世界のエアラインレポート
旅行の際に気になる事の1つは、やっぱり飛行機ですよね。
こちらでは、私が搭乗経験のあるエアラインの簡易的なレポートを掲載したいと思います。
(写真が残っているものは、機内食も紹介しています)
あくまで私個人の意見で、私見が混じっておりますので、参考としてご覧下さい。
こちらでは、日本の航空会社やLCCも取り上げます。
関連旅行記がある場合はリンクしていますので、そちらもご参照下さい。
(私の搭乗経験は、とくに表記がない限りは、全て関西国際空港からの往復です)
また私もよく利用する海外旅行検索サイト「エイビーロード」では、年に1度「エアラインランキング」を実施しており、
こういったデータも面白く、なかなか参考になりますので、是非一度チェックしてみてください。
※こちらのコンテンツは、私が海外旅行をする度に増えていく予定です。
世界のエアラインレポート 目次
- JAL(日本航空)
- ANA(全日本空輸)
- ピーチアビエーション
- 大韓航空(コリアンエアー)
- アシアナ航空
- キャセイパシフィック
- エバー航空
- ベトナム航空
- タイ国際航空
- シンガポール航空
- ターキッシュエアラインズ(旧トルコ航空)
- エミレーツ航空
- デルタ航空
- KLMオランダ航空
- ルフトハンザ航空
- ジェットスター航空
- エアアジア X
- ジンエアー
- チェジュ航空
- エアソウル
- 中国南方航空
- リコンファームについて
JAL(日本航空)
言わずと知れた日本のナショナルフラッグキャリアですね。
(ナショナルフラッグキャリアというのは、その国を代表する航空会社のことです)
私は国内線、国際線ともに利用経験があります。
(搭乗経験は覚えている限りでは、仙台、鹿児島、アメリカ西海岸、ラスベガス等)
世界のエアラインの人気ランキングにもそこそこ上位に位置していて、日本の企業らしくサービスも高水準といえるでしょう。
経営不振で2010年に会社更生法の適用を申請したことから何かと話題になりましたが、
乗務員は頑張っている人が多いように思えます。
一時は大幅な赤字を計上していましたが、建て直しにはひとまず成功したようですね。
日本の航空会社なので、機内食も変なものは出ず、安心して食べられるのはメリットといえそうです。
日本の航空会社最大の国際線網を持つといわれ、国内便も充実していて、利用機会が多い航空会社の1つですね。
乗り心地は普通ですが、世界の他の航空会社と比較すると、かなり優れている部類に入るでしょう。
● 機内食
こちらはロサンゼルスから帰りの機内食。
味はなかなかのもの。
機内食2回目。
グラタンのようなもの。
ANA(全日本空輸)
JALと並び、日本を代表する航空会社。
何かと話題のJALよりはまだ安定している印象があるためか、今やナショナルフラッグキャリア以上に期待されている気がします。
世界のエアラインの人気ランキングにも常連で、JALよりも高順位である傾向があり、今や名実共に日本を代表する航空会社となりつつあります。
「空港内の航空会社職員の接客サービス」部門においては特に高評価であるとのことで、確かにそういう印象は多少受けます。
個人的には、JALよりも国際便を利用する機会が多いため、安心感を持っています。
日本の航空会社ということで、機内食も安心して食べられます。
JALはシートテーブルなどがシンプルな白色で落ち着いていますが、
ANAはカラーが青色で、JALと差別化を図っているような気もします。
私は上海万博の際に利用経験があります。
ピーチアビエーション
日本で初めて誕生したLCCで、関西空港と那覇空港を拠点とした航空会社。
LCCに馴染みがない日本人でも親しみやすいようなサービスを展開しています。
日本企業なので関西に住む人にとってはとても利用しやすいLCCだと言えるでしょう。
基本はウェブからの予約を自分で行い(ツアーは別)、空港ではセルフチェックインを行います。
機体や機内のカラーはピーチカラーである紫と桃に統一されており、コンセプトを感じます。
機内食は別料金ですが、趣向を凝らしたメニューになっており、興味をひかれます。
私が利用したのは関西空港 ─ 新千歳空港(札幌)便です。
座席シートは国内線で3−3。座席は狭いですが、日本人の平均体型ならなんとか座れます。
自分や隣の人の体が大きいと窮屈に感じるかもしれませんね。
関空からだと、歩いて飛行機まで移動します。
