作品舞台
舞台は原作者:谷川流氏の地元である兵庫県西宮市周辺がモデルとされている。
ただし、「夙川→祝川」など、実在の地名そのままでは登場しておらず、
キャラクターに地域の訛り(関西弁)もない。
また、上記の祝川や祝川商店街のように、作品内での地理描写が
必ずしも実際の地理条件と完全に一致しているわけではない。
アニメではよりモデルに近い描写になっており、
兵庫県を舞台にしていることが明かされている。
席替えのくじを入れるのに使った空き缶を原作の鳩サブレーから
神戸風月堂のゴーフルのものに変更(鳩サブレーは関西ではあまり馴染みがない)されていたり、
沿線の風景もモデルとなった場所をほぼそのまま登場させている。
● 県立北高校(北高)
ハルヒらが通っている県立の普通科高等学校。
小高い山の上に位置し、周辺は住宅地や森林に囲まれている。
入学試験は総合選抜で行われ、付近の校区に在住している者が当校に割り振られる。
キョン曰く、生徒の内訳は「市内の中学で成績が普通レベルだった奴ら」。
1学年のうち1クラスは理数科の特進クラスで、古泉が在籍している。
ハルヒらの学年は特進クラス含め9つのクラスがある。
谷川の出身高校である兵庫県立西宮北高等学校がモデルとされ、
アニメ版のロケも実際に現地で行われた。
● 光陽園駅
県立北高校から坂を下ったところにある私鉄駅。
阪急甲陽線及び甲陽園駅がモデルとされる。
歴史を感じさせる古い駅舎を持っており、駅前には商店街が広がる。
駅前公園があり、作中で長門がキョンを呼び出す際に頻繁に登場する。
キョン曰く変わり者のメッカ。なおモデルの甲陽園駅に駅前公園は存在しない。
● 北口駅
休日にSOS団が活動する際の待ち合わせ場所になっている駅。
私鉄のターミナル駅で休日は人でごった返す。
キョンの自宅から自転車で行ける距離にある。モデルは西宮北口駅とされる。
● 図書館
北口駅前の再開発で新しく開館した図書館。
本編の描写からアクタ西宮内の西宮市立北口図書館がモデルと思われるが、
アニメ版では同市立中央図書館が外観モデルとなった。
● 祝川
この川沿いの散歩道でみくるが未来人であるとキョンに明かして以降、
みくるとキョンが二人きりのときによく登場する。桜並木で有名な夙川がモデル。
北口駅近くの川という描写がなされているが、実際には北口駅から夙川沿いまでは
徒歩で1時間以上かかる距離にある。
映画を撮影した祝川商店街も、実際の夙川周辺に商店街はなく、
アニメでは夙川から電車で20分近く離れた尼崎商店街が祝川商店街として登場した。
● 鶴屋山
鶴屋家が土地を所有する山。
なお『鶴屋山』という名称はキョンが勝手にそう呼んでいるもので、
実際には別の正式名称がある可能性が高い。
● 東中学校(東中)
ハルヒと谷口の母校。3年前にハルヒが「校庭落書き事件」を起こした。