クロアチア
東ヨーロッパ、バルカン半島に位置する共和制国家である。
本土では西にスロベニア、北にハンガリー、東にボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビアと国境を接している。
南はアドリア海に面し、飛び地のドゥブロヴニクでは東にモンテネグロと接している。首都はザグレブ。
1991年にそれまで連邦を構成していたユーゴスラビアから独立した。
国情報 目次
基本情報
クロアチア Republic of Croatia |
|||
正式名称 |
クロアチア共和国 | ||
首都 |
ザグレブ | ||
最大の都市 |
ザグレブ | ||
通貨 |
クーナ (kn)(HRK) |
公用語 |
クロアチア語 | 国の標語 |
なし |
面積 |
56,542平方km(123位) | 人口 |
4,416,000人(115位) |
民族構成 |
クロアチア人90%、セルビア人5%、ボシュニャク人1%、その他4% | 宗教 |
大部分がローマ・カトリックである (87.8%)。残りは、セルビア正教会が4.4%、イスラム教が1.3%、プロテスタントが0.3%などである。 |
国歌 |
私達の美しい故国 | ISO 3166-1 |
HR / HRV |
時間帯 |
UTC +1 | サマータイム |
DST +2 |
ccTLD |
.hr | 国際電話番号 |
385 |
滞在情報
祝日・祭日 |
年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。 2011年(2012年) 1月1日 元日 1月6日 公現祭 4月24日 ※復活祭(4月8日) 4月25日 ※復活祭の翌月曜(4月9日) 5月1日 メーデー 6月22日 反ファシスト闘争記念日 6月23日 ※聖体節(6月7日) 6月25日 国家の日 8月5日 解放の日 8月15日 聖母被昇天祭 10月8日 独立記念日 11月1日 万聖節 12月25・26日 クリスマス |
電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
クロアチアのテレビ・ビデオ方式(PAL)は日本やアメリカの方式(NTSC)と異なるので、現地のビデオテープ、DVDは一般的な日本国内用デッキでは再生できない。また、DVDのリージョンコードは2で日本と同じだが、ビデオ同様に映像の出力方式が異なるため、一般的な家庭用DVDデッキでは再生できない。 |
水 |
水道水は基本的に飲まないほうがいい。ミネラルウォーターを買おう。スーパーやキオスクで500mlのペットボトルが70円くらいで買える。 |
郵便 |
郵便局はHP(Hrvatska Posta)と呼ばれており、どんな小さな町にもたいていある。郵便の事故はほとんどないようだ。日本までの航空郵便の料金は、ハガキ6.30Kn、封書12.50Kn。日本へのエアメールは4〜7日で着く。1kgの小包(パケットPaket)229.04Kn、EMS(国際スピード郵便)は最初の500gまで260Kn、1kgまで310Kn、2kgまで670Kn、5kgまで770Kn、以降500gごとに25Kn加算され、30kgまで対応している。 【郵便局の営業時間】平日7:00〜19:00、土曜は時間短縮、日曜休業。ザグレブ中央駅横にある郵便局は24時間開いている。 |
日本大使館 |
・在クロアチア大使館 Boskoviceva 2, 10000, Zagreb, Republic of Croatia 電話: (385-1) 4870-650 Fax: (385-1) 4667-334 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
|
主要都市 |
・ザグレブ:首都。最大都市。 ・スプリット:史跡が世界遺産に登録されている。アドリア海のリゾート島への拠点。 ・ドゥブロヴニク:同国を代表する観光都市。美しい旧市街が人気。 ・トゥロギール:周りを城壁に囲まれた小さな島。世界遺産。 ・シベニク:アドリア海岸のほぼ真ん中に位置する歴史の古い町。世界遺産・聖ヤコブ大聖堂がある。 ・フヴァール島:世界有数のリゾート島。中心都市はフヴァール。世界遺産スターリ・グラード平原がある。 ・ストン:ドゥブロヴニク近郊にある、長い城壁で有名な町。 ・プリトヴィツェ湖群市:クロアチアが誇る大自然の芸術・世界遺産プリトヴィツェ湖群国立公園がある。 |
代表的な観光地 |
● ・ドゥブロヴニク旧市街:日本発着のツアーにもよく組み入れられ、日本ではクロアチアの世界遺産として定番中の定番となった。 ユーゴスラビア崩壊に伴う紛争によって被害を受けたが、地元の人たちによって復興が進められた美しい町並みが残る。 ちなみに場所はクロアチアの飛び地であり、本土とは陸続きではない。 ・プリトヴィツェ湖群国立公園:クロアチアの自然世界遺産。 天気のいいベストシーズンの夏に行くと、湖と滝が織り成す美しい光景が見られる。 湖の水は非常に透明度が高い。石灰のおかげで高い透明度が保たれている湖は、世界でもここと中国の九寨溝しかないという。 かつての内戦で荒れていたが、地元の人たちによって賢明な復興が行われ、美しさを取り戻した。 ● ・: |