機内は3−3の席。やっぱり中もピーチカラー。
座席はちょっと狭いかな。
中央の通路も狭いです、普通に歩いてると両側のシートにぶつかります。
足元もそんなに広くはないかな。
機内はピーチカラーに染まっていて、コンセプトは感じますね。
大韓航空(コリアンエアー)
韓国を代表する航空会社の1つで、韓国のナショナルフラッグキャリアです。
仁川国際空港を国際線用ハブ空港としてヨーロッパ、アフリカ、アジア、北アメリカ、及び南アメリカとを結ぶ
ネットワークを構築しており、その豊富な路線網から、実質日本のハブ空港は仁川国際空港とする意見も多数です。
特徴としてはアシアナ航空と共に、乗務員がたいてい日本語を話せること。
これは日本人にありがたいことですね。
特に日本〜韓国間のフライトであれば、ほぼ全ての客室乗務員が日本語堪能で安心でしょう。
それに韓国の企業ではありますが、サービスは日本の航空会社と遜色ありません。
ただ韓国行きの便の場合、飛行機の機体がそれほど大きくないので、やや座席などは狭く感じます。
後方の座席では一部、さらに狭い席もありますので、そこに配置されてしまった場合は、運がなかったと諦めるしかないでしょう。
私はドイツ1人旅と済州島に行ったときに利用しました。
長距離のドイツは大きな飛行機でなかなか快適でしたが、短距離の済州は小型の飛行機で、座席は狭かったです。
アシアナ航空が良いかコリアンエアーが良いかは好みですが、長距離路線の場合、路線や価格帯が
被ることは少なめで、どちらを選ぶことになるのかは、おのずと旅程次第になると思います。
またマイレージサービスは違い、コリアンエアーはスカイチームで、アシアナ航空はスターアライアンス。
2大アライアンスをカバーしているという点はうれしいところです。
● 機内食
ドイツに行ったときは、行きに2回、帰りに2回でました。なかなか美味しかったです。
これは行きに出されたもの。1回目。
2回目。
帰りに出されたもの、まず1回目のものなんですが、説明書がついていました。
どうやら、おかゆのようです。
そして帰りの2回目、これは普通のサンドイッチとビスケットの軽食でした。
済州島に行ったときの機内食。日本食がでました。
アシアナ航空
大韓航空と共に韓国を代表する航空会社の1つです。韓国エアラインといえばアシアナと大韓航空でしょう。
日本におけるJALとANAのような2トップを形成しています。大まかな特徴は大韓航空とほぼ同じです。
私は「ユーロスターで行くロンドン・パリの旅に行ったときに利用しました。
仁川までの便の座席は2−4−2。
スペースはこのくらいです。比較のため私の右足を平行に置いてみました。
関空から仁川までは、1回機内食が出ました。
仁川からロンドンまでのシートは3−4−3。長距離便なのに広くはないですね。
私の隣は中年の韓国人男性1人。3席を2人でゆったり使っていました。
私が座ると足元はこんな感じ。フットレストもありました。
1回目の機内食。チキンと韓国料理がありましたが、チキンにしました。
チキンがなんだかソーセージに近い味。美味しいとはいえないかも…。
食後にコーヒーまたは紅茶も入れてもらえます。これはなかなかおいしかった。
次に出てきたのは、何やら箱入りのピザ。
OPENとあるのでめくってみると、そのままピザが入ってました。
裏を向けてしまったので、パッケージに張り付いて面倒なことに。
すごい食べにくい状態で出てきましたね。味もなんだか微妙…。
飛行ルートを見ると、中国→モンゴル→ロシア→エストニア→スウェーデン→デンマーク→ドイツ→オランダ→ロンドンでした。
2回目の機内食。シーフードを頼むとまたされた挙句、なんとメインなしで来ました。
余りもののチキンが結局遅れてやってきました。ちょっと辛くてチキンを食べてる気がしない。
帰りのローマから仁川の座席。行きとあまり変わらないかな。
しかしこの座席はフットレストがなく、座席の枕部分も傾きませんでした。
私の隣は韓国人の若いカップルでした。
飛行ルートはパリ→ルクセンブルク→ドイツ→ポーランド→ラトビア→エストニア→ロシア→モンゴル→中国→韓国。
1回目の機内食。あまり美味しくはなかった…。
2回目の機内食。これも不味くはないけどおいしくも…。
帰りの仁川〜関空のフライトは、機材が新しい印象。
リモコン、コップ立て、さらにUSBポートまで前面に付いていて、かなりよかったです。
テーブルも折り畳み式。
機内食が出ました、といっても軽食程度かな。
