ギリシャ
ヨーロッパの南東、バルカン半島最南端部に位置する共和制国家である。
半島南部およびペロポネソス半島に加えエーゲ海を中心に存在するおよそ3,000もの島によって構成される。
北は西からアルバニア、マケドニア共和国、ブルガリアと、東はトルコと国境を接している。
本土の周囲は東にはエーゲ海、西はイオニア海、南は地中海に囲まれている。
ギリシャは地中海文明のルーツの一つであり、複数の文明の接点に位置する国としてヨーロッパ、アフリカ、アジアの歴史に大きな影響を与える。
国情報 目次
基本情報
ギリシャ Hellenic Republic (Greece) |
|||
正式名称 |
ギリシャ共和国 | ||
首都 |
アテネ | ||
最大の都市 |
アテネ | ||
通貨 |
ユーロ(EUR) |
公用語 |
ギリシア語 | 国の標語 |
(ギリシャ語: 自由か死か) |
面積 |
131,940平方km(94位) | 人口 |
11,161,000人(74位) |
民族構成 |
ギリシャ人98%、トルコ系1%、他にアルーマニア人、ユダヤ系、アルバニア人1%。 | 宗教 |
主たる宗教は、正教会に属するアテネ大主教の管掌下にあるギリシャ正教会。ただし、クレタ島とアトス山だけはコンスタンディヌーポリ総主教庁の管轄下にある。 |
国歌 |
自由への賛歌 | ISO 3166-1 |
GR / GRC |
時間帯 |
UTC +2 | サマータイム |
DST +3 |
ccTLD |
.gr | 国際電話番号 |
30 |
滞在情報
祝日・祭日 |
2012年 1月1日 元日 1月6日 主顕現祭 2月27日 ※聖灰月曜日 3月25日 独立記念日 4月13日 ※聖金曜日 4月14日 ※聖土曜日 4月15日 ※復活祭(イースター) 4月16日 ※復活祭翌月曜日 5月1日 メーデー 6月5日 ※聖神降臨祭翌月曜日 8月15日 聖母被昇天祭 10月28日 国家記念日 12月25日 クリスマス 12月26日 ボクシングデー キリスト教に関わる祝日が多く、年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。祝祭日には、商店や銀行、郵便局などは休みとなる。遺跡や博物館も休館となることが多い。 |
電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
ギリシアのビデオ方式はPAL/SECAM式。日本やアメリカのNTSC式とは異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンで再生することができる。ただし、一般的なDVDプレーヤーはPAL/SECAM対応型でない場合、再生できない。 |
水 |
アテネなどでは水道水も飲めるが、硬水なのでミネラルウォーターを飲むほうが無難。場所によっては飲めないところもある。また、島では雨水を煮沸させただけの水を使っている場合があるので、ミネラルウォーターを飲用したほうがいい。 水はペリープテロ(キオスク)で買える。 |
郵便 |
【郵便料金】日本への郵便料金はハガキが0.75EURO、封書も20gまでは0.75EURO。 【郵便局の営業時間】月〜金曜7:30〜14:00。土・日曜・祝祭日は休み。大きな町の中央郵便局は、月〜金曜20:00までと土曜の7:30〜14:00、日曜の9:00〜13:30も開いている。エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港(アテネ国際空港)内の郵便局は毎日7:00〜21:00オープン。 |
日本大使館 |
・在ギリシャ大使館 46, Ethnikis Antistasseos St., Halandri, 152 31 Athens, Greece 電話: (30-210) 670-9900 Fax: (30-210) 670-9980 ※在ギリシャ大使館は、在キプロス大使館を兼轄する。 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
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主要都市 |
・アテネ:首都。ギリシャ最大の都市。古代、都市国家として栄えた古都。アクロポリス上にあるパルテノン神殿で有名。 ・テッサロニキ:ギリシャ第2の都市。 ・ピレウス:ギリシャ第3の人口を誇る。 ・パトラ:ギリシャ第4の人口を誇る。 ・イラクリオン:クレタ島最大の都市。ギリシャ第5の人口を誇る。 ・スパルタ:古代、アテネと並ぶ都市国家だった。 ・オリンピア:古代オリンピック発祥の地。 |
代表的な観光地 |
●その他の観光地 ・メテオラ:聳え立つ岩山の頂上に建つ修道院。中部ギリシャ最大の名所。 ● |
英語の通用度 |
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その他観光情報 |
