トルコとマルタの旅 1日目 地中海の島国マルタ共和国へ
●日本人に人気のトルコ・イスタンブールと、地中海の島国マルタへの1人旅。長編その1。
知られざる地中海の島国マルタの首都バレッタは、中世の町並みが残る歴史の街だった
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トルコとマルタの旅 目次
- トルコとマルタの旅 1日目 地中海の島国マルタ共和国へ
- 今回の旅は安価で無駄のないスケジュール
- 美しい地中海に囲まれたミニ国家・マルタ共和国
- マルタ共和国の特徴と名産
- 1日目 出発〜KALラウンジ〜アタテュルク国際空港〜空港ラウンジへ
- 1日目 マルタ国際空港到着〜バスで首都バレッタへ
- 1日目 カスティーユホテル到着〜リパブリック通り散策
- 1日目 聖ヨハネ准司教座聖堂〜博物館
- 1日目 騎士団長の宮殿〜兵器庫
- 1日目 アッパーバラッカガーデン〜サンタルチア・ストリートでお土産〜夜景を見ながら夕食
- トルコとマルタの旅 2日目 静寂の町イムディーナと地下墓地の町ラバト散策
- 2日目 朝食〜バスでイムディーナへ
- 2日目 イムディーナ散策〜大聖堂
- 2日目 大聖堂付属博物館〜堡塁広場〜ギリシア門
- 2日目 ラバト散策〜聖パウロの洞くつ〜カタコンペ〜聖パウロ教会〜博物館
- 2日目 バスでスリーマへ〜海岸散策〜バレッタへ
- 2日目 オーベルジュ・ドゥ・カスティーユ〜国立考古学博物館
- 2日目 ローアーバラッカガーデン〜カーマライト教会〜聖母ヴィクトリア教会〜夕食
- トルコとマルタの旅 3日目 マルタ共和国からトルコ・イスタンブールへ
- トルコとマルタの旅 4日目 東西文化が混じるイスタンブールを終日散策
- 4日目 景色を見ながら朝食〜トプカプ宮殿へ
- 4日目 広大なトプカプ宮殿を散策〜ハレム
- 4日目 新市街へ〜イスティクラール通りを路面電車で進む
- 4日目 ガタラ塔〜ドネルケバブ実食〜グランドバザール
- 4日目 マクドナルド〜ブルーモスク
- トルコとマルタの旅 5日目 アヤソフィアを観光し、ひたすら休んで深夜便で帰路へ
タイトル | 旅行日時 | 国・地域 | 地名 | 旅行先・観光したもの | メンバ ー |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
トルコとマルタ の旅(長編) 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 |
2015/08/20 〜08/26 |
マルタ | バレッタ | 聖ヨハネ准司教座聖堂、 聖ヨハネ大聖堂美術館、 騎士団長の宮殿、兵器庫、 アッパー・バラッカ・ガーデン ローアー・バラッカ・ガーデン カーマライト教会、国立考古学博物館、 オーベルジュ・ドゥ・カスティーユ |
1人旅 | 街歩き 世界遺産に 宿泊 |
イムディーナ | メインゲート、見張り台、大聖堂、 博物館、堡塁広場、ギリシア門 |
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ラバト | 聖パウロ教会、聖パウロの洞くつ カタコンペ、博物館 |
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スリーマ | 街歩き | |||||
トルコ | イスタンブール |
トプカプ宮殿、タクスィム広場、 イスティクラール通り、グランドバザール、 ブルーモスク、アヤソフィア博物館 ヒッポドロームのオベリスク |
今回の旅は安価で無駄のないスケジュール
今回はトルコ航空(ターキッシュ エアラインズ)を利用してマルタまで行き、
帰路でのストップオーバー(途中降機)にてイスタンブールに滞在するというスケジュールです。
関西空港からイスタンブールまでを結ぶトルコ航空のフライトは、関西出発の便が深夜の時間帯(22:30)であり、
