エンドレス騒動について
※こちらの記事は最新アニメ放送に関するネタバレが多分に含まれていますので注意してください。
ここではアニメ放送「エンドレスエイト」が幾週にも渡って放送されたことや、
今後のアニメに関して不穏な噂が流れ、ファンが激怒。さらに事前に情報が流れてしまったこと、
エンドレスエイトが完結を迎えるまでの一連の流れについて記述したものです。
(騒動というほどでもないが、制作会社に抗議したファンも出るほど荒れる一面もあったのは確かである。
ハルヒを現役で追いかけている視聴者が第一期以上の人数であったなら、騒動と呼べる程発展した恐れはあるだろう。)
エンドレスエイトまで
そもそもアニメ第二期は再放送と思われており、新作を含んだ放送であることが発覚したのは
第8話『笹の葉ラプソディ』が放送されてからのことである。
(最新放送は2009年5月21日 24時40分-25時10分)
このあたりについて詳しくはアニメ第二期の概要を参照。
残念なことに、まだ現時点でも第二期は再放送だと思い込んでいる人は多数いる。
(公式側は「第二期」とは呼称していないが、この記事では「第二期」と記述する。)
アニメ第二期放送当初から、公式側が情報を一切外に出さず、アニメにも次回予告がなかったことから、
次週にどのタイトルが放送されるのか?が全く分からない状態が続いていた。
しかし2009年6月10日発売の月刊コンプティーク7月号にて、新シリーズが「全28話」と発表されており、
これは確実ではないものの信憑性が高い情報である。
以降、第二期が「全28話」構成であるという前提で話を進める。
第8話『笹の葉ラプソディ』放送後、当初は今後の放送スケジュールは以下ではないかと噂されていた。
04/02 第01話 涼宮ハルヒの憂鬱1
04/09 第02話 涼宮ハルヒの憂鬱2
04/16 第03話 涼宮ハルヒの憂鬱3
04/23 第04話 涼宮ハルヒの憂鬱4
04/30 第05話 涼宮ハルヒの憂鬱5
05/07 第06話 涼宮ハルヒの憂鬱6
05/14 第07話 涼宮ハルヒの退屈
05/21 第08話 笹の葉ラプソディ
05/28 第09話 ミステリックサイン
06/04 第10話 孤島症候群(前編)
06/11 第11話 孤島症候群(後編)
06/18 第12話 エンドレスエイト
06/25 第13話 涼宮ハルヒの溜息1
07/02 第14話 涼宮ハルヒの溜息2
07/09 第15話 涼宮ハルヒの溜息3
07/16 第16話 朝比奈ミクルの冒険 Episode00
07/23 第17話 ライブアライブ
07/30 第18話 射手座の日
08/07 第19話 サムデイ イン ザ レイン
08/14 第20話 涼宮ハルヒの消失1
08/21 第21話 涼宮ハルヒの消失2
08/28 第22話 涼宮ハルヒの消失3
09/03 第23話 涼宮ハルヒの消失4
09/10 第24話 ヒトメボレLOVER
09/17 第25話 雪山症候群(前編)
09/24 第26話 雪山症候群(後編)
10/01 第27話 猫はどこにいった?
