乗り込んだのは、今回が初めて。
思ったより大きくはなくて、博多の西鉄天神バスセンターがいかに巨大なターミナルであったかを実感しました。
少し早めについたので、出発まで1時間半ほど待ちましたが、予定通りバスに乗り込むことができました。

バスに揺られて、満足に眠れないまま8時間半ほどの旅。

まず到着したのは長岡駅。
さすが新幹線が停車する駅だけあって、規模はそこそこ大きいですね。
  

長岡駅がある長岡市は、新潟第二の人口を擁する特例市で、かつては城下町として栄えた地です。
朝に到着したのでやや寒かったですが、まだこの季節は本格的な寒さではありません。


バス乗り場から駅まで歩いて向かいます。


途中、新潟の案内板を発見。ついに新潟に来たのかと実感してきました。


駅に到着後、まずはトイレに立ち寄りました。


トイレマークの上にあるこのセンサー、どうやら人が前に立つ度にアナウンスをしてくれているようです。
「男子トイレです」「女子トイレです」と、しつこいくらいに連呼しています。
バリアフリーの一環として、大して珍しい設備でもないのですが、
朝早く、まだ人も少なめなこの時間に、やたら連呼していたのには、何か違和感がありました。


駅のホームに到着、まだ朝早い時間帯なのですが、人の姿はそこそこ見受けられます。


駅構内は一通り歩いたので、外に出てみることにします。
長岡といえば花火が有名で、このポスターもそれを表しているのでしょう。


長岡駅前。外は大分明るくなってきました。


案内板を見ますが、やはり駅から歩いて散策できる場所は限られているようですね。


何でしょうかこの像は?どうやらどこかからの寄贈品のようですが…。


こちらが駅前広場。待ち合わせ場所にもなっているようですね。


これは花火を打ち上げる筒ですね。


そしてその筒の奥には、人工的な小さい渓流スペースが作られていました。


そしてさらにその横に、なんと「長岡城本丸跡」の石碑が。
かつて本丸があった場所に駅を設けたんですね。城が残っていなくて残念です。
  

こちらが長岡駅の正面側のようです。


さて、駅の周辺を歩いてみることに。どうやら工事中のエリアが多いようです。
  

さすが豪雪地帯だけあって、信号の高さは低く、かつ縦向き。これは雪が積もるためですね。


少し歩いてさらに信号を撮影。やはり縦向きがメインです。
かつ、雪が積もっても大丈夫なように、なるべく支障がない取り付け方がされていますね。


駅前を歩いていると、さすが元城下町なだけあって、老舗が沢山あるようでした。


まだ朝早いので、人通りもまばらで店も閉まっています。


新潟の信号機には、残り時間や待ち時間が表示されるものもあります。


川に沿って歩いていくと、何やら石碑がありました。


その側には「平和の鐘」が。
どうやら戦時中に長岡が爆撃を受けたとき、人々は炎から逃れ、この川に飛び込んだのだそうです。
  

柿川。紅葉も大分進んできているでしょうか。


この設備もどうやら、雪が積もったときに除雪するためのものなんでしょう。


小さいながら、建物と建物の間に作られた公園を発見。
  

駅に向かう途中、セブンイレブンに立ち寄りました。コンビニの看板ですら高さの位置が低いです。


売られているおにぎりはコンビニでも全て新潟県産。さすが米処だと思いました。


そして新潟は米菓も豊富。ハッピーターンもこのサイズのものが売られています。


新潟のみならず、豪雪地帯には道路に何やら丸いものが置かれています。


これは雪が積もった時に、いち早く道路を溶かすためのものなんでしょうね。


駅前に戻ってきました。
「盗られるれ」って新潟の言い方?


自転車置き場にあった酒のケース。やはり米処新潟はお酒も豊富です。


まだ時間があったので、駅前からさっきとは違う方向へ歩いてみます。


こちらは繁華街のようですね。まだ店は閉まっていますが。
  

またもや像を発見。すごい手作り感があります。一般投稿作品なんでしょうか?
  

