ドイツ
ヨーロッパ中部に位置する連邦共和制国家である。首都はベルリン。
北はデンマーク、東はポーランド、チェコ、南はオーストリア、スイス、西はフランス、ルクセンブルク、ベルギー、オランダと国境を接する。
また、北部は、北西側が北海、北東側はバルト海に面する。
領域は1990年のドイツ再統一によって、ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)を構成していた15県および東ベルリンが6州としてドイツ連邦共和国(西ドイツ)に編入されて、現在の16州となった。
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国情報 目次
基本情報
ドイツ Federal Republic of Germany |
|||
正式名称 |
ドイツ連邦共和国 | ||
首都 |
ベルリン | ||
最大の都市 |
ベルリン | ||
通貨 |
ユーロ(EUR) |
公用語 |
ドイツ語 | 国の標語 |
Einigkeit und Recht und Freiheit (ドイツ語: 統一と正義と自由) |
面積 |
357,021平方km(61位) | 人口 |
81,750,000人(16位) |
民族構成 |
国民の91%はゲルマン系のドイツ語を母語とするドイツ民族である。他にバウツェンにはスラヴ系のソルブ人が、シュレースヴィヒにはゲルマン系のデンマーク人などがおり、帰化ポーランド人も多数居住している。 | 宗教 |
最大の宗教はキリスト教で2008年現在で信者数5,150万人(62.8%)である。 この内30%がカトリック、29.9%がドイツ福音主義教会(EKD)に属するプロテスタント。 |
国歌 |
ドイツの歌 | ISO 3166-1 |
DE / DEU |
時間帯 |
UTC +1 | サマータイム |
DST +2 |
ccTLD |
.de | 国際電話番号 |
49 |
滞在情報
祝日・祭日 |
キリスト教に関わる祝日が多く、年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。一部の州のみの祝日(*印)もある。 2012年(2013年) 1月1日 元日 1月6日 *三王来朝 4月6日 ※聖金曜日(3月29日) 4月8日 ※復活祭(3月31日) 4月9日 ※復活祭翌日の月曜日(4月1日) 5月1日 メーデー 5月17日 ※キリスト昇天祭(5月9日) 5月27日 ※聖霊降臨祭(5月19日) 5月28日 ※聖霊降臨祭翌日の月曜日(5月20日) 6月7日 ※*聖体節(5月30日) 8月15日 *マリア昇天祭 10月3日 ドイツ統一の日 10月31日 *宗教改革記念日 11月1日 *諸聖人の日 11月21日 ※*贖罪の日 12月25、26日 クリスマス |
電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
ドイツのテレビ・ビデオ方式(PAL)は、日本(NTSC)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンでは通常PAL出力対応なので再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生できない(PAL対応機種なら可)。 |
水 |
水道水は飲用できるが、水が変わると体調を崩すこともあるので、敏感な人はミネラルウォーターを利用したほうが安心。 レストランやスーパーなどで売っているミネラルウォーターは、炭酸入り(ミット・コーレンゾイレmit Kohlensaure)と、炭酸なし(オーネ・コーレンゾイレohne Kohlensaure)がある。500ml入りはスーパーマーケットで買うと約1EURO、駅の売店などでは1.50EURO程度。 |
郵便 |
ドイツの郵便は民営化されDeutsche Post AGという。郵便業務に加えて、文具などを販売しているところも多い。駅やショッピングセンターの一角にカウンターを出しているところもある。 【一般的な営業時間】平日8:00〜18:00、土曜は〜12:00、日曜、祝日は休み。いなかの小さな郵便局では昼休みを取ったり、大都市の駅の郵便局は夜遅くまで営業するなど、さまざま。 【郵便料金】日本へのエアメールの場合、ハガキ0.75EURO、封書が50gまで1.45EURO。2kgまでの小型包装物Packchen扱いもあり、13.90EURO。 |
