宮崎県 都道府県データ
宮崎県は九州南東部に位置する日本の県。
県木「フェニックス」に代表される南国情緒豊かな気候から、1960年代には日南地区を中心に新婚旅行のメッカとして栄えた。
現在も春季のプロ野球などのキャンプ地として知られる。
日本有数の農業県であり、農業産出額(2007年)は全国6位(九州2位)。
温暖な気候を利用し、稲作においては超早場米の生産地として有名であり、また、野菜・果実等の促成栽培、葉たばこ・サツマイモ等の商品性作物の生産が盛ん。
また、牧畜業は乳牛・肉牛・豚・鶏の全てにおいて全国有数の生産高を誇る。
以前はそれほど知名度が高くなかった農畜産物も、2007年に知事に就任した東国原英夫の全国規模のマスメディア露出により急速に知名度を上げている。
県の経済規模が小さいほか、交通の便などの事情もあり商圏が県内一円にほぼ限られるため、地域商業の域を出ていない。
有力な地元百貨店がなく、顧客の鹿児島・熊本・福岡への流出が見られる。
また、地元のスーパーチェーンも有力なものがなく、イオングループ等進出に対する地元商業の状況は非常に厳しい。
目次
基本情報
宮崎県 みやざきけん |
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県庁所在地 |
宮崎市 | 地方 |
九州地方 | ||
面積 |
7,735.99平方km | 人口 |
1,130,771人 | ||
隣接都道府県 |
大分県、熊本県、鹿児島県 | 人口密度 |
146人/平方km | ||
ISO 3166-2:JP |
JP-45 | 団体コード |
45000-6 | ||
旧国名 |
日向 | 県の木 |
フェニックス 1966年9月3日制定 ヤマザクラ 2003年2月6日制定 オビスギ 2003年2月6日制定 |
県の花 |
ハマユウ 1964年12月22日制定 | 県の鳥 |
コシジロヤマドリ 1964年12月22日制定 |
他シンボル |
県庁住所 |
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号 |
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地域の特徴
気候 |
全体的に日照時間・降水量ともに全国で上位で、特にえびの高原、鰐塚山の降水量は日本有数となっている。 平野部での降雪・積雪は稀であり、宮崎市の気象台では初雪が観測されない年がある一方、九州山地では積雪する地域があり、日本最南端の天然スキー場もある。 標高1150mにあるえびの高原は九州屈指の寒冷地とされ、1968年2月26日には-20.2℃という九州地方における最低気温を記録している。 夏は季節風の南東風により蒸し暑い状態が続くものの、海風であるためそれほど高温にはならない。 むしろ九州山地などを吹き降ろす南西風が多くなる梅雨末期の方が高温である。 夏から秋にかけては台風が襲うが、台風本体が接近していない段階から湿った東風により長期間雨に見舞われることが多いため、被害がさらに拡大することもある。 冬は乾いた西風が卓越し、快晴の日が多い。 国内で冬に多照となる地域では最も暖かいこの気候を利用し、スポーツチームのキャンプやゴルフ客が多数訪れる。 宮崎市以南の日向灘沿岸には無霜地帯が存在する。 |
地理的特徴 |
九州の東南端を占め、東経130度42分から131度53分、北緯31度21分から32度50分の間に位置する。 |
県民性 |
●一言県民性:「いもがらぼくと」 ●地域全般ざっくり ・宮崎県は歴史的に明治以前は一体性を欠いていたのに加え、風土も地域によってかなり異なる(例えば、冬季における温暖のイメージは、県西部においては当てはまらない)ことから、単一のイメージには当てはまらない例も多い。 ・穏和で思いやりがあるが、控え目で競争心に欠ける面もある。 ・男性はのんびりしているが、女性は活発で行動的といわれる。 ・仕事に対する姿勢:周囲にうまくあわせて堅実に仕事をするが、新しい案を考えるのは苦手。 ●筆者の実感:やさしい人が多い。 |
