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ライトノベル第1巻『涼宮ハルヒの憂鬱』の単語・ネタ補足
こちらでは第一巻 『涼宮ハルヒの憂鬱』で登場しているネタや単語の意味を解説しています。
活字が苦手な方のため、単語の意味を国語辞典で調べてあります。
「P.」はページ数「L.」は右から数えた行数です。行数は空白行は飛ばして数えています。
同じ単語が複数出てくる時もありますが、一番最初に出てきたタイミングのみ表記しています。
単語 | 頁 行 |
解説 |
---|---|---|
最大公約数的な | P.7 L.11 |
(この場合は例えとして使用されているが)
最大公約数とは、公約数のうちの最大値のこと。
公約数とは、二つ以上の整数に共通した約数のこと。
約数とは、ある整数を割り切ることのできる整数。
例えば8と12の最大公約数はいくらか?と問われれば ・8の約数は「1,2,4,8」の4つ、これらは8を割ると余りが整数になる数。 ・12の約数は「1,2,3,4,6」。 ・8と12の公約数というのは、8と12の約数で共通のものなので「2,4」になる。 ・最大公約数とはこのうちの最大のものなので、「4」が答え。 |
一縷の期待をかけていた一九九九年 | P.7 L.13 |
「ノストラダムスの大予言」と俗に言われているもの。
様々な見解のあった事象だが、子供からすればちょっと怖かった予言話。
子供の目線で非常に簡略化するならば、よく当たる予言者が
「1999年に地球は滅びますよ」的な予言をしていた、とただそれだけのこと。
実際は多くの大人達が様々な解釈をしていたもので、
そもそも「予言」ですらなかったのではないか?という意見もあるほど。 Wikipedia:ノストラダムスの大予言 |
アルファケンタウリ | P.7 L.14 |
ケンタウルス座の恒星。
三重連星でケンタウルス座で最も明るく太陽系から4.37光年しか離れていない。
最も近い恒星系で比較的有名。ウルトラマンシリーズでよく登場する。 Wikipedia:ケンタウルス座アルファ星 |
暗澹 | P.9 L.4 |
将来の見通しが暗く、何の希望ももてず悲観的なさま。 |
おっくう | P.11 L.6 |
気乗りがせず、めんどうくさい・こと(さま)。 |
カチューシャ | P.11 L.11 |
髪飾りの一つ。
弧の形で、前方から両耳までの髪をおさえるヘアバンド。
布をかぶせたものやプラスチック製のものがある。 |
傲然 | P.11 L.11 |
偉そうに人を見下すさま。 |
雌伏 | P.13 L.4 |
力を養いながら、自分の活躍する機会をじっと待つこと。 |
愚の骨頂 | P.13 L.7 |
この上なくばかげていること。 |
凝視 | P.13 L.16 |
目をこらしてじっと見つめること。 |
奇人 | P.17 L.9 |
性質や言動が常人と異なっている人。変人。 |
常軌を逸する | P.17 L.9 |
常識はずれの言動をする。 |
ナスカの地上絵 | P.18 L.7 |
ペルーのナスカ川とインヘニヨ川に囲まれた乾燥した盆地状の高原の
地表面に「描かれた」幾何学図形、動植物の絵。ペルーの観光地の1つとなっている。 Wikipedia:ナスカの地上絵 |
悲壮 | P.19 L.8 |
悲しい中にも勇ましく雄々しいところがある・こと(さま)。 |
落胆 | P.19 L.11 |
期待どおりにならず、がっかりすること。失望。 |
キョンシー | P.19 L.14 |
中国の妖怪の一種で長い年月を経ても腐乱することのない死体のことをいう。
額に符が貼られていると、身動きが取れなくなるとされる。 Wikipedia:キョンシー |
酔狂 | P.22 L.7 |
物好きなさま。好奇心から風変わりなことをするさま。 |
ミステリアス | P.22 L.13 |
不思議なさま。神秘的。 |
高嶺の花 | P.22 L.14 |
見えてはいるが手の届かないもの。とうてい自分のものにはできないもの。 |
奇矯 | P.23 L.3 |
言行などが普通の人とひどく変わっている・こと(さま)。 |
片鱗 | P.23 L.3 |
ほんのわずかな部分。一端。 |
ストレート | P.23 L.8 |
毛の状態のひとつ。直毛。縮れていない毛のこと。ストレートヘア。 |
ロングヘア | P.23 L.8 |
長髪。長く垂らした髪形の総称。ロング。 Wikipedia:ロングヘア |
ポニーテール | P.23 L.8 |
