新潟県 都道府県データ
新潟県は、本州日本海側に位置する県。
令制国では越後国と佐渡国の全域に相当する。
古代には越国の領土で、五畿七道の北陸道のうち東半分を占めている。
旧国名から越佐(えっさ)と表現することもある。
県章は「新」の字を崩した物を中央上に置いて、その周りを「ガタ」を丸く図案化したもので囲んだものである。
また、県章とは別にシンボルマークも制定されている。
面積は広く、北と西に折れ曲がっており、山や峠が多く立ち並ぶ。
地理的要素の違いから、上越地方、中越地方、下越地方、佐渡地方の4地域に大きく分けられている。
2007年(平成19年)4月1日、新潟市が政令指定都市に指定されたため、本州日本海側初の政令指定都市がある県となった。
目次
基本情報
新潟県 にいがたけん |
![]() |
||||
![]() |
県庁所在地 |
新潟市 | 地方 |
中部地方、北陸地方、 甲信越地方 |
|
面積 |
12,583.81平方km | 人口 |
2,363,614人 | ||
隣接都道府県 |
山形県、福島県、群馬県 長野県、富山県 (海上)石川県 |
人口密度 |
188人/平方km | ||
ISO 3166-2:JP |
JP-15 | 団体コード |
15000-2 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
旧国名 |
越後、佐渡 | 県の木 |
ユキツバキ |
県の花 |
チューリップ | 県の鳥 |
トキ |
他シンボル |
・県の草花:雪割草 ・県の歌:県民歌 |
県庁住所 |
〒950-8570 新潟県新潟市中央区新光町4番地1 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
地域の特徴
気候 |
県内全域日本海側気候で豪雪地帯(一部特別豪雪地帯)であるが、新潟市周辺などの沿岸部の積雪はそれほどでもなく、特に近年は温暖化の影響で積雪量が減少している。 一方、山間部は世界有数の豪雪地帯となっており、特に津南町や十日町市周辺で多い。 しかし、日本海の暖流(対馬海流)の影響で緯度の割には冬の気温が高く、日照時間が少ないために放射冷却が起こりにくく、朝晩はあまり冷え込まない。 そのため、降る雪は水分が多く、重たい性質である。 夏はフェーン現象の影響で、気温が上がりやすく湿度も高くて蒸し暑い。 特に糸魚川市は、日本国内の最低気温の最高記録である30.8℃を観測しており、熱帯夜が非常に多い場所として知られている。 海洋性気候である佐渡島は、冬は暖かく、雪よりも雨の日が多いほどである。 |
地理的特徴 |
上越市を中心とする上越地方、長岡市を中心とする中越地方、新潟市を中心とする下越地方、佐渡市からなる佐渡地方(一島一市)の四地方からなる。 なお、佐渡島以外は地方間の明確な境界はなく天気予報などでは大まかに分けられているが、場合によって境界は多少移動する(長大県の地方分けで明確な境界がないのは新潟県のみ)。 この他、中越地方と下越地方の中間に位置する三条市・燕市周辺を県央地域、中越地方の南魚沼市、小千谷市や十日町市周辺を魚沼地方、下越地方の阿賀野川以北を阿賀北や県北と呼ぶこともある。 |
県民性 |
●地域全般ざっくり ・粘り強く慎重だが、決断が遅い面もある。 ・まじめで忍耐強く、人を押しのけてもという風ではない。 ・仕事に対する姿勢:無駄のない着実な仕事ぶりをみせるが、仕事より家庭を大切にする傾向がある。 |
主な温泉 |