長岡城址の碑を探したのですが結局見つからず、そろそろ駅に戻ることに。
長岡駅周辺はやたら工事中のところが多かったです。


駅に戻ると、まだ休日の朝早い時間だというのに、学生が押し寄せていました。
商業施設の撤廃が相次いだ長岡は、今や予備校等の教育関連の施設が多く立ち並ぶエリアだそうで、学生が多く見受けられます。


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弥彦駅〜彌彦神社

長岡はこれくらいにして、次に向かうのは弥彦駅。
新潟に限ったことではありませんが、利用者が少ない路線は、そもそも電車の便数も少ないので不便ですね。
きちんと時刻表を調べておかないと、乗り過ごした時に大幅なタイムロスになります。

長岡から、新潟行きの電車に乗ります。


新潟のJRに乗ってまず驚いたのは、ドアが手動であること。
最近はエコ対策として、一部の路線でドアが手動化されることはありますが、なんと新潟では日常的にドアが手動化されています。

普通に片方のドアが半開きです。このように他では中々見られない光景が、ここでは見られます。


長岡から弥彦に行くには、2回ほど乗換えが必要です。まずは「東三条」で乗り換えます。

結構人が多いです、このうちの大半が弥彦を目指しているのでしょう。


しかもなんとこの駅、「0番」ホームが存在します。後から付け足したんでしょうか?


吉田行きの電車に乗ります。ドアが中途半端に開いたまま放置されていて新鮮な光景です。
さらにご覧のように、ホームとドアの高さにも差があります。


これはなぜなのか?私なりに考えてみましたが、ドアとホームの段差が高いのも、
ドアが手動なのも、おそらく豪雪地帯ならではの対策なのだと思います。
ホームに雪が積もることはザラですし、駅に着くたびに一々ドアが全開になっていては、
冷気が入ってきて暖房が冷めますし、雪も車内に入ってきてしまいますからね。
雪国ならではの特別仕様といえるかもしれません。

それを裏付けるように県民の中の半分近くに、開けたドアを閉める習慣がついているようでした。

一部の路線はワンマンカー仕様にもなっているようで、電車なのに運賃箱が備え付けられています。
けど利用している人は一人もいません。新潟の電車は不思議が一杯です。


弥彦駅までは単線で、電車も1時間に1本ほどしか走っていません。


弥彦駅に到着。乗客はかなり多かったです。


この駅に自動改札はなく、駅員さんに切符を手渡しです。


観光が盛んな弥彦の玄関口ですね。


駅の待合室もこんな感じ。


駅の外に出てみます。


風流な外見の駅も見所の1つ。ここは観光客が沢山訪れています。


観光案内所も大人気。観光客の多さが窺い知れます。


毎年11月1日から11月24日までは、「新潟県菊花展覧会」が、弥彦神社境内で開催されているようです。
今やその数は4千鉢にのぼり「弥彦の菊まつり」と呼ばれて、すっかり秋の風物詩になったようです。