女性の髪形の一。髪を後頭部で一つにまとめて、毛先をポニーのしっぽのように垂らしたもの。 Wikipedia:ポニーテール |
ツインテール | P.23 L.9 |
長い頭髪を左右の中央あるいはそれより高い位置でまとめ、両肩に掛かる長さまで垂らした髪型の俗称。 Wikipedia:ツインテール |
三つ編 | P.23 L.10 |
三本のひもや三束に分けた髪を編むこと。また、その編み方。三つ組み。 Wikipedia:三つ編み |
平然 | P.24 L.7 |
平気なさま。周囲の様子に動じないさま。 |
面持ち | P.24 L.7 |
ある感情や心理の表れた顔つき。多く、不平・不満などの気持ちを表す。 |
グラマー | P.24 L.15 |
若い女性が肉感的で、性的魅力のあるさま。また、そのような女性。肉づきのよいさまにもいう。 |
伝播 | P.25 L.9 |
次々に伝わって広まること。 |
プレシオサウルス | P.26 L.1 |
水中に生息していたと思われる恐竜。
琵琶湖に生息していたわけではなく、まるで琵琶湖に巨大生物が生息しているくらいキョンは「運命」を信じないという例え。 Wikipedia:プレシオサウルス |
黄熱病 | P.26 L.7 |
通称「黒吐病」と言われ蚊を媒介に感染する感染症。 野口英世が黄熱病の研究中に感染し死亡したことで有名。 Wikipedia:黄熱 |
魔が差す | P.28 L.3 |
ふと、邪念が起こる。出来心を起こす。 |
路傍の石 | P.28 L.9 |
山本有三の代表的な小説として有名。
その辺にある石に対し、大した興味を持たないように、
そこにあるけれどもあまり興味をそそられないもの。の意。 Wikipedia:路傍の石 |
頬杖をつく | P.28 L.13 |
ひじを立て掌(てのひら)で頬を支えること。つらづえ。 |
軽快 | P.29 L.13 |
動作が軽やかですばやいさま。 |
麗しい | P.30 L.8 |
(外面的に)魅力的で美しい。気品があってきれいだ。 |
短絡 | P.30 L.11 |
途中の論理や筋道を無視して、本来関係のない原因と結果あるいは前提と結論を性急に結び付けてしまうこと。 |
邂逅 | P.37 L.5 |
思いがけなく出会うこと。めぐりあい。 |
アクティブ | P.37 L.6 |
行動的。何らかのアクションを起こすことで現状を打開しようとする行動タイプのこと。 |
豪を煮やす | P.37 L.11 |
ことわざの1つ。ものごとが思うようにいかなくて、腹をたてていらいらすること。 |
奇怪 | P.37 L.11 |
不思議なこと。あやしいこと。また、そのさま。きっかい。 |
ナシのツブテ | P.37 L.11 |
(梨を「無し」にかけて)手紙を出しても返事がないこと。 |
警句 | P.38 L.4 |
奇抜な表現で、たくみに鋭く真理を述べた短い言葉。アフォリズム。 |
驚天動地 | P.38 L.8 |
〔白居易「李白墓」より。天を驚かし地を動かすの意から〕世間を非常に驚かせること。 |
ソプラノ | P.39 L.3 |
意味は複数あるが、この場合は女性の声の音域の1つで、女声の最高声域のこと。 |
渋面 | P.39 L.15 |
不愉快、不機嫌そうな顔つき。苦々しい顔つき。しぶっつら。じゅうめん。 |
スポークスマン | P.40 L.5 |
政府や団体などの意見を発表する役割の人。代弁者。 |
胡乱 | P.40 L.12 |
疑わしく怪しい・こと(さま)。胡散(うさん)。 |
ハトサブレ | P.41 L.1 |
神奈川県鎌倉市の豊島屋(としまや)が製造するサブレー。
ちなみに物語の舞台である兵庫県及び関西では、
「ハトサブレ」よりは分かりやすいとして、
アニメでは「風月堂の缶」に置き換えられている。
(当サイト管理者は大阪生まれ大阪育ちだが、
「ハトサブレ」はこの作品を知るまで聞いた事がなかった。
「風月堂の缶」の方が関西では馴染みがあるという点は大いに同意である。) Wikipedia:鳩サブレー |
ラストグリッド | P.41 L.3 |
グリッドとは格子。等間隔に直交する基準線。
ラストグリッドとは、最後にあまった1枠、といったような意味か。 |
失踪 | P.41 L.5 |
行方がわからなくなること。また、姿をくらますこと。失跡。 |
ラディカル | P.42 L.3 |
複数の意味があり、使いどころで用途が異なる難しい単語である。主に形容詞として用いられる。
この場合は「急進的な」といったような意味になるだろうか。
