済州島旅行
●韓国のハワイと言われる、韓国の南島、済州島。
日本の沖縄にあたるその島は、韓国観光の穴場かもしれない。
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済州島旅行 目次
- 今度の目的地は済州島
- 1日目 お化け道路〜龍頭岩〜自然史博物館〜新羅免税店〜eマート
- 2日目 パークサザンランド〜万丈窟〜城山日出峰〜オールインハウス〜済州民族村〜サングムブリ〜NANTA
- 3日目 ジョアンスタジオ〜柱状節理〜天帝淵瀑布〜大侑〜ロッテ免税店
タイトル | 旅行日時 | 国・地域 | 地名 | 旅行先・観光したもの | メンバ ー |
備考 |
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済州島の旅 | 2010/12/04 〜12/06 |
韓国 | 済州 | 龍頭岩、NANTA、万丈窟、城山日出峰、 オールインハウス、済州民族村、天帝淵瀑布 |
母と2人 | カジノ |
今度の目的地は済州島
韓国へは1度行ったことがありましたが、今回向かったのは韓国の南の島、「済州島」です。
母と2人でツアーに参加してきました。
事の流れは、元々、済州へは以前からカジノ目当てで行こうと思っていました。
母もいるので、せっかくなので観光もしようということに。
済州の移動手段は車がメインなので、個人で行くにはタクシーをチャーターすることになります。
それなら観光バスツアーで回ってもらう方が効率が良さそうだったので、
ツアーは元々あまり好きでないんですが、済州に関してはツアーもやむなしかなと。
済州へは関空からは直行便が1日1便しかなく、しかも格安チケットが単体だと取りにくいため、
マイルを使っての渡航も検討したのですが、ちょうど安いツアーがあったのでそちらに参加することにしました。
サーチャージ込みで、ホテル・観光・全食事付きで1人4万円のツアーでしたからお買い得でしょう。
以前の韓国訪問はソウルでしたが、その時は写真も1枚しか撮れずじまいでした。
(あまりソウルでは公共建造物の撮影が歓迎されないため)
今回はかなりの枚数、写真を撮ったのですが、母に多すぎると突っ込まれてしまいましたよ。
食事は日本人観光客が少なからずいて、かつ需要が高い店を選んでいるためか、どれもかなり美味しくいただけました。
今回のツアー、食事は満足のいくものでした。
1日目 お化け道路〜龍頭岩〜自然史博物館〜新羅免税店〜eマート
飛行機に乗り込み、いよいよフライト。
フライト時間は1時間半〜2時間くらいなんですが、国際線というだけあって往復とも機内食が出ました。
(ちなみに国内線の場合は1時間半でもドリンクサービスのみです)
コリアンエアーでしたが、日本食がでました。
島が見えてきます。
降り立った空港。
空港出口の待合広場で待っていると、添乗員が登場。
あらかじめ分けられていた番号通り、バスに乗車。
まずは「お化け道路」へ。
この道路は、見た目は上り坂に見えるのに、実際は下り坂になっていて、物を転がしたり、エンジンを止めた車も坂を転がっていきます。
ガイドさんは「難しく考えないで下さい」と言ってますが、なんてことはありません。
坂の勾配で上り坂に見える構造をしているだけですね。
バランス感覚のいい人なら、地面に垂直に立てば坂であることに気が付けると思います。
ちょいと無理やりですが、地元の人によってこの現象が発見されてから観光地になったようです。
この日の昼食は「アマダイの焼魚定食」。
あんまり期待していませんでしたが、この魚はなかなか美味しかったです。
韓国のスタイルなんでしょうが、こうやって小皿にキムチ等が盛り付けられ、好きなようにつまむことができるようになっています。
昼食を食べた店。
やはり日本人が観光に訪れる土地柄もあって、日本語の看板も所々にあります。
次に向かったのは「龍頭岩」。
この馬、置物なのかと思ってたら、本物です。
小さい馬ですね。おとなしくじっとしてます。
この岩が龍の頭であるかのよう。
済州のシンボル。トルハルバン。
日本語で「石爺さん」。
ガイドさんが言うには、トルハルバンというのは済州の方言で、韓国本土では違う発音になるんですが、
そもそも済州にしかトルハルバンがないので、それが固有名詞化したのだとか。
次に向かったのは自然史博物館。
このトルハルバンのオブジェは面白いですね。
どこから見てもトルハルバンに見えるように作られています。
博物館の入り口にもやっぱりトルハルバン。
博物館内部は写真撮影しにくかったので、こちらは中庭。
博物館内は日本語表記もありました。
この日の観光はこれで終わり、ホテルへ。
ホテルの近くの新羅免税店にまず寄らされます。