英語の通用度 |
・よく通じる。 |
その他観光情報 |
・アドリア海に面する島々や港町は、古くからアドリア海の宝石とも呼ばれ、美しいことで知られている。 ・クロアチアの観光地として「ドゥブロヴニク」はあまりに有名。クロアチア人も誇る歴史があるという。 紛争に巻き込まれて街が破壊されたこともあるが、この地を愛する人々によって美しく再建された。 ・ザグレブでは正午になるとロトルシュチャク塔(13世紀に建てられた見張り塔)から大砲が鳴る。 それを合図に教会が一斉に鐘を鳴らすらしい。 ・イチゴはザグレブの特産品。 ・KONZUM(コンズム)はクロアチア最大手のスーパー。 ・野菜やスパイスをベースにした調味料ベゲタは、50年以上前に販売されている家庭料理には欠かせないもの。 ・イタリアに影響を受けた「貝の白ワイン蒸し」、オーストリアに影響を受けた「シュニッケル」、ハンガリーに影響を受けた「グヤーシュ」など、様々な国や民族の文化が融合して、クロアチア料理が構成されているという。 ・「シュトゥルクリ」は北部ザゴリエ地方の名物料理。 小麦粉の生地にチーズなどを挟んで焼いたもので、ゆでて調理することもあり、主食にもデザートにもなる。 ・クロアチアの国民的なスイーツは「ダルマチアプリン」。オレンジが入っている。 ・クロアチア定番のお土産は「ネクタイ」。 元々ネクタイとは、クロアチアの兵士が首に巻いていたスカーフが起源だという逸話がある。 彼らは無事な帰還を祈って妻や恋人から贈られたスカーフを首に巻いたが、 それを見たルイ14世が興味を示し、側近の者に「あれは何だ?」とに尋ねたところ、 側近の者はクロアチアの兵士について尋ねられたと勘違いし、 「クロアチア兵(クラバット)です」と答えたため、その布をクラバット(cravat) と呼ぶようになったという話であるが、諸説ある。 ・また犬のダルメシアンもクロアチアのダルマチア地方が原産と言われているが、諸説ある。 ・クロアチアにも青の洞窟があり、その美しさはイタリアを越えるとも言われる。 ・ハート形のお菓子「リツィタル」は、男の子が女の子に愛の告白をするときに送るお菓子である。 元々クッキーだが、砂糖で固められているので20年は持つという。 400年の歴史がある伝統的なもので、食品でありながら100年も持つ工芸品となり、2010年には無形文化遺産(世界遺産)に選ばれている。 ・クロアチアはマグロの畜養が盛ん。生で食べることはほとんどなく、ステーキが多い。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明
クロアチア国王の紋章 | |
国内の5つの地域の紋章 | |
尊い血の犠牲 | |
まばゆく輝く光明 | |
澄みわたる空 |
● 国歌
国歌名 |
||
作詞作曲 |
||
歌詞 |
その他国情報
主要産業 |
繊維、石油製品、船舶、化学製品、観光 |
国の有名人 |
●ルカ・モドリッチ:サッカー選手。同国を代表する選手の1人。 両足で精度の高いボールコントロールが可能で、オフ・ザ・ボールの動きも良い。 攻守に高いレベルでプレーでき、レアル・マドリードなどで活躍。 2018 FIFAワールドカップではクロアチアを初の準優勝に導き、大会MVPにあたるゴールデンボールを受賞した。 2018年、東ヨーロッパ出身選手で初めてUEFA欧州最優秀選手賞、FIFA最優秀選手賞を受賞し、クロアチア人初となるバロンドールにも選ばれた。 ●ダヴォール・シューケル:サッカー選手。同国を代表する選手の1人。 レアル・マドリード、アーセナルなどで活躍。クロアチア代表としては最多の通算45得点を挙げている。 ●ミルコ・クロコップ:元男性格闘家。 「クロコップ」は、英語で「クロアチア人のコップ(警官)」の意で、対テロリスト特殊部隊の"ルチェコ"に所属していた。 |
国民性 |
北部人は堅実、南部人は陽気、東部人はグルメ、中部は戦争で人口が減った。 |
その他雑学情報 |
・「シンクロナイズド・スケーティング」というスポーツの強豪国として知られる。 日本ではあまり知られていない発展途上スポーツだが、世界大会も行われており、今や決してマイナーではない。 ・女性の肌は色黒の方が健康的でモテるらしい。 ・週末用に別荘を所有する人も少なくないという。 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。
■ TOPに戻る | ■ 全世界・地域資料集へ戻る | ■ 全世界リストへ戻る | ▲ 目次に移動 | ▲ このページの一番上に移動