ウラジオストクの旅


●LCC利用で安価に、長い乗り継ぎ時間を経て、ロシア極東のウラジオストクへ。
  日本から一番近いヨーロッパの港町をコンパクトに楽しむ。


鷲の巣展望台 軍艦海辺通り

ウラジオストクの旅 目次

タイトル 旅行日時 国・地域 地名 旅行先・観光したもの メンバ
備考
ウラジオストクの旅 2019/09/14
〜09/17
ロシア ウラジオストク ウラジオストク駅、
国際客船ターミナル「海の駅」、噴水通り、
鷲の巣展望台、中央広場、軍艦海辺通り、
ニコライ2世凱旋門、グム百貨店裏
1人旅 LCC利用
旅費3.8万

1日目 関西国際空港第2ターミナル国際線エリア

今回はチェジュ航空を使い、格安で2泊4日のウラジオストクに行ってきました。
乗り継ぎ時間が行きは22:35、帰りは4:30というかなりの長丁場でしたが、
仁川空港はアジアでも比較的滞在しやすく、私はラウンジが利用できるのでなんとかなりました。

ウラジオストクへ格安で行くには仁川経由しかなく、日韓関係の悪化によって
格安便が利用できなくなる事を危惧し、多少無理をして早めに予約をねじ込みました。
予約の数日後には9/19からの7C1301/2便の運休が決定しましたので、ギリギリの滑り込みセーフでした。

関空でもラウンジをしっかり利用し、仁川空港ターミナル1にて、ほぼ1日の滞在です。
食事を採りたいときはラウンジを利用。

関空第二ターミナルの国際線へ。ここを利用するのは初めてです。
  

チェジュエアのチェックインには列ができています。セルフチェックインの列ではなかったようです。
  

セルフチェックインをすると仁川までの航空券は出ましたが、ウラジオストクのものは発券できず。
人が並んでいない別のカウンターで聞きましたが、やはりチェックインの手続きはできないとのこと。
受付の人もウラジオストクの対応に慣れていないようで、ベテランのスタッフに助けてもらっていました。
なかなかないんでしょうねこういうケースは。結局予定通り仁川で発券してもらうことにします。

関空→仁川便に関しては利用者が多いのでチェックインは3時間ほど前から対応しているようです。
これならチェックイン発券後にぼてぢゅうにも間に合いそうですね。移動が手間ですが。

出発ゲートへ向かいます。LCCターミナル部門1位って本当かな。
  

保安検査場までの通路には両替所とイモトのwifiのカウンター。
  

保安検査場。そこそこ人がいますが混雑というほどではないか。その手前には電源タップ付きの机も。
  

イミグレーションを抜けると、免税店エリアがありました。正直あるとは思わなかった。
  

フロア全体は決して狭くはなく、最低限の店は揃っているという感じですね。
  

KIXカードの端末はイミグレを抜けてすぐ右端の壁側にありました。忘れず登録。
  

ピーチ側のゲートはガラガラ。ここにも電源タップ付き机があります。
  

ピーチとそれ以外だとゲートは離れているようですね。まあその方がいいか。


関西エアポートの3空港。やはり神戸空港が課題だろうなぁ。


チェジュ航空と春秋航空のゲートはいちばん奥。搭乗時はここを抜けてさらに先へ。
  

なるほど中でさらに分かれているみたいですね。思ったほど歩く距離は長くありませんでした。
  

飛行機までは建物の外に出て徒歩で向かいます。このあたりはLCC。
  

外から見ると第二ターミナルの建物はプレハブ倉庫みたいで、本当に簡単な造りですね。


飛行機に乗り込みます。
  

座席は3−3。シートピッチはなかなかの狭さ。
  

テーブルなどは簡素なもの。機内食やドリンクは有料ですが、水はタダでもらえるようです。
  


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1日目 仁川国際空港リニューアル後のMatinaラウンジ