日本大使館 |
・在ドイツ大使館 Hiroshimastr.6, 10785 Berlin, Bundesrepublik Deutschland 電話: (49-30) 210940 Fax: (49-30) 21094222 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
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主要都市 |
・フランクフルト:ルール地方に次ぐドイツ第2の都市圏。ヨーロッパの玄関口。ヨーロッパ中央銀行があり、EUの金融の中心地。高層ビル密集地であるニューヨークのマンハッタンにちなみ「マインハッタン」と称される。フランクフルトソーセージ発祥の地。文豪ゲーテの生地。 ・ベルリン:首都。ドイツ最大の都市。ブランデンブルク門は統一ドイツのシンボル。 ・ミュンヘン:ドイツ第3の都市。ドイツ南部の中心都市。バイエルンの州都。ビールの生産地として有名。BMWの本社がある。 ・ハンブルク:ロッテルダムに次ぎヨーロッパ第2の港湾都市。ドイツ最大の貿易港であり、第2の都市。ハンバーグの語源。 ・ブレーメン:北部の都市。「ブレーメンの音楽隊」の舞台。 ・ハノーファー:ニーダーザクセン州の州都。大規模な見本市が有名で、毎年、工業見本市が開催される。 ・ケルン:ドイツ第4の人口を誇る。ライン河沿いの街でケルン大聖堂が町のシンボルである。ドイツ最大のカーニバルを行うことで有名。オーデコロンの語源。 ・デュッセルドルフ:ノルトライン=ヴェストファーレン州の州都。日本企業が多数進出しているため、ドイツ国内で最も日本人数が多い。 ・ライプツィヒ:バッハなどの音楽家が活動した町として有名。 ・ドレスデン:バロック時代の壮麗な姿をとどめる古都であり「ドイツのフィレンツェ」と称される。 ・ポツダム:ブランデンブルク州の州都。ベルリンの隣町にあたる古都。 ・アイゼナハ:ドイツ中部にある都市。世界遺産ヴァルトブルク城とJ.S.バッハの街。 ・シュトゥットガルト:バーデン=ヴュルテンベルク州の州都。ベンツ、ポルシェの本拠地であり自動車博物館がある。 ・フュッセン:白雪姫にでてくる城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城がある。 ・ハイデルベルク:古城で有名。 |
代表的な観光地 |
・ロマンチック街道(ロマンティッシュ・シュトラーセ):ビュルツブルク〜アウグスブルク〜フュッセンの約350kmの街道。おとぎ話に出てくるような中世風の面影を残す都市が連なる。 ・メルヘン街道:ブレーメン〜ハーナウの約600kmの街道。古い町並みが多い観光ルート。 ・古城街道:マンハイム〜プラハ(チェコ)までを結ぶ全長1000kmの街道。数多くの古城がある。 ・トロピカルアイランドリゾート ヨーロッパ最大級のプール施設。敷地面積はサッカー場約8面分。 約6000人収容できるドーム内にはジャングルやキャンプ場まである。 |
英語の通用度 |
若者を中心にわりとよく通じる。年配の人には通じにくい。 |
その他観光情報 |
・国技はサッカー。冬場は寒すぎて試合ができないこともかつてあったが、今は芝生の下に温水が通る配管を設置したことで、寒くても試合ができるようになった。 ・ドイツでは音をたてて「すする」という行為は嫌がられる。もちろん外国人であろうが関係なし。 例えばスパゲティなどもすすってはいけない。 鼻をすすることも厳禁で、ちょっとでも鼻水が鼻に入っていると感じたら、すぐ鼻をかむ。 むしろ鼻をかむ音の方がうるさいという意見も…。 ・日本の「卍」のマークは、ナチスドイツを連想させるので、このマークが付いたものをドイツに持ち込むべきではない。 ・店員を呼ぶときなどで手を挙げるときは、ナチスの敬礼に見えないように人差し指を立てる(学校などでも)。 ナチス敬礼をすると罰金が科せられ、左手でもアウト。 手のひらを広げるように手を振る(バイバイ)はセーフらしい。 ・公園に卓球台があり、卓球台がある公園を検索することもできる。 ・ビール王国ドイツでは、1516年に「ビール純粋令」が制定され、国民意識もありビールは水よりも安い。 ・ベルリンのベルは熊(ベア)がもとになっているといわれており、 熊はベルリンの町のシンボルであり、親しまれている。 ベルリンはドイツ語読みでベアリンである。 ・プレッツェルはドイツ生まれのパンとして有名。朝食からハムとソーセージは欠かせないらしい。 ・ケバブはトルコの料理だが、パンに挟むタイプのサンドイッチ式ケバブはベルリンが発祥とされている。 1970年代、トルコ系移民がベルリンで作ったのが始まりとされる。 そのためベルリンでは人気で、ベルリン市内だけでケバブ店が約1000店あるという。 ・ベルリンなどは特に寒いので、サウナがある家が多い。 ・白ソーセージは腐敗防止効果がある発色剤が使われていないため白い。 その分ほとんど日持ちしないため、朝食に食べる習慣が今でもある。 また白ソーセージの皮は固いので食べないのが一般的。 甘いマスタードと合わせて食べるのが普通。 ・病院にもビールが売られており、入院患者でも飲むのを許可するケースもある。 ・ドイツのビールは5000種類を超えるといわれている。 ・ビーチの日除けや風よけとして、パラソルではなくカゴがレンタルされている。ドイツでは風が強い。 (シュトランドコルプというレンタルボックスである) ・1970年から施行されている度量衡法に基づき、グラスで提供される飲み物(ジュース、ビール、ワインなど)はラインがひいてあり、その線より下である場合は継ぎ足してもらえる。 店ごとのサービスに偏りが出ないよう、最低限のラインが刻まれてある。 ・ドイツでは今でも「吸血鬼祭り」が行われるほど、その文化が根付いているという。 ・先進国の中でも、美術館の数は多いほうである。 ・ドイツの家にはカーテンがないため、窓の掃除は欠かせないという。 ・ドラゴンボールはドイツでも累計700万部を超えるベストセラー。 ・ドイツ製の豆腐も売られているが固く、肉の代表品としてヘルシーに食されるという。 ・ドイツの冬は寒い。ドイツ史上最低気温は−37.8度である。 ・サッカーはドイツの国技。 ・平均身長が高いので、公衆トイレの便器の位置も高い。 ・テクノ発祥の国といわれている。 ・路面電車が発達していて、路線も長い。24時間営業のところも。 環境対策として中心部に車を入れないため路面電車を走らせているという。 ・パーク&ライドといい、市街地内の公共交通機関を増やし、渋滞緩和や大気汚染を軽減している。 ・ウッパータール空中鉄道が、世界最古のモノレールといわれている。 ・ヘディングで卓球をするようなスポーツ、ヘディスが近年人気。 ドイツはサッカー強豪国だが、卓球も世界レベルの強豪である。 ・ビールの注文の仕方は、1本頼む場合は人差し指ではなく親指を立てる。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明
勤勉 | |
情熱 | |
名誉 |
● 国歌
※旧ドイツ連邦共和国(西ドイツ)国歌である「ドイツ人の歌」の第3節が、統一後もドイツ国歌として歌われている。
曲は、ハイドンの「皇帝」のメロディーが使われている。
国歌名 |
Deutschlandlied (基本法) | |
作詞作曲 |
作詞/Heinrich Hoffmann von Fallersleben 作曲/Franz Joseph Haydn |
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歌詞 |
Einigkeit und Recht und Freiheit fur das deutsche Vaterland! Danach laBt uns alle streben bruderlich mit Herz und Hand! Einigkeit und Recht und Freiheit sind des Glukkes Unterpfand. Bluh im Glanze dieses Glukkes, bluhe, deutsches Vaterland! |
統一と権利と自由を ドイツの祖国のために! これに向かってみな励まん 兄弟の如く心を一つに 手を携えて! 統一と権利と自由は 我らが幸せの証し この幸せの光輝に 栄えよ 栄えよ ドイツの祖国! |
その他国情報
主要産業 |
