イギリス
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから構成される立憲君主制国家であり、英連邦王国の一国である。
また、国際関係について責任を負う地域として、王室属領及び海外領土があるが、これらは厳密には「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」には含まれておらず、これらを含む正式な名称は存在しない。
★当サイトにこの国の旅行記があります
国情報 目次
基本情報
イギリス United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland |
|||
正式名称 |
グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国 | ||
首都 |
ロンドン | ||
最大の都市 |
ロンドン | ||
通貨 |
UKポンド(GBP) |
公用語 |
英語(事実上) | 国の標語 |
Dieu et mon droit (フランス語: 神と私の権利) |
面積 |
244,820平方km(76位) | 人口 |
61,565,000人(22位) |
民族構成 |
「イギリス民族」という民族は存在しない。主な民族はイングランドを中心に居住するゲルマン民族系のアングロ・サクソン人、ケルト系のスコットランド人、アイルランド人、ウェールズ人だが、旧植民地出身のインド系(印僑)、アフリカ系、アラブ系や華僑なども多く住む多民族国家である。 | 宗教 |
10年に一度行われるイギリス政府の国勢調査によれば、2001年、キリスト教徒が71.6%、イスラム教徒が2.7%、ヒンドゥー教徒が1.0%。 2011年、キリスト教徒74.7%、イスラム教徒2.3%、ヒンドゥー教徒が1.1%。 |
国歌 |
神よ女王陛下を守り給え | ISO 3166-1 |
GB / GBR |
時間帯 |
UTC ±0 | サマータイム |
DST +1 |
ccTLD |
.uk / .gb | 国際電話番号 |
44 |
滞在情報
祝日・祭日 |
バンクホリデイとは、1871年に制定された法律によって銀行が休業することから来ている。バンクホリデイは、銀行や一般企業は休みとなるが、公共機関や交通機関、ショップの多くは通常営業している。スコットランドを除く地域の祝日(*印)、スコットランドのみの祝日(★印)に注意。祝日が土・日曜と重なる場合は、その翌日が振替休日となる。 2012年 1月1日 新年 1月3日 ★バンクホリデイ 3月17日 セント・パトリックス・デイ(北アイルランドのみ) 4月9日 イースター 5月7日 メーデー・バンクホリデイ 6月4日 スプリング・バンクホリデイ 8月6日 ★サマー・バンクホリデイ 8月27日 *サマー・バンクホリデイ 12月25日 クリスマス 12月26日 ボクシングデイ |
電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
【DVD方式】イギリスのテレビ・ビデオ方式(PAL)は、日本(NTSC)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンでは通常PAL出力対応なので再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生できない(PAL対応機種なら可)。 【ブルーレイ方式】ヨーロッパの地域コード(B)は日本の地域コード(A)と異なるため、一般的なブルーレイプレーヤーでは再生できない。 |
水 |
イギリスの水道水は、日本の軟水とは異なり硬水の地域が多いが、そのまま飲むことができる。体調が不安な人はミネラルウォーターを買おう。500mlで約60p〜£1。炭酸なし(Still)と、炭酸入り(Sparkling)がある。 |
郵便 |
イギリスの郵便はロイヤル・メール Royal Mailと呼ばれる。郵便局にはMain Post Office(本局)とSub Post Officeの2種類がある。 【営業時間】一般的に、平日9:00〜17:30、土曜は12:30まで。日曜、祝日は休み。いなかの郵便局は昼休みをとることも。 【郵便料金】日本へのエアメールの場合、ハガキや封書が10gまで76p、20gまで£1.10。 |
日本大使館 |
・在英国大使館 101-104, Piccadilly, London, W1J 7JT, U.K. 電話: (44-20) 7465-6500 Fax: (44-20) 7491-9348 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
|
主要都市 |