母は早速BBクリームを買っていました。
我々が泊まる「済州グランドホテル」。
ホテルから一番近いコンビニ。
夕食までまだ時間があるということで、ホテルのロビーからタクシーを使い、eマートへ行ってきました。
(歩いても行けなくはない距離でしたが、ガイドさんに聞くとタクシーの方がいいとのこと。)
ホテルにいるタクシーなのでさぞかしサービスが良いのかと思っていると、タクシーの運転手は終始無言。
韓国の人は無表情で笑わないスタッフが多いので、なかなか慣れません。
eマート内。
とりあえず上のフロアまで行ってみたものの、最上階は駐車場のようで、
それに気付いた母は立ち止まったものの、私がエスカレーターに乗ってしまったので離れ離れに。
その後1人でエレベーターで降りましたが、現地の人が多い中、密室空間で日本人が私1人というのは、落ち着きませんでした。
母と合流し、やっぱり買い物に必要なカートは1Fにしかないようで、また戻って取りに行くことに。
ここのeマートはなかなか広かったですね。
食料品だけでなく、衣類、おもちゃなど、なんでも揃っています。
しかもそこそこ安い。
水がなんと日本円で35円くらいで売られていました。
日本だとミニサイズというのがそもそも売られていない上、どんなに安くても水がこの値段で置かれていることはありません。
韓国海苔の試食もできましたので、いくつか食べ比べ、よさそうなのを購入。
チョコレートなども買いました。
袋を持っていなかったので、店員にジェスチャーで伝えます。
ここの店員さんは女学生のアルバイトっぽかったですが、いい人そうで良かった。
eマートを出たら、ちょうど夕陽が射していました。
バスに乗って今日の夕食会場へ。
「阪急オリジナル海鮮料理と薬膳釜飯」だそうです。
んー、美味しいとは思うんですが、普段あまり好んで食べないものなので、満足とは言えませんでした。
ホテルに戻りました。部屋はこんな感じになってます。
バスタブ付きで洗面所も綺麗。
後は寝るだけなんですが、今回の目的の1つ、カジノを忘れてはいけません。
例によってカジノ内は撮影禁止なので、写真はありません。
カジノで働いているスタッフは皆、韓国人でしょうが、日本語を話せます。
受付では、どうやらルームキーを預けるだけでOKのようです。
内部はスロットマシン、ルーレット、ブラックジャック、バカラテーブルのみのようです。
まずは少しスロットマシンを回してみますが、どうも戻ってくるお金が少なそうなので止め。
しばらくテーブルを眺めて様子を見た後、ルーレットテーブルにGO。
今回のカジノでは、ほとんどルーレットしかしませんでした。
この日の客はうるさそうな日本人。
んー、大阪でカジノ好きなおっさんという感じでした。
私はそれほど気にしませんが、こういうタイプが好きになれない人もいるでしょうねぇ。
韓国のカジノは外国人専用ですが、客の多くは日本人や中国人です。
そしてカジノに好んで出入りするタイプの人というのは、やはり限られてきます。
まず物怖じしない人、図太く楽しもうと思える人、必要以上に他人に遠慮しない人、といったところでしょうか。
客層的には、好んでパチンコにいくようなタイプの人。ちょっと語弊がある表現かもしれませんが…。
もちろん、多少はお金に余裕がある人でもあるでしょう(私はありませんが)。
カジノは好みが別れますから、マカオやラスベガスなどは行きなれていない人でもちょっとやってみようか、
と思える雰囲気なんですが、こういった宿に備え付けのカジノというのは、行きなれている人の割合が高いですね。
そしてどうやらここのディーラーは、それほど質は良くなさそうです。
ソウルでも一緒にカジノを体験した母も、ここのディーラーは私語も多いし、緊張感がないと言っていました。
実際、手際は悪かったですし、私も一度間違えられたことがありました。
まぁ済州のカジノはだいたいどこも過疎気味だからかもしれませんが、
リアルマネーゲームですから、もうちょいディーラーはしっかりやって欲しいですね。
この日のカジノは2時間ほどだったでしょうか。
2000ウォンくらい勝ちました。
2日目 パークサザンランド〜万丈窟〜城山日出峰〜オールインハウス〜済州民族村〜NANTA
翌朝。出発の都合上、早起きでした。
朝食は2箇所のレストランを自分で選べます。
バイキングではなく、定食の方のレストランへ。
この日は定食メニューを選びました。
母が楽しみにしていた「あわび粥」。
味はなかなかのもので、母はすごく美味しいと喜んでいました。
私は韓朝食。
これもまぁまぁいけました。
料理が来るまで時間がかかったのであまりゆっくりできませんでしたが、朝食は美味しくいただけたと思います。
カジノの営業時間は夕方から早朝まで。