自動車、化学、機械、鉄鋼、医療技術、バイオ |
国の有名人 |
●フランツ・ベッケンバウアー:元サッカー選手。サッカー指導者。 ドイツサッカー連盟(DFB)副会長、バイエルン・ミュンヘンクラブ会長、及びバイエルン・ミュンヘン株式会社の監査役長。 2006 FIFAワールドカップドイツ大会では組織委員長を務めた。 現役時代はリベロ(攻撃に参加するスイーパー)システムを確立させ名声を得た人物。 ピッチ上で味方の選手達を操る姿と、『神よ、皇帝フランツを守り給え』に詠われたオーストリア皇帝フランツ1世(最後の神聖ローマ皇帝フランツ2世)と同じファーストネームであることから、der Kaiser(皇帝)と呼ばれた。 ●オリバー・カーン:元サッカー選手。 ドイツサッカー界でも最も多くのタイトルを獲得した選手の一人であり、同時にドイツ社会で発言力を持つサッカー選手の一人である。 ゼップ・マイヤーやハラルト・シューマッハーらと共にドイツサッカー史に残るGKの一人であり、欧州サッカー連盟が選ぶ歴代欧州サッカー選手ベスト50の中に、当時現役のゴールキーパーでは唯一選出された。 2002年日韓ワールドカップで大活躍しMVPを受賞したため、日本でも知名度が高い。 ※この他にも様々な分野において、数多くの有名人がいます。 |
国民性 |
・議論好き。他国民から見てそれほど気にならないことでも、議論したがる。 ・ドイツ人はアメリカ人やスイス人をあまり好まないらしい。 ・几帳面だが、女性曰く男性はデートの相手としては最悪らしい。 |
その他雑学情報 |
・ドイツでは、人命救助の義務があり、倒れている人を助けなければならず、見捨てれば罪に問われる。 (違反すると罰金や1年間までの禁固刑) ・気温が25度以上になると学校が休校になることがあるらしい。 ・ドイツ人は世界的にも海外旅行を好む国民と言われる。 年間の出国者は7230万人ともいわれ、国民の10人中9人が1年に1回は国を離れている計算になる。 ドイツ人の人気旅行先は、イタリア、南フランス、スペインなどである。 最もドイツ人が好むのは、ドイツ語がよく通じるスペインのマヨルカ島であるらしい。(日本人から見たハワイに相当) ・旅行に行く人が多いのは、ドイツでは最低12日間連続して休暇を取る制度があるためともいわれる。 ・入学式や卒業式は一切ないが、初登校の日と最終登校の日というのがある。 初登校の日にはシュール・テューテという、円錐形の入れ物にお菓子を入れて持っていくらしい。 ・キャンピングカーの保有台数は、ヨーロッパで1番多いといわれる。 ・マイキッチンを持つ人が多く、賃貸でもキッチンスペースはあいていて、自分のキッチンを置くのだという。 ・朝にお父さんがパンを買いに行くのが定番らしい。 ・朝が早いドイツでは6時半に1回朝食、10〜10時半ごろの学校や職場の長休みに2度目の朝食をとるらしい。 ・エコを意識してか、エアコンを持たない家が多いという。 ・足への健康に気を使うため、自分に合う靴を多く持つ人が多いらしい。 ・結婚指輪は左手ではなく、右手にはめる。 ・酢の消費量は世界一。酢を洗剤に使って皿を洗うことも。 ・窓口やレジで行列に並ぶ機会が多いという。 ・ドイツではコンドームを「淫らな袋」という愛称で呼んでいる。 ・ドイツでは新郎新婦が自分たちの欲しいものを招待状に書いて送ることがあり、これは一般的なことである。 ・ドイツやオーストリアで18という数字はAH(アドルフ・ヒトラー)になるため自動車のナンバープレートなどで選ぶことができない。 他にも88,1919,74,0420,420,NS,SS,SA,HJ,KZ,AH,HH,GDも,ナチスを連想させるとして好まれない。 ・ヴリーツェンでは毎年3月8日に、命日である肥沼信次の式典が開かれており、この地には弟の栄治が100本の桜の苗木を同市に贈り、毎年花を咲かせている。 ・日本語のドイツというのはオランダ読みの「ダウツ」からという説がある。フランスでは「アルマーニュ」、イタリアでは「ゲルマニア」と呼ばれる。 ・サマータイム発祥の地であり、1916年にドイツで初めて導入された。 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
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