ちょうどこの時期はその菊祭りが開催されていて、紅葉の時期でもあるので、特に観光客が多そうです。


バスが出ていないので、駅から弥彦神社までは徒歩になります。
早速歩いて行きます。


このあたりは観光を意識した道路整備が行われていますね。


弥彦は神社だけでなく、温泉があったり、ロープウェーで山に登ったりと、見所は多いです。


神社までの道のりには、店が点在しています。


弥彦村の角を右に曲がります。


このあたりは温泉饅頭が売られていました。


米処なので、餅などの種類も豊富。


観光客向けの店もあります。


いよいよ彌彦神社に到着。


ここは越後随一のパワースポットとして知られている場所。


噂には聞いていましたが、観光客がすごい多いです。
元々、新潟は昔からそこそこ人口は多かったですからね。


これが菊祭り。どうやら愛好者が育てた菊を展示しているようで、優秀作品は良い場所に飾られるようです。


菊を眺めながら境内を歩く参拝者達。
菊を目当てで来る人も多いようで、やはり新潟中から訪れている感じがします。


奥に進むと、菊の優秀作品が並んでいました。
記念撮影をする人、参拝前に手を水で清める人、そして菊の販売をする人。
このエリアは活気があります。
  

まずは参拝すべく、鳥居をくぐって本殿へ向かいます。


見えてきました。立派な門です。


本殿はすごくにぎわっていますね。
ここは正月の初詣もすごい人が集まるのだそうです。


そして本殿の敷地内には、特に優れた菊が展示されていました。


どこかの業者の撮影も行われています。CMにでも使うんでしょうか。


この菊祭りは本当に人気です。多くの人が菊を目当てに見に来ているようにも思えます。


本殿の奥にある山へはロープウェーで登ることができます。紅葉も8分くらいでしょうか。


あと1週間くらい経つと、もっと綺麗になるんでしょうね。


菊にカメラを向ける人も沢山いました。愛好家が多いんですね。


こちらは交通安全祈願の社のようです。
霧島神宮にもありましたし、こういうスポットにはあるものなんでしょうかね?


