神奈川県 都道府県データ
神奈川県(かながわけん)は、関東地方の南西端、東京都の南に位置する。もとの相模国全域と武蔵国の一部にあたる。
県名は東海道筋に古くから栄えた宿場町神奈川宿(現・横浜市神奈川区)、および幕末に戸部町(現・横浜市西区紅葉ヶ丘)に置かれた神奈川奉行所に由来する。
これら「神奈川」の由来は、京急仲木戸駅近くに流れていた長さ300メートルほどの小川の名前からで、現在は道路になっている。
都道府県別の人口は東京都に次ぐ第2位。人口密度は東京都、大阪府に次ぐ第3位。
県内総生産は東京都、大阪府、愛知県に次ぐ第4位。
県内の政令指定都市数は3つと日本最多。面積は第43位の規模である。
県東部の横浜市、川崎市は、都市化・工業化が進んでおり、東京湾に面した京浜工業地帯の一角を形成する。
県西部は緑豊かな丹沢山地から足柄山地、箱根山が連なり、酒匂川が流れる足柄平野には小田原城の城下町・小田原市が開ける。
県中央部は相模原市、海老名市などの平野部で都市化・工業化が進んでおり、相模川が流れ平塚市から相模湾に注ぐ。
県南東部は、海沿いに茅ヶ崎市、藤沢市が開け、鎌倉幕府がおかれた鎌倉市から、明治以来の軍港都市・横須賀市がある三浦半島にかけて、三浦丘陵が連なる。
県域は、古くは相模国の中心である相模湾沿岸部と相模川流域部が栄えた。
川崎市と横浜市の大部分を占める武蔵国の領域は、古東海道(矢倉沢往還)沿いと東京湾沿岸を中心に小規模な農漁村が形成された。
相模国府は所在地が特定されていないが、平塚市、大磯町、海老名市、小田原市に置かれていたという説がある。
平安時代から武士団の活動が活発化し、鎌倉時代には鎌倉に鎌倉幕府が置かれた。
戦国時代には北条氏(後北条氏)の拠点である小田原が隆盛を誇った。
江戸時代には江戸幕府の置かれた江戸への交通路として東海道が整備され、東京湾沿岸部の開発が進んだ。
県域には幕府直轄の代官支配地と旗本・御家人の所領が多く配された。
江戸時代中期以降、県域内に本拠を置いた大名領(藩)は西部の小田原藩(小田原市)及び規模の小さい2藩(荻野山中藩(厚木市中荻野)、
武蔵金沢藩(六浦藩、横浜市金沢区))のみであるが、一方で県域外に本拠を置く大名の飛地領が多く置かれ(烏山藩(栃木県那須烏山市)、
佐倉藩(千葉県佐倉市)、西大平藩(愛知県岡崎市)など)、県域内の支配はモザイク状に細分されていた。
幕末には横浜港が開港され、明治時代に入ると東京湾沿岸部を中心として発展した。
戦前・戦後を通じて、京浜工業地帯周辺における商工業の発展と東京一極集中に伴うベッドタウン化などにより人口も増加したため、県内には過疎地域自立促進特別措置法によって指定された過疎地域がない。
とは言え、横須賀市や小田原市、三浦市など人口の停滞ないし減少が顕著な地域もあり、また足柄上地域などに中山間地域を抱えている点に他都道府県と変わりはない。
目次
基本情報
神奈川県 かながわけん |
|||||
県庁所在地 |
横浜市 | 地方 |
関東地方 | ||
面積 |
2,415.85平方km | 人口 |
9,061,687人 | ||
隣接都道府県 |
東京都、山梨県、静岡県 (海上)千葉県 |
人口密度 |
3,750人/平方km | ||
ISO 3166-2:JP |
JP-14 | 団体コード |
14000-7 | ||
旧国名 |
武蔵、相模 | 県の木 |
イチョウ |
県の花 |
ヤマユリ | 県の鳥 |
カモメ |
他シンボル |
・県の色:かながわブルー ・県民歌:光あらたに |
県庁住所 |
〒231-8588 神奈川県横浜市中区日本大通1番 |