●イングランド ・ロンドン:首都。イギリス最大の都市であり、最大の貿易港。EU内で最大人口の都市。国会議事堂の時計台(Big Ben)は国のシンボル。バッキンガム宮殿での衛兵交代は有名。 ・バーミンガム (イングランド):イギリス第2の都市。 ・リーズ:イングランド北東部にあるイギリス第3の都市。 ・シェフィールド:イギリス第5の都市。ナイフやフォークなど刃物産業が盛んであり、ゾーリンゲンや関と並んで「刃物の3S」と称される。 ・マンチェスター:ランカシャー地方の中心都市。産業革命発祥の地。 ・リバプール:ロンドンに次ぐ、イギリス第2の貿易港。ビートルズ誕生の地。 ・バース:イギリスで唯一、温泉の沸く都市。 ・ヨーク:市街地が城壁で囲まれている要塞都市。 ●スコットランド ・エディンバラ:スコットランドの首都。国内でロンドンに次ぎ観光客が多い。毎年8月、エディンバラ・フェスティバルと呼ばれる芸術祭典が行われる。中世の町並みが色濃く残り、「北のアテネ」と称される。 ・グラスゴー:イギリス第4の都市であり、スコットランド最大の都市。 ●ウェールズ ・カーディフ:ウェールズの首都であり、最大都市。 ・スウォンジ:ウェールズ南部の海岸に面した町。 ●北アイルランド ・ベルファスト:北アイルランドの首都であり、最大都市。 |
代表的な観光地 |
・湖水地方:無数の湖が連なる保養地でありイギリス最大の国立公園。ピーターラビットの舞台。 |
英語の通用度 |
日常的にイギリス英語が話されている。 |
その他観光情報 |
・イギリスは世界で最初の実用的な機関車が開通し、鉄道発祥の地といわれる。 ・鉄道網は発達しているが、乗車ホームなどが直前まで分からないことがあり、電光掲示板などで10分前には確認しておいたほうがよい。 ・紅茶文化があるイギリスでは、寝る前にもナイトティーをいただくのが一般的らしい。 ・イギリスで紅茶とはミルクティーのことであり、他にブラックティーはあるが、レモンティーはイギリスにはない。 ・イギリスは特に料理が不味いといわれている。特に不味いとされるものは以下の通り。 「ウナギのゼリー寄せ」:ぶつ切りにした生のウナギを香草などと煮込んで冷やしたもの。 コラーゲンが固まったものがゼリー状になっている。 「ハギス」:羊の胃の中に心臓・肝臓・肺などを細かく切って詰めたもの。それを30分間茹でる。 「ディーブフライチョコレートバー」:フィッシュアンドチップスで出されるチョコレートを揚げたもの。 ・しかしイギリスの人は自国の料理が不味いとは思っていないらしく、「フィッシュ&チップス」が美味しいと思っているらしい。 ・だがイギリスを訪れた外国人は国籍を問わず、やっぱり不味いと思っているらしい。 「油っこい」「焼きすぎ」との声も。 しかし朝食とアフタヌーンティーはまあまあいけるらしい。 ・イギリスは1年を通して晴れの日が少なく、野菜が育ちにくいこともあり、冷凍してある食品が多い(野菜も冷凍)。 ・イギリス人の食意識が低い理由の1つに産業革命があるといわれ、多忙であったためとも言われる。 また当時から階級社会が根強かったため、大半の庶民は貧しく、新鮮な食べ物が得られなかった。 そのためしっかりと火を通すことが重要と考えられ、焼きすぎが良いとされる原因になったとも。 ・また産業革命以降、忙しくなった人々が料理に書ける手間を惜しみ、 調理人は最低限の味付けをし、食べる人が好きに味付けをするという 食文化が根付いたためとも言われている。 調理への意欲が低くなり、味へのこだわりも薄れていった。 ・美味しい店は美味しいし、美味しいものもある。 だがそれ以外のものは、基本は味に期待しないほうがいい。 ・都会では街中に防犯カメラが多いことで知られている。 ・スーパーで普通に枝豆が売られているらしい。 ・オシャレの一環として、外に出ていない下着にもお金をかけるのだという。 ・ロンドンは自転車が多く、通勤時間には自転車ラッシュになる。 自転車用の信号や高速道路もある。レンタサイクルも身近である。 ・自転車泥棒が多いので注意。 ・ウスターソース発祥の国といわれている。 イギリスではトマトジュースにウスターソースを混ぜて飲む。 ・マーマイトという、パンに塗って食べるものがあり、イギリス発祥。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明
聖ジョージ旗(白地に赤十字)がイングランド旗となり、スコットランドの聖アンドリュース旗(青地に斜め赤十字)が組み合わされ、アイルランドの聖パトリック旗(白地に斜め赤十字)を加えて連合王国を表す |
● 国歌
※歌詞は第3節まである。
国歌名 |
God Save The Queen (神よ、女王を守り給え) | |
作詞作曲 |
作詞・作曲者不祥 |
|
歌詞 |
God save our gracious Queen, Long live our noble Queen, God save the Queen: Send her victorious, Happy and glorious, Long to reign over us: God save the Queen. |
神の救い
われらが女王にあれ 幸と勝利 栄光あれ 栄え給え わが女王 |