仁川空港に到着。乗り継ぎゲートを超えてすぐの29番ゲート前は、トランジットツアーの集合場所になっていました。


ラウンジが集まるターミナル1の2階へ。ここは免税店を処理する作業場になっており、少し散らかっています。
  

2つあるMatinaラウンジの1か所が、どうやら最近リニューアルしたらしい。


反対側のMatinaラウンジは変わってないようです。


変わってないMatinaラウンジ側のエリアには仮眠エリアがあります。人気なので場所は取り合いです。
  

しかしベッドは平らではなく、空調も寒いので、一晩過ごすには厳しそう。休憩程度ですね。


新しくなったMatinaラウンジへ入ってみます。
  

フロアの広さは普通ですが、椅子は快適なものが多いです。
  

食事の評価が高いMatinaだけあって、ラウンジとしては品揃えも豊富な方です。
  

ピザや揚げ物、デザートも充実。
  

味も美味しいですが、品によっては油が強く胃腸に負担がかかります。
  

この新しいMatinaラウンジのすぐ前の、このスペースで一晩過ごしました。音がうるさいですがまあ寝られます。
  

乗り継ぎ客が無料で使えるシャワー室。ここはラウンジではありませんので誰でも使えます。
  

深夜はスタッフがおらず、勝手に入ってタオルをとってシャワールームを使えます。タオルはカゴに入れて返却。
  

シャワールームは清潔で十分な広さ。
  

ソープとシャンプーもついています。シャワーの水圧とホットになるまでの時間も十分なもの。
  

翌朝、再びMatinaラウンジへ。メニューは朝食仕様になっていました。
  

消化にやさしい品が多く、胃腸が弱い私でも安心して食べられます。


ラウンジフロアの奥は、相変わらず免税品スタッフが散らかしまくってます。
  

フライト時間の1時間10分前に、スタッフに申し出て、チケットを発券してもらいました。

仁川〜ウラジオストク便も3−3席。関空便とあまり変わらないですね。
  

私の席は一番前でした。最後のチェックインだからかな。本来ここは有料グレードアップ席らしい。足元ゆったり。
  

テーブルは左側の肘置きから取り出します。
  

ちょっと取り出しにくいですけどね。


一番前の窓際に座っていたのは、チェジュ航空の別の便のパイロットのようでした。スタッフも乗客として運ぶとは。


LCCの狭い機体なので、トイレ待ちの間に入り口のドアを観察できます。


フライトは30分遅れで飛んだものの、到着時間はほとんど変わらず。
鉄道の時間に間に合うか心配してましたが、杞憂でした。


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2日目 ウラジオストク空港到着〜鉄道で市内へ

ウラジオストク空港に到着。
飛行機から出て通路に出るとすぐに入国審査があり、質問もされず驚くほど早く終了。
私が先頭でしたのでかなりスムーズに通過できました。

到着ゲートを抜けた先は、空港の1階フロアでした。無料wifiはあるけどつながらない。
  

まずは、中央のエスカレーターの左右に配置されているATM群へ。
  

いくつかのATMを試してみたところ、半数近くは英語表記の仕方が分からないものでした。

こちらのATMは英語表記にはなったものの、1000ルーブルは細かく崩せず、古札紙幣1枚で出てきました。


最もおすすめのATMは、空港入ってエスカレーター右側に並ぶATMの、左から2番目の白いマシンでした。


英語表記が可能で、高額紙幣も100ルーブル紙幣に崩せ、500ルーブルも選択可能で、さらに新札で出てきます。


一番人気の緑色のATMはロシア語表記で、ロシア人には人気のようでしたが、私にはさっぱり。


お土産ショップにはマトリョーシカも並んでいますね。


韓国人の多くはATMよりは普通の両替所を利用しているようです。


こちらは海鮮を扱う店のようですね。キャビアと思われるものが売られています。
  

ここはおそらくロシアで使えるSIMを販売しているのでしょう。多くの韓国人が利用していました。


観光案内所で地図をもらいましたが、ロシア語しかなく地図も小さくあまり使い物にならないかも。
  

英語、韓国語、中国語表記はやたらあるのに、日本語表記はなし。日本人だけが少ないということでしょうか。
  