地域の特徴
気候 |
太平洋側気候で太平洋側に位置するため、温暖であり、また雨量が多い。 気象庁の予報警報規程では東部(代表地:横浜)と西部(代表地:小田原)に分けられ、天気予報が発表される。 ただしこの区分による「東部」と「西部」の境界は相模川ではなく、相模川東岸の旧市域を含めた相模原市全域が「西部」に、逆に相模川の西側に位置する平塚市・大磯町・二宮町が「東部」に属する。 2010年5月27日に同規程が改正され、気象警報・注意報は市町村単位で発表されるようになったが、従前の発表単位であった旧「二次細分区域」(改正後は市町村が「二次細分区域」とされている)はそのまま市町村等をまとめた地域として適宜報道機関などで用いられている。 |
地理的特徴 |
神奈川県は関東平野の南西端に位置し、東西約78km、南北約60km となっている。 県域はかつての相模国全域と武蔵国久良岐郡・橘樹郡・都筑郡(現在の川崎市および横浜市の一部)からなる。 北東部の川崎市では多摩川下流が東京都との境界となっているが、 中流部では東京都に属する稲城市、多摩市、町田市が多摩川以南に張り出し、町田市はその南西部で境川を都県境として本県の相模原市、大和市と接している。 土地の利用区分面積(2003年)は、森林・原野が39.2%を占め、以下、宅地の26.5%、農用地の8.8%、道路の7.9%、水面の3.8%と続く。 |
県民性 |
●一言県民性:「ハマっ子」 ●地域全般ざっくり ・柔軟な発想を持ち行動的だが、協調性に乏しい面もある。 ・仕事に対する姿勢:一瞬のひらめきが成功につながる芸術的な仕事に向くが、組織で決められた仕事をするのは苦手。 |
主な温泉 |
箱根温泉│湯河原温泉│根府川温泉│中川温泉│三浦マホロバ温泉│飯山温泉│七沢温泉 │かぶと湯温泉│半原温泉│広沢寺温泉│伊勢原温泉│鶴巻温泉│綱島温泉 |
主な祭り |
横浜開港祭│神奈川大和阿波おどり│ODAWARAえっさホイおどり│鎌倉八雲神社大町祭り例大祭│箱根湯本夢旧街道ふれあい祭り│横浜国際仮装行列│湯河原温泉さつきまつり│浜降祭│ヨコハマカーニバル│箱根大名行列 |
特筆すべきデータ |
・神奈川県の旅行、行楽の年間行動者率、82.1%で全国1位。 ・横浜市は居住意欲度ランキング、全国1位。 |
ご当地メモ |
|
出身有名人 |
中村俊輔│多岐川華子│南明奈│内田恭子│前田有紀│安東弘樹│日村勇紀│石塚英彦│桜塚やっくん│出川哲朗│井上真央│北乃きい│小雪│小阪由佳│成海璃子│桑田佳祐│浅野忠信│市原隼人│織田裕二│加瀬亮│桂歌丸│小泉孝太郎│小泉純一郎│柳沢慎吾│竹中直人│飯島直子│高岡早紀│西川史子│山瀬まみ│高島礼子│船越英一郎│鈴木亜美│矢口真里│石川梨華│新垣里沙│柴田あゆみ│石原慎太郎│石原伸晃│石原良純│神田うの│ベッキー |
観光情報
世界遺産 |
なし |
代表的な観光地 |
みなとみらい21│横浜中華街│鶴岡八幡宮│横浜ランドマークタワー│大涌谷│横浜・八景島シーパラダイスアクアミュージアム│横浜赤レンガ倉庫[1号館及び2号館]│山下公園│新江ノ島水族館│芦ノ湖 |
名物 |
横浜の夜景、シウマイ、小田原のかまぼこ、等々 |
お土産 |
鳩サブレ、等々 |
その他観光情報 |
・横浜に鎌倉、小田原など、見所は多い。 首都圏から近いため、アクセスもしやすい。 |
■ TOPに戻る | ■ 日本国内資料集へ戻る | ■ 47都道府県・総合資料集へ戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動