ドイツクリスマスマーケット大阪2011 レポート
●ドイツをはじめとするヨーロッパの冬の風物詩、クリスマスマーケット
2002年から続くドイツクリスマスマーケット大阪が、今年も開催されました
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ドイツクリスマスマーケット大阪2011 目次
タイトル | 旅行日時 | 都道府県 | 旅行先・観光したもの | 移動 手段 |
メンバ ー |
備考 |
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ドイツクリスマス マーケット大阪2011 |
2011/12/23 | 大阪 | ドイツクリスマスマーケット大阪2011 (梅田スカイビル周辺) |
車 | 家族 | イベント |
ドイツクリスマスマーケットとは?
ドイツクリスマスマーケット大阪2011に行ってきましたので、そのレポートです。
この催しは大阪では2002年から開催されているようで、今年も順調に開催中。
先日、大阪オクトーバーフェスト2011にも行きましたが、大阪とドイツは何かと交流があるようですね。
クリスマスマーケットとはドイツに限らずヨーロッパでは一般的で、クリスマスシーズンにオープンするマーケットのことです。
この時期は旅行のパンフレットを見ても、何かとクリスマスマーケット巡りのツアーなどが出ていますよね。
特にその中でもドイツのクリスマスマーケットは世界有数のクリスマスイベントといわれていて、ドイツの各都市の町の中央広場を中心に
色々な露店が立ち並び、クリスマスのための商品や色々なお菓子、アルコールなどが売り出されているのです。
ヨーロッパの冬は厳しいですが、まさにこの時期ならではのイベントといえますね。
場所は梅田スカイビルの前の広場。なぜこの場所かというと、主催が梅田スカイビルに入居するドイツ総領事館だからでしょうか。
ドイツのクリスマスを味わえるイベントとして、毎年11月中旬から12月25日まで開催されています。
会場に設置されるヒュッテ(小屋)はドイツ各地のクリスマスマーケットで使用されるものと同じものをドイツから輸送し、ヒュッテに装飾されるガーランド(人工植物の装飾品)やイルミネーション(電飾)など細部にわたり全てドイツ人のディレクターによりドイツ風に監修されたものだそうで、ヒュッテ内の什器類も全てドイツ製が使われていて、ドイツとまったく同じ様式で開催されるものです。本格的ですね。
店には人形やワイン、ビールやソーセージにお菓子といったものが並び、ドイツ人が接客してくれるそうです。
広場には世界最大級と言われるクリスマスツリーが飾られ、17:00からはライトアップ。
さらに世界に4つしかない木製のアンティークメリーゴーランドが、ドイツからコンテナで運ばれてきています。
遠いヨーロッパを大阪で感じることができる少ない機会ですので、ご興味のある方は是非行ってみてください。
ヨーロッパには行けないけれど、雰囲気は楽しみたい、という方にもうってつけですね。
詳細はこちらのサイトで確認できます。是非参加してみましょう。
●ドイツクリスマスマーケット大阪2011
ドイツクリスマスマーケット大阪2011 概要
◆日程:2011年11月18日(金)〜12月25日(日)
◆開催場所:新梅田シティ(梅田スカイビルの前)
◆開催時間:
月〜木 …………… 12:00〜21:00
金 ………………… 12:00〜22:00
土・日・祝 ……… 11:00〜22:00
◆主催:ドイツクリスマスマーケット大阪実行委員会
(ドイツ連邦共和国総領事館、大阪市、毎日放送、積水ハウス梅田オペレーション(株)、AGPプロモーション)
◆後援:ドイツ観光局、大阪府、ドイツ文化センター、(財)大阪観光コンベンション協会、(財)大阪国際交流センター、朝日放送
◆協力:新梅田シティオーナー会、梅田スカイビル商店会
■クリスマスフレッシュライブ
※大阪パフォーマーライセンス推進実行委員会のご協力により認定パフォーマーが登場します。