10/08 第28話 消失の後日
エンドレスエイト放送開始
そして迎えた2009/06/18の最新放送では、予想通り「第12話:エンドレスエイト」が放送された。
しかし1話完結すると思われていたこの回では、予想に反して次週以降も続くと思われるような
終わり方をしており、やはり次週にも「エンドレスエイト」が放送されることになる。
この時点で噂の放送スケジュール(上記)が狂わされたことになるが、この「エンドレスエイト」という話は
元々2週以上に分けて放送できるような伏線を含む話であり、1話で完結しないだろうと
予測するファンもいたため、この時点ではまだ予想の範疇は超えていなかったといえる。
(「エンドレスエイト」の話の内容については、原作第五巻 『涼宮ハルヒの暴走』か
漫画ツガノガク版の第五巻、もしくはアニメ「エンドレスエイト」をご覧下さい。)
一週間後の2009/06/25に「第13話:エンドレスエイト」が放送される。
しかし第12話は前振りの話であったに対し、第13話では明らかに第12話との差異があり、
解決編と思わせる流れで話は進む。実際2話構成で十分に終わらせることができる内容の話である。
だが話の最後の最後になって、結局完結できないという予想外の進展を迎えてしまう。
無理やりだがあれで話は完結ではないか?とする意見もあったが、
やはり来週以降もこの話を繰り返すのではないか?という意見が多数であった。
この時点で、「エンドレスエイト」は2回放送されており、さらに3回目もありえそうな状況であった。
次第にファンはいつ終わるか分からなくなってきており、その不安感から、
今後の放送スケジュールを以下のように予想するファンまで出てきた。
04/02 第01話 涼宮ハルヒの憂鬱1
04/09 第02話 涼宮ハルヒの憂鬱2
04/16 第03話 涼宮ハルヒの憂鬱3
04/23 第04話 涼宮ハルヒの憂鬱4
04/30 第05話 涼宮ハルヒの憂鬱5
05/07 第06話 涼宮ハルヒの憂鬱6
05/14 第07話 涼宮ハルヒの退屈
05/21 第08話 笹の葉ラプソディ
05/28 第09話 ミステリックサイン
06/04 第10話 孤島症候群(前編)
06/11 第11話 孤島症候群(後編)
06/18 第12話 エンドレスエイト
06/25 第13話 エンドレスエイト
07/02 第14話 エンドレスエイト
07/09 第15話 エンドレスエイト
07/16 第16話 エンドレスエイト
07/23 第17話 エンドレスエイト
07/30 第18話 エンドレスエイト
08/07 第19話 エンドレスエイト
08/14 第20話 エンドレスエイト
08/21 第21話 エンドレスエイト
08/28 第22話 エンドレスエイト
09/03 第23話 エンドレスエイト
09/10 第24話 エンドレスエイト
09/17 第25話 エンドレスエイト
09/24 第26話 エンドレスエイト
10/01 第27話 エンドレスエイト
10/08 第28話 エンドレスエイト
まさにエンドレス。
これだけ見れば明らかにネタではあるのだが、結局次週以降にも変わらない展開で、
「ひょっとして本当かも?」と思ってしまいそうになることに恐怖心を覚えるファンもいた。
続くエンドレス
2009/07/02。「第14話:エンドレスエイト」が放送される。
作画や演出などは前回と違う箇所が多々あり、前回の再放送ではないことは確かではあったが、
前振りである第12話は別として、内容的には第13話とほとんど変わらない流れであった。
今週こそ終わるだろうと思っていたファンは最後まで見守るが、またしても前回と同じような終わり方で、
話が終結に向かっていく事はなかった。これで3回目の放送ということになる。
このあたりからファンの中に不満の声が大きくなりはじめる。
そもそも元々の話は確かにエンドレスに続いていく性質を持っているが、
だからといって放送枠が限られているアニメで何度も放送しすぎることは視聴者を退屈させる。
制作している京アニは特にハルヒという作品において、視聴者の期待をいい意味で裏切るサプライズ演出が
売りの1つであったし、その演出によって定着したファンがいたのも確かである。
しかし今回アニメ第二期の発表にあたり、最もファンが期待していたのは「消失」編の登場である。
原作第四巻 『涼宮ハルヒの消失』の内容だが、原作ではこの第4巻は(初刊である1巻以上に)
最も人気があり、売上もかなりの数を記録している人気エピソードである。
アニメ第一期では「消失」編だけで映画化されるのではないか?と予想、期待するファンもいたほど。
3年前の第一期の時点ですらそれだけの期待があったために、
アニメ第二期の視聴者の多くは「消失」編の突入に最上の期待を込めて視聴していたと言える。
だが第二期が「全28話」であるとするならば、これ以上同じ内容が放送されることになれば、
期待されている新作放送の話数が減っていってしまうということである。
「消失」編をアニメ化した場合、1話完結はとてもできないので、最低でも4、5話分くらいの内容となる。
この時点で、第一期でも放送していて、第二期で再放送されると思われる話数は次の4つであった。
・朝比奈ミクルの冒険 Episode00
・ライブアライブ
・射手座の日
・サムデイ イン ザ レイン
これらが本当に今回も放送されるのかは不確かだが、第二期の放送序盤で既に第一期の放送を
流しているため、今回も放送されるであろうという見方が多数である。
(この4話はカットされるのでは?という意見もあるが)
「第14話:エンドレスエイト」が放送された時点でこの4話分を足すと18話。
「全28話」なら少なくとも10話は新作ではないかとされるが、次週も「エンドレスエイト」の可能性が
高まった上、この調子ではそれ以降も「エンドレスエイト」が続きそうな予感である。
エンドレスエイトの繰り返し放送についてはファンの中でも意見が分かれており、
このまま繰り返されても十分に面白いという意見も少数だがあった。
だがその意見を支持するファンであっても、「消失」編を見たいと思うファンは圧倒的大多数であり、
これ以上、残りの話数が減ってしまうことに関しては少なからず憤りはあるだろう。
アニメ第二期の先行きを暗示する不穏な噂
そんな最中2chのハルヒスレに、2009/07/08(水) 22:42:45にこのような文章が投稿される。
えーっと、もういいかな?