その他国情報
主要産業 |
航空機、電気機器、エレクトロニクス、化学、金属、石油、ガス、金融 |
国の有名人 |
●ジョン・レノン:シンガーソングライター、ギタリスト、キーボディスト、平和運動家。 ビートルズを立ち上げたリーダーであるほか、ポール・マッカートニーと「レノン=マッカートニー」としてソングライティング・チームを組み、多くの楽曲を作曲した。 ●J・K・ローリング:作家、慈善家、映画プロデューサー、脚本家。 「ハリー・ポッター」シリーズの作者として知られる。 ハリー・ポッターシリーズは世界中で反響を呼び幾多の賞を獲得した他4億部以上出版され、史上最も売れたシリーズ作品である。 ●デビッド・ベッカム:サッカー選手。イングランド代表。 最も世界的な知名度が高いサッカー選手の1人。端正な顔立ちでファンも多い。 プレースキックの名手であり、クロスの質も世界有数で、その高い技術はジュニーニョ・ペルナンブカーノと共に双璧をなす。 ●ライアン・ギグス:サッカー選手。ウェールズ代表。 イングランドのサッカー史上で最もタイトルを獲得している選手であり、トップリーグで12回の優勝を経験している。 プロとしてデビューをしてから一貫してマンチェスター・ユナイテッドに所属し、クラブの歴代最多出場記録(758試合)を更新した。 ●望月あかり:愛称はモッチー。本名はハリス裕子。ロンドンで主に演歌歌手として活動する日本人。 日本では無名だが現地では特に知られた日本人である。 ※この他にも様々な分野において、数多くの有名人がいます。 |
その他雑学情報 |
・かつて繁栄を極めた大英帝国であったためか、イギリス人にはプライドがある。 国名に「グレート」とついているのはイギリスくらい。 ・スコットランドの20ポンド紙幣の右上の3人組の中央には、日本人の渡邊嘉一が描かれている。 世界遺産「フォース鉄道橋」建設時の監督係の人物である。 ・雨が多く気温の低いイギリスは、道路に穴ぼこが多いという。その数は約1900万個といわれる。 老朽による道路の亀裂に雨水が入り込み、寒さで膨張し、それが崩れて穴ぼこになる。 国や自治体に予算がないため、穴ぼこの処理が追いついていないという。 ・ケンブリッジ大学は世界最高峰の大学として知られている。(ハーバードやマサチューセッツを凌ぐという意見も) ・留守中の家や空き家を無断で占拠して住みつく「スクウォッター」と呼ばれる性質の悪い連中がいて、社会問題になっている。 不当に住んでいる人を追い出すことができないという、おかしな法律の解釈がされているためである。 ・イギリスでは消費税は3段階に分かれている。それはものによって違ってくる。(標準税率20%、軽減税率5%、ゼロ税率0%) 食料品や書籍、新聞、子供用衣類、公共機関などはゼロ税率である。 ・幽霊好きの国民性といわれ、心霊スポットも多い。 幽霊がでる噂の物件は、むしろ好んで購入される傾向があるらしい。 ・寄付や募金を行う人が割合多い。 ・学校をズル休みする子供を容認する親が増え、それを罰するための法律が誕生したという。 ・ヘビーメタルは1960年代後半、ハードロックの発展形としてイギリスで誕生している。 レッド・ツェッペリンなどは有名。 ・ガイ・フォークス・ナイトという祭りが、ハロウィンよりも人気であるらしい。 約400年前、ガイ・フォークスという人物が国会議事堂爆破を試みたが、それを阻止したことを祝う祭りである。 ガイ・フォークスの人形を燃やし、盛大な花火を打ち上げる。 ・Smithという名前は昔の「鍛冶屋さん」からきているらしい。 ・駆け込み乗車を防止するため、駅の電光掲示板の出発表示を2分前には消してしまうという。 ・インド料理店が約9000軒あるといわれ、カレーは一般的に食されている。 だが現在はイギリス風カレーではなく、インド風カレーが主流である。 辛い物が苦手な人が多いので、甘いカレーもある。 カレーは18世紀にインドからイギリスに伝わった。 その後イギリス風カレーがイギリス海軍から日本海軍へとカレーが伝わり、日本中に広まったと言われている。 つまり日本のカレーはイギリス風カレーである。 ・すべての建物に異なる郵便番号が割り振られており、googleマップなどでは郵便番号を打ち込むだけで目的地を表示できる。郵便番号はアルファベットと数字の組み合わせからなる。 ・チャネル諸島などでは歴史的に独自の文化を育んできたため、ジャージー人やガーンジー人と呼んだほうがよい。 ●ジブラルタル ・国際結婚の手続きが容易で、ここで結婚式を挙げるカップルも多い。 ジョンレノンとオノヨーコもジブラルタルで挙げている。 ・スペインから働きにやってくる人も多い。 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。
■ TOPに戻る | ■ 全世界・地域資料集へ戻る | ■ 全世界リストへ戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動