入り口入って左奥には鉄道の駅に直結する通路がありますが、まだ時間が早いので閉まっていました。
  

鉄道のゲートがオープン。どうやら手荷物検査をするのは降りてきた客のみのようです。


奥へ進み、カウンターでチケットを購入。
  

バーコードを読み込ませてゲートをくぐります。
  

鉄道が既に待機していました。1日に5往復しかしないので、1台を使いまわしているんでしょうね。
  

出発10分前くらいに扉がオープン。2等席の車両は真っ暗です。
  

次の駅で地元の人がかなり乗ってきました。空港からの交通手段というよりは地元の人の足を優先しているのかな?
  

海沿いを走るので、綺麗な海とサンセットを眺めることができました。どうやら地元の人の憩いの場にもなっているようです。
  

釣りをする人、泳ぐ人、のんびりする人など様々。
  


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2日目 ウラジオストク駅〜国際客船ターミナル「海の家」〜宿へ

ウラジオストク駅に到着。足元の段差は大きめ。


駅を出ます。
  

ウラジオストクのメインの駅から少し離れたところにある、空港直結の鉄道の駅です。


ここからメインのウラジオストク駅の方へ歩いていきます。遥かモスクワまでのシベリア鉄道の始発駅です。
  

こちらは国際客船ターミナル「海の家」。内部はお土産屋が並んでいました。
  

海沿いまで歩くと、港が見えました。地元の人ものんびりするスポットのようです。
  

かなり人に近い位置で待機するウミネコ。人からのエサを狙っているのかな。しきりに様子を伺ってきます。
  

ウラジオストク駅入り口まで戻ります。駅前はバス停になっています。
  

駅から歩いて宿へ向かいます。
  

横断歩道は少なく、地下道もちらほら。地下にはショップもあります。
  

ケンタッキーフライドチキンがありました。


横断歩道には標識があり、信号がないところもあります。ここは信号あり。
  

夕暮れ時に噴水通りを歩きます。
  

本日の宿「Gallery and More Guest House」は噴水通りのすぐ近く。
  

個室の棟は受付の建物とは別のところ。


建物内はカラフルな配色。
  

入り口で靴を脱ぎます。
  

地下には共用スペース。自炊も可能なようです。
  

私の部屋は13番。
  

部屋は狭いですが寝るだけなら十分。ベッドは少し高い位置。
  

バインダーは紙でできていて、洗濯バサミで固定するようです。2日分の耳栓つき。
  

昨日はあまり寝れていないので、今日はすぐに寝ます。


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3日目 プリモールスキーカンヂーチェル〜レストラン「KOPE」

翌朝。しっかり寝れました。9:40くらいに外へ。

宿の入り口出たところで猫がいました。
  

このあたりは駐車スペースか。


この時間帯の噴水通りはまだ人が少ないですね。
  

チョコレートショップ「プリモールスキーカンヂーチェル」は9時からと聞いてましたが、10時に変更されていました。
  

隣のショップも10時からなのですが一足先にオープンしたので行ってみると、本屋がありました。


そして本屋で売られている地球儀を見てみると、北方領土がしっかりロシア色になってました。まあ当然でしょうね。


チョコレート屋がオープンしたので、人気商品の「鳥のミルク」とやらを購入。
  

一旦宿に戻ってみると、猫がおかしなポーズで寝ていました。
  

少し休んで観光へ。ランドセルを背負った子がいました。日本独自の文化だと思っていましたが。


(有)うらじおさんを探すも見つからず、仕方ないので先へ進みます。
  

まず向かったのはレストラン「KOPE」。
  

実はここは北朝鮮国営レストランの1つで、ウラジオストクに現在ある3つの店のうちの1つ。
経済制裁の影響で、今年中には撤退するのではないかと言われており、今回がラストチャンスだったかもしれません。
この店の店員は責任者と思われる50代くらいの中年男性が一人と、後は全て若い女性のウェイトレスでした。
客は韓国人や地元のロシア人が中心のようです。
店内ではBGMがかかっていましたが、メロディーのセンスは、やはりかの国を思わせるものでした。