イスタンブールから関西空港までのフライトも、現地時間の00:50発という深夜便になっており、
時間に無駄がないスケジュールになっているのが特徴です。
トルコ航空は(LCCを除き)他社と比べて比較的航空券が安価であり、機内食の評判もいいようです。
リコンファームが必要で遅延も多いという評価もありますが、人気のトルコへ直行便で行けるのは大きいですね。
また今回は、以前から検討していたプライオリティパスを楽天プレミアムカード特典で入手できましたので、
今後は世界各国の空港のラウンジも調査していきたいと思います。
美しい地中海に囲まれたミニ国家・マルタ共和国
今回の旅で訪れたのは、トルコ共和国とマルタ共和国。
トルコは日本人にも人気の親日国ですので説明不要でしょうが、
マルタというと日本ではあまり馴染みのない国ですので、簡単にご紹介。
マルタはいわゆるヨーロッパのミニ国家と言われる国の1つで、地中海に囲まれた島国です。
イタリアのシチリア島の南に位置しており、面積は316平方kmで東京23区の半分の大きさです。
美しい地中海を最も楽しめる国と評価する人もいます。
イギリス統治時代が長いため、自動車は左側通行で右ハンドル仕様。日本の中古車も見かけます。
カルタゴ、共和政ローマ時代に既に地中海貿易で繁栄し、その後一時イスラム帝国の支配に
入ったこともあり、それに抵抗して戦ったマルタ騎士団がこの土地の名前を有名にしました。
小型犬のマルチーズの発祥の地であり、マルチーズの名はマルタに由来するといわれます。
東西冷戦の終結を告げる歴史的なマルタ会談の舞台でもあります。
地中海のリゾート地というよりは、城塞に囲まれた歴史の国であり、中世の町並みが今も残されています。
公用語はマルタ語と英語で、主にヨーロッパ諸国からの観光客が多い観光国であり、マルタ人も親切と言われます。
世界遺産にも登録されている首都バレッタに、繁華街スリーマとセントジュリアンズ。
保存状態のよい建物が残る静寂の町イムディーナやラバトなど、小さな島に見どころは多いです。
ゴゾ島には風光明媚な丘陵と豊かな歴史があり、海には青の洞門などのスポットもあります。
マルタの歴史を見てみると、新石器時代から人間が生活していたといわれ、その神殿群は世界遺産に登録されています。
かの有名なカルタゴやローマやイスラム帝国の支配をうけ、
スペイン統治時代に聖ヨハネ騎士団が強大なオスマン帝国の攻撃をマルタで防ぎ、
ナポレオンに占領され、後にイギリス支配下になり、第二次世界大戦では空爆に晒され、
冷戦の終わりを告げた歴史的なマルタ会談の舞台も、ここマルタ共和国でした。
あまり知られていないだけで、世界の歴史の重要な局面では度々マルタが関わっているのですね。
(ちなみにマルタ会談が行われた場所は港町マルサシュロックだそうです。今回は行ってませんが…。)
国の名を冠するマルタ騎士団は領土を持たない国家であり、主権実体(sovereign entity)として承認し
外交関係を有する国が約95か国あると言われ、国際連合にオブザーバーとしても参加しています。
歴史あるヨーロッパにおいて、その存在感は現代でもなお健在なんですね。
マルタ共和国の特徴と名産
地中海のヘソと呼ばれるマルタには、前述のようにマルタ騎士団の遺構が残され、
首都バレッタに宿をとれば、世界遺産の町に宿泊することができます。
マルタには、同じく世界遺産に登録されている、巨石文化時代の神殿群や、
紀元前2400〜2500年頃の先史時代に建造された地下遺跡も残されており、ロマンもあります。
海に目を向ければ、岩場が多いために砂浜は少ないですが、地中海の美しい青い海が広がり、
クルーズに乗れば海原のトンネル「青の洞門」があり、離島のゴゾ島は本島よりも海が深く青いといわれます。
またマルタは、知る人ぞ知る猫の国で、猫好きにはたまらないと言われています。
マルタ猫という品種を含め、人口の倍近くもの野良猫が生息しているらしく、島中の至る所にいます。
