島根県 都道府県データ
島根県は、日本の中国地方の日本海側である山陰地方の西部を成す県である。離島の隠岐島、竹島なども島根県の領域に含まれる。
旧国名は出雲国・石見国・隠岐国であり、現在でも出雲地方・石見地方・隠岐地方の三つの地域に区分されることが多い。
「島根県」の県名は、県庁の置かれた松江城周辺が旧島根郡(嶋根郡)に属していたことによる。
嶋根の名は『出雲国風土記』での八束水臣津野命(やつかみずおみつののみこと)の命名によると伝えられる。
なお、松江城下は松江城が立地する島根郡(大橋川以北。橋北)と意宇郡(大橋川以南。橋南)に跨る。
目次
基本情報
島根県 しまねけん |
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県庁所在地 |
松江市 | 地方 |
中国地方、山陰地方 中国・四国地方 |
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面積 |
6,707.95平方km | 人口 |
711,863人 | ||
隣接都道府県 |
広島県、山口県、鳥取県 | 人口密度 |
106人/平方km | ||
ISO 3166-2:JP |
JP-32 | 団体コード |
032000-5 | ||
旧国名 |
隠岐、出雲、石見 | 県の木 |
クロマツ |
県の花 |
ボタン | 県の鳥 |
ハクチョウ |
他シンボル |
・県の魚:トビウオ ・県民歌:薄紫の山脈 |
県庁住所 |
〒690-8501 島根県松江市殿町1番 |
地域の特徴
気候 |
県内全域が日本海側気候であるが、沿岸部の冬季は曇りや雨が主で雪が少なく、豪雪地帯は内陸部にとどまっている。 沿岸部の気温は比較的高めであり、特に、浜田市や益田市などの県西部の沿岸部においては、東京の1月の平均気温と同程度と温暖である。 そのため、積雪しても数センチ程度にとどまることが多く、大雪となることは少ない。 また、県内は、冬季においては季節風が強いこともあり、比較的少ない積雪量でも航空便の欠航など交通が混乱する。 しかしながら、大陸に近いために数年に一度の猛烈な寒気団に覆われると、沿岸部でも日中の気温が氷点下の真冬日になることもあるなど、年による寒暖の差が激しい。 また、山間部は寒さが厳しく、弥栄、瑞穂、六日市といった場所では氷点下16度を観測している。 |
地理的特徴 |
県下には8市・5郡・10町・1村がある。 島根県では、川本町が「まち」としている以外は、町は全て「ちょう」、村は全て「むら」と読む。 |
県民性 |
●地域全般ざっくり ・温和で人情がこまやかだが、保守的傾向がある。真面目。 ・寡黙で忍耐強いなど鳥取と似たところも多いが、より強い地域的なまとまりや信心深さ、それにしたたかな強さも感じる。 ・仕事に対する姿勢:善良だが、人見知りで職場になじむのに時間がかかる。 ●筆者の実感:ちょっととっつきにくいとも感じる。 |
主な温泉 |
玉造温泉│湯の川温泉│鷺ノ湯温泉│湯抱温泉│潮温泉│松江しんじ湖温泉│出雲湯村温泉│海潮温泉│斐乃上温泉│有福温泉│美又温泉│三瓶温泉│旭温泉│風の国温泉│温泉津温泉│湯谷温泉 |
主な祭り |
鼕行列│月の輪神事 |
特筆すべきデータ |
・お茶の生産量は全国の0.27%に過ぎないのだが、松江市は緑茶の年間購入金額が日本3位である。 ・松江市は1世帯あたりの和生菓子年間購入金額も全国2位。 ・シジミの漁獲量、消費量、共に日本一。 ・清酒の1世帯あたりの年間支出金額は日本一。 ・選挙の投票率の高さは日本一。 ・「賭け事はどうしても許せない悪いことだと思う」人の割合が、島根県は日本一。 ・釣り人口比率、全国1位。(14.2%) ・ニッポン美肌県グランプリ美肌偏差値 1位 島根県 63.9 ・ガソリン購入数量(2人以上の世帯) 2位 松江市 |
ご当地メモ |