壁には画鋲で絵が飾ってあります。
  

英語メニューはあるかと尋ねたところ、ないと言われてしまいました。一応写真付きメニューではあります。
  

テーブルに並べられたキムチ。これはどうしたらいいのかわからないので手を付けず。
  

テーブルには呼び鈴があり、押すと来てくれます。コーヒーのメニューはなんとか分かりそう
  

平壌冷麺っぽいものを注文したのですが、温かかったので違うのかもしれません。水も持ってきてくれました。


味は普通。野菜は髪の毛が1本混じっていたのであんまり食べませんでした。
  

私が食べたのはこれだけでしたが、他の料理も味は期待できなさそうでした。
北朝鮮人と思われる女性店員は垢抜けしないものの、控えめな笑顔と言動で接客していました。
私は初めて北朝鮮の人を見ましたが、概ねイメージ通りの印象です。
北朝鮮料理を食べられる国は世界でも数少ない上に営業している店舗も少ないので、ここは穴場かもしれませんね。

昼食を済ませたので、近くのバス停でバスを待ちます。
  

15のバスに乗ったつもりが15Kのバスだったようで、少し違うところへ行ってしまいました。やっぱりバスは苦手。
  

小さなバスなのですぐ混み合いますね。


金角湾大橋を渡ったところですぐ降ります。ここの景色も悪くはないか。徒歩で橋を渡るのは無理そうだ。
  

橋の手前のバス停で待つも目的のバスがこないので、仕方なく混んでないバスに乗って戻ります。


橋を渡ってすぐのバス停で降り、マップを頼りに移動。未舗装で凸凹むき出しの歩道を歩きます。
  


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3日目 鷲の巣展望台〜ケーブルカー〜プーキシン劇場

多少迷いながらも、なんとか目的の鷲の巣展望台が見えてきました。地下道を潜って階段を上ります。
  

元々アクセスはあまりよくなく、わかりにくい場所にあります。
  

遠回りになりましたがなんとか到着。
  

展望台にある像は、スラヴ世界にキリスト教を布教し、キリル文字を創案した聖キリルとメトディオス像。
  

半分以上が韓国人で、後はロシア人。日本人もわずかにいました。
  

現地の小学生のグループがやってきました。


ここには幸いにも日本語での注意書きがありました。もちろん韓国語や中国語も。


ウラジオストクを代表する展望台だけあって、ここからの見晴らしは素晴らしいですね。
  

ウラジオストク眺望のハイライトと言えるでしょう。


帰りはケーブルカーに乗ります。
  

丁度ケーブルカーが到着したようですので、乗ってみます。
  

運賃は14ルーブル。動き出すと係員が集金に来ます。
  

乗車時間は2〜3分でしょうか。歩いてもいけるルートでもあります。
  

ケーブルカーの駅の横の坂は、徒歩で移動する人のためのルートです。
  

駅の隣にあるのはプーキシン劇場。1915年に芸術座の松井須磨子が出演し「カチューシャの唄」が大ヒット。
  

その向かいにあるのは極東連邦大学。旧東洋学院で、1899年に極東ロシアで最初の高等教育機関だったそう。
  

歩道を進み、金角湾大橋の真下を通っていきます。一部は公園のような休憩所になっています。
  

これは教会なのか?随分小さいですが鐘があります。


橋のたもとには、戦時中に活躍したらしい人物の像。消えずの炎が炊かれています。
  

海沿いに駅方面へ歩いていきます。横断歩道がそれほど多くないので、渡るタイミングに気を遣いますね。
  

鉄道沿いのすぐ横にまで駐車されています、この線路は使われていないのかな?