朝は閉まってます。
バスに乗り込み、この日の観光開始。
まず向かったのはパークサザンランド。
韓国ドラマ「太王四神記」の撮影セット場になっています。
韓国ドラマ好きな母と違い、私は良く分からないので、ドラマのセットってこういうものかと、軽く見て周りました。
たしかによく出来ています。
次に向かったのは万丈窟。ここは世界自然遺産です。
奥に深く続く洞窟になっています。
階段やら岩やら、すべて徒歩で移動。
暗いのでうまく写真が撮れません。
途中にある亀の形をした岩まで進んで、引き返すツアーでした。
まだ奥まで続いているようですが、今回はここまで。
次に向かったのは城山日出峰。ここも世界遺産。
韓国で最初に登録された世界自然遺産だそうです。
漢拏山は楯状火山という珍しい形になっているようです。
ツアーとしては登山道の入り口あたりまで来て、横道を通ってバスに戻るということのようでしたが、
元気のある人は山頂へ行って見て下さいということで、私はチャレンジしてきました。
どうやら今回のツアーで山頂まで行ったのは私1人のようです。
軽くダッシュで山道(ほとんど階段)を登りつつ、休憩しながら写真を撮っていきました。
上に上がるほど景色が大きく広がってきます。
ここが山頂。
季節がよければ、このあたりが緑で覆われていて綺麗なんでしょうが、この時期はちょっと殺風景かもしれません。
ちょっとゆっくりして、また急いでバスへ戻りました。
出発予定時刻に間に合うように戻ったんですが、実際はもうちょい時間があったようです。
この日の昼食は「海鮮トッペギ」。
済州の名物の1つです。
母はこれを楽しみにしていたのですが、量が少なくて少しがっかりしていました。
私はあまり海鮮を食べないので、味は普通といったところ。
きっと海鮮好きなら、うまいと思える味なんでしょうけどね。
ここも小皿にキムチ等がのっています。
この手前の「かまぼこ」みたいなものが美味しかった。
追加料金でチゲを注文できたので、それも食べました。
次に向かったのはソプチコジとオールインハウス。
海岸沿いにあったので、やや風が強かったです。
オールインハウスというのは、これまた韓国ドラマ「オールイン」の撮影の様子が展示された施設ということのようです。
韓国ドラマは、韓国にとって重要な観光資源につながりますね。
記念撮影用のパネルもあります。
これを目当てに来ていたオバチャン連中は、もうおおはしゃぎ。
笑い声がずっと続いていました。
これ、トイレです。
変わった形ですね。
次に向かったのは済州民族村。
ここも韓国ドラマのロケ地として使われたようです。
単なるロケ地ではなく、済州の民族村の博物館もあります。
次に立ち寄ったのはサングムブリ。
ここは標高が高めで風が吹きさらすので寒かったです。
そして安いツアーでは必ず寄ります。土産屋。
ここの店員は、見え見えで領収書を出したがらないので、ちょっとイラつきます。
まぁ、それに気が付かないふりして、領収書を書かせましたが。
この日の夕食は「ヌルボム?」という店の「黒豚カルビ」。
これは美味しかった!
量がやや少ないのが残念ではありましたが。
炭火焼のようです。肉好きな私にはたまりませんな。
夕食後、希望者のみで見に行った「NANTA」。
韓国を代表する公演で、海外公演もしているほどです。
写真撮影は禁止でした。
内容は食材と調理用品などをリズミカルに使った演奏とコントです。
コントが好きな人には楽しめる内容ですが、笑わせ方などを見ると、関西人には受けないかもしれません。
ホテルに戻り、この日の夜もカジノをしました。
またもルーレットでしたが、この日は10000ウォンほど勝てました。
ラストプレーでディーラーに、間違えてチップを少なめに配分されてしまいましたが、ちゃんと主張して事なきを得ました。
3日目 ジョアンスタジオ〜柱状節理〜天帝淵瀑布〜大侑〜ロッテ免税店
翌朝の朝食は、昨日とはまた別のレストラン。
ここはビュッフェです。
どれもなかなかいけました。
個人的には、やっぱり朝食はビュッフェが気に入ってます。
この日はちょいとツアーの予定が変更になったようです。
まず朝に向かったのは土産物屋。
ここの店員も売る気まんまんで、後ろから店員がずーっとつきまとってきました。
まぁ無理はないのかもしれませんが、落ち着いて買えないですね。
しつこい店員を回避するため、母と2人で行動しつつ、買い物しました。
次に向かったのは、多分これも予定を変更したんでしょう。
名前はよく分かりませんが、済州島の中部にある山の上あたりです。
バスを降りると、雪が綺麗に積もっていました。
済州は1つの島なんですが、場所によって気温差が激しいですね。
その後、ジョアンスタジオへ。