私の感覚だと、機内食はそれほど美味しくはなく、座席もやや狭い印象。
客室乗務員の対応は大韓航空と大差ありませんでした。
キャセイパシフィック
香港のフラッグキャリアです。評価もそれなりに高いことで知られます。
長距離路線に乏しい関西空港からですと、香港経由でヨーロッパ方面に飛ぶ選択肢もあります。
時間が長いのが難点ではありますが…。
私はローマ・バチカンの弾丸旅に行ったときに利用しました。
関空─香港間の座席の足元はこのくらい。
機体は最新のもので、まだ新しいです。
モニタはタッチパネルになっており、リモコンはありません。
モニタの下にはUSBポートがありますが、対応するスマホでないと充電はできないようですね。
テーブルとコップ受け。
コップ受けを出したところ。内側のリングが回ります。
テーブルは折り畳みタイプ。
ブランケットは用意してくれます。
機内食が1回出ました。味はまあまあ。
香港─ローマの座席の広さは、先ほどと大して変わらないように見えます。
モニタ操作も内容も全く同じ。キャセイは日本語表示を選べ、日本の映画もあるのはポイント高いですね。
ルートはおそらく香港→中国→ミャンマー→インド→バングラデシュ→インド→パキスタン→イラン→アゼルバイジャン→
アルメニア→トルコ→ブルガリア→セルビア→モンテネグロ→ボスニア・ヘルツェゴビナ→クロアチア→イタリア。
1回目の機内食。左下のチキンはなかなか美味しかったです。
2回目の機内食。卵とソーセージと豆。ヨーグルト。スイカは残しました。
12時間半の長丁場でしたが到着。エコノミーの前方にあるビジネスクラスってこんな座席なんですね。
帰りです。機内食の前にまず出てきたのは、おつまみとドリンク。
1回目の機内食。チキンは安定のおいしさ。
直後にハーゲンダッツのアイスクリームもありました。
2回目の機内食の前に、希望者にはヌードルを作ってくれるようで、多くの人が注文していました。
私も頼もうかと思いましたが、乗務員を呼び出してもなかなか来てくれないので、やめました。
2回目の機内食。朝食なのでエッグとソーセージとポテト。
香港─関空のフライトは日本人が少なく、ほとんどが外国人のようでした。
訪日外国人は昨今急増していますが、その一端を見た気がします。
帰りの機内食。味はどれも不味くはないですが、メニューは似たり寄ったりですね。
キャセイパシフィックは新しい機体に乗ることができれば、モニタがタッチパネル操作で日本語表記もあるため便利です。
食事もバリエーションは少ないものの、それなりに美味しく頂けました。
エバー航空
台湾の航空会社です。ここはLCCではありません。
台湾のナショナル・フラッグ・キャリアであるチャイナエアラインと比べると、やや見劣りするでしょうか。
航空会社として初めてサンリオと提携していた事で知られます。
私は台北旅行に行ったときに利用しました。
関西空港→台北行きは2−4−2のシートで、シートピッチは標準サイズ。
足元は普通。
機内食。往路の味は少々イマイチか。
帰りのエバー航空の座席は3−3で小さ目の飛行機。しかし足元は余裕あります。
復路の機内食は美味しかったです。行きと大違い。
ベトナム航空
ベトナムのナショナル・フラッグ・キャリアです。
関空からだとハノイ、ホーチミンを経由して各方面へとアクセスでき、料金も安めです。
私はアンコール遺跡を巡るシェムリアップの旅に行ったときに利用しました。
ホーチミンまでのベトナムエアラインの機内。
シートは2-4-2なのですが、後方の一部のみ2-3-2になっており、私は3列の席でした。
機内後方のシートピッチと足元の狭さは、場所によって異なるようです。私のシートは余裕があります。
後方窓際2席は足元がかなり狭いです。
私の前の前の席から4列シートなので、私のシートの右前方にスペースが空いてます。
テーブルは折り畳み式。前の席の配置がちょっと斜めになってるので、使いにくいです。
機内食の前にはメニューが渡されましたが、和食しか残っていなかったようです。
ご飯とエビ入りカレー。赤大福。
野菜と蕎麦かな。刻み海苔とめんつゆをかけて食べます。
シェムリアップまでのフライトのシートは、さっきと同じくらいでしょうか。
シェムリアップ〜ハノイ間の機内食。ハムソーセージ野菜、パン、ケーキ。味はまあまあ。
ハノイ〜関空間の機内食。ドラゴンフルーツとスイカ、ご飯に和食、パン。
そして漬物とかまぼこが付いていました。こういうタイプの機内食は珍しいかも?