赤倉温泉│関温泉│燕温泉│雨飾温泉│鵜の浜温泉│焼山温泉│笹倉温泉│松之山温泉│蓮華温泉│姫川温泉│蒲原温泉│越後湯沢温泉│貝掛温泉│成願寺温泉│湯之谷温泉郷│六日町温泉│広田温泉│西谷温泉│蓬平温泉│月岡温泉│瀬波温泉│岩室温泉│弥彦温泉│咲花温泉│塩の湯温泉│湯田上温泉│村杉温泉│今板温泉│出湯温泉│山北ゆり花温泉 |
主な祭り |
にいがた総おどり│よさこいおけさ│大したもん蛇│白根大凧合戦│新潟まつり |
特筆すべきデータ |
・新潟市は米購入量全国1位。 ・17歳男子の平均身長の高さ 全国2位。 ・清酒消費量日本一。 ・農業従事者数全国2位。 ・米菓出荷量日本一。 ・水陸稲収穫量 全国2位 ・スキー場数 全国3位 ・離婚率 46位 ・温泉地数 全国3位 |
ご当地メモ |
・南北に長い新潟県は、新潟県全域が豪雪地帯に指定されているが、海沿いの新潟市は雪が降ることはあっても、積もることはほとんどない。 ・米所新潟では、不思議なお米や団子が数多い。 赤飯は「醤油味のおこわ」、団子の中にきんぴらが入った「きんぴら団子」、醤油味の五目おこわの中に甘いあんこの団子が包まれた「おこわ団子」などなど。 ・定番は「笹団子」。笹がとりにくくてベタベタするが、電信レンジでチンするとよいらしい。 ・高級さけ茶漬の老舗「加島屋」は新潟市に本店があり、新潟マダムの一部はセカンドバッグとして加島屋の紙袋を持つことがステータスだと認識しているらしい。 ・新潟県民は高身長の人が多い。これは睡眠時間が長いことや、寒冷地であることが理由とされる。 ・全国に1000店舗近く展開する日本最大のホームセンター「コメリ」の本社は新潟市にある。 新潟の「コメリパワー 河渡店」は、コメリ最大の大型店で、通常のコメリの20倍、約6000坪ある。 農業従事者が多い新潟にあるだけに、農作業グッズも充実。 ・アグリカードというものもあり(アグリは農業[agriculture]のこと)、年の一度、収穫期に一括払いできる「収穫期払い」というものが利用できる。 アグリカードは新潟で最も多く発行されている。 ・酒どころでもある新潟は、冬場はいきなり日本酒からはじまることも珍しくない。 ・県内90以上の酒蔵の500以上の日本酒を試飲できる「にいがた酒の陣」というイベントが3月中旬にあり、新潟県民にも大人気。 前売券の値段だけで、2日間飲み放題である。 (ちなみに2011年の東日本大震災の際は、地震発生日、即座に中止が発表された) ・新潟の寿司屋で「えび」と言えば「南蛮えび」を指す。全国的には「甘えび」のこと。 南蛮えびの踊り食いができる店もある。 ・新潟で獲れる魚には「寒ブリ」「のどぐろ」「赤ひげ(桜えびの一種)」など、他所ではあまり見かけないものもある。 ・新潟の太巻きには、なぜか「クルミ」が入っている。 ・新潟最大のスーパーチェーンは「原信」。ここには独自の買い物システムが存在。 ショッピングカートにカゴは乗せず、そのままレジに行く。 ・「するてん」という「するめの天ぷら」が売られている。(一夜干の柔らかい食感の塩スルメ) ・米所だけあって、米菓メーカーが多く、米菓も200種類以上揃っている。 「サラダホープ」など、新潟限定の米菓も存在する。 ・新潟を代表する企業の1つは、米菓業界No1の売上を誇る「亀田製菓」。 柿の種、ぽたぽた焼など、おなじみの味を多数出荷。 ・清酒王国だけあり、酒造りを見学できる施設もあり、試飲も可能。 ・長岡市のご当地グルメに「洋風カツ丼」という、ご飯の上にトンカツを乗せ、特製ソースをかけたものがある。 新潟市にも「タレカツ丼」という、薄切りの豚肉をサクッと揚げ、醤油タレをかけてご飯に乗せるというご当地グルメがある。 同じカツ丼でも、地域によってご当地のものがある。 ・イタリアンというご当地グルメも、定番のB級グルメではあるが 新潟市ではソース焼きそばにトマトソースをかけたもので、フライドポテトがセットでつく。 長岡市では焼きそばにミートソースをかけたもので、ギョーザがセットでつく。 ・新潟で収穫される柿の種類は少なめで、ほとんどが渋柿である。 「おけさ柿」とは渋柿に焼酎をしみこませ一週間ほど置いたもので、渋みが中和されて甘味に変化する。「おけさ柿」は秋の風物詩である。 ・農業従事者が多いため、お米を農家から直接買うことも可能。 玄米での購入も一般的で、街中にあるコイン精米機で精米が可能。7分精米をする人が多い? ・米にこだわりがあるため、ガス炊飯器でお米を炊く人が多いという。(火力が強いためおいしく炊ける) ・コシヒカリに自信があるので、塩だけでにぎった「塩にぎり」も好まれる。 ・燕三条は江戸時代に釘の町として栄え、今も金属加工の企業が多い。 (ノーベル賞の晩さん会で使用されたフォークを作っていたり、iPodボディの鏡面仕上げを行っていたりする) ・新潟といえばお酒は日本酒。海の幸が豊富な新潟は、ノドグロも比較的安価である。 ・新潟で空になったお銚子を倒すのは「おかわりの合図」である。 ・へぎ蕎麦は新潟名物だが、呑んだ後に食べる人が多いため、深夜まで営業している店が多いという。 ・年配の人は「え」と「い」を逆に発音する人もいるらしい。 (例「いろえんぴつ」が「えろいんぴつ」になる) ・新潟は場合によって中部、東北、北陸など分類が異なることがあり、 明確な地域の定義がむずかしいとされている。 県民もそもそも把握していない。 ・新潟にとって雨も雪も「あいにくの天気」というわけではない。 農業従事者が多いことから「恵みの雨」という認識があり、スキー場も多い。 ・古町は新潟一の繁華街。スナックやクラブでも日本酒が飲める。 ・新潟の女性は明るく気さくな性格な人が多いといわれるが、 男性は甘やかされているので頼りないという傾向があるらしい。 ・新潟の人は雪国の例にもれず忍耐強さもある。そのためか離婚率も低い。 ・新潟を代表するスーパーの1つは「ウオロク」。新鮮な海の幸が充実している。 ・「カキノモト」という紫色の食用の菊の花があり、新潟の秋の味覚。花びらをちぎって茹でるらしい。 ※以下の情報は現地の方より疑問符がついています。 ・全国的に「ごめんください」は訪問する側の挨拶だが、新潟では客を迎える側も「ごめんください」という挨拶をする。 ・新潟では「ごめんください」は「こんにちは」代わりで、町で知り合いに合ったときも「ごめんください」とお互い挨拶する。 電話がかかってきたとき、人前でスピーチをするときも、「ごめんください」と言う。 |
出身有名人 |
久住小春│高橋克実│三田村邦彦│原幹恵│渡辺謙 |
![]() |
![]() |
観光情報
世界遺産 |
なし |
代表的な観光地 |
苗場スキー場│かぐらスキー場│新潟市水族館マリンピア日本海│六日町八海山スキー場│妙高高原│湯沢高原アルプの里高山植物園│弥彦神社│ヒスイ峡学習護岸│高田城跡│道の駅新潟ふるさと村 |
名物 |
コシヒカリ、イタリアン、ぽっぽ焼き、へぎそば、笹団子、たれカツ、柿の種、地酒、等々 |
お土産 |
笹団子、柿の種、地酒、等々 |
その他観光情報 |
・鉄道も走っているが、他の都市とはバスが主な交通手段となっている。 ・細長い形をしている県なので、見所も横に伸びて点在している。 |
![]() |
![]() |
■ TOPに戻る | ■ 日本国内資料集へ戻る | ■ 47都道府県・総合資料集へ戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動