秋田県 都道府県データ
秋田県は日本海に面する。
現在の秋田県は令制国での出羽国(明治初年に羽後国)と陸奥国(明治初年に陸中国)の一部からなる。
「秋田」の名前の由来は土壌が稲作に向かなかったため付けられた「悪田」が転じたものだとも、アゴに似た地形から付けられた「齶田(あぎた)」が転じたものだともいわれている。
天平時代に「秋田」の表記で定着した。
目次
基本情報
秋田県 あきたけん |
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県庁所在地 |
秋田市 | 地方 |
東北地方 | ||
面積 |
11,636.25平方km | 人口 |
1,076,781人 | ||
隣接都道府県 |
青森県、岩手県、 山形県、宮城県 |
人口密度 |
92.5人/平方km | ||
ISO 3166-2:JP |
JP-05 | 団体コード |
05000-8 | ||
旧国名 |
陸奥、出羽 | 県の木 |
秋田杉 |
県の花 |
フキノトウ | 県の鳥 |
ヤマドリ |
他シンボル |
県庁住所 |
〒010-8570 秋田県秋田市山王四丁目1番1号 |
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地域の特徴
気候 |
気候区分は日本海側気候に分類される。 同じ日本海側の山形県や新潟県と同様に冬季には対馬暖流の影響もあってか日本海側から湿った冷たい風が吹き、みぞれや雪を降らせる。一部例外もあるが隣県の山形県と同様に県全域のおよそ90%の地域が特別豪雪地帯に指定されており、雪が多く降り積もりやすい。冬季間の日照時間は全都道府県の中で最も少ない。そのため、朝晩の放射冷却現象が起こらず、特に日本海側沿岸部などは関東平野内陸部よりも朝の気温が高いことも多いなど緯度の割には温暖であり日格差が非常に小さいのが特徴である。内陸部の一部はケッペンの気候区分による亜寒帯湿潤気候(Dfa,Dfb)となり、寒さが厳しい。また、時として秋田沖付近に発生する極低気圧からもたらされる暴風雪やゲリラ豪雪による悪天候も決して珍しくない。 一方、日本海側気候でありながら夏季は高温多湿でどんよりとしており、梅雨明けのないまま秋を迎えることも珍しくない。しかしながら太平洋側から吹く季節風は奥羽山脈の山々に遮られ、時としてフェーン現象が発生することがあり、冷害をもたらすと言われるやませも遮られ、特に県内陸部中央から県内陸南部では気温が上昇し真夏日や猛暑日に、夜は熱帯夜になることも決して少なくない。そのためか四季の表情がはっきりとしている。 |
地理的特徴 |
県下には13市6郡9町3村がある。 秋田県では、美郷町、三種町、八峰町が「ちょう」である以外は、町はすべて「まち」、村はすべて「むら」と読む。 (対等合併によって誕生した町が「ちょう」を名乗る傾向がある。平成の大合併以前は、すべて「まち」と読んだ)。 |
県民性 |
●一言県民性:「秋田美人」 ●地域全般ざっくり ・忠実で冒険心に富むが、無口で自己表現が苦手な面もある。 ・我慢強いが派手なことは結構好きで、一度決めたら頑張る。お祭りや民謡も大好き。 ・秋田美人の言葉どおり、男女問わず、色白で目鼻立ちが整った人が多いが、その割に芸能人は少なめ。 タレント向きの福岡人と違い、自分を積極的に売り込んでいく積極的な自己主張が乏しく、個性も発揮できない。 ・仕事に対する姿勢:実直に仕事に向き合うが、計画を途中であれこれ変える気まぐれな面もある。 |
主な温泉 |