猫を神の使いとして敬った歴史があるため、漁師の網をネズミから守るためなど、諸説あるそうです。
マルタ料理は野菜が多めで、ニンニクやハーブを多用した香り高さが特徴。
また肉は牛肉の他、ウサギ肉もよく食されています。
イタリアに近いのでジェラートも人気。
マルタの代表的な飲み物は、マルタ・ラガービール「CISK(シスク)」。
マルタ版コーラといわれる「Kinnie(キニー)」は最近は欧州でも手に入りますが、
日本での取り扱いはなく、マルタ独自の飲料として知られています。
苦めのオレンジと様々なハーブを混ぜたような風味を持ち、
炭酸はコカコーラやペプシコーラと比べて軽いのが特徴といわれます。
定番のお土産としては、マルタ特産の蜂蜜やマルタワイン、マルタのお菓子ハニーリング。
かつてマルタで見かけたクラシックバス(ネコバス)のキーホルダーや、
十字軍のエンブレムをあしらった小物類。マルタの銀細工など。
多くの日本人が知らないマルタという国ですが、見どころも名産も他のヨーロッパの観光都市に引けは取りません。
わざわざ訪れる価値は十分にある、地中海の魅力的な島国と言えるでしょう。
1日目 出発〜KALラウンジ〜アタテュルク国際空港〜空港ラウンジへ
今回は8/20の22:30のフライトで出発ということで、8/21日を1日目とした4泊7日の旅になります。
今回からはプライオリティパスがあるので、関空で唯一このカードが利用できるラウンジへ。
ユニクロの横を通りすぎ
通路を奥に進むと
こちらがKALラウンジ。大韓航空のラウンジですが、国内外どの航空会社でも利用可能です。
ここは保安検査所の前のエリアにあるため、時間に余裕を持って滞在しないといけません。
広さはそこそこでしょうか。スタッフが1人で頻繁に飲食物を補充していました。
おにぎりとミネラルウォーターがあります。パンはありませんでした。アルコールやソフトドリンクも。
ミニサイズのカップ麺をいただくことにします。
一食分には余裕でなりますね。ソフトドリンクも美味しかったです。
21時ちょっと前にラウンジを後にしました。
イミグレを通り出発ゲートへ。今回は2番ゲートでした。
ここは特に広いゲートで、ゆったりしています。
ANAとエジプト航空のコードシェアと言ってましたが、機体はターキッシュエアラインのものですね。
座席は4−2−4です。
シートの色はトルコ石の色になっています。
座席は狭いです。こんなもんなのかな。
しかも私の前のコップ置きが取れてます。周りの席はあるのに…。
座席の前には足置きがあります。
トルコ語と英語の次に日本語のアナウンスがありましたが、どうやらトルコ人が日本語を話しています。
客室乗務員にも日本語を話せるトルコ人がいるようでした。
搭乗前の機内案内ビデオはモニタのみで、しかも巻き戻し画面をそのまま見せるというラフさ。
日系企業のようにフライトの前に荷物がちゃんと固定されて置かれているかなどの確認もなし。
この辺は結構お国柄が出ますね。
モニタはタッチパネルにも対応していました。
これが最近置かれたという、日本〜イスタンブール便のみに用意されている、日本の雑誌ですね。
日本人向けの雑誌で内容も全部日本語。日本のタレントのコラムなんかもありました。
食事前に配られたもの。ポーチの中に耳栓やらアイマスクのアメニティグッズが入ってました。
機内食の前に、なんとメニューが渡されます。英語とトルコ語の表記のものと
日本語のものもありました。
こちらが1回目の機内食。右のケースにはスプーンフォークと調味料が入ってます。
中身はご飯と焼き鳥と野菜。そして形の潰れたパン…。
こちらがあんみつ。面白いチョイスですね。
フライトモニターを見ていると、カザフスタンの南を飛んでいるようでした。
フライトのルートとしては、日本→韓国→中国→カザフスタン→アゼルバイジャン→ジョージアの上空を通り、
トルコに行くようです。トルクメニスタンは綺麗に避けてますね。
当然シリアやイラン、イラクにも近づきません。