エンドレスエイトは6話構成で製作済み
角川のバックスポンサーが大激怒してプロデューサーの首切りにまで発展するも時既に遅し
製作済みの4・5をすっ飛ばして6話目を今週流すかどうかで大混乱中であります
ちなみに6話構成にしたのは角川の指示
切られたPは怒れるバックスポンサーの気を鎮めるためのスケープゴート
エンドレスと溜息・みくるの冒険(再編集)で12話稼いでファンを煙に巻くのが角川最大の目的
引っ張りまくった消失ネタは全てネタ
現時点で角川は「まだ」消失をアニメ化する気はない
今回の新構成使い回しシリーズをDVD→BDの連続販売でファンから金を搾り取ってから考える、って感じだった
ただ、Pの首切りから強権発動の流れで急遽、京アニ側で消失製作の話が持ち上がってる
「次のシリーズはA-1に委託してヤマカンに作らせる」とか言われちゃえばさすがにね…w
元々プロットもコンテも完成してたのにお蔵入りなってただけだから間に合うだろうけど、そのへんはまだ不透明
問題は角川自身が今回の件でマジヤバくなったこと
今年の株主総会は乗り切ったけど、ながるんの原作発売中止3周年も含めて次回は乗り切れないだろう
井上の首が危ないだけじゃなく今度ばかりは歴彦の会長降ろしが実施される可能性も出てきた
そういう意味も含めて、消失の件は今大きな問題になりつつある
全ての答えは明日の深夜、最速放送のサンテレビで判明する
場合によっては「都合により今週はお休み」とか言ってボート映像流す可能性も、なきにしもあらずw
あくまでも誰かが投稿したものであり、この情報が正しいという保証はない。
いわゆる噂の域を出ていないものであるが、度重なるエンドレスでファンが疲れており、
かつ明日が最新放送日(2009/07/09)であり、エンドレスを抜けられるかもと期待していた最中であるため
この噂が2chの枠を超えて広まってしまうことになる。
そして2009/07/09の最新放送。第15話だというのにまたしても「エンドレスエイト」である。
しかもやはり話が完結しない。次週にも「エンドレスエイト」が行われそうな流れであった。
この時点で「エンドレスエイト」は4回目。しかも次週に続くなら5回目の放送となる。
いくらこの作品のファンとはいえ、同じような内容の話で全く進展のない展開が5回以上も
続くのはやりすぎだ、という意見も目立ってくるようになる。(それでもよいというファンもいるが)
心理的に考えるのであれば、大きな変化のない繰り返しを重ねたとき、飽きがくるか来ないかの境目は
3回であるといわれている。日本の諺や故事などを見てもそれは明らかである。
(「仏の顔も3度まで」「2度ある事は3度ある」「3度目の正直」など)
今回はそれを越えての放送であり、しかも枠が限られている中での放送としては長すぎる。
こういった状況で、かつ上記のような噂まで流れる始末であり、「いったいいつになったら
エンドレスエイトは終わるのか?」というフラストレーションが溜まり、
ついに制作会社に抗議の電話やメールを送るファンも出てくるようになる。
それだけならまだしも、第12話と比較して、第15話までは視聴者の数が減少しているなど、
これから先の放送に向けて、先行きの暗い展開になっていってしまう。
エンドレス・エンドレス
第14話、第15話放送終了時あたりから、なかなか話が先に進まない展開に痺れを切らし、
「エンドレスが終わるまで見ない」とする一部ファンも現れる。
続く第16話放送。やっぱり終わらない。
しかし全28話放送であることに変わりはなく、いつか終わるはずである。
このあたりになると、見続けているファンというのはもう賢者の域である。
たとえ何度繰り返そうが、いつか完結すると信じて毎週見るのである。
繰り返している間のエンドレスの楽しみ方は、前回までと比較して違うところを探したり、
あれこれと考察することである。むしろそうしないと楽しめないとも言われていた。
そして6回目のエンドレスとなる第17話。
上記の記事にもあるように、可能性を考えるなら最も完結する率が高いとされる回である。
タイミング的にもそろそろ終わりにすべきであったので、
ここまで付き合ってきたファンも期待を込めてブラウン管の前に座る…。
しかし…終わらない!!