・掌をひらいて相手に向けるのは侮辱の印。両手でするとなお印象が悪い。 タクシーを止める際などには注意。 ・ベストシーズンの6〜9月の夏季はヨーロッパ中から人が押しかけ大賑わいとなるが、冬季は観光客が激減し落差が激しい。 遺跡巡りは冬季のほうが入場料が安く人が少ないなどのメリットがある。 ・近代のギリシアはオスマン帝国(トルコ)による暗黒時代というつらい時期を経験しているため、トルコに関する話題は控えたほうがよい。 ・コルフ島にあるアジア美術館には、写楽などの浮世絵などの本物品が1万点近く展示されている。保存状態もとてもいい。 ・チーズの消費量はかなり多い。 ・レストランのオープン時間が遅い。ランチは昼1時から、ディナーは夜8時からである。 これはギリシャ人の1日のスケジュールに関係しており、 朝8時前から夜14時まで勤務し、昼食はだいたい14時から食べ、 その後昼寝をして、起きたら余暇を楽しみ、21時から夕食をとったりするためである。 ・横断歩道の信号が青になる時間が短い。自動車が多いため、信号を短くしないと渋滞するかららしい。 ・ギリシャ料理は2010年に無形文化遺産に登録されている。 代表的なギリシャ料理はグリークサラダはギリシャ発祥で、 トマトやピーマン、タマネギと大きなフェタチーズが特徴。 家庭料理の代表はムサカで、ひき肉、ナス、ジャガイモ、チーズを重ねてオーブンで焼いた ラザニアのような食べ物である。 スブラキは豚や羊などの串焼きで、街中の屋台でも売られている 国民的ファストフードであり、ヨーグルトのソースをつけて食べるのがギリシャ風。 ヤギの乳で作るフェタチーズのサラダも定番。 ・ギリシャのヨーグルトはたんぱく質が普通のヨーグルトの2倍あり、 ダイエット食として世界的に有名である。 ギリシャのヨーグルトは食べるだけでなく、パックにするなどの美容にも使われている。 ・ボードゲーム「バックギャモン」が好きな人が多く、裏路地でお年寄りがのんびりプレイしている。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明
ギリシャ正教への信仰心 | |
青空、エーゲ海 | |
純潔、平和 | |
9本のストライプ…ギリシャ神話のゼウスの9人の娘を表す、「自由か死か」のギリシャ語が9音節、9年間続いた独立戦争 |
● 国歌
※158節からなる非常に長いものだが、国歌として歌われるのは初めの2節。
国歌名 |
Segnorees apo tin kopsi (鋭き刃に) | |
作詞作曲 |
作詞/D.Solomons 作曲/N.Mantzaros |
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歌詞 |
Se gnori zapo tin kopsi, Tow spathiow tin tromeri, Se gnori zapo tin o psi Pow me via metraei tin ni. Ap ta kokkala ogalmeni Ton Ellinon ta iera. Kaisan prota andreiomeni, Chaire, o Chaire, Eleuthe rial Kaisan prota andreiomeni, Chaire, o chaire Eleutherial Kaisan prota andreiomeni, Chaire, o chaire Eleutherial |
鋭き刃に向かう者なく 輝く光は国土を照らす 廃虚によみがえる自由の国よ 昔日のごとくに ばんざい 自由 自由 昔日のごとく ばんざい 自由よ 昔日のごとく ばんざい 自由よ |
その他国情報
主要産業 |
海運、農業、観光、軽工業、製鉄、造船 |
国の有名人 |
●テオ・アンゲロプロス:映画監督。 ●アンゲロス・ハリステアス:サッカー選手。 ハリステアスの名が知れわたったのは2004年のEURO2004でギリシャを優勝に導いて以来。 決勝戦では開催国ポルトガルをヘディング一発で沈めた。 |
その他雑学情報 |
・国民の政治への関心は強く、伝統的に投票率もよいようである。 ・厳しい経済状況から共働きが多く、肥満児の割合が高まっているという。 ・国民の多くがキリスト教の聖人の名前を付けることが多い。 ・法律でタバコを吸う年齢制限がない。 ・国民1人あたりのタバコの年間消費量は、世界トップクラス。 ・聖人の名前をつけることが多いため、同名が多い国といわれる。 女性で一番多いのがマリアという名前らしい。 ・お墓を大切にする国ともいわれ、お墓自体も豪華絢爛。 ・世界で一番国歌が長いといわれている。 歌詞は158番まであるそうだが、普通のギリシャ人はそこまで知らない歌えないしらしい。 158番まで全部歌おうとすると1時間かかるらしい。 ・体の逞しさで男を選ぶ女性が多いと言われている。 ・正式名称は「ヘレニック共和国」であり、ギリシャと呼ぶのは日本人だけだという。 ・ギリシアではコンドームを「オーバーコート」という愛称で呼んでいる。 ・ギリシアの建物の壁が白いのは、強い日差しを反射させるために石灰が塗られているためである。 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。
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