アルメニアも避けているようで、北の黒海側からイスタンブールに入るルートのようです。
到着前の2回目の機内食。
噂に聞くだけあって、機内食はなかなかおいしいレベルだと思います。
手がこんでいる感じがしますね。
5:35到着。到着時刻は予定通りのようです。
アタテュルク国際空港に到着。
結構きれいですね。
トイレはまあそんなに珍しくないんですが
トイレから出ると、トランスファー用の荷物検査の列がすごい並んでました。
短時間でこれほど混むとは予想外でした。というか乗り継ぎなら検査なしかと思ってましたが。
少しぼーっとしていて手荷物検査に時間がかかってしまいましたが、ようやく抜けてエスカレーターを上がると。
ショッピングエリアにつながっていました。
乗り継ぎの案内板をチェック。どうやら2時間前じゃないとゲートが表示されないようです。
施設が色々ありそうなので、見て回ってもいいのですが
少し寝不足ですし、ラウンジに入ることにします。この上のようですね。
まずはHSBCラウンジに入ってみます。
こちらのラウンジも定期的にスタッフが巡回して、食器を片づけたりしていました。
広すぎず狭すぎずでしょうか。
そこそこ人がいます。すいてればソファーで横になれそうですね。
このラウンジから下を見下ろせます。この空港で椅子に座れる場所は少ないそうですからね。
飲食物はこんな感じ。パンと軽食が多いですね。
味はまあ普通です。一番右のはそこそこ美味しいかな。
7:10。一度ラウンジを出てフライトモニターを見に行くと、308ゲートになっていました。
まだ少し時間があるので、もう1つの方のラウンジも見に行ってみます。
comfortラウンジ。先ほどのHSBCラウンジのちょうど向かい側にあります。
こちらもプライオリティパスで入れるラウンジです。
座席は先ほどのHSBCラウンジの方が勝手がよさそうですね。
しかしここの食事は温かいものが提供されているようです。
コックも常駐しているようですし、食はこちらのラウンジの方がよさそうです。
こちらにはトイレの前にシャワールームもあります。この一室を完全に締め切らないと
ドアを開けたら丸見えの位置です。
シャワールームは2室。
トイレに入ってみました。少し大きめの個室ですね。
ボタンが大きい割に、押しても大して水が流れませんでした。
まあ少しは上品なトイレかもしれません。
フロアの構造がそうなのか、少し落ち着かない感じも受けるラウンジでした。
ラウンジを出て地下にいくと、もっと豪華そうなプレミアムクラスラウンジが。
ここは入れなさそうでした。ラウンジの数が多いですね、この空港は。
(帰りに気づきましたがここもプライオリティパスで入れます。帰路で入りました。)
1日目 マルタ国際空港到着〜バスで首都バレッタへ
初めて訪れる空港ですから、迷わないうちにゲートの場所を探しに行くことにします。
しかし案内板が多いので、それほど迷わなさそう。
お祈り所の看板が大きいです。お国柄当然ですね。
細長い通路でつながっている空港です。
待合室もそこそこ広いのが救いですね。
ターキッシュエアラインが世界各地に便を飛ばしていることもあり、
アタテュルク国際空港は様々な人種の人で溢れ返っています。
これほど国際色豊かな人が集まる空港は、ヨーロッパではあまりないかもしれません。
マルタ行きは人気のようで、これだけの人が待っています。
今回の便はマルタ航空とのコードシェアみたいですね。
日本人もちらほらいるようで、私がベンチで座っていた隣の人や、
私の飛行機の座席の前に座っている人が、日本人の方でした。他にも数名いるようです。
特に案内もなく、自然に登場開始が始まりました。パスポートを見せてチケットを切ってもらい
前に待機しているバスに乗り込みます。
定員になった頃合いにバスが出発していきます。
バスが到着。誘導も何もないので一斉に乗り込みます。
ここはターキッシュエアラインだらけです。近距離便の滑走路なんでしょうね。
何度も列が止まりながら、機体へ乗り込みます。
