松山・道後温泉旅行
●四国一の都市・松山と、四国一の観光地・道後。
偉人も多く人口も四国一、伊予松山は四国にこれあり。
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松山・道後温泉旅行 目次
タイトル | 旅行日時 | 都道府県 | 旅行先・観光したもの | 移動 手段 |
メンバ ー |
備考 |
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松山・道後温泉旅行 | 2010/12/11 〜12/12 |
愛媛 | 松山、松山城、道後温泉 | 車 | 友人 2名と |
現存12天守 |
1日目・前編 松山城と松山の繁華街
いつものように金曜の晩、徳島に住む友人宅に泊めさせてもらい、翌日より1泊2日の道後温泉旅行に行きました。
移動手段は全て車です。やはり四国は車がメインになりがちですね。
愛媛には以前、今治に泊まったきりでしたが、今回は県庁所在地の松山に行くので、しっかりとした愛媛観光ができそうです。
途中のサービスエリアでみかんを売っていましたので、良さそうなものを買いました。
愛媛名物ポンジュースも、ここからは売店でも売っているようです。
松山に到着、しばしドライブ。
車線が多いのですが、右折・左折する際には気を使います。
交通量もそこそこ多く、路面電車も来るので、慣れるまで大変そうです。
路面電車は便数が多いため、県民の足として日常的に利用されているのがわかります。
そして路面電車の上には、必ず何かしらの名言が書かれています。
後で気が付いたのですが、おそらく正岡子規の出身地なので、こういう工夫があるんでしょう。
ぐるっと城周辺を1週して、結局最寄の駐車場で停めることに。
いざ松山城へ向かいます。
加藤嘉明公の像が立っていました。
城へはロープウェイを使わないと登れません。
入り口の側にはこんなものが。
乗り場の1Fでチケットを購入。
2Fでは「坂の上の雲」の展示館があったようですが、今回はスルーします。
1Fと2Fの吹き抜けの壁には、超巨大な「坂の上の雲」の看板が。
奥に進むと記念撮影ができるパネルがあって、係員に誘導されるまま記念撮影。
帰り際に写真を見ただけで、買いはしませんでしたが。
この日は雨も風も多少あったため、隣のリフトはお休みでした。
我々はロープウェーに乗って上を目指します。
ロープウェーを降りると、降り場のすぐ前方に土産屋。
松山城は日本に12しかない現存天守の1つ。
石垣や城が当時のまま残っています。
坂道を進んでいきます。
城の中は綺麗に整備されていますが、当時の建物は残ったままです。
坂を上ると広場になっていました。
券売所の側には、ご当地ゆるキャラと思われるものを発見。
券を買い、いよいよ天守へ向かいます。
靴を入れるコインロッカー。これがあるから靴が散らばらないわけです。
無造作に靴が置かれていたりすると、ちょっと雰囲気を損なったりしますからね。
現存天守に多く見られるように階段は急です。
このギシギシ軋む床も当時からあったのだと思うと、ロマンがあります。
城の内部には至るところに展示物。
松山城はこの辺りでは最も高い建物なので、視界は良好です。
当時の武士達も、この景色を見ていたのでしょう。
帰り際、城の入場口の手前にあった売店茶屋で休憩しました。
道後名物の坊ちゃん団子がありました。
いかにも団子らしい団子です。
お茶との相性は抜群で、本当にほっこりできました。
城側のロープウェー乗り場。
行きは停止していたリフトが、帰り際には再開していました。
ロープウェーの下のネットにも名言が。
この辺りはきっと正岡子規をリスペクトしています。
城を楽しんだら、次は松山の繁華街へ。
当初は寄る予定はなかったのですが、折角なので流れで向かうことに。
流石、四国一の都会だけあります。
この規模のアーケードは四国ではここぐらいしかないでしょう。
松山名物の1つ、労研饅頭(ろうけんまんとう)が売っていました。
(普通の饅頭よりやや油分が多いかもしれませんが、まぁ普通の饅頭の範囲内のものでした)
このアーケード、一通り歩いてみて回ると2,30分はかかるほど大きなものです。
歩きながら四国の小話を思い出していました。
「四国の人がまとまった大金を手にしたら、
徳島ではそのお金で商売をし、高知ではお酒を飲み、
愛媛ではショッピングに使い、香川では貯金する。」
この話が本当なら、愛媛では思いっきりショッピングができる場所があるのだろうと思っていましたが、いやあ、確かにありましたね。
地下にも少しですがこういうショッピングエリアがあります。
ここにも労研饅頭がありました。
松山や道後の人は、本当に人馴れしています。
人に対して物怖じすることもなく、堂々と接客してます。
潔さすら感じるほどです。
ただ、ひょっとしたら本音が言えないでいるのかな?と感じることもありました。
1日目・後編 道後温泉
繁華街を満喫後、道後へ。
松山と道後は近く、中心都市の松山からほんの5〜10分ほど車を走らせただけで、温泉街に到着します。
中心都市から温泉街へ、これほど距離が近いというのは、珍しいかもしれませんね。
今日宿泊のホテル。
安い、部屋広い、食事うまい、元々結婚式場なのでサービスも良いと、ここまで快適な宿は珍しいというくらい、素晴らしいところでした。
