ポルトガル

西ヨーロッパのイベリア半島に位置する共和制国家である。
北と東にスペインと国境を接し、国境線の総延長は1,214kmに及ぶ。西と南は大西洋に面している。
ヨーロッパ大陸部以外にも、大西洋上にアソーレス諸島とマデイラ諸島を領有している。首都はリスボン。

ポルトガルはユーラシア大陸最西端の国家であり、かつてはヨーロッパ主導の大航海時代の先駆者ともなった。
そのためヨーロッパで最初に日本や中国など東アジアとの接触を持った国家でもある。

国情報 目次

基本情報

ポルトガル
Portuguese Republic

正式名称
ポルトガル共和国
首都
リスボン
最大の都市
リスボン
通貨
ユーロ(EUR)
公用語
ポルトガル語、ミランダ語 国の標語
なし
面積
91,985平方km(109位) 人口
約10,640,000人(75位)
民族構成
大部分はポルトガル人である。ポルトガル人は先住民であったイベリア人に、ケルト人、ラテン人、ゲルマン人(西ゴート族、スエビ族、ブーリ族)、ユダヤ人、ムーア人(大多数はベルベル人で一部はアラブ人)が混血した民族である。 宗教
ローマ・カトリックが国民の97%を占める。
国歌
ポルトガルの歌 ISO 3166-1
PT / PRT
時間帯
UTC ±0 サマータイム
DST +1
ccTLD
.pt 国際電話番号
351

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滞在情報

祝日・祭日
キリスト教に関する祝日が多い。年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。

2012年
1月1日 新年
2月20日 ※謝肉祭
4月6日 ※聖金曜日
4月8日 ※復活祭
4月25日 自由記念日
5月1日 メーデー
6月7日 ※聖体祭
6月10日 ポルトガルの日
6月13日 聖アントニオ祭(リスボンのみ)
6月24日 聖ジョアン祭(ポルトのみ)
8月15日 聖母被昇天祭
10月5日 共和制樹立記念日
11月1日 万聖節
12月1日 独立回復記念日
12月8日 無原罪の御宿りの日
12月25日 聖母受胎祭
電圧とプラグ
電圧は220Vで周波数は50Hz。
コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。
ビデオ・DVD方式
ポルトガルのテレビ・ビデオ方式(PAL方式)は、日本やアメリカ(NTSC方式)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDソフトは地域コードが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンでは通常PAL出力対応なので再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生できない(PAL対応機種なら可)。

水道水はそのまま飲用できるが、水が変わると体調を崩すこともあるので、敏感な人はミネラルウォーターを利用したほうが安心。ミネラルウォーター(アグア・ミネラルAgua Mineral)にはガス入り(コンガーシュcom gaz)とガスなし(センガーシュsem gaz)の2種類がある。
ガス入りかガスなしか確認して買おう。
郵便
【営業時間】郵便局CTT(コレイオCorreio)の営業時間は通常、平日8:30〜18:00。土・日曜、祝日は休み。切手(セーロシュSelos)だけなら、CorreioまたはSelosの看板がある雑貨屋や、町なかにある赤いポスト兼切手自動販売機でも買える。なおポストは2種類あり、赤は普通便用、青は速達便用。

【郵便料金】日本へのエアメールの場合、ハガキ、20gまでの封書がともに0.80EURO。50gまでの封書は1.85EURO。
日本大使館
・在ポルトガル大使館
Av. da Liberdade, 245-6, 1269-033 Lisboa, Portugal
電話: (351-21)311-0560
Fax: (351-21)353-7600
安全情報
● 外務省 海外安全ホームページ
安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。

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観光情報

世界遺産
  • アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの町の中心地区 - (1983年、文化遺産)
  • リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔 - (1983年・2008年、文化遺産)
  • バターリャ修道院 - (1983年、文化遺産)
  • トマールのキリスト教修道院 - (1983年、文化遺産)
  • エヴォラ歴史地区 - (1986年、文化遺産)
  • アルコバッサ修道院 - (1989年、文化遺産)
  • シントラの文化的景観 - (1995年、文化遺産)
  • ポルト歴史地区 - (1996年、文化遺産)
  • コア渓谷とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵遺跡群 - (1998年・2010年、文化遺産)
  • マデイラ島の照葉樹林 - (1999年、自然遺産)
  • アルト・ドウロ・ワイン生産地域 - (2001年、文化遺産)
  • ギマランイス歴史地区 - (2001年、文化遺産)
  • ピコ島のブドウ畑文化の景観 - (2004年、文化遺産)
主要都市
リスボン:首都。ポルトガル最大の都市。大航海時代の富をつぎ込んで建築されたジェロニモス修道院がある。「発見のモニュメント」はリスボンのシンボル。
ポルト:ポルトガル第2の都市であり、ポルトガル発祥の地。ポートワイン(ポルトワイン)で有名。
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア:ポルトガル第3の人口を誇る。
アマドーラ:ポルトガル第4の都市。
ブラガ:ポルトガル第3の都市圏を持つ。
シントラ:2本の煙突が目印の「シントラの王宮」がある。
コインブラ:コインブラ大学はヨーロッパで最も古い大学のひとつ。
トマール:世界遺産の修道院が有名。
エボラ:遺跡や聖堂など史跡に富み「博物館都市」と称される。
ファティマ:聖母マリアが出現した「ファティマの奇跡」で有名な、カトリック教徒の巡礼地。
代表的な観光地
●その他の旅行先
ロカ岬:ユーラシア大陸最西端の岬。
サグレス岬:イベリア半島西南端の岬。エンリケ航海王子の航海研究所があった。
アソーレス諸島:リゾート地として、ポルトガルからはもちろん、外国人も訪れる。
空港はサンミゲル島にあるポンタデルガーダ空港。

