オーストリア
ヨーロッパの連邦共和制国家。首都はウィーン。
ドイツの南方、中部ヨーロッパの内陸に位置し、西側はリヒテンシュタイン、スイスと、南はイタリアとスロベニア、東はハンガリーとスロバキア、北はドイツとチェコと隣接する。
中欧に650年間ハプスブルク家の帝国として君臨し、第一次世界大戦まではイギリス、ドイツ、フランス、ロシアとならぶ欧州五大国(列強)の一角を占めていた。
1918年、第一次世界大戦の敗戦と革命により1867年より続いたオーストリア=ハンガリー帝国が解体し、共和制となった。
この時点で多民族国家だった旧帝国のうち、かつての支配民族のドイツ人地域に概ね版図が絞られた。
その後も1938年にナチス・ドイツに併合され、1945年から1955年には連合国軍による分割占領の時代を経て1955年の独立により現在につづく体制となった。
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国情報 目次
基本情報
オーストリア Republic of Austria |
|||
正式名称 |
オーストリア共和国 | ||
首都 |
ウィーン | ||
最大の都市 |
ウィーン | ||
通貨 |
ユーロ(EUR) |
公用語 |
ドイツ語 | 国の標語 |
|
面積 |
83,870平方km(112位) | 人口 |
8,364,000人(88位) |
民族構成 |
ドイツ語を母語とするオーストリア人は全人口の91.1%を占める。 外国人や移民は人口の9.8%を占め、ヨーロッパ有数の移民受入国である。その多くがトルコ人と旧ユーゴスラビア諸国出身者である。 |
宗教 |
ローマ・カトリックが78%、プロテスタントが5%、ユダヤ教・イスラム教やその他の宗教が17% |
国歌 |
山岳の国、大河の国 | ISO 3166-1 |
AT / AUT |
時間帯 |
UTC +1 | サマータイム |
DST +2 |
ccTLD |
.at | 国際電話番号 |
43 |
滞在情報
祝日・祭日 |
キリスト教に関する祝日が多く、年によって異なる移動祝祭日(※印)に注意。なお、12/24と12/31は商店は昼までの営業、官庁などは休日となる。 2011年(2012年) 1月1日 元日 1月6日 三王来朝 4月24日 ※復活祭(4月8日) 4月25日 ※復活祭の翌月曜(4月9日) 5月1日 メーデー 6月2日 ※キリスト昇天祭(5月17日) 6月12日 ※聖霊降臨祭(5月27日) 6月13日 ※聖霊降臨祭の翌月曜(5月28日) 6月23日 ※聖体節(6月7日) 8月15日 マリア被昇天祭 10月26日 建国記念日 11月1日 諸聖人の日 12月8日 聖母無垢受胎の日 12月25日 クリスマス 12月26日 聖シュテファンの日 |
電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
オーストリアのテレビ・ビデオ方式(PAL)は、日本(NTSC)と異なるので、現地のビデオソフトは一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生はできない。DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンでは再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生できない(PAL対応機種なら可)。 |
水 |
オーストリアの水道水は、ほとんどがアルプスの湧き水を利用しており、飲料水として適切。ミネラルウォーターは、炭酸入り(ミット・コーレンゾイレmit Kohlensaure)と、炭酸なし(オーネ・コーレンゾイレohne Kohlensaure)がある。500ml入りはスーパーマーケットで買うと約0.50EURO、駅の売店などでは1〜1.50EURO程度。 |
郵便 |
郵便局の一般的な営業時間は平日8:00〜18:00、土曜は〜12:00、日曜、祝日は休業。いなかの小さな郵便局では昼休みを取ったり、大都市の駅の郵便局は夜遅くまで営業するなどさまざま。 【郵便料金】料金はプライオリティーPriorityとエコノミーEconomy扱いの2種類に分かれる。プライオリティーは日本まで2〜6日で着くが、エコノミーでは到着日の目安は提示されない。エアメールの料金はハガキ1.40EURO(プライオリティーのみ)。50gまでの封書の場合、プライオリティーは2.05EURO、エコノミーは1.40EURO。 |
日本大使館 |
・在オーストリア大使館 Hessgasse 6, 1010 Wien, Osterreich 電話: (43-1) 531920 Fax: (43-1) 5320590 ※在オーストリア大使館は、在コソボ大使館、在マケドニア旧ユーゴスラビア共和国大使館を兼轄する。 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