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3日目 ニコライ2世凱旋門〜中央広場〜グム百貨店裏〜噴水通り

アンドレイ教会前の広場。ここは観光ツアー客も大勢集まるエリアでした。
  

ここには潜水艇C-56博物館もあります。かつて製造されていた潜水艇の内部に入って展示を見る事ができます。
  

アンドレイ教会前。このあたりはなんだか軍事色が強そう。
  

ニコライ2世凱旋門。現在のものは2003年に再建されたものだそう。
  

最低限の造りこみはされている感じです。さすがにラオスのものとは違うか。


凱旋門の前には博物館。珍しく日本語表記の垂れ幕がありました。
  

再び海岸沿いへ移動。
  

このあたりの遊歩道はなかなかいいですね。軍艦海辺通りというそうですが。
  

地元の人も散歩していました。穏やかに海を見ながら軍艦を眺められます。
  

修復中の教会を横目に見ながら歩き


中央広場に到着。こういう場所にはたいてい偉人の像が建ってますね。
  

大量の鳩にエサをやる人もいました。雀も少し混じっています。
  

少し歩いてグム百貨店の裏、通称「グム裏」のれんが倉庫は、最近若者がカフェなどをオープンしているそう。
  

共産国でも今の若者は垢抜けた雰囲気を好みますからね。
  

歩いて宿まで戻ります。誰の像だこれは。


宿に戻り、翌朝チェックアウトする旨を伝えてデポジットを返却してもらいます。


噴水通りから海沿いを歩いてみます。こちらにも大きな噴水。
  

何かイベントがあるのか、テントが出ていました。
  

ウラジオストクは眺めの良い海岸が多いですね。町中でもサンセットが楽しめます。
  

何やら子供向けの遊園地のような施設も。
  

湾岸沿いの町なので適当に散歩してるだけでも楽しめますね。
  

屋台の土産屋で、小さなマトリョーシカを300ルーブルで購入。ロシア土産には是非欲しい。
  


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4日目 ウラジオストク国際空港ラウンジ

翌朝、6:25に宿を出て駅まで歩きます。まだ薄暗いですが太陽は昇ってますね。街灯も最低限はついている。
  

駅に到着。夕陽に照らされる駅も美しいですが、写真だと暗くなってしまいました。
  

駅に入る際には手荷物検査。自動券売機はあるものの窓口は7:00からのオープンでした。
  

自動券売機に挑戦する人もいましたが、私は窓口で買う事に。韓国人ばかりですが日本人の方も何人かいました。


7:10の列車に乗車。
  

車内は到着時に乗った時と同じ車両でした。相変わらずスピードはあまり早くない。


ウラジオストクの空港に到着。
  

ゲートオープンは8:50だそうで、30分前から並んでいたのでほぼ先頭で手続きできました。
  

帰りに関しては関空までの航空券を2枚出してくれました。このほうが面倒がなくていいですね。

免税店が並んでいますが、出国審査が混むようなのでさっさと行きます。
  

私はチェックインが早かったので出国審査待ちの人はわずかでしたが、やはり国籍によっては時間かかってました。


出国審査待ちは2列あり、左に韓国人が4名、右に東欧国籍とみられる2名。
最初右に並んでいた私は、前の人がかなり時間がかかっているのを見て左に移動。
予想通り左の列は早く通り抜けることができました。
私の体感ですが、韓国人の出国審査はかなり早い方で、日本人はさらに早い気がしました。