世界的にも有名なテディベア・アーティスト、ジョアン・オーさんのテディベアを見られます。
ヨン様ファンにはおなじみ「Joon Bear(ジュンベアー)」の制作者だそうで。
土産物屋も繁盛してます。
次に向かったのは柱状節理。
不思議な形をした岩の海岸線と、綺麗な海を展望台から眺めます。
次に向かったのは天帝淵瀑布。
昔7人の聖女が夜中に沐浴をしに降り立ったといわれ、「神の池」という意味で天帝淵瀑布という名前がつけられたとか。
綺麗な滝を見ることができました。
この橋も見所の1つ。
5つそれぞれ別の動物の首がある噴水。
それぞれの顔の前からお金を投げ、上に乗っかるとご利益があるそうです。
豚側からお金を投げると金運アップというので、母が投げると成功。
私が投げると横にそれてしまいました。こういうの苦手なので。
橋の下を見下ろすとこうなってます。
昼食は「大侑」にて「キジのしゃぶしゃぶ」。
ここは元々、ハンティングもできる施設になっていて、キジを猟銃で撃つことができます。
そのキジは食用にもなっていて、ここで食べることができるというわけ。
我々は昼食のみをいただきました。
キジの肉というものをはじめて食べましたが、豚肉と鶏肉の中間といったところでしょうか。
やや好みは別れるかもしれません。母はイマイチだと言っていました。
私はこれはこれでいけましたが、正直豚肉か鶏肉があればそちらを食べるでしょう(笑)
この1つの鍋で、2組がそれぞれ食べることができます。
まぁ基本はしゃぶしゃぶと何ら変わりません。
私らは一足先に食事を終え、周辺を散歩しました。
この辺りにくると、猟銃の音が響いているのが分かります。
どうやら我々以外にも、別のツアー客の日本人が大勢いるようでした。
土産物屋を覗いて、すぐバスに戻りました。
次に向かったのはロッテホテル内にある、ロッテ免税店。
思いっきりホテルの中です。
多くの人がショッピングを楽しむ中、私はこっそりロッテホテルのカジノへ行って来ました。
ロッテホテルのカジノは、我々が宿泊したグランドホテルのカジノよりもやや広く、サービスもそこそこ良さそうでした。
客は私以外に1人と、見ているだけのカップルが1組。
客が少なくてもルーレットのディーラーの兄ちゃんが、間髪入れずにどんどん回してくれましたので、回転は良かったです。
私も滞在時間が限られているので、それくらいの方がちょうどよかった。
で結局、少ない元手で短時間でしたが大勝しました!
20分くらいのカジノ滞在でしたが、75000ウォンほどゲット。
まぁ元々勝ち逃げする場合は、短時間の方がよいかもしれないですけどね。
母にはカジノでウォンを増やしてくるからと告げておきましたが、待ちきれず日本円で商品を購入してしまったようです。
結局、ここで勝ったウォンは使う機会がなく、日本に持ち帰ることになりました。
後は帰るだけです。一路空港へ。
空港でガイドさんに、カジノで買った分をチップとして、10000ウォンほどあげました。
今回の済州旅行はツアーでの参加でしたが、なかなか良いツアーだったと思います。
ツアーならではの居心地の悪さも多少はありましたが、食事が美味しいものばかりで、
済州の見所もだいたいは網羅できた効率の良い旅程でした。
気になるのは、ツアーで付き合わされた土産屋のスタッフの対応と、
写真を買わないと明らかにがっかりしてくるカメラマンの態度くらいですね。
しかしまぁ母も楽しめたようですし、他の(ツアー旅行をこれまで多く経験しているそこそこ年増の)参加者たちも、
今回のツアーは特に良い人・メンバーに恵まれ、良かったと言っていたようです。
参加客は関西人が多かった上、おばちゃんの比率が高いこともあり、常にどこかで笑いが起こっていたツアーでありました。
済州は韓国でもリゾート地と認識されており、南の島です。
日本における沖縄のようなイメージだと思います。
人も韓国本土より温かいと聞いていましたが、ツアーで参加していますと過度にそうは感じませんでした。
しかしながら海外旅行の経験が少ない人にとっては、最初にソウルに行くよりは済州のほうが、とっつきやすいかもしれないと感じます。
ソウルは丘になっていて坂が多く、交通量が多いですが、済州は海がすぐ近くで、道路も広々しているので、開放感もありますからね。
おまけに日本から距離も近く、日本人観光客も多いことから日本語表記がある場所も多く、
現地の人は日本人慣れしていますから、あまり旅行に慣れていない人には、済州はおすすめですよ。
それほどメジャーではないのもの、日本から近くて行きやすい済州。
少ない日程で気軽に行きたい人は是非、検討してみてください。
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