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主要都市 |
・ウィーン:首都。オーストリア最大の都市。「音楽の都」として世界的に有名で、ハイドンやモーツァルトなど多くの大作曲家を輩出した。シェーンブルン宮殿はオーストリア最大の年間来訪者数を誇る観光名所。 ・グラーツ:オーストリア第2の都市。 ・リンツ:オーストリア第3の都市。 ・インスブルック:「ハプスブルク帝国の影の首都」と言われた西オーストリアの中心地。ハイキングやアルペンスキーの本場としても有名。 ・ザルツブルク:モーツァルトの生地。夏には音楽祭が開かれる。 |
代表的な観光地 |
● ・: ●ブレゲンツ 夏に、湖上のステージにおいてブレゲンツ音楽祭が開催されることで知られる。 オペラ、ミュージカルなどが上演され、多くの観光客を集める場所。 ●その他 ・アイスリーゼンヴェルト:世界最長の氷の洞窟として知られる。 ・グリーンレイク:シュタイアーマルク州のブルック・アン・デア・ムーア郡にある。 春になるとアルプスの雪解け水で、普段は陸地の場所が湖に変化する場所。 透明度が高く、野に咲く花やベンチまでもが湖に沈み、 湖に潜ると神秘的な光景を見ることができる。 |
英語の通用度 |
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その他観光情報 |
・意外と世界有数の摂取カロリーが高い国であるが、アメリカのように肥満が多いわけではない。 シュニッツェルに代表されるように、油を使った料理が多いためであるという。 ・年末には日本で言う「なまはげ」のようなキャラクターが出現するらしい。 ・1人あたりの年間ビール消費量はチェコ、ドイツに次いで3位。 数字的にはドイツとあまり変わらないくらいである。 ・豚肉の消費量はかなり多い(ソーセージも含む)。 ・オーストラリアと間違えられる事がしばしばあるため「ここにはカンガルーはいませんよ」と書かれたTシャツがジョークで売っている。 ・ウインナーコーヒーと言っても全く通じない。近いものにアインシュペナーがある。 ・ドイツ同様、指を立てて手を挙げるのはタブー。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明
十字軍遠征時、敵の返り血で赤く染まったオーストリア大公の白い軍服がベルトの部分だけ白く残った故事に由来 |
● 国歌
※歌詞は第3節まである。
国歌名 |
山岳の国、大河の国 | |
作詞作曲 |
作詞/Paula Preradovic 編曲/Viktor Keldorfer |
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歌詞 |
Land der Berge, Land am Strome, Land der Ak ker, Land der Dome, Land der Hammer zukunftsreich! Heimat bist du groBer Sohne, Volk, begnadet fur das Schone, Vielgeruhmtes Osterreich. Vielgeruhmtes Osterreich. |
開けし山川 響くはつち音 栄えある未来 孫子の故郷 美しこの国 輝くわが国 輝くわが国 |
その他国情報
主要産業 |
製鉄、金属加工、観光 |
国の有名人 |
●ヘディ・ラマー:女優・発明家。 ●アンドレアス・ヘルツォーク:元サッカー選手。 長年に渡りドイツ・ブンデスリーガを代表するMFとして活躍、FCバルセロナも獲得に動いたオーストリアを代表するトッププレーヤー。 左利きのゲームメーカーであることから「アルプスのマラドーナ」の異名を取る。 ●アントン・ポルスター:元サッカー選手。 1980年代から1990年代のオーストリアを代表する選手である。 ヘディングとポストプレイに長け、なおかつカリスマ性もあり、オーストリア代表では歴代最多得点数の44得点をマークしている。 ●ダヴィド・アラバ:サッカー選手。 バイエルンミュンヘンやレアルマドリードで活躍。 父親はナイジェリア出身のDJで、母親はフィリピン人の看護師。 母親の故郷であるフィリピン代表からも声がかかったが、代表デビューは生まれ故郷のオーストリアを選択している。 |
国民性 |
スキーとハイキングが好き。文句が多いとされるのは旺盛な批評家精神の賜物であるとか。 |
その他雑学情報 |
・戦後に永世中立国となったことで、国内に7000人のスパイがいるといわれるスパイ天国である。 アンナチャップマンなど、スパイの人質交換が行われる国としても知られる。 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。
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