時間が経つにつれて、さらに観光客が増えてきました。
ここは新潟でも特に集客力のある観光地のようですね。


私もしっかり祈ってきました。


ちと横道にそれてみると、弥彦山を散策できるルートがありました。


ロープウェー乗り場へ続く道が伸びていて、無料送迎バスも走っているようですね。


横から境内に入りなおします。


敷地内を見て回ります。ここは何でしょうね?何かを祀っているようですが。


同じようなものが並んでいて、米沢にあった上杉家廟所を思い出します。


「十柱神社」。重要文化財のようですね。


神社の正面に回ってみると、いかにもパワースポットという感じがします。


少し歩いたところにある広場には、どうやら屋台が出ていました。


新潟で屋台といえば、何としてもアレを探さなければなりません。
探し回っていると、それがありました。

ポッポ焼です。


このポッポ焼きは新潟県内で、しかも屋台でしか手に入らないという、レアなご当地グルメで、
新潟県民にとっては心の味だそうです。ちょうど良い機会でした。

早速焼きたてを買ってみました。
細長い形をしています。


味は少し甘めのホットケーキのような感じで、モチモチしていて柔らかかったです。
ジャムやシロップをつけて食べると、なお美味しそうですね。


この広場には鹿も飼われているようです。


シカのえさも売られていました。


そして様々な種類の鶏も飼育されているようでした。


近くをさらに散策すると「火の玉石」がありました。石を持ち上げて、それが重いか軽いかってやつですね。


観光客にも人気です。


ひっきりなしに持ち上げられていました。


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弥彦公園

さて、神社散策はこのくらいにして、駅の方角へ戻ります。
途中の道路沿いの駐車場スペースで、地元で採れる植物などを売りに来ている人もいました。


昔ながらの機械を使用して、脱穀?しているようです。


神社への行きの時は人はまばらでしたが、この時間はかなり繁盛していました。


行きにも通りがかったんですが、気になったので帰りにも立ち寄ったまんじゅう屋。


ばら売りで1つ買いました。
味はやや濃い目の蒸した餅という感じ。


さて、弥彦公園へと入っていきます。


ベンチに腰掛けて弥彦山を見上げます。ピーク時の紅葉は綺麗そうですね。


道なりに進んでいくと、何やらトンネルが延びています。


トンネルと抜けるとそこは…。

案内板がありました


実は弥彦神社はモミジの名所で、紅葉はかなり綺麗なんです。


まだ8分9分あたりでしょうが、それでも綺麗なもんですね。


しっかり色づいているものもありました。


さらにここにはこんな橋もかかっていて、アングル次第で如何様な画にもなります。


立派な橋なので観光客も多く、なかなか1人だと撮らせてもらえません。


外国人観光客も橋で記念撮影していました。


この橋の上からの紅葉は大変見事です。


公園を散策しつつ、駅の方へ。
こちらには池があって、カメラを構えている人が多くいました。


弥彦駅も電車の本数がかなり少ないため、出発までまだ40分ほどありました。
公園のベンチに腰掛け、ゆっくりと休みます。

公園には羽黒山政司之碑が建っていました。


ゆるりと駅に向かいました。電車の本数が少ないこともあり、利用者はいつでも大勢です。


自動改札がないので、駅員さんに切符に判子を押してもらいました。


次はいよいよ、新潟駅に向かいます。


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新潟市内

長岡から弥彦、弥彦から新潟へは、所要時間も運賃もほぼ同じ。
ちょうど長岡と新潟の間にあるような感覚でした。

ようやく新潟の中心駅、新潟駅に到着。
ホームはわりと普通でした。


お菓子の自動販売機がありましたが、特に米菓が多いわけではなさそうでした。
  

それほど巨大な駅というわけではなさそうでしたが、観光客は歓迎しているようです。
  

駅構内には、やはりありました。アルビレックス新潟のポスター。


改札を出てすぐ前に、さっそく新潟のお土産屋が見えます。


駅前の商業施設群。店舗はそこそこあります。


そして駅のすぐ隣のビルには、ビックカメラなどが入っていました。


構内からもビックカメラに入ることができます。


他にもケンタッキーやドーナツなど、一通りのものはそろっているようです。


駅の外側を通っていきます。


そこから別の出入り口までやってきました。新潟フェアが行われていました。


こちらの改札もわりと普通。


さて、駅構内も一通り見たところで観光に入ります。
まずは駅前の観光案内センターへ。


こちらで、レンタサイクルを借りるための会員登録を済ませておきます。
これを作っておけば、各地の受付で簡単に借りることができます。

レンタサイクルを借りるのはもう少し先にして、信濃川の方面へ徒歩で散策することにします。

こちらは案内所のすぐ側にあったバスターミナル。


ここは駅前のバスセンターになっているようですね。


新潟駅。意外と規模は控えめ。


新潟には結構、啓発系の広告がありました。しかしその横で強引にビラ配りをする人の姿も…。


県のメイン駅の駅前には大抵何らかのオブジェがあったりしますが、新潟駅はこの時計でしょうかね。
  

ん?それともこの像?
  

町を見ながら、大通りを歩いていきます。
聞いていた通り新潟市は県内では気温は高めで、この時期にしては意外と暖かかったです。


運転荒いんでしょうか?


新潟市は新潟の中心だけあって、様々な施設がそろっているようです。


大手企業の広告も。


陸橋に上り、新潟駅の方を向くとこうなってます。


こちらは信濃川方面。


歩いていくと、かつての萬代橋の一部が残されていました。


第三代萬代橋は現在も残り、国の重要文化財になっています。


万代のあたりは、新潟を代表する商業エリアになっているようですね。


こちらは万代にあるバスステーション。しかしこちらは随分寂れています。


ここから上に上がり、レインボータワーへ。
しかし残念ながら長期メンテナンス中で、中には入れませんでした。


このタワー、建物の屋上に作られています。


しかし今回ここまで来たのはタワーが目当てではなく、その近くにあるこちらのお店「みかづき」。
このお店は新潟を代表するB級グルメ「イタリアン」を開発して50年になる店舗です。
新潟ではなんと100年もの歴史がある、まさにご当地チェーン。


おそらく新潟でしか見ることがないであろうお店ですね。


ここの名物はなんと言っても「イタリアン」。
新潟市では、ソース焼きそばにトマトソースをかけたものが定番です。
ちなみに長岡市では、焼きそばにミートソースをかけたものが提供されます。
味はもう、そのままを予想したもので間違いないです。

このお店は発祥地ということで、まさに本場のオリジナル。
これが噂の「イタリアン」。昭和35年に誕生した元祖です。


新潟市の場合は、さらに味のお供にフライドポテトというのが定番。
残念ながらセットではなく単品取りでした。
長岡市では、お供にギョーザが定番。


店舗内はまさにファーストフードの雰囲気そのものでした。
  

腹ごしらえも済ませたので、先ほどのタワーの方へ戻ります。
タワーが動かない今、ここは休憩所にもなっているようですね。
  

このあたりは商業地区になっていて、人通りはそこそこあります。


さて、そろそろレンタサイクルを借りに向かうとします。


新潟市はレンタサイクルが、なんと3時間100円という格安で借りられるのです。
しかも受付も各所に点在していて、返却も別の場所でもOKという親切さ。
新潟市内の観光はバスもいいですが、レンタサイクルというのも悪くありませんね。

