飛行機等の乗り物に乗る前に
いざ飛行機に乗る前に、準備できそうなこと、確認することをまとめてみました。
飛行機に限らず、バスや船などの乗り物に長時間乗る必要がある時にも、参考になるかもしれません。
以下は飛行機に乗るという前提で表記していきます。
飛行機等の乗り物に乗る前に 目次
機内持ち込み荷物を確認する
チェックインカウンターで荷物を預ける前に、機内持ち込み用の荷物を最終確認しましょう。
一度預けてしまうと、到着するまでその荷物に触れることはできなくなります。
機内持ち込み荷物といっても、あまりに量が多いと
重くかさばりますので、必要最低限に留めましょう。
人によって基準は違いますし、あっても使わないという人もいるでしょうが、
機内に持ち込んだ方がよい荷物は概ね次のようなものです。
・空調が寒い時に備えて、羽織れる衣服やブランケットなど
・乾燥対策に、リップクリームやハンドクリーム、マスク、保湿グッズなど
・寝る時など楽に座れるように、携帯用まくらや腰当てなど
・(必要な人は)化粧用品。小さい容器に移し替えておくのが望ましい
・(必要な人は)酔い止めの薬、常備薬、コンタクトの保存液など
・時間をつぶすためのグッズ(後述)
・その他、貴重品
それぞれどのアイテムが良いかは、好みにもよりますので、
旅に出る前に日頃から自分に合ったものを探しておくのがベストです。
化粧品など液体物は「100ml以下の容器」で「プラスチック袋に入れる」必要があります。
100円ショップなどで小さいサイズの容器が売られていますので、活用しましょう。
また貴重品は預け荷物にするよりも、機内持ち込み荷物として手元で管理した方が安全です。
機内での時間つぶしグッズ
飛行機での移動は、長時間拘束されることになります。
ぼーっと待っているのが暇だという人は、機内での時間つぶしグッズを持っていくとよいでしょう。
ノートパソコン、携帯ゲーム機、スマートフォン、小説やパズルなどの書籍、オーディオ機器など。
ご自身の興味があるものを選びましょう。普段使わないものを無理に持ちこんでも飽きてきます。
いずれの場合も大きいもの、数が多いのはかさばりますので、それを見越した上で持ち込みましょう。
電子機器類の場合、「電波を発信するもの」はドア開放中のみ使用でき、
「電波を発信しないもの」はドア開放中と飛行中に使用できます。
客室乗務員の指示があった場合は、それに従いましょう。
パソコンの場合は飛行機の中では常にフライトモードに設定しておくのが望ましいですが、
離発着時はパソコンの使用を控えた方がよいでしょう。
私は毎回、時間つぶしグッズは2〜3点ほど持ち込み、飽きない程度にローテーションして使用し、
時には休憩がてら、ぼーっとする時間もとったりしています。
そのフライトがどのくらいの時間なのか、現地との時差も考えていつ寝ればいいか?を把握しておき、
目が覚めて時間ができたときに、グッズを活用しています。
座席の指定、どの席がいいか
飛行機の場合、座席は主に窓際、通路側、その間の席に分かれています。
窓際の席は窓から景色を眺めることができ、通路側だとすぐ通路に出ることができます。
例えば3人で旅行する際に3列並び席を確保できれば、席の交換などの融通が利きやすく、あまり気を使わずに済むでしょう。
どの席がよいかは好みもありますが、旅慣れている人ほど、長距離便の場合は通路側を指定することが多いです。
これはトイレなどですぐに席を立って移動できるためで、私もできるだけ通路側を選びます。
また航空会社によりますが、飛行機の座席は、座席にいる人同士の交渉で、席の交換が可能であることが多いです。
空いている席がある場合、任意での移動ができることもありますが、離陸時は指定された席に留まる方が無難です。
本来座席移動が推奨されていない場合でも、客室乗務員が融通をきかせてくれたり、見て見ぬふりをすることもあるようです。
非常口近くの席は、非常時にその席の人も手助けを頼まれることがあるため、
その航空会社の国の言語が満足に話せる人でないと、その席を指定できません。
エコノミークラスでも席によっては、足を広げる前方のスペースが広い席もありますが、普通の席よりも割高であることが多いです。
飛行機の座席指定は旅行会社によりますが、電話やウェブサイト操作などで個人手配でも行えることが多いです、
ツアーであれば催行会社に問い合わせてみましょう。
当サイトのリンクページにある「SeatExpert」というサイトは、
航空会社の機体別の座席の快適度が分かる便利なサイトです。一度活用してみて下さい。
エコノミークラス症候群に注意しよう
長時間同じ姿勢でいると、エコノミークラス症候群になる可能性があります。
エコノミークラス以外でも起こる可能性は0ではありませんし、
飛行機以外に夜行バスなど、長時間狭い空間に同じ姿勢でいる場合にリスクがあります。
下肢や上腕その他の静脈(大腿静脈など)に血栓(血のかたまり)が生じ、
この血栓が血流に乗って肺へ流れ肺動脈が詰まると肺塞栓症になる可能性があるのが症状。
まずは知識として知っておき、その上で以下の予防を心がけましょう。
・服装はゆったりしたものを身に着ける
体にフィットしすぎていたり、締め付けがある服を着ていると、血流が悪くなります。
靴も同様で、脱げる場合は脱いだ方がよいでしょう。スリッパに履き替えるのもよいです。
・適度に水分補給をする(イオン飲料水がおすすめ)
脱水症状によって血液の流れが悪くなり、血栓ができやすくなります。
またお酒は控えたほうがよいです。
・適度に動く
席を立ってストレッチする、それが難しいなら座ったままでかかとを上げ下げしてみる、
適度に体の向きを変えるなど、長時間同じ姿勢にならないように気をつけましょう。
座っていると、血が下の方に溜まっていきます。