・日本で最も認知度が低い県の1つと言われる。 ・京都、金沢と並び、松江は日本三大和菓子処と言われる。お茶もよく飲まれる。 これは松平藩第七代藩主の松平不昧公が、形式にとらわれない茶道を松江に広めたからだとされる。 ・松江市では抹茶道具は1家に1セットあると言われ、朝起きると、コーヒーを飲む感覚で抹茶を飲むらしい。 ・茶を一杯だけ飲む「一杯茶」は、仏様へのお供えと同じで縁起が悪いとされ、必ず2杯目も飲むのが習慣。 ・神話の時代からの長い歴史がある島根には、古い地名が数多くあり、地名の漢字が簡単には読めないものも多い。 宍道湖[しんじこ]、温泉津[ゆのつ]、母衣町[ほろまち]、出雲郷[あだかえ]、未明[ほのか]、下府[しもこう]、十六島[うっぷるい]などなど、とても他県民には読めないものばかり。 ・島根県で唯一のデパートは「一畑百貨店」。一畑グループは島根ではよく見かける。 「一畑胡麻ドレッシング」は人気商品の1つ。 ・島根県には21のうち19市町村に温泉がある温泉天国である。 ・島根の名物の1つは「宍道湖七珍」。これは宍道湖でとれる7種の魚介類のこと。 「すずき」「もろげ海老」「うなぎ」「あまさぎ(わかさぎ)」「しらうお」「こい」「しじみ」。 これらの7種の頭文字をとって「すもうあしこし」と覚えるのが島根流。 ・宍道湖の「しじみ」は特に有名で、ほとんどが味噌汁として出される。 最近はシジミラーメン、シジミカレー、シジミパスタ、しじみバーガーなども作られている。 ・「板わかめ」という、「わかめ」を板状にして干したものが島根で売られている。 ・松江を代表するスーパーは「みしまや」。 ・島根では「赤てん」という、魚のすり身にパン粉をつけて混ぜたものが売られている。赤は一味唐辛子と食紅のことである。 ・ナンメの青豆粉(きなこ)という製品も人気で、多くは島根県内で消費されている。 普通の「きなこ」は白大豆を使っているが、ナンメのものは青大豆を使っている。 ・島根を代表する企業の1つは富士通グループの「島根富士通」。 ここは敷地面積が18万平方m、東京ドーム約4個分。 島根は地震が少ないので、精密機器の工場に適していて、当時の富士通の社長が島根育ちであったため、その縁で1990年に創業を開始した。 世界中の富士通のノートPCは全て島根で作られている。(外国向けのものも含めて) ノートPCを一貫生産しているのは、日本ではここだけである。 ・韓竃神社(からかまじんじゃ)は、県民の間でも知る人ぞ知る、由緒ある神社。 急勾配を20分歩き、岩の隙間を進んだ先に社殿があり、そこに置かれている大学ノートに願いを書くと叶うと言われている。 ・神々の県、島根には、神々に由来する苗字の人が多い。 ・釜揚げそばは蕎麦粉を汁に使い、そばつゆを足して食べる。温まるため冬によく食される。 ・島根と鳥取は同じ番組が放送されている。 ・石見神楽で有名な石見地方では、般若の面を玄関に飾る習慣があり、 引っ越し祝いや新築祝いにも般若の面が送られる。 ・石見地方では神楽が身近であり、幼稚園から結婚式まで、至る所で目にする。 島根東部ではそうでもないらしい。 ・島根を代表するスーパーの1つは「みしまや」。 ・シジミ漁獲量は日本一を誇ってきたが、平成23年、 青森県の十三湖に1位を明け渡してしまったらしい。 ・島根の赤貝とは小ぶりの貝「サルボウ」のことをさす。 かつて島根と鳥取の間の中海でよく採れた事から、今でもよく食されるという。 ・化粧品メーカーの調査によると、島根県の女性が日本一美肌であるらしい。 ・美肌効果のある温泉も多い。 ・宍道湖の夕陽は美しい。嫁が島に沈むポイントが特に美しいといわれる。 |
出身有名人 |
江角マキコ│田中美佐子│佐野史郎│竹内まりや│渡瀬恒彦│福島弓子│アニマル浜口│ネゴシック |
観光情報
世界遺産 |
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代表的な観光地 |
出雲大社│しまね海洋館アクアス│石見銀山遺跡│韓竃神社│日御碕│松江城│足立美術館│石見銀山龍源寺間歩│道の駅「キララ多伎」│松江フォーゲルパーク│大森の町並み |
名物 |
出雲、出雲そば、宍道湖のシジミ、宍道湖の夕陽、等々 |
お土産 |
宍道湖のシジミ、松江牛、等々 |
その他観光情報 |
・山陰地方は影が薄いイメージだが、島根には出雲大社、宍道湖があり、温泉も多く、世界遺産の石見銀山もあるので、意外と見所は多い。 ・石見銀山は、じっくり見ると1日かかるほどの規模がある。 |
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