やってきたのは万代シルバーホテル。しっかりしたホテルですね。


ロビーに確認を取り、1Fでレンタサイクルを借りました。
いよいよ出発です。

自転車で一気に川辺まで移動。


これが信濃川。新潟を代表する一級河川にして、日本一長い川です。


信濃川のクルーズを楽しめる船も出ています。


そしてこれが萬代橋。今でも現役で使われている橋でありながら、
国道の橋梁としては日本全国で2例目となる国の重要文化財に指定されています。


残念ながら信濃川、意外と汚いです…。


川の側は、市民憩いの場という感じですかね。


萬代橋に近づいて見ました。


後ろには、萬代橋の石碑も。


萬代橋を渡るためには、多少遠回りが必要なようです。
橋のたもとにはバス停留所がありました。


ここからはレインボータワーも見えます。


そしてここからが萬代橋です。人の往来があるので一気に橋を渡りきりました。


橋を渡った先にも、商業エリアが広がっていました。


普段、観光は徒歩で行っていましたが、自転車があるとどれほど楽かということを再実感しました。
素早く移動でき、立ち止まって地図を広げ、場所を確認してまた移動。
見知らぬ土地でこれができるというのは、なんとも楽しいものです。

商店街に入ってみると、ポッポ焼の屋台が出ていました。


商店街を出てすぐ側にある神社。


その後ろには人情横丁。なんのこっちゃ。
  

自転車でさらに進み、古町の方へやってきました。


実はここの一画は「水島新司まんがストリート」となっていて、『ドカベン』などでおなじみの
新潟市出身の漫画家「水島新司」氏のマンガのキャラクターの銅像が建っているのです。


ちなみに同じく新潟出身の漫画家には「らんま1/2」「犬夜叉」でおなじみの高橋 留美子氏もいて、
新潟市の観光バスには「ドカベン号」「犬夜叉号」があるそうです。

とは言っても私は詳しくないので、通りにあった像を片っ端から撮影していきました。
  
  


これはまた違う石碑みたいですね。
  

像の横では、普通に人が通っています。


ここは像がなくても、普通の商店街ではあります。


けれど像があってこそ、見所と成りえますね。
  

コンビニの前に巨体。


古町は意外と広くて、商業エリアも結構ありそうです。


荷さばきエリア。おそらく運送屋の作業スペースでしょうか。


駐輪エリアもあって、アーケード内の整備は綺麗にされている印象がありました。


ちょっと雨が降ってきたようです。


アーケード内を走っていると、なんとアルビレックス仕様のローソンを発見。
  

アルビレックスの関連グッズも売られていました。力入れてますね。
  

米処新潟では、コンビニでも米菓が揃っています。


さて次に行こうとした矢先、コンビニの前に停めてあった自転車にカギがかからず大苦戦。
途方に暮れてどうしようかと考え、結局近くの店の人に今の場所を聞いて、最寄のレンタサイクル所で自転車を交換してもらうことに。
予想外の出来事に焦りながらも、気を取り直して散策を再開。