さすがに期待されていた回だけあって、さらに一部の視聴者が離れてしまう動きもあり、
この放送後の悲壮感というのは、長年連れ添った奥さんに離婚を付きつけられたサラリーマンである。
というかこの時点で視聴者が結構減っていて、むしろ閑散としていた、という表現になりそうだが。
だが、もうここまで来たからには、見続けるファンにも意地がある。
何回繰り返し放送されようが、これ以上視聴者が減りそうな気配はないほどである。
7回目のエンドレスとなる第18話。
6回目で完結しなかったため、8回目での完結が濃厚と言われており、
今回が最も期待できない放送であったためか、エンドレスで最も視聴者が少なかったようである。
もはや捨て回とも言われそうな回であったが、いつも以上にキョンや古泉のアドリブが聞いていたのは
あともう少しでエンドレスが終わるということを暗示していたのであろうか。
いよいよ次回で完結しそうな流れではあったが、7回目放送の後、
新アニメーション「涼宮ハルヒ」のDVD2巻の情報が公開される。
以前タレコミにもあった情報そのままで、なんとタイトルが「涼宮ハルヒの憂鬱5.142857」である。
よくわからない小数点がついている事で、不安を煽られる思いをしたファンもいたという。
また、8回目放送の直前、こんな情報が流れた。
amazonにて「エンドレスエイト」のハルヒDVD2巻「涼宮ハルヒの憂鬱5.142857」には
第2巻限定版特典として、描き下ろし特製DVD-BOX(全4巻収容) という表記がある。
1巻あたり2話が収録されているため、全4巻ということは全部で8話ということである。
これにより、次回の8回目で完結するのでは?という憶測が流れ、
次第に次回での完結への期待が高まることとなる。
エンドレスエイトの終息
そして迎えた8回目放送日、何の因果か、最新放送のサンテレビは野球中継延長により、
1:40も放送が遅れる事態に。サンテレビは2:20〜の放送ということになり、
今回は「テレ玉」が最新放送ということになった。
しかしこの放送を前に、重大なネタバレが発覚してしまう。
この最新放送日(2009/08/07)から数日後にあたる8/10に発売の雑誌「月刊ニュータイプ9月号」で
「ハルヒ特集」が組まれているという事前情報があったのだが、それをフライングゲットした方により、
記事の情報が画像付きでネット上に公開されることになる。
(発売前の雑誌でも、数日前から入手できるケースがあり、今回はそれがネタバレの要因となってしまった)
それによると、その雑誌の表紙には「エンドレスエイト完結記念大特集」の文字が。
しかもその雑誌の内容にも、やはりエンドレスが完結した事に関しての記事が多く含まれていた。
この事により、今回でエンドレス終了が濃厚、という見方が強まる事になる。
そして迎えた放送時間。途中までは前回までと似たような流れであったが、
「浴衣を買いに行く」直前から、以前までと違う展開になっていく。
これまでは放送されていたシーンがカット、あるいは簡潔に省略されていたりと、
今までと違った流れになり…ついにキョンがエンドレスエイトを完結させることに成功したのである。
深夜にも関わらず、多くの視聴者は興奮し、多種多様な反応を示した。
しかし、多数の視聴者が心の片隅によぎった想いを集約すれば、
「完結を望んでいた…嬉しい……けど何だろう、この寂しさは…」というものであろう。
今回の騒動によって、一部の視聴者は離れ、我慢して見続けていた視聴者は早く次の話へ進む事を
望んでいた。一部には今回の一連の展開を非難する者もいたが、
ファンの多くはエンドレスの終結を迎えてひとまずの安堵を得たことであろう。
この放送後の数時間後に、今回のエンドレス完結について記事を書いたニュースサイトもあったが、
それがmixiニュースとしても取り上げられてしまうことになった。
特定のニュースサイトであれば閲覧の前からネタバレを予想できるが、
ネタバレの危険性を意識しにくいmixiニュースにより、不意に見てしまったことで
意図せずネタバレされてしまったファンもいるのは残念なことである。
また、ネタバレとなった「月刊ニュータイプ9月号」には、今回のエンドレスについての、
関係者及びスタッフのインタビュー記事も紹介されていた。
● 谷川流
「涼宮ハルヒに振り回された夏休み」(タイトルは他のスタッフと同じ)
走り幅跳びの助走に42.195キロかけてしまったごときエンドレスエイトですが
これでようやく踏み切り地点に到着した感じがします。来る長編エピソードへの
アプローチランがこれにて終わり、いよいよここからジャンプしたアニメーション
ハルヒは、どれだけの滞空時間を経、いったいどこに着地するのでしょうか?