出発ゲートは3つほどしかなく、特に広くはありません。
  

ターミナル自体が最近改装されたので、全体的には綺麗ですね。
  

比較的最近にできたらしいPrimorye Loungeはゲート3の横にありました。入り口が分かりにくい。
  

入ってみると朝早い時間だからか受付に人がおらず、呼びかけるとやる気なさそうな女性が出てきて対応してくれました。
  

広さはそこそこで、ラウンジという感じがしますね。
  

新しいラウンジということで綺麗です。wi-fiはないようです。
  

スタッフを含めてまだ人がほとんどいません。キッズスペースの個室もあるようですね。
  

キッズスペースだけで3部屋くらいはあるような。


会議室もあるようです。
  

食事の品揃えは最低限ですが、味はまあまあいけます。ライス以外は。
  

果物やクリーム入りマドレーヌのようなものも。
  

一部有料の商品もあるようでした。別に買わなくても必要なさそうですが。
  

水ボトルは青ラベルが炭酸入り、緑ラベルが炭酸なしでした。
  

トイレも全て個室タイプ。
  

出ようと思ったら婦人が入ってきて、間違えて女性用の個室に入ってしまった事に気づきました。
  

私が平然としていたので、向こうも多少面食らった程度で特に問題はなし。ていうかマークがよく見ないと分かりにくかった。
  

トイレ自体は普通。ボタンの大きさで大小を区別。


水道はひねり方がちょっと分かりにくいですね。
  

北朝鮮の高麗航空を探しましたが、時間帯的にまだ来てないようです。


仁川で5時間ほど乗り継ぎ待ちをして帰りました。
  

乗り継ぎ時間の長い小旅行でしたが、ウラジオストクは一度行ってみたかった場所。
見どころが多いわけではありませんが、日本から一番近いヨーロッパという言葉通りでした。
まだまだ日本人が少ない場所ではありますが、少ない日程で行ける旅行先としては有力候補といえるでしょう。


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今回の旅で感じたことなど

今回は乗り継ぎ時間が22時間半という長丁場でしたが、仁川空港はアジアでも評価が高い快適な空港で、
寝床さえ確保できれば一晩くらいならなんとかなりました。
私の場合はラウンジを使い放題なので、食事の心配がいらないという点でも気は楽でした。
ラウンジを使えなくても、シャワーは無料ですし、寝床もラウンジの外で探せるので、ハードルは低そうです。
プライオリティパスでは一晩明かせるラウンジは1つしかないうえに、寝心地が良くないですからね。

ウラジオストクでまず驚いたのが韓国人の多さです。
中国人もツアー客を中心にいますが、韓国人はツアー客よりも、個人客を多く見ました。
日本人は割合としてかなり少なく、空港や町中は中国語、韓国語の表記は目立つのに日本語はあまり見かけません。
韓国人の一人旅の人も多く、こういうのを見てると、個人レベルでは海外に挑戦する人の割合は
日本人は韓国人にはるかに負けている気がします。もっと多くの日本人が頑張って外国に出てほしいですね。

ウラジオストクの人は周りにあまり関心を示しませんが、どちらかといえば親切で、日本人に対しても好意的という印象でした。
初日の夕方に宿で水が流れないシティトラブルがあったり、歩道などは未舗装が多かったりと、
インフラがしっかり整っているとはいい難く、バスがややこしいなど観光向けの整備も不十分とはいえますが、
沿岸沿いで綺麗な海を眺められるスポットが多く、のんびりするには悪い場所ではないように思えました。

日本人からすればロシア自体、あまりよい印象を持たれていない国ではありますが、
ロシア国民自体は悪い人たちではないように感じます。
英語の通用度は確かに低いですが、がんばって意思疎通をしてくれる人もいますし、
アジア人が多いこともあってか、居心地の悪さを感じるようなことはありませんでした。

ウラジオストクはかつて日本人が住んでいたこともあって、日本にゆかりのあるスポットも点在しています。
シベリア鉄道の始発駅でもあり、小さな町ながら特別な意味のある、旅情をそそる都市といえるでしょう。


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今回買ってきたお土産

ロシアのお土産の定番といえば、日本から伝わったとされる説があるマトリョーシカ人形。
胴体の部分で上下に分割でき、その中には一回り小さい人形が入っていて、
これが何回か繰り返され、人形の中からまた人形が出てくる入れ子構造になっているもの。
一般的には5〜6構造だそうですが小さいものもあります。

私は海岸沿いの土産屋で、小さなマトリョーシカを300ルーブルで購入。3ピースのミニサイズでした。


そしてウラジオストクではプリモールスキーカンヂーチェルというチョコレートメーカーがあり、
ウラジオストク生まれの老舗で、100年以上続いているブランドなのだそう。

なかでも地元で人気なのは「鳥のミルク」と呼ばれるチョコ。


チョコレートは硬くて割りにくかったですが、さすがの美味しさでした。
  


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今回のフライトの詳細

今回のフライトはLCCであるチェジュ航空を利用。関空〜仁川間はセール運賃だったので普段より少し安めです。
座席指定なしのスタンダードシートで受託手荷物と食事はなしです。
乗り継ぎ時間が膨大なのはネック。