■クリスマススペシャルライブ
※12/23〜12/25はChristmas Special。
■世界最大級のクリスマスツリー
クリスマスマーケット会場の中央・空中庭園の真下に登場する約27mの世界最大級のクリスマスツリー。
約10万球の電飾で彩られたツリーは圧倒的な存在感で、光り輝く美しい演出を醸し出しながらクリスマスにちなんだBGMと連動して会場全体を賑わいのある華やかな空間へと盛り上げるシンボル的存在です。
毎年異なるテーマで装飾されることも魅力で、音と光が繰り広げる美しいクリスマスワールド全体の雰囲気を決める象徴と言っても過言ではないほどで、毎年多くの人々を魅了し続け、過去18回の登場と共に大阪の冬の風物詩として定着しています。
初日には17:00から点灯式が開催され、毎日の点灯の際にも歓声が上がり、一気に会場が盛り上がる瞬間を迎えます。
初年度の1993年当時、世界一高かったニューヨークのタイムズスクエア・ロックフェラーのツリーの高さと同じ27mだったことから「世界最大級」のツリーとして現在までこの名称で登場しています。
■本場ドイツのマーケットが丸ごとやってくる
会場にはドイツを代表する工芸品や温かいグリューワイン、香り豊かな焼きソーセージなどの飲食物を販売するヒュッテ(小屋)が約24棟軒を連ね、その多くのヒュッテにはドイツ人が自ら店に立ちコミュニケーション豊かに接客してくれます。
会場に設置されるヒュッテ(小屋)はドイツ各地のクリスマスマーケットで使用されるものと同じものをドイツから輸送したもので、ヒュッテに装飾されるガーランド(人工植物の装飾品)やイルミネーション(電飾)など細部にわたり全てドイツ人のディレクターによりドイツ風に監修されています。
特徴のある装飾はもとより、ヒュッテ内の什器類も全てドイツ製が使われていて、コンパクトにまとめられた器具類からもドイツならではの合理的な国民性が垣間見られます。
このようにドイツ・クリスマスマーケット大阪は、ドイツとまったく同じ様式で開催されるものです。
■「ニコラウス」が登場します
ドイツではクリスマスの主役はサンタクロースではなく「ニコラウス」です。
ドイツの多くの地域では12月6日にニコラウスが一年間良いことをした子どもだけにプレゼントをして、そうでなかった子どもにはお仕置きをするので、
この日がニコラウスターク(ニコラウスの日)と呼ばれています。
ドイツ・クリスマスマーケット大阪では毎週末にこのニコラウスが会場に登場します。
長いひげを生やしてビショップ(司教)の帽子をかぶり、長いマントと杖を持ったニコラウスが会場内を歩くだけでも子どもたちは大喜び。
そしてニコラウスはプレゼントを渡したり、子どもたちと写真を撮ったりしてくれます。
日本でなじみのあるサンタクロースとはちょっと違う、ニコラウスとふれあうことで
ドイツのクリスマスがより一層身近なものになるでしょう。
※ニコラウスの登場する時間はナイショです。また雨天の場合など登場しない場合もありますのであらかじめご了承下さい。
■115年以上のアンティーク「メリーゴーランド」
ドイツ・クリスマスマーケット大阪の会場にひときわ華やかさと楽しさを演出してくれているのが「メリーゴーランド」ではないでしょうか、
このメリーゴーランドが初めて海外に出たのが、2002年に開催されました第一回目の「ドイツ・クリスマスマーケット大阪」でした。
その後毎年、ドイツ・クリスマスマーケットのシンボルとしてドイツからコンテナで運ばれてきます。
手作りで一世紀を超える歴史をもったこのようなメリーゴーランドは非常に珍しく、ほとんどは博物館に展示されています。
現在木製のアンティークのものはヨーロッパに4台しかなく、このメリーゴーランドはそのうち二番目に古いものです。
ドイツでは子どもたちだけでなく大人たちも、家族揃ってメリーゴーランドに乗ります。
そして恋人たちは二人でロマンティックな雰囲気を味わいます。それがドイツ式のクリスマスマーケットの愉しみです。