機体の前方はプレミアムエコノミーっぽい席でした。
座席は3−3です。
レザーシートで、座り心地は悪くありません。
足元もわりとゆったり。むしろ長距離便よりこっちの方が座りやすい…。
そしてやはりフットレストがついています。
なんとシートの枕の高さを上げられるようです。面白いですね。
飛行機への乗り込みは概ね予定通りなんですが、離陸がなかなか行われず、
結局予定時刻を30分以上過ぎていた気がします。
空調は最初寒かったですが、寒がる人が多いのかすぐに温度が上がりました。
その辺の対応はしてくれるんですね。
イスタンブール〜マルタ便は2時間半くらいですが、機内食が1回出るようです。
やはりまたメニューが配られました。今回は日本語なしです。
今度のパンはトルコ風のパン。短距離でも機内食のレベルは変わらず高いと思います。
マルタ到着。飛行機を降りてバスでイミグレへ。
小さい空港ですから、建物入るとすぐに入国審査でした。
マルタ人はのんびりしていると聞きますが、イミグレも1人あたりにやたら時間がかかりました。
30分以上かかってようやくイミグレを通過。
通路を進むとエスカレーター。その手前に観光パンフレットがあり、皆とっていました。
エスカレーターを降りると。
手荷物受取所です。キニーの広告がありますね。
売店が少しあります。KinnieとCISKが並んで売られています。
こちらでエアポートシャトルバスの手配ができるようですね。
撮影していたら、カメラの方向にムスリムの女性がいたため、売店の女性の人が駆け寄ってきて、
彼女を撮ってはだめよ、と諭されました。「OK,ごめんよ」と返しておきます。
こちらもそれは理解していて撮るつもりはなかったのですが、そのように見えてしまったようですね。
日本から離れたら、その点はやはり神経質にならないといけないようです。
手荷物検査所を出ます。ここを出たら引き返せません。
出てすぐにもう1つ簡易の荷物検査所があり、係員に呼び止められました。
全員ではなく、たぶんたまに係員のチェックが入るんでしょう。
私と、もう1人日本人女性の2人だけが引っかかりました。アジア人だからなのか?
空港の入り口に到着。出迎えの人でにぎわっています。
少し空港を散策しましたが、銀製品を扱っている店はないようですね。
ブランドの装飾品っぽい店はありましたが…。
空港の観光案内所で地図をもらいます。バスは2時間で2ユーロらしい。
空港の外に出ます。紫外線が強く注いでくるのがわかります。
小さいながら、マルタの空の玄関口です。
ユーロとマルタの国旗。
こちらがバス停。このバスはバレッタ方面には行かないようです。
バレッタ行きはこれですね。バスが来るまで待つしかありません。
5〜10分ほどでバスが到着。11:48のバスが11:43に来ました。2日券の2ユーロを買います。
カーブにさしかかると私の座っている席だけ、上から水が降ってきました、たぶん空調の不具合なのかな。
荷物がモロ濡れてしまいましたが、普通の人は反応が薄いようです。
マルタ人は最初はとっつきにくいらしいですからね。
バスの速度がそこそこ早くてカーブも揺れるので、スーツケースが転がらないように抑えなくてはいけません。
撮影する余裕もなく、頑張ってスーツケースを支えます。
1日目 カスティーユホテル到着〜リパブリック通り散策
バスは終点で到着。ここが首都バレッタのようです。
馬車が停まっていますね。観光地である証です。
降り立ったはいいものの、どこから入ってよいのかわからず、ロータリーをうろうろ。
ぐるぐる回ると見つかりました。ここが町の入り口、シティーゲートのようです。
入り口入って右手に、バレッタシティーゲートと書いてありました。
観光客で賑わっていますが、とりあえず宿を探さないといけません。
地図は把握していたのですが、途中の道が工事中だったため、わかりにくかったです。
建物を参考に辿っていくと、どうやらここのようですね。
こちら側はカフェの入り口のようで、どこから入るのか探していると、店にいる人が
