高知県 都道府県データ

高知県は、四国の太平洋側に位置する県。

令制国では土佐国にあたり、県庁所在地の高知市は土佐国の土佐郡に属していた。
日本最後の清流といわれる四万十川(しまんとがわ)のほか、水辺利用率全国一の仁淀川、物部川、安田川など四国山地に源を発する清流が多く流れる。
室戸岬・足摺岬・龍河洞・四国カルストなど多くの天然の観光資源を有する。

近年は輸入野菜や徳島県や宮崎県などに押されがちであるが、ピーマンやなすやトマト(高知市南部の「徳谷トマト」が有名で、東京など大都市の高級レストランに出荷している)をはじめとする野菜類の促成栽培でも有名で、県中央部の沿岸部(土佐市〜芸西村付近)は、ビニールハウスが多く並んでいる。

水不足に悩まされることはほとんどないが、治水は古くからの課題となっており、江戸時代初期の土佐藩奉行野中兼山による大規模な河川改修は県下主要河川のほとんどで実施されている。
高知県沖の太平洋を黒潮が流れており、冬の朝などは海面から湯気が立っているのが見える。
気候は温暖多雨で台風の襲来も多く、1951年以降の台風上陸数は鹿児島県に次いで2番目に多い。太平洋に突き出た足摺岬、室戸岬は強風で知られる。
高知県南西部の山間は大きく開発されることが無く、豊かな山林とダムの無い大きな川が残されている。

目次

基本情報

高知県
こうちけん


県庁所在地
高知市 地方
四国地方
中国・四国地方
面積
7,105.16平方km 人口
766,104人
隣接都道府県
徳島県、愛媛県 人口密度
108人/平方km
ISO 3166-2:JP
JP-39 団体コード
039000-3
旧国名
土佐 県の木
ヤナセスギ
県の花
ヤマモモ 県の鳥
ヤイロチョウ
他シンボル
県の魚:カツオ
県の歌:高知県民の歌
県庁住所
〒780-8570
高知県高知市丸ノ内一丁目2番20号

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地域の特徴

気候
年間日照時間は2000時間を越え、全国1-2位が定位置となっている一方、年間降水量も平野部で2500ミリ前後、山間部では3000ミリを超え、東部山間部の魚梁瀬は4100ミリ程度と日本有数である。
よく晴れるが降る時には一気に降る気候であり、このことはあっけらかんとした土佐人の気質に影響を与えているとする説もある。

平野部での積雪はまれであるが、山間部や豊後水道側に開けた県西部の幡多地域平野部では大雪に見舞われることもある。
冬は晴れ間が多いため放射冷却が強まった朝などは高知市でも氷点下になることも多いが、日中は暖かい。
厳冬期の剣山系、石鎚山系の高い山は雪に埋まる。
春は宇和島と並びソメイヨシノの開花前線が全国でも早く訪れることで知られる。
夏から秋は頻繁に台風の直撃を受けることがあるほか、台風本体が東シナ海から日本海側を通過する際も南からの温かい湿った風が四国山地に遮られて大雨になることがある。
冬は、温暖な気候を求め、スポーツチームが多数キャンプを設置する。
地理的特徴
東西に長い四国の南部、太平洋から四国山地の尾根までの範囲。
「海の国」としてのイメージが強いが、高知市から香南市・香美市土佐山田町南部に至る香長平野と南西部の四万十市周辺がやや広い平野となっているほかは、そのほとんどが海の近くまで山が迫る典型的な山国である。