ベトナムエアラインは座席の場所によって、足元が広かったり狭かったりするようです。
食事はアジア的で、日本人の口には合いやすいかもしれません。
ただ、特筆すべき快適さがないのも事実です。
タイ国際航空
タイ航空はタイのフラッグキャリアで、南アメリカを除く全大陸に就航しています。
日本〜タイ路線はLCCが盛況なので、単純なタイ往復よりは、タイ経由で遠方へ行く場合が多いかもしれません。
私も北欧プチクルーズの旅に行ったときに利用しました。
座席は3−3−3。
座席は狭くはないです。フットレスト有り。
モニタは日本語対応のタッチパネル。USBで充電も可能。バンコク〜オスロ便も同様でした。
他の座席の人とチャットも可能。なんと日本上空ならNHKもライブで見れます。
エンタテインメントは、音楽も映画も日本のものは0本か僅かにあるのみ。
またタイ航空のトイレにはコンセントがありませんでした。たいていの飛行機にはあるんですが珍しいですね。
驚いたのは飛行ルートで、オスロ行きの際はアフガニスタンの上空を飛んでいました。
1回目の機内食。蕎麦っぽいものも。
次は軽食としてアイスが出てきました。
バンコクからオスロへのフライト。広さは大阪〜バンコクと似たような感じ。
機内食も似たようなものですが、味は普通。特別美味しくはないかな。
ビジネスクラスはこんな感じですね。
帰りのコペンハーゲン〜バンコクの飛行機の1回目の機内食。
2回目の機内食。朝食メニューですね。
帰りのバンコク〜関空の1回目の機内食。
2回目の機内食は箱に入ったパスタ。しかし辛くてあまり美味しくなかった。
シンガポール航空
シンガポール航空はシンガポールのフラッグキャリアであり、数ある航空会社の中でも、
多数の賞を受賞している世界屈指の高評価エアラインとして知られています。
ちなみにシンガポール航空はシンガポールの会社で随一の規模を誇る、
まさに国家を代表する企業といえる存在です。(日本でいうTOYOTAに当たります)
エコノミークラスですら快適さは世界最高とも言われるほどで、シンガポールエアラインのエコノミークラスで満足できなければ、
他の世界あらゆる航空会社のエコノミークラスでも満足できないでしょう。
私はシンガポール旅行に行ったときに利用しました。
前方の座席は青と黒のシート。
座席の前後はなかなか広そうです。
後方はオレンジとベージュ色のシート。
枕は上下に動かせ、端を折ることもできます。
スクリーンと共に、リモコンや端子は前方にまとまっています。
テーブルとコップケースも無駄のない位置。
テーブルは2段で、なんとミラー付き。
ポケットも4つあって色々入れやすいです。
他のエアラインと比べて足元は広くゆったりしています。足を組めるほど。
深夜便でしたが、まずナッツが出てきました。
到着の2時間ほど前に朝食。味はなかなか。
帰りのフライト。よく見たらなんとコンセントが付いていました。これはいい。
おかげでバッテリーを気にせずパソコンが使えました。
機内食は昼に1回でした。
食後にチョコアイスも出てきました。
ターキッシュエアラインズ(旧トルコ航空)
ターキッシュエアラインズはトルコのフラッグキャリアで、
トルコ航空という名前でも知られますが、日本での名称は前者に変更されました。
機内食が美味しい事、エンターテインメントの多さで知られる航空会社で、
イスタンブール経由で豊富な路線を持ち、値段も(LCCを除く)他の航空会社よりも比較的安価です。
反面、定時発着率がよくなかったり、リコンファームが必要とされていたりといった不評もあります。
ターキッシュエアラインに関しては、リコンファームしなかったからといって予約を取り消されたという話は
あまり聞かず、発券会社の方からも特に必要はないとのことでした。
事前の座席指定はターキッシュエアライン東京支店に直接電話をすることで可能です。
私も電話をしましたがなかなか繋がらず、平日の午前中に8分ほど待っていると通話できました。
対応はわりとスムーズな方だったと思います。
その際にリコンファームについて尋ねると、一応はしてほしいとのことでしたが、
現地出発の2時間前までにチェックインを済ませれば予約が取り消される事はないとのこと。
まあした方が無難だけど、しなくても特に問題はなさそうですね。私はしませんでしたが飛行機に乗れました。
往復の長距離便の座席は2−4−2の並びでした。
シートの色はトルコ石の色になっています。
座席は狭いです。こんなもんなのかな。
しかも私の前のコップ置きが取れてます。周りの席はあるのに…。
座席の前には足置きがあります。
