チェコ
中央ヨーロッパの共和制国家。首都はプラハ。
歴史的には中欧の概念ができた時点から中欧の国であった。ソ連の侵攻後、政治的には東欧に分類されてきた。
ヨーロッパ共産圏の消滅後、再び中欧または中東欧に分類される。
国土は東西に細長い六角形をしており、北はポーランド、東はスロバキア、南はオーストリア、西はドイツと国境を接する。
1993年にチェコスロバキアがチェコとスロバキアに分離し成立した。NATO、EU、OECDの加盟国で、中欧4か国からなるヴィシェグラード・グループの一員でもある。
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国情報 目次
基本情報
チェコ Czech Republic |
|||
正式名称 |
チェコ共和国 | ||
首都 |
プラハ | ||
最大の都市 |
プラハ | ||
通貨 |
チェコ・コルナ(CZK) |
公用語 |
チェコ語 | 国の標語 |
Pravda vit?zi(チェコ語: 真実は勝つ) |
面積 |
78,866平方km(114位) | 人口 |
10,369,000人(79位) |
民族構成 |
チェコ人が90.4%。さらにモラヴィア人が3.7%。少数民族としては、スロバキア人が1.9%、ポーランド人が0.5%、ドイツ人が0.4%、シレジア人が0.1%、マジャル人が0.1%、ロマが0.1%。 | 宗教 |
歴史的経緯から宗教的メンタリティを持たない者が多く、60%がこのグループに属する。 その他、カトリックが27.4%、プロテスタント1.2%、フス派が1%である。 かわりに自民族至上主義を掲げる排他的な民族主義が非常に強いという特徴がある。 |
国歌 |
我が故郷何処や | ISO 3166-1 |
CZ / CZE |
時間帯 |
UTC +1 | サマータイム |
DST +2 |
ccTLD |
.cz | 国際電話番号 |
420 |
滞在情報
祝日・祭日 |
年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。 2011年 1月1日 元日 4月24日 ※復活祭(2012年は4月8日) 5月1日 メーデー 5月8日 戦勝記念日 7月5日 宗教記念日 7月6日 ヤン・フスを偲ぶ日 9月28日 チェコ国家の日 10月28日 独立記念日 11月17日 自由と民主主義のための闘争の日 12月24〜26日 クリスマス |
電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
チェコのテレビ・ビデオ方式(PAL、SECAM)は日本(NTSC)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンでは通常PAL出力対応なので再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生できない(PAL対応機種なら可)。 |
水 |
水道水は基本的に飲めない。ペットボトルに入ったミネラルウォーターを買おう。500mlで10Kcくらいから。最も人気のあるブランドはマットーニMattoniだ。 |
郵便 |
郵便局はラッパのシンボルマークが目印。チェコの郵便事情はよい。 【郵便料金】日本へのエアメールの場合、ハガキおよび20gまでの封書が20Kc、小包は航空便で1kgまで641Kc、2kgまで926Kc、上限は30kg。だいたい1週間ぐらいで届く。 【営業時間】月〜金曜8:00〜17:00、土曜8:00〜12:00。日曜は休業。プラハなどの大都市には深夜まで開いている局も。 |
日本大使館 |
・在チェコ大使館 Maltezske namesti 6, Praha 1-Mala Strana, Czech Republic 電話: (420-2) 5753-3546, 5701-1011 Fax: (420-2) 5753-2377 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
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主要都市 |
●ボヘミア ・プラハ:首都。チェコ最大の都市。尖塔が多くあることから「百塔のプラハ」と称される。 ・チェスキー・クルムロフ:世界遺産として登録されている小さな町。 ・チェスケー・ブジェヨヴィツェ:ビール「バドワイザー」の名称はこの地に由来。 ・プルゼニュ:ドイツ名・ピルゼン。ピルスナービール発祥の地。 ・カルロヴィ・ヴァリ:温泉地、映画祭で有名。 ●モラヴィア ・ブルノ:チェコ第2の都市。モラヴィア地方の中心地。 ・オロモウツ:チェコ第二の文化遺産数を誇る。 ●シレジア ・オストラヴァ:チェコ第3の都市であり、最大の鉄鋼業地帯。 |
代表的な観光地 |
● ・: ● |
英語の通用度 |
・外国人相手に仕事をしている人を除き、やや通じにくい。若年層には比較的通じる。 |
その他観光情報 |
・特にプラハは世界中から観光客が集まる美しい都市であるが、スリには注意。 ・人形劇も有名。 かつてチェコ語が禁止されていた時代も人形劇では許されており、独立まで国民の心の拠り所であったらしい。 チェコでは世界でも珍しい、国立のマリオネット劇場があるほど。 ・様々な建築様式の建物が同じプラハにあるという特徴がある。 ・ドーナツとソフトクリームが合体したチムニーケーキが流行りだという。 ・チェコにもポーランドにもザワークラウトスープがあるが、見た目も味も全く異なる。 ビールも違いがあり、ポーランドビールは味が濃厚で強いため、チェコビールの方が何杯も飲めるという。 ・「クネドリーキ」は小麦やイモで作る茹でたパン。 もちもち食感で肉との相性がよく、単体でスイーツとしても食べられる。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明