今年もたくさんの人たちを乗せ歴史の一ページを刻んでいくことでしょう。
■アトラクション
クリスマスツリーの根本に作られたステージでは、初日のクリスマスツリー点灯式を皮切りに毎週末クリスマスソングの合唱やミュージシャンのライブ等のアトラクションを実施します。
本年度は、「大阪市パフォーマーライセンス*認定者」を中心に週末、平日にクリスマスライブを開催します。
*(一定の技術レベルを有する「ストリートミュージシャン」と「大道芸パフォーマー」にライセンス与えられた方々)また、12月6日(火)のニコラウスタークなどドイツの文化を紹介する様々なアトラクションを実施します。
※11月18日(金)の17:00からのオープニングセレモニーには神戸ドイツ学院・ヨーロピアンスクールの生徒の皆さまの合唱を予定しています。
■マーケットのお店
・クリスマス装飾
日本では珍しい多種多彩なクリスマスオーナメントが並びます。
中でも自然素材を使ったドライフラワーが人気で、ほのかな香りと共にツリーを可愛く飾るドイツ定番の装飾として会場でも華やかに彩られています。
・ドイツの伝統工芸品
木工芸品・銀製品・ガラス製品など厳選された貴重なドイツ伝統品が大阪にやってきます。
特に人気なのがエルツ地方の木工工芸品で、くるみ割り人形や煙出し人形など1つ1つ職人の手仕事で愛情を込めて作られたものはマイスターの技が見事に醸し出され、温かみ溢れる癒しのクリスマスグッズとして贈り物にも人気のクリスマスマーケットの定番アイテムです。
・クリスマスギフト
ドイツのクリスマスシーンに欠かせないものの1つである「アドベントカレンダー」。
クリスマスまでの24日間をカウントするカレンダーで、毎日わくわくしながら1つずつ日めくりの扉を開けていきます。
可愛い絵やチョコレートなど嬉しいプレゼントが入っていて、日増しにクリスマスムードも高まります。
子どもから大人まで大人気で毎年完売になる豊富な種類のカレンダーがマーケット会場に登場します。
その他、貴重な蜜蝋のキャンドルやテーブルクロスなどクリスマスシーンの華やかな演出に欠かせないものから、レープクーヘン、シュトーレン、チョコレートといったドイツの代表的なお菓子などクリスマスのおもてなしに欠かせないもの、子どもへのプレゼントにぴったりな可愛いぬいぐるみ、日本でも人気のマトリョーシカや陶器でできたランプハウスなどのクリスマスギフトなどなど・・見ているだけで本場ドイツのクリスマスマーケットに遊びに来ているような気分で楽しくなるグッズがたくさんやってきます。
・グリューワイン(ホットワイン)
マーケットの名物!ドイツでクリスマスマーケットといえば「グリューワイン」。
厳寒のドイツの冬空の下でもクリスマスシーンを楽しめるようにと約80度に温められたホットワインです。
オリジナルのレシピによって赤ワインに砂糖やシナモン・ジンジャーなどのスパイスを効かせて造られ、温めることで絶妙のハーモニーが醸し出された特有のワインは、冷えた体を温めてくれるクリスマスマーケットでの大切なパートナーです。
毎年新しいデザインが登場するマグカップで販売され、このマグカップをコレクションすることもドイツ・クリスマスマーケットの楽しみの1つであり、毎年変わらぬ人気を誇っています。
・ドイツビール
ドイツグルメに欠かせないビールも不動の人気です。
ドイツ人たちの陽気な誘いでついつい立ち止まって手にする冷たいビールは美味しいドイツグルメとの相性も良く、気付けば寒さも忘れて盛り上がってきます。
・ドイツワイン
ドイツから直輸入された赤・白の甘口・辛口のバラエティ豊かなワイン約50種類がずらりと並びます。
中でもオススメはアイスワイン(アイスヴァイン)。
凍ったブドウを圧搾した果汁から造られるドイツ生まれの希少な高級甘口ワインで、最高のデザートワインとして多くの人に愛されている貴重な飲み物です。
気になる色んな種類を試飲しながらお好みの美味しいワインを見つけることも楽しみの1つです。
・食べもの