トルコ語と英語の次に日本語のアナウンスがありましたが、どうやらトルコ人が日本語を話しています。
客室乗務員にも日本語を話せるトルコ人がいるようでした。
搭乗前の機内案内ビデオはモニタのみで、しかも巻き戻し画面をそのまま見せるというラフさ。
日系企業のようにフライトの前に荷物がちゃんと固定されて置かれているかなどの確認もなし。
この辺は結構お国柄が出ますね。
モニタはタッチパネルにも対応していました。
これが最近置かれたという、日本〜イスタンブール便のみに用意されている、日本の雑誌ですね。
日本人向けの雑誌で内容も全部日本語。日本のタレントのコラムなんかもありました。
食事前に配られたもの。ポーチの中に耳栓やらアイマスクのアメニティグッズが入ってました。
機内食の前に、なんとメニューが渡されます。英語とトルコ語の表記のものと
日本語のものもありました。
こちらが1回目の機内食。右のケースにはスプーンフォークと調味料が入ってます。
中身はご飯と焼き鳥と野菜。そして形の潰れたパン…。
こちらがあんみつ。面白いチョイスですね。
到着前の2回目の機内食。
噂に聞くだけあって、機内食はなかなかおいしいレベルだと思います。
手がこんでいる感じがしますね。
評価としては、確かに定時発着率は低いです。予定時刻が早まる割に、出発が遅れたりします。
座席もはっきり言って狭いです。非常胴衣が椅子の下にあるので、足を伸ばせるスペースも狭くなってます。
機内食は美味しいレベル。アルコールも注文できるようです。
就航都市数がギネス級に多いので、イスタンブール経由で様々な都市に行けるのも特徴といえるでしょう。
エミレーツ航空
エミレーツ航空のビジネスクラス・ファーストクラスにも乗りました。
別ページで紹介していますので、詳細はそちらをご覧ください。
デルタ航空
ナショナルフラッグキャリアが消滅したアメリカにおいて、今やアメリカを代表する航空会社となりました。
ハワイ便のビジネスクラスが格安なのが特徴でしょうか。
サービスはまぁ普通なんですが、特別優れているというわけでもなく、乗務員の態度もややそっけないところがあります。
太っていて愛想もあまりないアメリカ人乗務員が無表情、無言で機内食を置いていったりしますので、
それを許容できるかが1つのポイントかもしれません。
(もちろん、そうでない人も多数いますが)
マイルに定評があったノースウェスト航空などの合併を経て、規模としては世界最大級のエアラインになったものの、
その怠慢ゆえか総合的な評価は特別高くなく、世界のエアラインランキングでもなかなか上位にランクインしていません。
特別、素晴らしいサービスを望むことがないなら、特に問題はないと思いますが…。
私は、ハワイ旅行の際に利用経験があります。
KLMオランダ航空
オランダのナショナルフラッグキャリアです。
エールフランス‐KLM傘下となり、スカイチームの主要エアラインの1つです。
世界のエアラインランキングでもあまりランクインしていませんが、決して悪くはありません。
特別サービスがきめ細かいわけでもないですが、ずさんということもないです。乗務員も基本は笑顔です。
ただ、機内食は特別美味しくはないです。
どの路線かにもよりますが、KLMオランダの拠点地であり、世界有数のハブ空港であるオランダ・アムステルダムの
スキポール空港を経由する場合、乗り継ぎに大きなストレスが無いというのはポイントです。
悪名高いロンドンのヒースロー空港の乗り継ぎの悪さはよく聞かれるところですし、
フランスのシャルル・ド・ゴール国際空港などと比べても、スキポール空港の悪い噂はあまり聞きません。
私は中欧周遊(チェコ・オーストリア・スロバキア)の際に利用しました。
国際便の選択肢の1つとしては悪くないと思います。
個人的にはデルタ航空よりはマシ、という感じですね。
KLMオランダの長距離フライトでは、シートの頭の部分を任意にへこませることができます。
寝るときに重宝しました。
● 機内食
フライトは往復とも、2回の機内食と、軽食が数回でした。
まず出てきたのは軽食のピーナッツ。なかなか美味しいです。
1回目の機内食。真ん中の部分にビスケットやらフォークやらが納まっています。
中身はチキンと麺。パンはむき出しです。
その後はアイスと水が出てきました。
2回目の機内食。やっぱりパンはむき出し。というよりパンがへこんでます。
中身は焼きそばでした。
機内食の味自体は、不味くもなくまあ普通でした。品によってはやや美味しいものも。
また、水分補給のためか、ドリンクは結構頻繁に出てきました。
確かに機内は乾燥していましたからね。