すっかり暗くなってしまいました。次に向かったのは「加島屋」の本店。
ここはお茶漬けで有名な店舗の老舗です。


入り口には自転車や自動車がありませんでしたが、店内には人が多かったです。
ツアーで来た人たちなんでしょうかね。


さて17時を回ったところなので、夕食をいただきます。
新潟のご当地グルメの1つに数えられる「タレカツ丼」を頂くことにします。

今回のお店はガイドブックにも載っていた「とんかつ太郎」


店内は狭めですが、開店10分後にしては、人はそこそこいました。


注文したのは看板メニューの「カツ丼」。
このお店は衣が薄めで、タレがしっかり染み透っていました。


カツ自体も薄くて、それが5枚も新潟米の上に乗っかっています。なかなかのボリュームでした。


さて、冬に近いこともあって、時間の割にはすっかり辺りが暗くなってきてしまいました。


自転車で急ぎ向かったのは、川沿いに建っている「朱鷺メッセ」。
自転車を停める場所に悩みましたが、スタッフの人に聞いてなんとか停められました。

さっそくビル内に入ります。


このビルには31Fに「Befco ばかうけ展望室」という、入場無料の展望所があるのです。
専用エレベーターで上へ。


フロアではお土産が販売されていました。


休憩室と売店と、奥には喫茶店があるという感じですね。


この日は一部貸切で宴会が催されているようで、フロア全部を見て回ることはできませんでした。


喫茶店の方には、スポンサー「Befco」の広告が。


明かりが多くてなかなか撮影がうまくできませんでした。
しかし眺望のハイライトとしては、やはり信濃川の周辺でしょうね。


時間も遅かったので、20分ほどゆっくりしてから、新潟駅へ帰ることに。

自転車でなんとか新潟駅に到着したはいいものの、またもアクシデントが発生。
16:35分あたりで駅に着いたんですが、なんと返却口である観光案内所が閉まっていたんです。
レンタサイクル登録時にもらったパンフレットには19時までと書いてあったのに、
ここの観光案内所は18時でクローズ。してやられました…。

1日間返却し忘れると追加料金が高く取られる…ということ以前に、私は今晩には新潟を発つ身であるので、
今日中に返却できなければ自転車をどこにも返す場所がありません。
またも途方にくれたまま暫し考え、結局最初に借りたホテルまで引き返すことにしました。

気持ちばかり焦りながらホテルに到着。
ホテルであれば閉まっていることはないだろうと予想した通り、何とか19時までには返却に成功しました。
またもヒヤヒヤしましたが、新潟の洗礼をなんとか今回も乗り越えることができたようです。
結局ホテルから駅までは徒歩で帰るしかありませんでしたが…。

さて、あとは店が閉まる時間までに、新潟駅内の店でお土産を買うのみです。
駅前にはいくつかお土産屋が集まるエリアがあります。ここは万代口側の店。


新潟フェアはもう、この時間には取り除いたようですね。


結局ここではなく、駅ビルCoCoLoに戻ることにしました。
CoCoLoは新潟駅、長岡駅、湯沢駅の駅ビルグループで、JR東日本の子会社が運営しているそうです。


土産も買ったので、時間つぶしに駅近くをうろうろ。
駅の南口の辺りにはブックオフがあり、その前にはまたもアルヒレックス仕様のローソンが。


アルビ神社なるものも設置されていました。力入ってますね。


駅前のビックカメラも冷やかします。
ソフマップもありましたが、この広告では最早ビックカメラの配下という感じ。


夜行バス出発時間までまだ2時間以上あります。
このビックカメラの建物の前あたりが、バス停になっているようです。


新潟の場合、深夜までオープンしている施設がとても少ないため、
23時までのバス待ちが出来る場所は結局、JRの待合室しかありませんでした。
外側から入ると、このタイプのイスしかないんですが


駅ホームから入るとイスがあります。
残念ながら行き来できないので、この構造にダマされる人が多くいました。


1時間半ほどこの待合室で待っていましたが、またもやアクシデント発生。
いきなり館内に警報が鳴り響き「火災が発生したので非難してください」とのこと。
しかしなぜか周りの人は一切慌てる様子もなく、何事かと関心は示しつつも全く動きがありません。

とりあえず私もゆるりと様子を伺いに来たものの、火事という気配はありません。
結局、誰かがいたずらでボタンを押したとのことだったんですが、驚くのは周りの反応です。
本来こういうことが起これば館内アナウンスで説明がされるものですが、新潟では一切なし。
駅員に尋ねなければ説明がされることもなく、普通の乗客ですら説明を求める人は僅か。