「ホテルかい?そこを曲がったところだよ」と言ってくれました。
工事中の細い通路を通り、入り口に入ってチェックイン。
ホテルの年配のスタッフの方は、少しだけ日本語を話すようで「こんにちは」と挨拶してくれました。
ここのホテルのスタッフはどの人も丁寧でフレンドリーです。
ハーフボードを2食分注文し、とりあえず部屋へ。
(ハーフボードとは、1日のうち2食がついていること。普段は朝食のみですが安い追加料金で夕食もつけられます。
ちなみに3食付の場合はフルボードというそうです。)
部屋に入るとこんな感じ。スーツケースを置く場所は十分ありそう。
バストイレ。ここはヨーロッパの宿では珍しいバスタブ付です。
シャワーの水圧が弱く、お湯もなかなか出ませんが…。
ミネラルウォーターもつけてくれていました。
テレビの下の椅子をどかしてカーテンを開けると
テラスになっています。ちょっと暑いですが。
大きく古いクローゼットには、セキュリティボックスがついてありました。
自宅から持ってきた水は、先端部分がへこんでいました。しかも元に戻らない…。
トルコの空港ラウンジでとってきた食料。昼食にします。
荷物を置き、改めて散策へ。宿の入り口はこんな感じ。
一応3つ★ホテルらしい。あんまりそういう印象は受けませんでしたが…。
しかしすぐ隣で工事しているのでうるさいです。
ホテル出て右手には、奥まで坂が続いていました。
分かりにくい工事中の道を避けて、バレッタのメイン通りを目指します。
こちらは観光案内所のようですね。
この道を抜けると
聖母ヴィクトリア教会にでます。
リパブリック通りの方へ歩いていきます。
こちらにも教会と像が。
シティゲート近くに来ました。
シティゲート横の階段。城壁の跡という感じがしますね。
立派な建物の中にバーガーキングが入っていました。
リパブリック通りを先に進んでいきます。メイン通りですから人が多いですね。
マクドナルドがありました。世界遺産に溶け込んでいるマクドです。
外見以外に特筆すべきものがないので、今回は中へは入りませんでした。
引き続き通りを歩きます。
左を見ると、坂の奥に海が見えます。
聖ヨハネ大聖堂の前の広場には、店を出している人が多くいました。
昼過ぎに人通りが多くなるみたいですね。
1日目 聖ヨハネ准司教座聖堂〜博物館
パレス広場に到着。子供たちが噴水で水浴びをしていました。
広場の前には、騎士団長の宮殿があります。
さてまずは、聖ヨハネ大聖堂に入ってみます。
チケットを買います。6ユーロ。マルタはチケットをゲートに読み込ませて通る観光地が多いです。
料金にはオーディオガイドが含まれており、ここは日本語ガイドもあります。
いよいよ中へ入ります。
ここはフラッシュなしなら撮影可能。ヨーロッパはそういうところが多いですね。
絢爛豪華な大聖堂です。ヨーロッパでもここまで豪華な大聖堂は珍しいそうです。
そして床には、騎士団の有力者の墓標になっています。墓標を敷き詰めた床というのも珍しい。
どこを見ても、見事な装飾だらけですね。
天井にもびっしりです。
バレッタ随一の観光地と言われていますからね。
教会なので、肌の露出がある人には入り口で布を貸し出していました。
マルタ騎士団のマークも刻まれていますね。
奥の部屋に進むと
こちらも見事な肖像画ですね。
様々な旗が掲げられています。
こういう場所で一休みするのもいいですね。
大聖堂は博物館へとつながっています。入場料はこちらも込み。
ここからは撮影禁止でした。しかし展示物もそこそこ多く、見ごたえはありましたよ。
さて、聖ヨハネ大聖堂をあとにします。
入り口はゲートなのに、出口はアナログですね。
通りがかった道に、SUSHIの店。今や世界中どこでもありますね。
カフェあり坂あり、狭い路地の向こうに海あり。
1日目 騎士団長の宮殿〜兵器庫
先ほどのパレス広場にあった建物の中に入ってみます。
各国語のガイド有、という看板ですね。
中庭まで入ってみます。案内板には複数の施設のうち、半分以上クローズとありました。