空 | |
清潔 | |
自由のために流された血 |
● 国歌
国歌名 |
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作詞作曲 |
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歌詞 |
その他国情報
主要産業 |
機械工業、化学工業、観光業 |
国の有名人 |
●ヤロミール・ヤーガー:男子アイスホッケー選手。 チェコの国技アイスホッケー界のレジェンド。 ●イワン・レンドル:男子プロテニス選手、テニス指導者。 1980年代の男子テニス界に長らく王者として君臨し、男子テニスの歴史を通じて最も輝かしい黄金時代を築いた名選手のひとり。 ●パベル・ネドベド:元サッカー選手。 チェコを代表する選手で、無造作のスタミナが代名詞である。 所属していたユヴェントスが不正疑惑の為にセリエB降格になった際には、デル・ピエロ、ブッフォンらと共に残留したため、サポーターからも支持を得ている。 ●ペトル・チェフ:サッカー選手。 世界最高のGKの1人。代表でも不動の守護神。 少年時代はハンドボールのキーパー経験もあり、現在の反射神経の源となっているという。 ●ベラ・チャスラフスカ:女子体操選手。1964年東京オリンピック金メダリスト。 優美な演技と美貌から日本において「オリンピックの名花」「体操の名花」と讃えられた。 日本でも知られている人物で、本人も非常に日本を愛していた。 |
国民性 |
無宗教の人が多く、リアリストが多いためか離婚率が高い。近年は減少傾向。 |
その他雑学情報 |
・アイスホッケーは国技といえるほどで、「チェコの男の子はホッケースティックを持って生まれてくる」とたとえられる。 クリスマスプレゼントはホッケースティック、小学生になると夏休みにアイスホッケーの合宿に行くという。 とりわけ、1998年の長野オリンピックでのアイスホッケー競技は長く語り継がれ、愛される歴史である。 チェコ人のレジェンドであるヤロミル・ヤーグル選手が背番号68をつけて活躍、宿敵ロシアに打ち勝って金メダルを獲得した。 ナガノを知らないチェコ人はいない。 ・1人あたりの年間ビール消費量は2位のドイツを大きく抜いて世界一位。 ビールが特に美味しい国として知られる。 ・犬好きな人が特に多いと言われ、犬を飼っている家庭の割合は世界1位とも(2位はアメリカ) およそ3人に1人は犬を飼っている計算になる。 ・レストランでも犬同伴がOKな店が多い。無理なのは外国人向けの高級レストランくらいらしい。 地下鉄も犬用のチケットを飼えば、犬を連れて入れる。トラムも。 ・住宅地では犬用のエチケット袋が設置されていて、フンの処理などに無料で使える。 こういった経費は犬税でまかなわれている。(年間約3000円ほど) ・犬を購入する場合、ゲージや檻に入れて販売することが禁止されているため、 インターネットなどで直接ブリーダーと交渉し、 相性などを細かく話し合った上で提供されるのだという。 育ての親から子供を譲ってもらう感覚らしい。 傾向として、チェコではシェパードなどの大型犬が人気らしい。 ・チェコの犬は(生後半年以内に)IDチップを体内に埋め込むのが義務である(左の首と肩に注射する)。 ここに住所や名前、予防注射の履歴などが記録されている。 また犬用のパスポートもあり、国外に行くにはこれが必要。 ・犬の幼稚園などもあり、基本的なしつけなどもしてくれる。 ・かつてチェコの犬は狩りには欠かせない存在であり、 「犬は人間のベストフレンド」という言葉があるほど。 そのため、共に生きたパートナーであるという意識があるため、犬の人気が高い。 ・女性の肌は色黒の方が健康的でモテるらしく、国内では美白クリームがそもそも売っていないらしい。 ・チェコ語は珍しい発音を持ち、世界で最も難しい早口言葉が存在する。 「Strc prst skrz krk(ストゥルチュ プルストゥ スクルゥズ クルック)」。意味は「指をノドにつっこめ」。 ・世界的に見て薄毛の人が多いといわれている。 ・ルックスで男を選ぶ女性が多いといわれている。 ・恋人との記念日が多い。デートもよくする。 5月1日は恋人の日になっていて、桜の木の下でキスをするという。 ・アウトドアが好きな人が多い。 マウンテンバイクを愛用し、週末には遠出をする人も多い。2000か所あるお城めぐりが人気。 パーテルノステルという、エレベーターとエスカレーターを足して2で割ったようなリフトが存在する。 ドアのない箱型のカゴがぐるぐると自動で巡回しており、タイミングよく飛び乗って上下に移動する。 ・チェコ第二の町は古都ブルノでかつてモラヴィア王国の都だった。 チェコは東部が昔のモラヴィアで、西部が昔のボヘミア。 東はワイン好きが多く、西はビール好きが多いなど文化が異なる。 ・チェコは英語綴りだとスペルミスしやすいため、政府は2016年に正式な略称を「チェキア(Czechia)」としたが、いまいち浸透していない。 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。
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