これがもし本当に火事なのであれば、明らかに物事が悪い方向に進む条件といえます。
なんといいますか、新潟の人の悪い一面を見たような気がしてしまいました。
東京や大阪では、決してこういう反応が起こることはありませんしね…。

さてまあ何事もなかったようなので、気を取り直して時間待ちを再開。
出発30分ほど前に、バス停に移動することに。

駅の出口にあった像。新潟にも、何やら忠犬の像が飾られているようでした。


バス停に到着したのは30分ほど前だったのですが、どうやらもうバスは到着しているようでした。
各方面行きのバスが数台並んでいて、人だかりができていたため、場所はすぐに見つけることができました。

昨日に続き、2連続での夜行バス。
やや身体にはキツかったですが、疲れていたこともあって、バスではすぐに寝付くことができました。
ハードな新潟の旅でしたが、意外と色々な発見があって、刺激的な旅になったと思います。

新潟の旅はこれで終了。この後は友人を訪ねて埼玉に立ち寄りました。
大阪→新潟→東京→大阪という、あまり真似する人がいないようなハードな旅程でしたが、やればできるもんですね。


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埼玉寄り道

埼玉へは観光の旅というより、友人を訪ねて行っただけですので、ここからは簡素な旅行記でまとめたいと思います。

新潟から夜行バスに乗り、降り立ったのは新宿駅。
5:30に着くはずが、4:40に降ろされてしまいました。
この時間でも人が結構いるんですから、さすがギネスにも登録された一日平均乗降者数世界一の駅です。


目的地は「武蔵浦和駅」なんですが、新宿からの埼京線の始発が6:20だったため、まずは山手線で渋谷を目指すことに。
渋谷からだと5:50発の川越行きが出ていたため、これに乗って武蔵浦和へ。


この周辺の駅には今年の3月の地震の直前にも訪れていますが、まさかまた訪れるとは思いませんでした。
この駅に降り立ったのは初めてですが、この辺りは訪れたことがあるので、初めて来た気がしません。

その後徒歩で友人の元まで移動。夜行バスの疲れもあったので休ませてもらいました。

ここからは掻い摘んで、埼玉滞在中に訪れた場所を列挙。

以前大阪でもテレビで取り上げられていたお店に行って見ました。
「超プライスセンター」という、埼玉にしては激安の食品卸売りセンターでした。


越谷にある「越谷レイクタウン」にも行きました。ここの規模は超巨大です。


阿倍野のキューズモールの4倍近くはあるでしょうか。雨がちょっと降ってましたが…。


驚くべきは人の多さ。これだけ広大なスペースながら、どこも超満員。
改めて関東の人口の多さを実感します。


食事をするにも、関東では並ぶのが常識で当たり前とされています。
しかし関東外の人にとっては並ぶのは苦痛であるため、なんとか待ち時間なく入れる店を探しました。

結局「KirariCafe」というところで、十五穀サンドというものを食べました。
  

その後、いくつかの店を冷やかし、ブックオフなどの店を巡り、夕食は「しゃぶしゃぶ温野菜」というお店で。


このお店はサービスも食事も良く、かなりコストパフォーマンスに優れた店舗でした。

寝不足の私はうたたねばかりしていましたが、宿を提供してくれた友人に感謝です。
久しぶりに友人と語らい、よい時間を過ごさせていただきました。
あとは大阪に帰るだけです。


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東京からバスで大阪へ

翌朝、友人と別れ、1人武蔵浦和駅まで徒歩で移動。
埼京線に乗って新宿まで戻ってきました。

新宿西口住友ビルにある「WILLER EXPRESS」へ。
ここは高速バスで有名な会社ですね。
  

東京〜大阪間のバス移動といえば夜行バスが一般的ですが、実は数は少ないながら、昼行バスも出ているのです。
片道10時間というハードなものですが、夜行バスのように寝るわけでもなく、運賃も安いものですから、
経験がてら、今回はこれで帰ることにしました。