今まで私が泊まってきたホテルでも上位にランクインするほどのオススメ処です。
道後温泉も徒歩圏内と、立地も申し分ないです。
部屋に荷物を置いて、いざ道後温泉へ。
ホテルからの道すがら。
見えてきました。
側の道路に思いっきり車が走っているので、一瞬本当にここか?と思うほど。
まごうことなき道後温泉です。
古い歴史のある著名温泉にして、四国を代表する観光地です。
通称、道後温泉本館といいます。
本館前には朝から晩まで常に観光客がいて写真を撮っています。
なので写真を撮ると、どうしても観光客が入ってしまいます。
本館前から伸びる商店街のアーケード。
規模は小さめなんですが、駅から道後温泉を結んでいるため、常に人が絶えることはありません。
内部はカメラ撮影禁止らしいんですが、それに気が付いたのは結構後になってからでした。
一応禁止されているということで、ここでは公開しないことにします。
道後温泉の詳しい情報はネットで調べればいくらでも出てくるので、解説は割愛して感想を。
この温泉の珍しいところといえば、室内風呂だということでしょう。
普通「〜温泉」といえば、露天風呂があり、風情のある景観の中で
ゆったりと入浴、というイメージが強いですが、ここは完全に建物の中です。
休憩室でお茶を飲めたり、個室があったり、国宝を含む展示物があったりと、
言うなれば古い建物の博物館の中に温泉があるという感じです。
国内ではあまりないタイプの温泉なので、不思議な感覚でした。
普通の温泉地に飽きたという方は、是非おすすめですね。
そして温泉もただの湯ではなく、日本国内でもひときわ古い、3000年もの歴史を持つといわれている、日本最古級の温泉です。
これまでに様々な歴史上の著名人も訪れたそうです。
道後温泉には神の湯と霊の湯の2つがあり、どこに入るかによって入浴料金が異なってきます。
我々が今回購入したのは、霊の湯の2階席、1200円のチケットでした。
これは結果的に成功だったと思います。
神の湯だけなら安く入れるんですが、おそらく地元の人も入っているのか、すごい人でした。
観光するなら、人も少なくゆったり入れる霊の湯をおすすめします。
我々がまず通されたのは2Fの休憩室。
一通りの説明を受けて、下着をつけたまま浴衣に着替えて身支度します。
最初に入った霊の湯は、人も少なくのんびりできました。
天井に空洞が空いており、それが音を反響させているようで、どことなく風情がありました。
風呂上りには、セットになっているお茶とお菓子を頂いてのんびり。
2Fの休憩室の近くにある展示室を覗いて、3Fの坊ちゃんの間も見学。
続いて神の湯にも入りましたが、脱衣室の時点でえらい人でした。
お風呂は2箇所あるんですが、どちらもすごい人です。
まるで夏休みのプールのような人ごみで、しかも全裸の男だらけなので、むさ苦しい中とりあえず少しだけ入浴することにしました。
2Fの休憩室に戻って、帰り際に又新殿(ゆうしんでん)へ。
ここは昭和天皇がお使いになったお部屋だそうで、解説付きでの見学ができます。
解説者のおばちゃんがしきりに「はいどうぞ、はいどうぞ」と連呼して見せてくれていたのが印象的でした。
坊っちゃんの間の外から見た建物の正面側。
まぁこの写真は公開しても大丈夫でしょうか。
道後温泉を堪能したので、ぶらりと散歩。
夜になると商店街の人通りはまばらですが、それでも誰もいない事はありません。
ローソンもこんな感じ、景観に気を遣ってるんでしょうね。
コンビニには坂の上の雲の小説も置いています。
道後温泉駅まで歩いて宿に戻りました。
宿の夕食はこちら。
ボリューム、味ともに申し分なし。
私はそれほど宿の食事を美味しいとは言わないんですが、ここのは美味しいと思いました。
2日目 昼の道後〜帰路へ
翌朝の朝食。バイキング形式でした。
品数はそれほど多くはないですが、こちらも美味しくいただけました。
チェックインを済ませて荷物を車に詰め込み、レンタサイクルを借りました。
昼の道後温泉本館。横から撮影。
道後温泉本館の横にあった像。
道後温泉本館から道路を挟んで前にある休憩所と、そこにある石碑。
昨日の夜も行った道後温泉駅に向かうと、何やら出発式がはじまっていました。
市長が挨拶していたりと、そこそこ著名人が集まっているようです。
これは計算外だったのですが、駅に入りたくても入れない雰囲気に。
ここでずかずか歩いていくのは空気が読めないというもの。
仕方なく終わるまで待つことに。
待ってる間、商店街側の建造物を撮影。
足湯はここにありました。
駅ではテープカットがはじまりました。
この電車の出発式ということみたいです。
折角なので見届けました。
お待ちかねの、駅にあるお土産屋へ。
この道後温泉駅は終点なのですが、なかなか風情があります。
坊ちゃん列車。式の時は移動させていました。
ホテルに帰る途中、湯神社というのがありました。
石の階段を上った先に、お参りできるところがあります。
今回で一通り松山・道後を見て回ることができました。
これで四国の大きな見所を、また1つ観光しました。
徳島に帰ってきて、ついでに徳島ラーメンに寄り、淡路島ではたこせんの里にも寄って、帰って来ました。
こうやってついでに寄れるスポットがあるのも、四国観光に慣れてきたからでしょうか。
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