またおしぼりも頻繁に出てくるんですが、渡された時点では結構熱くて、一度冷まさないと使えませんでした。
帰りです。1回目の機内食。パンはむき出しです。
中身はこんな感じ。
ホテルオークラが提供しているそうなんですが、味付けが外国人に合わせているためか、
日本人の感覚だと「とても美味しい」というほどではありません。
2回目の機内食。ちょっと機内が暗かったです。
中身は卵とカレーっぽいもの。味はやっぱり普通。
ルフトハンザ航空
ドイツのナショナルフラッグキャリアで、ドイツ最大の航空会社です。スターアライアンスの創立メンバーの1つ。
ドイツ国外の航空会社も多数傘下に置く、欧州でも指折りの大規模航空会社です。
「バルカン半島7か国周遊旅行」の際に訪問したことがあります。
特徴は地下1か所にトイレが固まっている事。後方部にはトイレはありません。
羽田〜ミュンヘン区間。足元は普通で、思ったほど狭くない。
機体が新しいのか、モニターは鏡のように反射するほど綺麗。
シートは合理的な造り。機内エンタメは日本語の映画は少しのみ。
驚いたのはトイレは1か所のみで、階段で下に降りるタイプ。こういうのは初だ。
珍しい構造ですね。合理的なドイツらしいということでしょうか。
最初に配られた軽食はクラッカー。
1回目の機内食。味はまあまあいける。
間の軽食。カステラでした。
2回目の機内食。ドイツ風のチョイスで味は悪くない。
降りる途中、ビジネスクラスとファーストクラスの通路を通ります。
ミュンヘン〜ソフィアまでは短距離便。シートは長距離便と比べて簡素。足元は狭くない。
テーブルなどは簡単な造り。USBポートもモニターもなし。
軽食のサンドイッチが1回出ました。
ミュンヘン〜羽田の飛行機。私の座席は中央3列ですが、私の前までは4列席。狭くはない。
なので3席なのにモニタは4つで、しかも右側のモニタを斜めに見る格好に。
出っ張っているので後ろの人にモニターが丸見え。何の映画見てるかばれてしまいます。
そして前方にテーブルがないため、右のひじ掛けの中にテーブルが入っています。
見かけることはありますが自分で使うのは初めてです。
最初に出てきたのはクラッカーっぽいもの。
1回目の機内食はチキンを選択。
2回目の機内食。左上のコーンみたいなのは果物っぽい。
ジェットスター航空
オーストラリアを代表するLCCの1つで、日本でもジェットスタージャパンがあることで知られています。
国際線は、成田発着の場合は人が少ないという理由だけで欠航が多かったりとすごぶる評判が悪いのですが、
関西空港発着であればわりとフライトは飛んでいます。
よく見受けられる評判の悪さは、成田発着の便を利用された方が多いようです。
LCCにしては珍しく、座席のシートが広い方で、快適なほうだと言えるでしょう。
シートも使い古しですが、まぁ綺麗なものが多いです。
国際線も、日本発着ならば日本語が話せる客室乗務員も少数ですがいます。
エアアジアと違い、機内に飲食物を持ち込むこともできます。
日本航空とカンタス航空のコードシェア便もあり、その便であればさらに前の座席にはモニターがついており、
1シート1画面、ちょっとしたアプリや、USBの差込口まであるという、LCCとは思えない設備がついています。
関西空港発着の場合、コードシェア便になりやすいのかもしれません。
LCCということで格安セールを行うこともありますから、関西空港発着ならばジェットスターは狙い目だと思います。
ただし燃油サーチャージが発生するのにはご注意。オセアニア方面だとこれが結構高いんです。
他に注意事項としては、座席によって顧客を管理している
(つまり「A1の座席の客が事前に機内食を予約している」などという情報を客室乗務員も把握、判断している)
ので、座席移動がしにくいということです。
知らずに移動すると、客室乗務員を混乱させてしまうでしょう。
ちなみに私が利用したのは関西空港 ─ ケアンズ便の長距離便です。
おそらくジェットスタージャパンであれば小型飛行機でしょうから、
私の時のように座席が広いわけでも、特別快適というわけでもないでしょう。
ご注意下さい。
エアアジア X
マレーシアのみならず、アジアを代表するLCCであり、アジアではLCCの先駆け的存在。
マレーシア国内でも人気企業で、マレーシア人もリスペクトしているのだとか。
日本でもエアアジアジャパンが登場し、おなじみになったことと思います。
ちなみにXの付いた「エアアジア X」というのは、中・長距離路線を運航している「エアアジアの関連会社」であり、
正確には「エアアジア」とは別の会社になります。
