モーリタニア
アフリカ北西部に位置する共和制国家。
北西に西サハラ、北東にアルジェリア、東と南にマリ、南西にセネガルと国境を接し、西は大西洋に面する。
大西洋沖の西にはカーボ・ヴェルデが存在する。首都はヌアクショット。
アフリカ世界とアラブ世界の一員であり、アフリカ連合とアラブ連盟に加盟している。
アラブ・マグレブ連合にも加盟しており、広義のマグリブ諸国に含まれる。
現行の国旗デザインは2017年8月5日に実施された憲法改正で決定され、8月15日に採択されたものである。
前国旗は1959年3月22日にモーリタニア憲法第5条で定められ4月1日に制定されたもの。
国情報 目次
基本情報
モーリタニア Islamic Republic of Mauritania |
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正式名称 |
モーリタニア・イスラム共和国 | ||
首都 |
ヌアクショット | ||
最大の都市 |
ヌアクショット | ||
通貨 |
ウギア(MRO) |
公用語 |
アラビア語、フランス語(事実上) | 国の標語 |
Honneur, Fraternite, Justice (フランス語: 名誉、友愛、正義) |
面積 |
1,030,700平方km(28位) | 人口 |
3,291,000人(131位) |
民族構成 |
国民の40%がムーア人(アラブ人とベルベル人の混血)と黒人の混血、あとの30%ずつがムーア人と黒人である。 黒人諸民族は、人口の7%を占めるウォロフ人のほか、トゥクロール人、サラホレ人、プル人などが居住する。 |
宗教 |
イスラム教を国教とし、1991年の憲法改正でイスラム法(シャリーア)が正式に採用された。イスラム教徒の比率は99.1%。 |
国歌 |
モーリタニアの国歌 | ISO 3166-1 |
MR / MRT |
時間帯 |
UTC +0 | サマータイム |
なし |
ccTLD |
.mr | 国際電話番号 |
222 |
滞在情報
祝日・祭日 |
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電圧とプラグ |
電圧は220Vで周波数は50Hz。 コンセントは3つ又のBFタイプが多く、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要。 |
ビデオ・DVD方式 |
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水 |
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郵便 |
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日本大使館 |
・在モーリタニア日本大使館 Lots 861, 862 and 519 Ilot E Nord, Tevragh Zeina, B.P. 7810 Nouakchott, Mauritanie 電話:+222-4525-0977 Fax: +222-4525-0976 開館時間:8時15分〜12時30分、13時30分〜17時00分(日曜日〜木曜日)(金曜日と土曜日は週休日) 査証を除く領事業務(緊急時における邦人保護業務(必要に応じ、帰国のための渡航書及び緊急旅券の発給を含む)、在留届の受付・管理業務、在外選挙人登録申請受付業務、在外被爆者関連業務、戸籍・国籍、証明等)については、開館当初から在モーリタニア大使館が実施します。 査証業務については、当面の間、引き続き在セネガル大使館にて対応します。 旅券については、IC旅券作成機未設置公館のため、作成に日数を要します。 |
安全情報 |
● 外務省 海外安全ホームページ 安全だと思う国でも、まず一度はこちらをチェックしておいたほうがよいでしょう。 |
観光情報
世界遺産 |
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主要都市 |
・ヌアクショット:首都。最大都市。サハラ砂漠の中でも最大の都市。 ・ヌアディブ:ヌアクショットに次ぐ第二の都市。漁業が主産業。 ・ロッソ:モーリタニア第三の都市。 ・キファ:近年サハラ砂漠の拡大によって遊牧民が流入したことで人口が急増している都市。 ・カエディ:対岸のセネガルとの国境の町。 ・ボゲ:セネガルとの国境であるセネガル川北岸に位置する都市。 ・ズエラット:北部最大の都市。モーリタニア鉄道の東の終点であり、近郊のフデリック鉱山から産出された鉄鉱石を、鉄道を使って運搬する。 |
代表的な観光地 |
・バン・ダルガン国立公園(アルガン礁国立公園):世界遺産。ヌアクショットとヌアディブの間に位置する、モーリタニア西岸の国立公園。 ・ウアダン、シンゲッティ、ティシット、ウアラタの古いクスール:世界遺産。中世にキャラバンが立ち寄った交易地に形成された独特の集落がよく保存されている。 |
英語の通用度 |
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その他観光情報 |
・国土の90%以上が砂漠で、乾燥していないのは点在するオアシスと、南部のセネガル国境を流れるセネガル川流域だけ。 ・首都ヌアクショットは、広大なサハラ砂漠の中で最大の都市である。 ・ロバに台車を引かせる『シャレット』が多数公道を走行しているが、遅いため渋滞の原因になっている。 ・外国人に対しては郵便局で荷物を受け取る際に高額な手数料を要求するなど、いわゆる賄賂問題も見られる。 |
国旗・国歌情報
● 国旗の説明(前国旗)
イスラム教のシンボル | |
サハラ砂漠 | |
イスラム教のシンボル、砂漠地帯の緑化の願い |
● 国歌
国歌名 |
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作詞作曲 |
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歌詞 |
その他国情報
主要産業 |
農牧業 |
国の有名人 |
●ドミニク・ダ・シルヴァ:サッカー選手。 フランス出身でモーリタニア国籍。ポジションはFW。 2007年よりモーリタニア代表に選ばれている。 |
国民性 |
・モーリタニア人曰く「困っている者がいたら手を差し伸べ、見殺しにすることはない。 持っている人が持っていない人に与えるのは当たり前のことだ」と述べている。以下事例。 ・モーリタニアも余裕のある国ではないが、マリと国境を接する国のうち、マリの難民を受け入れているのはモーリタニアだけである。 ・物乞いの子供にも施しを与える人は多い。 |
その他雑学情報 |
・敬意を払うべき人間に対し、〜の子孫という意味の「ウルド」を名前に付ける文化がある。 だが近年では法律の改定案によって「ウルド」は消えつつある。 ・太った女性がモテる(特にモール系の遊牧民の間で)という理由から、結婚式前の女性を強制的に肥満化させる「ガヴァージュ」という古い風習がある。 太った女性が美しいとされているため、あるいは経済的に豊かなことを示すためで、これが現代でも続けられている。 健康上の理由から現在では疑問視されているが、未だに信じている人もいる。 ・砂漠の中にはサッファという塩水溜まりがあり、車が入ると抜け出せなくなる。太古の昔に海であった名残である。 ・日本の輸入タコのシェア1位はモーリタニアであるが、現地では食されないため首都ですら流通していない。 日本で食べられているタコの全消費の3割を担っている。 ・砂漠の民はヤギが大好物であり、プレゼントすると大喜びされる。 ・タコなどの漁業指導や支援も行ったためか、新日家は多いらしい。 ・現在の国旗のデザインは2017年8月5日に実施された憲法改正で決定され、8月15日に採択された。 「モーリタニアに命を捧げた殉国者、殉教者の血に敬意を表する」という理由だそうだが、 国旗・国歌の変更決定はウルド・アブデルアズィーズ大統領が半ば強引に推し進めたもので、 実績作り・権力基盤強化の一環で、現行の議会制度を覆すために憲法を変えることが本当の狙いだったという指摘がある。 |
※当頁はWikipediaからの引用を含んでいる項目があります。
情報が最新でない場合がありますので、参考としてご覧下さい。
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