ドイツグルメの定番!1番人気の焼きソーセージはおなじみの燻製の赤とハーブ入りの2種類が登場。
大きな網の上で焼かれたソーセージは特製のパンとの相性も抜群です。
他にも体の芯から温まる冬の味方、骨付きハムを煮込んだドイツ風オリジナルスープやジャーマンポテト、ブルゴーニュ風のハムサンドに家庭の味がする具だくさんのトッピングが魅力のピザなど、屋外での軽食にうれしいメニューが並ぶだけでなく、独特の甘い香りに誘われる名物の焼きアーモンド、1本ずつ丁寧に焼かれたバームクーヘン、レーズンやナッツなどを入れて焼き上げたドイツ伝統のクリスマスケーキ・シュトーレンやクリスマスデコレーション菓子レープクーヘン、砂糖が塗された人気の揚げパン・ムッセン、子どもに大人気のカラフルポップコーンなどに加え、今年は手作りの飴細工が登場します。
会場では人気のお菓子をドイツからやってきた職人さんが、毎日会場で作りたてのものを販売します。
・お得に楽しんでいただくために
ドイツ・クリスマスマーケットで大人気の「グリューワイン」と「焼ソーセージ」または、「ドイツ風オリジナルスープ」そして、大阪のイルミネーションを望める「空中庭園展望台」をまるごと楽しめるラインアップの定額総計2,200円が1,700円となる、とてもお得なクーポン券を販売します。
●グリューワイン(オリジナルマグカップ付き) 会場定価 900円
●焼ソーセージ又はドイツ風オリジナルスープ 会場定価 600円
●空中庭園展望台 通常入場料(大人) 700円
※全てセットで2,200円→お得な1,700円となっています。
参加レポート
ここ数日ですっかり冷え込んだ感じがします。冷たい風が吹く中、梅田へやってきました。
梅田スカイビルには何度か行ってますが、駅から離れているので、電車だとちょっと歩くんですよね。
今回は車だったので、スカイビルの駐車場に停めることができて便利でした。
地下の駐車場のすぐ上が会場になっていました。
正面入り口はこんな感じです。
ゲートの端には何やら人形が。
入り口の側には案内所があります。
このイベントも恒例になってきました。
入り口にあるこのメリーゴーランドが、ヨーロッパに4台しかないといわれるアンティークのようですね。
説明書きもありました。
店舗数は20くらいあったでしょうか?人がそこそこ多くて盛況でした。
中央にはクリスマスツリーが建っています。
ツリーの下にはイベントスペースがありました。夜になるとコンサートが開かれるんでしょう。
小さいですが何やら乗り物に乗ってレールを走れるようになっていました。
出店していたお店の紹介です。
これはアンティークですね。
こういう小物も、皆ドイツから持ってきたんでしょうね。
見るからに細かそうです。
こちらではクッキーを作っていました。
こちらではバーガーのようなサンドイッチが売られていました。
肉が美味しそうですね。
こちらはジャーマンポテト。ドイツの名物はしっかり揃っているようです。
購入した食べ物を紹介。
これはウインナーですね。ドイツ風というよりは日本風に近かったです。
パンがサービスされるのはドイツでも同じ。
サンドウィッチ。ほぼバーガーといってよいでしょう。なかなか美味しかったです。
ジャーマンポテト。ドイツ料理にはジャガイモは外せません。
ドイツでは、ジャガイモでフルコースを作れないと嫁に行けないなんて話もあるほど。
風が冷たくて寒いので、食べるときは建物の中で皆食べていました。
今回、我々は昼過ぎに行きましたが、祝日ということもあって人が多かったです。
夜になればコンサートも開かれるので、おそらくもっと人が集まることでしょう。
ただ、ビルの隙間風がよく吹き付けてくるため、かなり寒いのが難点でした。
しっかりと防寒対策をしていかれることをオススメします。
イベント自体は雰囲気もよく、料理の味もしっかりしていて楽しめました。
もはや大阪の冬の風物詩にもなりつつあるこのイベント、是非皆さんも体験してみてください。
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