よくわかりませんが、とりあえず奥まで行ってみることに。
こちらが兵器庫の入り口。
受付のお姉さんにクローズしているのか?チケットはここなのか?を聞いてみます。
英語を話せるか?と聞かれたので、少し、とジェスチャーすると「busy.」と反応されました。
お姉さんはゆっくりはっきりした英語で説明してくれ、どうやら5つくらい施設があって、
そのうちの2つをチケットで入ることができる、ということらしい。
おそらくその2つというのは、こちらの目的である騎士団長の宮殿と兵器庫のようです。
チケットはここで買うことができるが、順路は先ほどの広場の所から進むらしい。
一通り説明し終えた後、「OK?どうする?」と聞かれたので、私は「10ユーロ払うよ」と返答。
これでチケットを買う意思があることが伝わったようです。
知ってる英語でなんとか対応できるもんですね。
チケットを購入し、先ほどの広場の側の建物から入場。
おじいさんがチケットを確認し、パソコンで何やら打ち込んでいました。ここは自動じゃないのか…。
さて、ここを抜けると
こちらが騎士団長の宮殿。これぞマルタですね。
床には騎士団のマーク。
観光客もここは少な目。混雑してたら楽しめない場所ですね。
大聖堂もいいですが、こういう建物の方がいかにも騎士の国らしくて良いですね。
今にも動き出しそうな甲冑が並べられています。
個人的にバレッタの一押しスポットです。来れてよかった。
堪能したので出口へ。これも古そうな階段だ。
出口を出ると、なるほど、先ほどの兵器庫の入り口の方につながっているんですね。
先ほどの受付で待っていると、チケットがあるならそのまま通ってよいとの事なので、奥へ。
なるほど、奥でチケットを読み込ませる機械があるようですね。
古めかしい石版です。
さて中へ入ってみます。
こちらは防具のコーナーでしょうか。鎧がずらり展示されています。
兜も展示されています。かつてこれを身に着けて戦いに挑んだのでしょう。
価値の高そうな鎧が並んでいますね。
これはバレッタの模型でしょうか。
必見はこれ。陣形を組んだ甲冑が並べられています。
後ろには騎兵が控えています。迫力ありますね。
鉄仮面。顔は急所ですからガッチリ固めないといけませんね。
甲冑の数々。これだけあると金持ちがコレクションしてそう。
武器防具を集めた博物館というのも、面白いものですね。
大聖堂もですが、ここでも巨大扇風機がガンガン回ってました。保存条件上、冷房入れられないんでしょうね。
肖像画付きの展示。この方々の所有物だったんでしょうか。
この部屋を出て、反対側の部屋へ行ってみます。
ここは武器庫のようですね。
珍しそうな武器も展示してあります。
銃も多いですね。
大砲も置かれています。迫力ありますね。
大砲の弾も。重くて威力がありそうです。
小型の大砲でしょうか。
サーベルにレイピア。貴族の武器という印象があります。
槍などの武器も、数多く並べられています。
クロスボウ他、珍しい武器も沢山。
壁にも武具がかかっていて壮観です。
ここもなかなか面白いところでした。さすが騎士団の町ですね。
中庭を通って帰ります。
庭も当時のままなんでしょうか。それはないか。
路地を通り、ホテルの方角へ。
ホテルの前の道は快晴の坂道。奥には海が見えますね。
1日目 アッパーバラッカガーデン〜サンタルチア・ストリートでお土産〜夜景を見ながら夕食
ホテルで少し休んだ後、近くにあるアッパーバラッカガーデンへ。
イタリアの見晴らし台とも呼ばれ、19世紀まではイタリア人騎士団の遊びと休憩の場だったそう。
現在もバレッタを代表する公園の1つです。
観光客の方が多い公園かもしれません。
グランドハーバーがよく見えていい景色です。
ここは毎日12:00と16:00に、1発だけ大砲が発射されます。
大砲発射の前にガイドアナウンスが長々と流れます。一目見ようとこの時間は人がだいぶ集まってきます。
大砲の前に向かう人は1人のみ。
掛け声とともに発射!