同様に「タイ・エアアジア」や「エアアジア・ジャパン」もグループ航空会社であり、同一会社ではありません。
しかし基本的なシステムや機体は(大きさこそ違えど)「エアアジア」とほとんど同じといえるでしょう。
長所としては、価格が安く、燃油サーチャージをとらないこと。
値段だけ見ればかなり優秀なLCCといえます。
短所は、長距離便でもシートピッチは狭く、座席も窮屈感がありますので、大柄な人は結構しんどいと思います。
ただジェットスターと違い、顧客の管理を座席で行っていないので、後方に空いている席があれば移動でき、
乗客が少ない便であれば、窮屈さは工夫次第で解消できると思います。
またマレーシア経由の場合、到着する空港はメインのクアラルンプール国際空港ではなく
クアラルンプールのLCC専用ターミナルであることと、乗り継ぎまでの時間が長かったり、
そもそもフライトの時間帯が深夜早朝であったりします。これはLCCの宿命的なものでもあります。
ただクアラルンプールのLCC専用ターミナルは深夜早朝でも人が多いですし、
特別治安も悪くないので、乗り継ぎ待ちするだけなら(時間が長いこと以外は)あまり問題はないと思います。
私はマレーシアに行く際にエアアジア Xを利用しましたが、
日本で就航されているエアアジアジャパンは、きっとまた勝手が違うのだろうと思います。
※その他のエアアジア Xに関するレポートはマレーシアの旅行記もご参照下さい。
ジンエアー
韓国のLCCの1つで、大韓航空のグループ会社です。
私はブルネイとラオスの弾丸旅の際に利用したことがあります。
このエアラインの特徴はLCCなのに受託手荷物が手数料なしだったり、機内食も無料で提供されるところ。
3・3の席です。なぜか座席番号が28番からはじまっていました。
LCCですが前の足元は多少余裕あり、ただし横幅が狭い。
そしてLCCなのに機内食があります。調理したものではなく、バナナとヨーグルトとマフィン。
バナナもヨーグルトも普通のものでした。市販されているものなんでしょう。
チェジュ航空
韓国のLCCの1つで、韓国の大手財閥「愛敬グループ」と済州特別自治道が、共同で設立した格安航空会社です。
ウラジオストクの旅の際に利用したことがあります。
日本〜韓国間の運賃はLCCでは最安値レベルで、機内食はドリンク含め有料ですが水だけはタダでもらえます。
乗り継ぎ時間が長い場合は、出発時間の1時間ほど前に仁川のゲートで申請することで乗り継ぎの航空券を発券してもらえます。
関空から飛行機内に乗り込みます。
座席は3−3。シートピッチはなかなかの狭さ。
テーブルなどは簡素なもの。機内食やドリンクは有料ですが、水はタダでもらえるようです。
仁川〜ウラジオストク便も3−3席。関空便とあまり変わらないですね。
私の席は一番前でした。最後のチェックインだからかな。本来ここは有料グレードアップ席らしい。足元ゆったり。
テーブルは左側の肘置きから取り出します。
ちょっと取り出しにくいですけどね。
一番前の窓際に座っていたのは、チェジュ航空の別の便のパイロットのようでした。スタッフも乗客として運ぶとは。
LCCの狭い機体なので、トイレ待ちの間に入り口のドアを観察できます。
エアソウル
韓国のLCCの1つで、2015年4月7日、アシアナ航空によって設立されました。
ソウル旅行2の際に利用したことがあります。
2018年時点で、エアソウルが就航している国際路線の66%は日韓路線といわれるほど日本便が充実しています。
アシアナ航空の古い機体を利用している事があり、LCCの割には座席が広くモニタがついていたり、
水やドリンクが無料であったり、Nintendo Switchの無料貸し出し(路線による)があったりとユニークです。
エアソウルの座席はLCCにしては足元が広めでした。アシアナの機体の再利用らしい。モニタ付きだが操作はできず。
座席の枕も、レガシー同様に伸ばしたり曲げたりできます。
機内持ち込みの荷物制限はかなり厳しいですが、それ以外はLCCとしては乗りやすく、初心者におすすめできます。
中国南方航空
中国を代表する航空会社の1つで、広州を拠点としています。
中国の航空会社はいくつかありますが、その中でも最大規模のエアラインと言われています。
代表的なハブ空港は広州白雲国際空港。そこそこ規模のあるきれいな空港です。
私はネパールの旅の際に利用したことがあります。
中国の航空会社は総じて、あまり評判が高くはありません。
航空会社として最低限のサービス等は備えていると思いますが、客室乗務員の中国人に笑顔はありませんし、日本語も話しません。