チェジュエアはLCCながら、公式サイトからなら支払手数料が無料で、
独自のマイレージプログラムを用意するなどの特徴を出しています。
数ある関空〜韓国行きの便の中でも最安値を出すことも多く、注目のエアラインですね。

フライトスケジュール
往路 2019/09/14(土)
大阪 11:50 〜 ソウル(仁川) 13:50
 便「7C 1301」 座席「26D」 所要時間「2:00」
フライト待ち時間「22:35」
ソウル(仁川) 9/15 12:25 〜 ウラジオストク 16:10
 便「7C 5102」 座席「2D」 所要時間「2:45」

復路 2019/09/17(火)
ウラジオストク 10:50 〜 ソウル(仁川) 12:30
 便「7C 5163」 座席「3E」 所要時間「2:40」
フライト待ち時間「4:30」
ソウル(仁川) 17:00 〜 大阪 18:50
 便「7C 1306」 座席「3E」 所要時間「1:50」

フライト料金  合計 24,420円
・航空運賃 13,300 JPY
・燃油サーチャージ 3,720 JPY
・空港利用料 7,400 JPY
※Information on Taxes(空港利用料内訳)
PASSENGER SECURITY SERVICE CHARGE(OI) 310 JPY
PASSENGER SERVICE FACILITIES CHARGE INTERNATIONAL(SW) 1,230 JPY
INTERNATIONAL TOURIST TAX(TK) 1,000 JPY
INTERNATIONAL PSC DEPARTURE TAX AND GLOBAL DISEASE ERADICATION FUND(BP) 1,780 JPY
TERMINAL USE CHARGE DOMESTIC ARRIVAL(RI) 3,080 JPY


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今回の旅行の経費

今回は航空券と宿泊がセール価格で利用できました。食事はラウンジと軽くレストランで食べたのみ。
ウラジオストクの難点はホテルの選択肢が少ない事なので、日数を少なくする事で安価に抑えました。
※単位はRUB(ロシアルーブル) レートは1RUB=約1.688円
 日本円がはっきりしているものは円で表記。★はカード払い。

■総合計:  37,892円
24,420円 + 8,365円 + 1,080円 + 980円 + 980円 = 35,825円
400 RUB + 560 RUB + 388 RUB = 1,348 RUB ⇒ 2,275.4円
35,825円 + 2,276円 = 38,101円

●航空券運賃(チェジュ航空)  合計 24,420円★

●宿泊費用(9/15〜17)  合計 8,365円★
Gallery and More Guest House 8,365円(RUB 5,040) (Booking.comわくわくセール20%オフ)
- 客室 ¥6,785
- 消費税/VAT20 % ¥1,357
RUB 6,300→RUB 5,040  (2泊分)

●海外旅行保険  1,080円★
海外旅行保険【off!】オーダーメイドプラン 1,080円

●食費  400 RUB
・1日目昼 関西空港KALラウンジ
・1日目夜〜2日目昼 仁川空港ラウンジ
・3日目昼 北朝鮮レストラン  400 RUB
・4日目朝 ウラジオストク空港ラウンジ
・4日目昼 仁川空港ラウンジ

●交通費  合計 560 RUB
・ウラジオストク空港→ウラジオストク駅  近郊電車(エレクトリーチカ)2等 250 RUB
・バス2回 23*2 RUB
・ケーブルカー 14 RUB
・ウラジオストク駅→ウラジオストク空港  近郊電車(エレクトリーチカ)2等 250 RUB

●土産代  合計 388 RUB
・プリモールスキーコンヂーチェルの「鳥のミルク」チョコ  88 RUB

●その他日本での費用
関西国際空港〜鶴ケ丘 (往復) 980円*2


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今回の旅行メモを公開

今回も、旅行メモを公開します。
旅の準備 > 旅行メモを作成しよう」もご参照ください。

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