主な温泉 |
綾温泉│京町温泉│湯之元温泉 |
主な祭り |
まつりえれこっちゃみやざき│延岡大師祭│都井岬火まつり |
特筆すべきデータ |
・1世帯あたりの焼酎購入金額全国1位。 ・全国花のまちづくりコンクール。第1回から第18回まで宮崎は28回受賞。 ・キンカン収穫量全国1位。 ・九州内では最も生うどん・そば購入金額が高い。 ・洋食うなぎ収穫高、全国3位。静岡のおよそ2倍。 |
ご当地メモ |
・ガーデニングが盛んで、一般の人に自宅の庭を公開する「オープンガーデン」をしている家もある。 空港などで、オープンガーデンのマップなども販売している。 ・九州新幹線が全線開通したが、宮崎には通っていないため、これに関しては多くの県民ががっかりしている。 宮崎の人にこの話題はできれば避けたい。 ・宮崎では古くから十五夜の日に綱引きをする習慣がある。 その際の掛け声は「エイエイエイサー」「エイエイエイヤサー」などという。 ・そのため宮崎の運動会では綱引きの掛け声は「エイエイエイサー」が一般的で、「オーエスオーエス」とは言わない(というか知らない)。 また綱引き自体もお互いが引っ張り合うのではなく、先攻後攻に分かれ、片方が引いてもう片方が耐えるというやり方が普通である。 ・「鯨ようかん」という、米の粉を練った物をあんこで挟んで蒸した、宮崎市の銘菓がある。(鯨の形を模している) 日持ちがしない(美味しく食べられるのはその日1日)ため、「菓子の刺身」「幻の菓子」などと呼ばれる。 ・キンカン王国宮崎では、キンカンを砂糖と水で煮込んで保存食にしている。 ビタミンCが多く、甘露煮は風邪を引いたときなどによく食べられる。 ・宮崎で大定番の手巻き寿司は「レタス巻き」。元祖といわれているのは「一平」というお店。1960年代創業。 ・宮崎はプロ野球チームのキャンプ地として知られる。 特に巨人軍は昭和34年から宮崎でキャンプをしているためか、宮崎には巨人ファンもそこそこいる。 ・宮崎牛はブランド力が高く、全国和牛能力共進会において優勝経験がある。 ・九州で最もうどんが好きな宮崎には、宮崎市内でうどん屋は120店舗以上あるといわれる。 宮崎では飲んだ後のシメは釜揚げうどんが定番。麺が細く柔らかいのが特徴。 めんつゆは九州独自の醤油出汁で、隠し味にゆずを使用。 そして麺を食べ終わったら、最後にめんつゆを混ぜて飲み干すのが定番。 ・「ジャガジャガ天国」というローカル番組が宮崎では大人気。 ・宮崎を代表する郷土料理の1つは「冷や汁」。 味噌を焼き魚やゴマと共にすり鉢ですり潰し、出し汁を加えて混ぜ合わせたもの。 晩ごはんで余ったら、翌朝の朝ごはんになるという。 ・宮崎を代表する企業の1つ「大森淡水」は、国産ウナギ専門商社。 東京ドーム約3個分、年間2000万尾ものうなぎの養殖を取り扱っている。 ・宮崎ではうなぎのしゃぶしゃぶを食べられる店も存在する。このような店は全国でも珍しい。 ・宮崎を代表するグルメの1つに「チキン南蛮」があるが、最近では「チキン南蛮カレー」というものもあるらしい。 ・日南海岸はドライブに最適。堀切峠、青島、サンメッセ日南などがある、風光明媚な観光地である。 ・日南には鵜戸神宮という観光スポットがある。運玉を石の間の窪みに投げることで知られる。 |
出身有名人 |
温水洋一│蛯原友里│東国原英夫 |
観光情報
世界遺産 |
なし |
代表的な観光地 |
高千穂峡│お倉ケ浜海水浴場│鵜戸神宮│照葉大吊橋│えびの高原│乙島│道の駅なんごう│青島神社│行縢山│こどものくに |
名物 |
地鶏、チキン南蛮、マンゴー、宮崎牛、等々 |
お土産 |
地鶏、マンゴー、等々 |
その他観光情報 |
・実は大阪から宮崎まではフェリーが出ていて、時間はかかるが安価で観光ができる。 ・九州ではやや影が薄い印象だが、東国原氏によって観光力が増した。 ・鳥インフルエンザに口蹄疫、新燃岳の噴火など、幾度も災害に見舞われたことがある。 宮崎を応援するため、是非観光しよう。 |
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