長崎県 都道府県データ
長崎県は、日本の九州西端部にある県。五島列島、壱岐島、対馬を含む。
「長崎」という地名の由来は次のように長崎氏よりと言われている。
長崎氏は桓武平氏千葉流(九州千葉氏)の流れを汲む氏族であり、長崎県の名の由来になったことで知られる。
現在の長崎県庁舎付近の長い御崎に館を構え、長崎港界隈の深堀から時津までの広い範囲を領していた九州千葉氏の一族が九州長崎氏を名乗ったことを起源とする説と、少数意見ではあるが元弘3年(1333年)、北條氏が新田義貞の軍勢に鎌倉を襲われて滅ぶと、代々伊豆国田方郡長崎村を領し、その地名を苗字として、鎌倉の執権である北條氏の執事をつとめていたことのある長崎氏の一人が九州に流れ(九州長崎氏)、長崎湾の奥を領して地侍になったと長崎甚左衛門純景がその系図で主張している説がある。
また、その他にも俗説として「訛り」に基づく言い伝えがある。
地元では野母崎半島を「長い岬」と称していたが、長崎弁では「長か岬(ながか・みさき)」となり、更にこれが「なんか・みさき」と転訛し、この語が約まって「長崎」になった、というものである。
目次
基本情報
長崎県 ながさきけん |
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県庁所在地 |
長崎市 | 地方 |
九州地方 | ||
面積 |
4,105.33平方km | 人口 |
1,414,125人 | ||
隣接都道府県 |
佐賀県 (海上)熊本県、福岡県 |
人口密度 |
344人/平方km | ||
ISO 3166-2:JP |
JP-42 | 団体コード |
42000-0 | ||
旧国名 |
肥前、壱岐、対馬 | 県の木 |
ヒノキ・ツバキ |
県の花 |
雲仙ツツジ | 県の鳥 |
オシドリ |
他シンボル |
・県の歌:長崎県民歌 ・県の獣:九州シカ ・県の魚(春):タイ・イカ・アマダイ ・県の魚(夏):アジ・イサキ・アワビ ・県の魚(秋):サバ・トビウオ・ヒラメ ・県の魚(冬):ブリ・イワシ・フグ |
県庁住所 |
〒850-8570 長崎県長崎市江戸町2番13号 |
地域の特徴
気候 |
南西方向から暖流の対馬海流が流入してくるため、気候は温暖で、寒暖差も小さい。 冬場は東シナ海側を中心に曇りがちの天気になる事が多く、時雨や雪を降らせる事がある。 積雪することは少ないが、すぐ西側は東シナ海なので季節風の風向によっては、雪雲が遮られずに供給される事により、大雪となることがある。 特に2001年1月16日には長崎市で14cmの積雪を観測し、県内各地で大雪となった。 しかし、九州地方最北端の対馬では朝鮮半島のすぐ南側に位置する為、東シナ海で発生した雪雲は朝鮮半島に遮られる上、朝鮮半島との海上区間はわずか50km程と極端に短いため雪雲は発達せず、降雪日は多いものの積雪することは稀である。 |
地理的特徴 |
東に佐賀県と隣接する他は、周囲を海に囲まれている。 対馬、壱岐、五島列島などの島嶼が971あり、その数は全国一である。 また、海岸線の長さは4,137kmであり、北海道に次ぐ全国2位である。 面積が北海道の約20分の1である長崎県の海岸線がこれほど長大であるのは、島嶼が非常に多いことに加え、リアス式海岸で海岸線が複雑に入り組んでいるためである。 この地形的特徴により、長崎県全域に83箇所の港湾が点在しており、その数は全国の7.4%に及ぶ。なお、長崎県内には海岸線からの距離が15km以上の地点はない。 |
県民性 |
●地域全般ざっくり ・陽気で楽天的だが、時間をかけて夢を実現するという発想に乏しい。 ・九州男児的な雰囲気とはひと味違い、開放的であくせくしない。 ・エキゾチックな風貌の人も少なくない。 ・江戸時代から外国人を見ているために、開放的で好奇心の強い人が多いといわれる。親切である。 ・仕事に対する姿勢:情報通だが、まわりの者への面倒見はあまりよくない。 |
主な温泉 |
雲仙温泉│小浜温泉│島原温泉│壱岐湯ノ本温泉│荒川温泉 |
主な祭り |
長崎ランタンフェスティバル│長崎くんち│ながさきみなとまつり│YOSAKOIさせぼ祭り│させぼシーサイドフェスティバル│観櫻火宴 |
特筆すべきデータ |
