徳島 小男鹿レポート
●徳島には銘菓を扱う「冨士屋」という老舗があるのをご存知だろうか?
歴史ある徳島銘菓「小男鹿」は、県民が誇る高級銘菓だ。
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タイトル | 旅行日時 | 都道府県 | 旅行先・観光したもの | 移動 手段 |
メンバ ー |
備考 |
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徳島 小男鹿レポート | 2011/02/20 | 徳島 | 「小男鹿」老舗「冨士屋」、徳島そごう | 車 | 友人 2名と |
プチ旅 |
徳島が誇る銘菓「小男鹿」
友人の徳島生活も残り僅かかも知れないということで、
今まで行ってなかった徳島市内を散策すべく、徳島へ行ってきました。
今回の旅のメインは「小男鹿」を購入すること。
「小男鹿」は「さおしか」と読み、徳島が誇る歴史ある高級銘菓として知られています。
私も「ケンミンSHOW」で取り上げられるまでは、名前すら知りませんでした。
「小男鹿」は山芋と阿波和三盆糖、小豆と粳米を使い、伝統の手法で練り上げた蒸し菓子。
棹(さお)菓子、棹物と呼ばれる、長細い直方体をしており、切り分けて食べるものです。
背に筋模様があり、地に練り込まれた小豆の粒が斑点となって鹿の子の愛らしい姿をイメージされています。
起源は明治天皇の和歌だそうで、牡鹿の姿と雅び男のこころをお菓子で物語ったものだそうです。
比較的高価であるため、自宅用よりも贈答品として使用されることが多いそうです。(特に徳島で)
「小男鹿」が購入できるのは、昔からこれを作り続けている「冨士屋」さん。徳島の老舗です。
徳島唯一のデパートである、そごうの地下にも店舗がありますが、折角ならと、「冨士屋」さんの本店まで足を運びました。
場所は、JR二軒屋駅のすぐそばです。
店の前には駐車場がありませんので、少し離れたところに車を停め、歩きます。
すると、いかにも古そうな建物の横壁に「銘菓 小男鹿」の文字が。
もしや、あの店か。
やっぱりそうでした、ここが「冨士屋」さん。
店に入ってみますと、正面頭上には「小男鹿」の大きな看板が。誇らしげです。
賞状なども飾られていました。さすが老舗。
入り口入って右手には、賞状がズラリ。
品揃えを見ますと、「小男鹿」はもちろん、「貫禄」という名前のお菓子もあり、
他にもなぜか「長崎カステラ」が売られていました。
老舗ですから、お菓子作りはお手の物なんでしょうね。
店の奥を見ると、「小男鹿」が山積みになっていました。
おそらく発注を受けて、全国に郵送しているんでしょう。
かなりの数でした。さすが徳島に知られた老舗ですね。
商品を見ているとき、ご主人と見られる年配のスタッフが、商品の説明をしてくれました。
さりげなく「小男鹿」を勧めるあたり、やはりこの商品に対するこだわりと誇りがあるのを感じました。
ご主人が嬉しそうに「先日、TVにも取り上げられました」とおっしゃっていましたが、
これはおそらく、先日放送の「ケンミンSHOW」のことでしょう。
私も「拝見させていただきましたよ」と返しました。我々もコレ見て買いに来たようなもんですからね。
もちろん私は「小男鹿」を購入。
その中で友人は、「小男鹿」ではなく「長崎カステラ」を頼むと言うツワモノぶり。
支払いはクレジットカードにしましたが、店のご主人は機械に不慣れなご様子で、
悪戦苦闘しながらも、会計をしてくれました。
領収書も丁寧に書いて頂き、その物腰も穏かで、礼儀正しく紳士的なご主人でありました。
これからも徳島が誇る老舗として、元気に続けていってもらいたいですね。
車に乗り込み、店を後にします。
その後、徳島唯一のそごうを冷やかし、徳島初出店ということで、当時は大いに盛り上がったロフトを見学。
そごうの地下の「冨士屋」さんの店舗を覗くと、こちらも「小男鹿」がありましたが、本店より1円だけ高かったです。
夕食は海鮮を頂いて、大阪に帰ってきました。
さて、これが買ってきた「小男鹿」です。
切るとこうなってます。
味は見た目どおり、甘いんですが甘すぎず、もっちりした食感で美味しかったです。
和三盆の甘さと、うるち米の柔らかさのある、お茶請けによい一品でした。
また1つ、徳島の魅力を感じることができた旅でありました。
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