煙が舞い上がります。
その後、しばらく音楽が流れて終了。
まあもう大砲発射が見られれば、あとは景色以外見るべきものはありません。
部屋で休んで時間は16:55。店がまだ開いている今日のうちに、お土産を買いに行くことにします。
トロイの風船を膨らませてました。マルタ関係なさそうだし単なる見世物でしょうか。
サンタルチア・ストリートには、マルタ名物の銀細工フィリグリーの店が並びます。
いくつか店がありましたが、今回はこちらのお店で商品を選びました。
知っている英語で色々と質問。
店の商品は銀商品ばかりですが、全てメイドインマルタだそうです。
うちの母にプレゼントで指輪をあげたい。マルタクロスのフィリグリーがよいと伝えたところ、
ショーケースをあけて商品を見せてくれました。
最初におすすめしてくれたフィリグリーの指輪をチョイス。
会計の際、テーブルに置かれてあったマルタ十字のペンダントトップが気になり、
他の店を冷かした後、また店に戻ってきて、自分用に購入してしまいました。
穏やかながらしっかり対応してくれますし、値段も良心的でよい買い物ができたと思います。
店のオーナーご夫妻。快く撮影をOKしてくれました。
この通りはもう少し店舗があるかと思いきや、シャッターを下ろしているところもあり、
18金の高価なアクセサリーのお店などもあって、店の選択肢はあんまり多くないかも。
しかしマルタの名産のフィリグリーを選ぶなら、サンタルチア通りをまずチェックするべきですね。
先ほどのトロイ風船。もうしぼんでました。結局なんなんだこれは。
そろそろ夕方近いので、シティゲート前のバス停留所エリアへ。
ちょっとした売店はここくらいしかありません。マクドの看板あるけどこれは単なる宣伝。
歩いて宿へ戻ります。この辺もバレッタらしい光景。
少し迂回してオーベルジュ・ドゥ・カスティーユへ。
ここはかつてスペイン・ポルトガル出身の騎士団の宿泊所として建設されたもので、
現在は首相官邸が置かれているため、内部の見学は不可となっています。
入り口に置かれてある大砲は、写真撮影スポットですね。
部屋に戻り、先ほど購入したキニーを飲みます。コーラですが後味がハーブっぽくて私には合わないかな…。
食事前にシャワーを浴びたのですが、シャワーの水圧が弱いうえ、お湯になるのに時間がかかります。
最初の5分くらいは常に水だったり、途中で熱くなりすぎたりと、使い勝手は悪かったです。
トイレも水圧が弱く、使用後のペーパーは横のゴミ箱に捨てました。
河川の乏しい島国なので飲料水や下水処理がそれほど強くないんでしょうね。
またマルタの水道水は海水を含んでいますが、飲むことができます。
しかし口に入れた瞬間、飲むのを憚られてしまうようなしょっぱさがあります。
ミネラルウォーターを飲む方が無難と言えるでしょう。
夕食をとるため、エレベーターで最上階へ。バレッタのホテルの多くは屋上がレストランになっています。
エレベーターを出ると、すぐレストラン。
ルームキーを持っていくとハーフボードであることが伝わるようです。
メニューが渡され、ハーフボードの場合は前菜、メインディッシュ、デザートの3つを
それぞれ1つずつ、選択肢の中から選ぶ形式のようです。各3〜4品ありました。
パンは食べ放題のようですね。といっても2回食べれば十分でした。
レストラン単体でも営業しているだけあって、スタッフは親切でサービスもよかったです。
ドリンクも注文。私は水にしました。後で気が付きましたがドリンクは別会計です。
室内とテラスにテーブルがありますが、やはりテラス側がおすすめです。
ここのレストランの魅力は、何といっても屋上からの展望です。
夕日に輝くマルタ国旗。夜になると旗を降ろします。
まずは前菜。魚のスープ。
外を見ると夕日が沈んでいくところでした。
メインディッシュのチキン。さすがマルタのレストランは量が多い。
夜になるとテーブルにろうそくを置いてくれます。
景色を見ながらの食事はいいもんですね。他の人もリラックスしてます。
だいぶ陽が落ちてきましたね。
ヨーロッパのレストランらしく、食事の時間は1時間半ほどゆっくり時間をかけました。
デザートのケーキ。レストランらしく見た目にもこだわりますね。
宿に付く食事とはいえ、ちゃんとしたレストランですので味もサービスもよく、
ハーフボードとはいえしっかりした夕食を楽しむことができました。
1人でもレストランでの食事ができるという点もありがたいところです。
ただ時差を考えると日本の夜中の3〜4時くらいにそこそこ重いものを食べるので、
胃腸の調子は整えておかないとつらいかもしれませんね。
2日目はちょっとお腹を下しましたからね。
あたりはすっかり夜。
今日は深夜便であまり寝れず、そのまま観光をしましたから、さすがに疲れました。
ゆっくり休んで明日に備えます。
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