・鯨の消費量、全国1位。 ・くろ・みなみマグロ漁獲量日本一だが、1世帯あたりのマグロの購入金額は全国最下位。 これは水揚げされたマグロが築地などの大都市へ行くからである。 ・都道府県別主要魚種別漁獲量日本2位。 ・平均貯蓄の1世帯当たり現在高 長崎市46位 ・砂糖の年間購入数量 長崎市3位 |
ご当地メモ |
・長崎市の8割が斜面。とにかく坂が多く、住宅も斜面に多く建設されている。 車が入れない道も多く、場所によってはお年寄り用の1人ゴンドラや、エレベーターなどが設置されている。 斜面に住宅があるので景色は良く、場所によっては自宅で夜景が楽しめる。 ・お客さんが来たときのもてなしに、皿うどんの出前が定番らしい。しかもかなりボリュームがある。 皿うどんにはチョーコー醤油の「金蝶ソース」が定番。 皿うどんが残ったら、それを明日に炒めなおしてまた食べるようだ。 ・江戸時代から五島列島で捕鯨が盛んであったため、鯨の肉も食べられる。 鯨肉専門料理店や、スーパーでも鯨の肉が売られている。 鯨の肉じゃがも定番で、ウネスという胸肉も食べられる。 ・鉄火巻きはマグロの巻物だが、長崎では白身魚である。 ・長崎を代表するスーパーの1つは「エレナ」。 赤目、うちわエビなどの長崎ならではの魚や、練り物も種類豊富でスーパーには80種類は並ぶ。 ・長崎では、週に3回はちゃんぽんを食べるらしい。ちゃんぽん麺も具材もよく売られている。 ちゃんぽんの具材は、焼きそばとしても使う。その場合もやはり「金蝶ソース」をかける。 ・長崎で有名な企業の1つはゼリーで有名な「たらみ」。様々なゼリーを販売している。 ・長崎ではお盆にお墓で花火をするのが定番。大きな音でこの世の未練を断つのだという。 お盆にあわせて1軒あたり5〜10万円分の花火を購入するらしい。 ・具沢山の特性ちゃんぽんのことを「ソボロちゃんぽん」というらしい。 ・1年を通して派手な祭りが開催される。 ランタンフェスティバル、長崎くんち、精霊流しなどなど。 ・お調子者で、おっちょこちょいだけど人がよくてきっぷがいい人のことを「のぼせもん」というらしい。 ・カステラの中でも「五三焼カステラ」は特に高級品。 桐箱に入れられ、砂糖を多く使用し、黄身5卵白3の比率で作られた絶品である。 ・県民はカステラのザラメが大好きな人が多く、シートをはがすときも慎重にはがす。 ・長崎発祥の「卓袱料理」は江戸時代、中国料理と西欧料理が日本風にミックスした宴会料理で、今でも宴会料理として定番。 ・卓袱料理では乾杯の前に、女将の合図で「御鰭」という魚の切り身などが入ったお吸い物を飲み干す。 デザートのフルーツの後には、甘いお汁粉で締めるのが定番。 ・佐世保市の人は佐世保に強い愛情があり、長崎市にライバル心があるらしい。 出身を聞いても長崎県ではなく、佐世保市とかえってくる。 ・「SASEBOキャンディーズ」という、屋台村やまがたパラダイスを本拠地とする、2009年に佐世保で結成されたアイドルグループがある。 ・長崎では福山雅治のことを「ましゃ」というらしく、もちろん人気がある。 ・長崎くんちでは「アンコール」のことを「もってこーい」という。ましゃのライブでいうことも。 ・長崎を代表するスーパーの1つは「エレナ」。 ・皿うどんの上にサラダをのせたものを「長崎サラダ」といい、家庭でも店でも食されるという。 ・「伊王島」は長崎市から一番近いリゾートアイランドといわれており、平成23年に伊王島大橋が開通した。温泉もある。 |
出身有名人 |
福山雅治│役所広司│美輪明宏│さだまさし│松尾伴内│立花隆│原田知世 |
観光情報
世界遺産 |
なし |
代表的な観光地 |
ハウステンボス│新地中華街│西海パールシーリゾート│稲佐山│雲仙地獄│長崎ペンギン水族館│展海峰│大浦天主堂│島原城│平戸城 |
名物 |
カステラ、ちゃんぽん、皿うどん、等々 |
お土産 |
カステラ、等々 |
その他観光情報 |
・九州随一の観光都市。タクシー利用者数は京都に次いで日本二位。 ・観光客の数は割合かなり多い。現地の人も観光客慣れしている。 ・長崎市内の観光には路面電車が便利。1日乗車券を是非買おう。車内では買えないのでホテルや観光案内所で購入を。 ・坂が多いため、徒歩で観光する際は水分補給と休憩を適度に。無理そうならタクシーを。 |
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