英語の通用度
その他観光情報
・ソウルフードはタラの塩漬けの干物「バカリャウ」。煮ても焼いてもOK。
・サンミゲル島など一部では、夜になったら商品を店の床に並べ、ウインドウショッピングができるようにしているらしい。
・リスボンでは近年、セグウェイに乗って観光することもできるようになった。
免許は必要ないが、簡単な講習を受ける。また歩道を通るのがルール。
・リスボンでは露店のファストフード店で、「カショーロ」というソーセージとポテトフライをはさんだホットドックが売られている。
・犬好きな人が多いといわれている。
・リスボンのバイロ・アルト地区には「ベルトラン書店」がある。ギネス認定の世界で最も古い本屋で1732年創業。

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国旗・国歌情報

● 国旗の説明


天球儀・5つの盾・7つの城

誠実と希望

十字革命で流された血

● 国歌

国歌名
ポルトガルの歌
作詞作曲
作詞/Henrique Lopes de Mendonca
作曲/Alfredo Keil
歌詞
Herois do mar, nobre povo, Nacao valente imortal,
Levantai hoje de novo Oesplendor de Portugal!
Entre as brumas da memoria O Patria sentese a
voz Dos teus egregios avos,
Que hade guiar te a vitoria As armas!
A's armas! Sobre a terra, sobre o mar,
As armas! As armas! Pela Patria lutar Contra os canhoes
marchar marchar!
海の勇者 崇高き国民
雄々しくも不滅の国家
高めよや いまぞ再び
ポルトガルの栄光を!
追憶の狭霧の中に
おお 祖国よ 聞こゆるは
大いなる汝が父祖たちの
勝利に汝をみちびく雄叫びぞ!
起てよ 起て!
地に 海に
戦わんかな 祖国のため
砲銃なにかせん
進めや 進め!

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その他国情報

主要産業
機械、繊維産業、コルク、観光
国の有名人
●アマリア・ロドリゲス:歌手、女優。
"ファドの女王(Rainha do Fado)"として知られる。
●エウゼビオ:元サッカー選手。同国を代表する選手の1人。
出身は当時ポルトガル領だったモザンビーク。
バロンドール、FIFAワールドカップ得点王、FIFAワールドカップ・ブロンズボール、ヨーロッパ・ゴールデンブーツ、20世紀の偉大なサッカー選手100人、UEFAジュビリーアウォーズ 、FIFA100など数々の賞に輝いた偉大な選手。
人格的にも非常に優れた人物で、試合終了後には相手選手を称える事を忘れず、他の選手からも愛された。
●ルイス・フィーゴ:元サッカー選手。同国を代表する選手の1人。
ポルトガルでは年間最優秀選手賞を5年連続で受賞するなど、黄金世代の中心選手として長らく代表を支えてきた選手。
キャップ数は歴代最多出場記録となる127試合。
そのドリブル技術の高さからマンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグスとともに1990年代最高のウイングと評される。
バルセロナからレアルマドリードへの禁断の移籍を行った1人でもあるが、それは選手引退後に実業家の道を進み、金銭に拘るプロ根性と言われる性格の所以であろうか。
●マヌエル・ルイ・コスタ:元サッカー選手。同国を代表する選手の1人。
ポルトガルが生んだファンタジスタの1人。加えて前向きで周囲に感謝の心を忘れない人格者であり、人気も高い。
●クリスティアーノ・ロナウド:サッカー選手。同国を代表する選手の1人。
16歳にしてプロデビューし、若くして世界的な名門クラブで活躍し、UEFAチャンピオンズリーグ得点王やバロンドールなども受賞している。
端正な顔立ちと鍛え抜かれた肉体を持つため、世界中の女性からの人気も極めて高く、スキャンダラスな面もあるため話題にも事欠かない。

※その他、実力のあるサッカー選手が多くいます。
国民性
情熱的な隣国のスペイン人と比べて、やや控えめな性格。
その他雑学情報
・ヨーロッパでも特に平和だと言われており、治安もよい。
・ポルトガルへの移住者で最も多いのはフランス人である。次いでイギリス人。
著名人としてはマドンナが移住したことでも知られている。
・移住者は10年間、年金に税金がかからないそうだ。移住者曰く、人が良く差別も少ないと言われる。
・リスボンは郊外にたくさんゴルフ場があり、移住者にも人気である。
・EUの中でも物価は安く、付加価値税(消費税)は23パーセントだが、生鮮食品や生活必需品は6%と低い。
・ポルトガルではジーパンやパンツ、バスタオルに至るまで、何でもアイロンがけを行うらしい。
・学生は一人暮らしよりも、ルームシェアが一般的であるらしい。
・ポルトガルはコルクの生産量が世界一で、コルクを使ったバッグや帽子などの商品がお土産屋にも並んでいる。
・オンラインゲーミング(オンラインカジノ)が合法化されている。
・ポルトガルではコンドームを「ビーナスのシャツ」という愛称で呼んでいる。
・ポルトガルの国名は、北部の港町ポルトの古い呼び名「ポルトゥス・カレ」に由来する。

※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。


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