鶴の湯温泉│大釜温泉│妙乃湯温泉│蟹場温泉│孫六温泉│黒湯温泉│玉川温泉│後生掛温泉│蒸ノ湯温泉│大深温泉│大湯温泉│湯瀬温泉│日景温泉│矢立温泉│男鹿温泉郷│森岳温泉│秋田温泉│かすみ温泉│湯ノ岱温泉│象潟温泉│仁賀保温泉│大滝温泉│大葛温泉│秋ノ宮温泉郷│泥湯温泉│小安峡温泉│大湯温泉│須川温泉│上畑温泉│八幡平温泉郷 |
主な祭り |
秋田竿燈祭り│なまはげ│ヤートセ秋田祭│土崎港曳山まつり│大館秋祭り│小坂七夕祭 |
特筆すべきデータ |
・秋田県は持ち家率 全国1位。78.4%(2008年度) ・お酒に強い人の特徴とされる「アセトアルデヒド分解酵素活性型遺伝子」を持つ比率の順位は、全国1位。 ・17歳男子の平均身長の高さ 全国1位。 ・人口あたりの美容室、理容室の店舗数、全国1位。 ・大手下着メーカーの調査によると、セクシーな下着を好む女性が最も多いのは秋田であるらしい。 ・2012年度の婚姻率 全国47位 |
ご当地メモ |
・秋田市の「ちゃんぽん」は「あんかけのちゃんぽん」が定番。 ・全国有数の漬物王国であり、漬物樽は一家の必需品。最低でも2つは必要らしい。 ・秋田を代表する企業の1つは「大館工芸館」。秋田名物の「曲わっぱ」を作っている。 「曲わっぱ」は秋田音頭にも登場する、秋田代表の工芸品。 ・秋田県民(特に県南部)は甘党で、何にでも砂糖を大量に入れる。巻き寿司や野菜、果物などにも砂糖。 ・秋田県民は日本で一番お酒に強い人の割合が高いと言われている。 ・地元の企業がスポンサーになり、修学旅行中の学生の安否をテレビで放送するらしい。 (「◯◯中学校修学旅行隊は、全員元気にディズニーランドで遊園中です」) ・鮭の味付けは「甘口」「中辛」「辛口」などであるが、秋田には「激辛」が存在する。 ・おすそ分けの定番は「山菜」であり、県民自らが1人で採集してくるのだが、 その場所はその人の秘密とされていて、誰かに教えることはない。 ・男女共に、子供の体力テストでは全国上位である。 ・秋田の方言に「ええふりこき(いいかっこしい)」という言葉があるほど、自分を良く見せたいという見栄っ張りの傾向があるとも言われる。 女性も美意識が高く、秋田には美容院の数も多い。また秋田の美容室ではエステ、ネイル、メイクもしてもらえる。 ・中村芳子さんという秋田では伝説の美容師がいて、この人の存在が秋田の女性の美意識と、美容師の数を高めたといわれる。 ・名詞の最後に「こ」をつけることが多いらしい。「皿っこ」「コップっこ」「がっこ」 |
出身有名人 |
奥寺康彦│加藤夏希│柳葉敏郎│桜田淳子 |
観光情報
世界遺産 |
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代表的な観光地 |
秋田市ポートタワー・セリオン│角館武家屋敷│秋田ふるさと村│小安峡│乳頭温泉郷│田沢湖│なまはげ館│小安峡大噴湯 |
名物 |
きりたんぽ、稲庭うどん、いぶりがっこ、しょっつる鍋、地酒、等々 |
お土産 |
きりたんぽ、いぶりがっこ、あつみのかりん糖、さなずら、金萬、なまはげ塩プリン、超神ネイガー、等々 |
その他観光情報 |
・秋田は冬になると、本州では特に寒い地域である。 ・電車の本数も少なめである点に注意。 ・「秋田市民市場」は60年前から続く市場で、秋田市民御用達。旬のものがいち早く手に入る。 大きな天然舞茸なども(高価だが)売られている。 ・秋田の温泉は、人里離れた秘境にあることが多い。また秋田では温泉をはしごするのが当たり前とされる。 ・大館市には2月の第二週の土日あたりに、飴を大量に売る「アメッコ市」なるものがある。 北秋田市には同じ時期に餅を売る「もちっこ市」がある。 ・東北を応援するために、是非観光に出かけよう。 |
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