オランダ
西ヨーロッパに位置する立憲君主制国家。海外領土としてカリブ海に6つの島を有する。
憲法上の首都はアムステルダムだが、政治の中心は王宮や国会の所在地であるデン・ハーグ。
ヨーロッパ北西部に位置し、東はドイツ、南はベルギーと国境を接し、北と西は北海に面する。ベルギー、ルクセンブルクと合わせてベネルクス三国と呼ばれる。
国情報 目次
基本情報
オランダ Kingdom of the Netherlands |
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正式名称 |
オランダ王国 | ||
首都 |
アムステルダム、デン・ハーグ | ||
最大の都市 |
アムステルダム | ||
通貨 |
ユーロ(EUR) |
公用語 |
オランダ語 | 国の標語 |
Je Maintiendrai (フランス語: 我、守り続けん) |
面積 |
41,526平方km(131位) | 人口 |
16,592,000人(58位) |
民族構成 |
ゲルマン系のオランダ人が83%で、それ以外が17% | 宗教 |
|
国歌 |
ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ | ISO 3166-1 |
NL / NLD |
時間帯 |
UTC +1 | サマータイム |
DST +2 |
ccTLD |
.nl | 国際電話番号 |
31 |
滞在情報
祝日・祭日 |
キリスト教に関する祝日が多い。年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。以下は2012年の予定日。 1月1日 新年 4月6日 ※聖金曜日 4月8日 ※復活祭 4月9日 ※復活祭翌日の月曜日 4月30日 女王の日(日曜にあたる場合は振り替え) 5月5日 解放記念日 5月17日 ※キリスト昇天祭 5月27日 ※聖霊降臨祭 5月28日 ※聖霊降臨祭の翌日 12月25〜26日 クリスマス |
電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
テレビ・ビデオ方式(PAL方式)は、日本やアメリカ(NTSC方式)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。ソフト購入時に確認を。 |
水 |
水道水は飲用が可能。硬質な水の味が気になる場合はミネラルウォーターの利用を。 |
郵便 |
オランダの郵便局はTNT POST。 【郵便料金】日本へのエアメールの場合、ハガキ、封書(20gまで)ともに、0.95EURO(4〜5日ほどで到着。Priorityの専用ステッカーを貼る)。 【一般的な営業時間】平日9:00〜17:30と土曜午前中。 |
日本大使館 |
・在オランダ大使館 Tobias Asserlaan 2, 2517 KC, The Hague, The Netherlands 電話: (31-70) 3469544 Fax: (31-70) 3106341 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
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主要都市 |
・アムステルダム:憲法に定められた首都で、商業の中心。オランダ最大の都市。アンネ・フランクの家がある。 ・ハーグ:王宮や中央省庁が置かれる事実上の首都。オランダ第3の都市。 国際司法裁判所など国際機関が多数置かれている。 ・ロッテルダム:EU最大の貿易港。オランダ第2の都市。近代的な市街地を持つ。 ・ユトレヒト:オランダ第4の都市。大聖堂の塔が街のシンボル。 ・アイントホーフェン:世界的に有名な電気メーカー、フィリップス社の本社がある。 ・デルフト:焼き物の町。 ・マーストリヒト:EU創設の条約が結ばれた地。 ・ザーンセスカンス:「風車の村」として有名。 |
代表的な観光地 |
● ・: ● |
英語の通用度 |
非英語圏における英語力世界一といわれるほど英語が通じる。 |
その他観光情報 |
・ヨーロッパ有数のチーズ大国。アルクマールはチーズの街として知られる。 ・丸くて大きい黄色がかったゴーダチーズは、オランダチーズの代表格。 ・ヘハクスバレンという、オランダ風のミートボールが、オランダの代表的な家庭料理である。 味はほぼハンバーグらしい。 ・ほとんどの会社でワークシェアリングを採用しており、週に何日かは自宅で仕事をしている人も多い。 ・そのためか、夫婦の会話時間は世界でかなり長いといわれている。 ・オランダではカラオケはほとんどない。たまにバーに置いてある程度。 ・オランダには犬税がある。犬を飼っている家庭は年間約1万円ほど課税しなければならない。 これは犬の糞の回収など、街の清掃費用に充てられているのだという。 反面、犬の糞を放置する飼い主が絶えず、街中にフンが散乱するという問題もあるらしい。 ・「スケベニンゲン」という名前の町があり、有名なヌーディストビーチである。 ・国が利用を推進していることもあり、自転車大国である。国民の保有率も90%を超えている。 ガソリンが高いため車よりも自転車を好む人が多い。1人2台以上持つ人も多い。 自転車専用道路も整備され右側通行である。鉄道にも自転車を持ち込んで乗ることができる。 ・また盗難防止のため、自転車には太く頑丈なチェーンをつけていたり、 普段はとられてもいいようなボロボロを使い、休日は新品を使う人もいる。 ・オランダはアートの国とも言われる。 ・オランダは風が強い国である。 ・海抜が低い国土から風車で水を海へ流しているように、「世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が創った」という言葉があるくらい、国土を守るのに必死であったという。 ・パールレという町はオランダとベルギーの領土が入り交じる地域であり、街中に国境線が書いてある。 お店や会社は玄関のドアがある国に属するという。 国境をまたぐ住宅の場合はどちらの国か自由に選べる。 ・フローニンゲンはフリークライミングの聖地といわれている町で、盛んである。 ・「キング・オブ・ザ・バブル」という、水中で空気の輪っかを作る世界選手があるらしい。 ・1年のうちに花火が許されているのは、大みそかの午前10時から元旦の午前2時までだけらしい。 そのためこの期間は盛大に花火が打ち上げられる。 ・アイントホーヘンは発明の都市といわれており、街中にはユニークな建物が並ぶ。 ・ソチ五輪では表彰台を軒並み独占するほどのスピードスケート大国。 普通の人なら寒い冬の朝を嫌がるが、オランダ人は「今日は運河や湖が凍って外でスケートができるんじゃないか」と心臓の鼓動がバクバクするという。 ・オランダで「coffee shop」はマリファナなどを売る店の事。喫茶店は「cafe」である。 ・間口が狭いアムステルダムの家はエレベータを増設できないため、 荷物を上に上げる滑車のためのフックが建物についていることも多いという。 ・割り勘の事をdutch account(オランダ式会計)と英語で言う表現があるほど、オランダ人がケチなのは世界的に有名らしい。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明
独立戦争での国民の勇気 | |
信仰心 | |
祖国への忠誠 |
● 国歌
※歌詞は8行15節から成っているが、ふつう第1節と第6節のみが歌われる。
国歌名 |
Wilhelmus van Nassouwe | |
作詞作曲 |
作詞/Pilip Marnix van St.Aldegonde 作曲者不祥 |
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歌詞 |
Wilhelmus van Nassouwe Ben ick van duyt schen bloet, Den Vaderlandt ghetrouwe, blyf ick tot in den doot! Een Prince van Orangien Ben ick, vry, onverveert; Den Coninck van Hispangien Heb ick altijt gheeert. |
ウィルヘルムス・ヴァン・ナッソウエ オランダの王 わが国のため まこと つくさん その家柄を はずかしめず 忠誠を イスパニア王に誓う |
その他国情報
主要産業 |
石油精製、化学、電気、食品加工、天然ガス |
国の有名人 |
●ポール・バーホーベン:映画監督。 ●マルコ・ファン・バステン:元サッカー選手。サッカー指導者。 一時代を築いた、世界的に最も知られるサッカー選手の1人。 1987年から在籍したイタリアセリエAのACミランでは、ルート・フリット、フランク・ライカールトらと共に「オランダトリオ」と呼ばれ、国内リーグ優勝やUEFAチャンピオンズカップなどの数々のタイトルを獲得。ACミラン黄金期の象徴的存在となった。 ●フランク・ライカールト:元サッカー選手。サッカー指導者。 現役時代は「オランダトリオ」の1人としてACミランの黄金時代を支えた。 指導者としては2003年から2008年までFCバルセロナ監督を務め、リーグ2連覇やUEFAチャンピオンズリーグ制覇など黄金時代を築いた。 ※この他にも様々な分野において、数多くの有名人がいます。 |
その他雑学情報 |
・人のありのままを大切にするという、独特の感覚を持った自由の国として知られる。しかもかなりオープン。 オランダでないと受け入れられない価値観もまた存在する。 放送されているテレビ番組も日本から見て異色なものが少なくない。 ・左利きの人は、他国と比べて割合多いといわれている。 ・パールジッテンという、水の上に刺さっている棒の上に誰が一番長く座り続けられるかを競うスポーツのようなものがある。 ・大国に近い立地ということもあってか、オランダ人は人付き合いや社交辞令の使い方が上手いと言われる。 意外と人に謝ることにあまり抵抗がないとも。 ・オランダは「学校が楽しい子供」が9割(ユニセフ調べ)に上り、「勉強にストレスを感じない」割合(WHO調べ)が世界一であるという。 「自分が幸せだと思う子供の割合」も世界一らしい。 ・オランダの教育は、独特のオーダーメイド教育で、小学生から留年があったりと少し特殊である。 だが、やることを自分で決め、自分で責任を持ち、自立心を持つ子供が育つようである。 ・オランダでは宿題も塾もないのだが世界でもトップレベルという。 ・オランダでは12歳で将来の職業を考えさせ、小学校を卒業した後それに見合った進学先を選ばせるのだという。 中学や高校といったものはないらしい。(中等学校や大学はあるようだ) ・ヨーロッパの特に北欧は国民の平均身長が高いが、オランダは北欧以上(ヨーロッパ1とも)に平均身長が高い。(181.7cmほど) 一説には名産のニシンをよく食べるからとも。 ・ヨーロッパの中では映画を見る人は少ないという。 ・寄付や募金を行う人が割合多い。 ・6月が学校の卒業シーズンであり、入学よりも卒業の方に重きがおかれる。 子供が無事に卒業した証として、家の前の国旗を吊るしてある棒にカバンをひっかける習慣がある。 ・上下2段に仕切られ別々に開閉する仕組みのダッチドアというものが、オランダには見られる。 ・子供は夜8時までには寝て、大人も夜10〜11時には寝るのが一般的らしい。 ・非英語圏における英語力世界一といわれ、英語教育が優秀であるという。 また15歳以上のオランダ国民の94%がバイリンガルで、77%が3ヵ国語話者(オランダ語+2ヵ国語)、4ヵ国語以上(オランダ語+3ヵ国語以上)の話者も37%存在するのだという。 これはEU(欧州連合)の中でも、ルクセンブルク、ラトビアに次いで3番目に多言語をあやつる国民の多い国ということになる。 ・鎖国自体にも交易していたオランダから日本に伝わったものは多い。 貿易家ヤン・ヨーステンの日本名は「耶楊子(やようす)」→「八重洲」 オランダ軍が背負っていた「ランセル」→「ランセル」 「オンテンバール(お転婆)」 絞り汁の「ポンス(ポン酢)」 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。
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