山地率は89%にも及び、全国平均の54%と比べてもその険しさがよく分かる。
最高峰は三嶺(山頂が高知県単独の場合は手箱山)。地質的には四万十帯と呼ばれる堆積岩が多い地域で、土砂災害がきわめて多い。
その一方、県西部を流れる四万十川、石鎚山から土佐湾に南下する仁淀川、県北部から徳島県へと流れる吉野川など水量豊富な河川が多くあり、近年はカヌーでの川下りをする人が増えてきている。
県民性
●一言県民性:「いごっそう」「はちきん」
●地域全般ざっくり
・豪放で一本気だが、反骨精神を表に出してしまうこともある。
・「異骨相(いごつそう)」とは強引で頑固で一途であることをいう。
仕事に対する姿勢:組織の上に立つと、強引に仕事を進めて成功をもたらすことも多い。他人の下で働くときには、上の者をあれこれ批判する。
主な温泉
北川温泉│足摺岬温泉
主な祭り
高知よさこい祭り│なかむら市民祭
特筆すべきデータ
・外食における飲酒代金、日本一。
・女性の社長が経営する企業の割合(7.77%)、全国2位。
・成人1人あたりの年間発砲酒消費量 全国1位(20.5L)。2位の宮崎(13.5L)と大差
・高知市は年間外食時飲酒代金額、全国1位(35,205円)
・人口千人あたりの喫茶店数 全国1位
・2012年度の婚姻率 全国46位
・ニッポン美肌県グランプリ美肌偏差値 3位 高知県 58.4
ご当地メモ
・人口当たりの喫茶店の数は全国一位で、高知にもモーニングがある。
・「おきゃく」とは、土佐弁で宴会のこと。お酒大好きな高知県民は、何かにつけて飲む口実を探している。
・皿鉢料理は一度に多彩な料理を大皿でふるまうもので、女性が台所に立つ手間を減らし、女性もお酒を一緒に飲む機会を多くするためであるという。
・高知人は負けず嫌いで白黒はっきりつけたがるといわれ、議論が好きで酒を飲むと議論がはじまるという。
激論を交わした相手とも、翌日はケロッと忘れて普通に振舞うという。
・高知では平日、休日問わず、喫茶店のモーニングが好きな人が多いらしく、モーニングには味噌汁がつくのが定番。
高知県の南西側(四万十市)などは、モーニングに砂糖がついてくる。
・坂本龍馬でおなじみの語尾に「〜ぜよ」をつける方言は、現在は使われていない古い方言である。
・馬路村農業組合では「ぽん酢しょうぶ ゆずの村」や高知のスーパーで必ずおいてある、ゆずジュースの「ごっくん馬路村」を製造している。
・カツオ王国高知では、カツオを食べるのに大きく分けて4種類の食べ方がある。
ポン酢の「鰹のたたき」、塩を振った「鰹の塩たたき」、刺身は「鰹の刺身」と、食感を楽しむためあえて皮を残した「鰹の銀造り」。
・高知県のお座敷遊びの1つに「菊の花」というものがある。
メンバー全員分の杯をお盆に裏側に置き、1つに菊の花を隠しておく。
「菊の花〜」と歌いながら、順番に杯を1つずつ表に開けていき、菊の花に当たった人が、それまで開いた杯にお酒を盛り、全て飲み干すというもの。
・男勝りで元気な土佐の女性のことを「はちきん」という。
これは男4人を手玉に取れるほど、ということからきている。
・高知では「チャンバラ貝」という、マガキ貝が好んで食されている。
・高知県の方言では「なまけ者」のことを「ごくどう」という。
・高知では「ウツボ」も好んで食べられる。
・「芋けんぴ」は高知発祥のお菓子であり、高知では十数種類がある。
出身有名人
広末涼子│島崎和歌子│間寛平│北村総一朗│西原理恵子│黒鉄ヒロシ│高知東生│島崎俊郎│西川きよし│横山やすし

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観光情報

世界遺産
なし
代表的な観光地
桂浜│四万十川│足摺岬│竜串海岸│高知城│はりまや橋│室戸岬│龍河洞│アンパンマンミュージアム│叶崎展望台
名物
日曜市、鰹のたたき、皿鉢料理、等々
お土産
土佐日記、龍馬グッズ、等々
その他観光情報
・坂本龍馬の故郷・土佐だけあって、龍馬関連の観光地がいつでも人気である。
・吉野川ではラフティングが可能で、人気も高い。

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