ただ日本発着の便の場合は、JALとの共同運行となることがあり、日本人の客室乗務員がいることがあります。
その場合は日本の航空会社と変わらぬ安心感があります。
機内食は味付けがアジア系ですが特別美味しくはありません。
なかにはよくわからず、味もイマイチなんてものもありました。
また中国の場合、乗継の際にもイミグレーションを潜らねばならず、パスポートと航空券にもハンコが必要になります。
通常時の入国審査と同様、そこそこ時間がかかってしまうため、乗継にも入国にも待たされるのが欠点でしょうか。
そして遅延の報告もよく聞かれます。
実際に私も予定していた便が飛ばず、翌日にまわされた経験があります。
私の個人的な感想としては、やむを得ない場合を除き、もう乗りたいと思わないエアラインでした。
● 私の遅延経験
私は広州経由でネパール往復をしましたが、往路の際、関空から広州までのフライトで到着が1時間ほど遅れたばかりか、
広州〜カトマンズの便は次々に遅延し、最終的に翌日の便に変更になるというハプニングが起こりました。
欠航になった理由は不明で説明もなし。(機内で蛇が出たとかなんとかいわれてたらしいですが)
この日は航空会社の負担で、指定のホテルに一泊することに。
出発ゲートで係員が乗客を集め、全員でイミグレーションを通り(しかも時間がかかる)、バス2台に分かれてホテルへ。
空港からバスで10分ほど距離にある『広州空港休日別荘酒店』(Holiday Villa Hotel & Residence Guangzhou)
「ホリデイ ヴィラ ホテル & レジデンス 広州」という、そこそこのランクのホテルのようでした。
夕食・朝食はバイキング形式でしたがゆっくり食べる時間もありませんでした。
翌日、ホテルのバスで空港に向かうも、手続きは自分たちで行えとのこと。
しかも手荷物チェックの際、手渡された航空券の日付が違うからと、一部の人が呼び止められて待たされました。
便が振り替えられた乗客は同じ航空券を持っていましたから、運の悪い人だけ足止めされるようです。
やっと乗れたフライトも少し遅れて出発。結局目的地にはついたものの、対応も良くなく散々なものでした。
本来は往路・復路共に広州での同日乗継が可能であるため、この便を選んだのですが、
到着まで1日かかってしまっては意味がありませんよね。
● シート
シートは左に3席、右に3席でした。
シートは普通です。狭くも広くもなし。
特徴として、座席のすぐ前に広告が表示されています。
帰りの便の広告。便によってスポンサーが違うんでしょうか?
● 機内食
関空〜広州間の往路のフライトでまずはドリンクとスナックがでました。中身はピーナッツですね。
関空〜広州間の往路の機内食。味はまあまあでした。
広州〜カトマンズ間の往路の機内食。右上はスイカっぽいのが入っていましたが、左上のも合わせて食べられませんでした。
広州〜カトマンズ間の復路の機内食はこんな感じでした。
チキンとかビーフとかは言われませんでしたが、これはベジタブルなんでしょうか。
2種類あるようですね。
広州〜関空間で最初にでてきたのはコーラとおつまみとお手拭。
広州〜関空間の機内食はこんな感じでした。
ビールも注文可能。
リコンファームについて
リコンファームとは予約の再確認の事で、旅客が、長時間の途中降機以降の便に確実に搭乗する
意思があることを航空会社に伝える手続きのことを指します。
これは航空会社が、機内食の準備等や、ダブルブッキングを事前に確認できるという利点から、
長らく旅客に対して義務付けてきた手続きで、とりわけ繁忙期はリコンファームをしないと
予約がキャンセル扱いとされる場合があったようです。
現在は手続の手間や経費がかかること、情報機器の発達による予約精度の向上などで、
不要とする航空会社が増えてきています。
今は主要な航空会社はリコンファームが不要なところが多いですが、
ターキッシュエアラインやチャイナエアラインなど、一部ではまだ必要とされているところもあります。
(最もこの2つも、リコンファームしなくてよいという話がありますが)
リコンファームについては、初日の到着時に空港のデスクで帰路の分を済ませるのが最もよい方法です。
電話の場合は英語に自信がないと上手くいかないことがあるようで、その場合はホテルの人に頼んだり、
事務所に直接足を運んだりと、利用者は色々と手を打っているようですね。
リコンファームしなかったからといって予約を取り消されたという話はあまり多くありませんが、
全くないわけではありません。保険の意味でもしておいたほうが無難でしょうね。