…などと白々しく述べつつ、ちょいとしばらくのお付き合いのほどを願いながら
色々滞っておりましてすみません。
● 伊藤P
何度となく繰り返される夏休み。その昔、田舎の小学生だった私は、いつも8月31日が来るのが憂鬱だった。
宿題はもちろんのこと、自由研究も工作もやっていない。
それよりなによりも、もっともっとザリガニをとっていたかったし、アジ釣りをしていたいし、流れるプールで ながされていたい
そうした思いを再認識させてくれました。物事は常に進んでいく。変化していくというのが 当たり前ですが、
ずっとずっと今のままでもいいじゃないか、止まったっていいじゃないか、変わらなくても いいじゃないか、
と思います。
小学校はどうして六年生で終わりなんでしょうか。七年生、八年生があったっていいじゃないか。
既成の事実を 打破したいという思いがあってもいいんじゃないか、そう思いました。
夏休みというものがはるか遠い世界の出来事になってしまった自分にとって、
これほどまでに、夏休みという ものを体感させてくれたハルヒには、今はとても感謝しています。
そしてこのエンドレスエイトという現象は ハルヒワールドに飛び込んだ以上、絶対に避けられない世界だったのだと思います…
● 石立
僕は夏が大好きです。
夏がきて、ずーっと夏だったらいいのに、と思っている人間なので全然平気でした(笑)
自分が終わらない八月を体験したのは一回だけ(18話)なのでキョンや古泉、みくる、
特に長門に比べれば、その苦労は本当に微々たるものだと思います。
むしろ、テレビで視聴された方のほうがハルヒに振り回されていたのでしょうね。
おつかれさまです!
● 武本康弘
たったひとつのエピソードを8回も繰り返す。ありえないです。規格外です。
繰り返し見ているうちに、なんかもうずっとこのエピソードを作り続けているような、
これからもずっと作り続けているような、そんなヘンな感じがしました。
● 石原
僕は夏が大好きです。
夏がきて、ずーっと夏だったらいいのに、と思っている人間なので全然平気でした(笑)
社会人になってもうずいぶんたち、夏休みなど無い身としてはむしろうらやましい限りです。
もっとも僕や武本は八回分コンテをチェックしていたわけで、「リアルでおわらねー!」状態でした。
ちなみに放送は二ヶ月間ほどですが、作るのにはもうちょっと時間がかかっています。
確か最初の一本目のコンテ打ちをしたのは春でした。
キョン自身もこころのどこかで「別にこのままでいいや」というような気持ちがあったのではないでしょうか?
結果、およそ600年近くに及ぶ繰り返し。それならそれでいいかーって僕なら思いますね。
ずっと締め切りに追われる生活をしていると、もう毎日がデジャビュ状態です。
ついさっき行った自分自身の行動の記録が、本当にさっきの出来事だったのか、
昨日のことだったのか、はたまたずっと前のことだったのかがわかりません。なかなか怖いです。
時計の秒針の進むスピードが学生時代のゆうに倍くらいはやくなっています。
冷蔵庫の食べ物があっとうまに賞味期限ぎれになります。賞味期限のきれた缶詰は食べられないことはないですが、やっぱり味は落ちていておいしくないです。
貴重な時間がどんどん過ぎていきます。
2週間で時間がリセットだったらありがたいですね。ずっとアニメをつくっていたいなぁ。 600年くらい
これらの記事にも多種多様な反応があった。
いずれにせよ、若干の余波を残しつつも、エンドレスエイトは完結を迎えることとなった。
今回の一連の流れが、ハルヒにとって今後よい方向へ向かうための伏線であることを望みたいところである。