バス内には座席の前にモニターが設置されていて、映画や音楽を見ることができます。
私の隣には外国人の若者が乗っていました。どうやら仲間3人で京都に行くようです。

バスにはトイレ設備がなかったので、途中3回のサービスエリア内の休憩がありました。

まずは海老名サービスエリア。


関東では有名なんでしょうが、関西では馴染みのないところです。
規模はそこそこ大きかったですね。
  

ショッピングもフードも充実した設備であるようです。
  

次の休憩場所は遠州豊田パーキングエリア。静岡県の磐田市ですね。


ここはそれほど大きな施設ではなかったですが、コンビニがありました。
  

そして最後は草津パーキングエリア。
もちろん、草津といっても群馬県ではなく滋賀県です。


ここはそこそこの規模がありました。
  

順調にバスは進み、予定時刻の30分前には大阪に到着。
バスには9時間半ほど乗っていたことになりますが、すっかり長時間移動に慣れた私は、思ったほど疲れはありませんでした。

今回は夜行バス2回、昼行バス1回のハードな旅程ではありましたが、やればできるもんですね。
流石に疲労は結構あるものの、予想していたほどのものではなく、この調子ならまだまだ旅に出られるかなと、ちょっと嬉しくなりました。


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新潟のご当地グルメとお土産

本旅行記にも取り上げましたが、新潟で食したご当地グルメとお土産を、こちらでもまとめて紹介します。

まずは新潟を代表するご当地B級グルメ「イタリアン」。


新潟市では、ソース焼きそばにトマトソースをかけたものが定番で、お供にはポテトです。
味は見てイメージしたまんまの味でした。
ちなみに長岡市の「イタリアン」は焼きそばにミートソースがかけられ、お供にギョーザが定番。

続いてこちらも新潟B級グルメ「タレカツ丼」。
衣が薄めで肉も薄いカツに、タレがしっかり染み透っていました。


ここからはお土産です。
米所新潟には「柿の種」でおなじみ「亀田製菓」があり、新潟では特に商品が多いです。
特にこの「サラダホープ」は新潟では大人気なのですが、今や新潟でしか売られていない限定商品。


基本はスナック菓子です。


中身はこうなってます。普通のサラダ味のスナックです。
塩がきいていて美味しいのですが、歯の間にかなりこびりつくのが難点。


さらに新潟名物といえば「笹団子」。今回は田中屋本店のものを購入。


笹に包んだまま蒸して作られた団子で、実は結構高価…。
これは5個入り。そんなに数は買えませんでした。


感覚的には「ちまき」とよく似ています。


笹を開けると団子が出てくるわけです。


中には餡子が入っていて美味しいですが、なかなか綺麗に食べられません。


なんとか綺麗に取り出してみました。


笹団子はあまり日持ちがしないですが、新潟の定番のお土産の1つです。
新潟土産の候補に入る一品ですよ。


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今回の旅行の経費

今回の旅行にかかった費用は以下の通りです。
大阪から新潟へはツアーで行くと高いですから、関東に寄り道した事を考えれば、今回も安上がりだったと思います。

●総合計 25,432円

●夜行バス費用  16,600円
・11/4 南海バス(株)関西⇔新潟 0101号 片道7,200円
・11/5 ばす探・JAMJAMライナー 新潟→東京 3列トイレ付・7513便 片道4,500円
・11/7 WILLER EXPRESS 109便 関東⇒関西 シアター 昼便片道4,900円

●新潟JR費用  1,480円
・長岡→弥彦  片道740円
・弥彦→新潟  片道740円

●観光費用  100円
・新潟レンタサイクル  100円

●食費  1,860円
・イタリアン  320円
・イタリアンのポテト  200円(クーポン利用)
・タレカツ丼  970円
・温泉饅頭  1つ70円
・ぽっぽ焼  9個入300円

●土産  1,056円
・笹団子  700円
・サラダホープ  356円(178*2)

●大阪交通費  380円
・JR  170円+210円

●関東滞在諸費用  3,956円
・交通費  760円(380+380)
・昼食  420円
・夕食  1,607円
・パン  179円
・個人的買い物  990円(525+100+210+50+105)


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