急進的:理想の実現や物事の改革を急激に行おうとするさま。 |
百度参り | P.42 L.5 |
日本の民間信仰で、神仏に祈願するために同一の社寺に百度参拝することである。 Wikipedia:百度参り |
凡庸 | P.43 L.2 |
すぐれた点もなく平凡なこと。また、その人やさま。並み。平凡。凡人。 |
遊離 | P.43 L.7 |
他のものと離れて存在すること。 |
猛然と | P.44 L.3 |
勢いの激しいさま。 |
俺は目の前に刻の涙を見た | P.44 L.3 |
Zガンダムの次回予告に流れる「君は、刻の涙を見る」からのパロディと思われる。 Wikipedia:機動戦士Ζガンダム |
白鳥座α星くらいの輝きを見せる両目 | P.44 L.11 |
別名デネブと呼ばれ、恒星としては最大級の明るさを持つ。
デネブが一日で放射するエネルギ−は太陽が140年かけて放射する量に等しいと言われる。 Wikipedia:白鳥座α星(デネブ) |
施錠 | P.47 L.5 |
かぎをかけること。鍵をしめること。 |
イーゼル | P.47 L.6 |
カンバスや画板を立てかける台。画架。 |
撲殺 | P.48 L.12 |
なぐり殺すこと。 |
軽妙 | P.48 L.12 |
すっきりしていてうまみのある・こと(さま)。 |
動議 | P.49 L.5 |
合議体の会議において、予定以外の議題をその構成員が提出すること。また、その提案。 |
万力 | P.50 L.2 |
工作物を挟んで締めつけて固定する道具。バイス。 |
如実に | P.51 L.3 |
実際のとおりであること。多く「如実に」の形で副詞的に用いる。 |
ボブカット | P.53 L.2 |
襟首の所で切りそろえた女性の髪形。若々しくスポーティーなもの。ボッブ。 Wikipedia:おかっぱ |
希薄 | P.53 L.4 |
乏しいこと。欠ける・こと(さま)。 |
身も蓋もない | P.53 L.4 |
表現が露骨すぎてふくみも情緒もない。にべもない。 |
不承不承 | P.54 L.14 |
〔「不承」を重ね、意味を強めた語〕いやいやながらするさま。しぶしぶ。 |
ブースター | P.56 L.1 |
ロケット・人工衛星などが、軌道や飛道に到達するのに必要な速度・方向を付加するのに用いる補助推進装置。 Wikipedia:ブースター |
真性 | P.63 L.2 |
生まれつきの性質のこと。 |
マスコット | P.63 L.3 |
幸運をもたらすものとして、身近に置いて愛玩する小動物や人形など。 |
青酸カリ | P.63 L.11 |
シアン化カリウムのこと。毒物の代名詞的存在。探偵小説などでよく出てくる。 Wikipedia:シアン化カリウム |
ストリキニーネ | P.63 L.11 |
非常に毒性が強い薬品。殺鼠剤として使用され、ネズミ、トリ、モグラなど哺乳類、
鳥類などの駆除によく使用されている毒物。 Wikipedia:ストリキニーネ |
頓着 | P.65 L.1 |
〔「貪着(とんじやく)」と同源〕深く心にかけること。気にすること。懸念。心配。とんちゃく。 |
紆余曲折 | P.65 L.3 |
事情が込み入っていて、いろいろ変わること。 |
体(てい) | P.65 L.11 |
みせかけの様子。体裁。 |
三角錐 | P.70 L.3 |
角錐のうち、底面が三角形であるもの。 |
横柄 | P.72 L.5 |
人を見下したようなえらそうな態度をとるさま。大柄(おおへい)。 |
電光石火 | P.73 L.5 |
〔稲妻の光や石を打った時に出る火の意〕非常に短い時間。また、動きが非常に速いことのたとえ。 |
口角泡を飛ばす | P.74 L.5 |
はげしく議論するさまにいう。 |
虚脱 | P.74 L.8 |
気力がなくなって、何もしたくなくなること。ぼんやりして、何も手につかなくなること。 |
シュプレヒコール | P.74 L.15 |
集会に集まった者たちがメッセージやスローガンなどを繰り返し一斉に叫ぶこと。語源はドイツ語から。示威行為の一形態。 Wikipedia:シュプレヒコール |
輪姦 | P.74 L.16 |
複数の男が、次々に一人の女を強姦すること。 |
盗人猛々しい | P.77 L.2 |
盗みや悪事をはたらき、それをとがめられても、ふてぶてしい態度をとったり
逆に居直ったりするさまをののしっていう語。ぬすびと猛猛しい。 |
介添え | P.77 L.7 |
人に付き添って、その世話をすること。また、その人。 |
一両日中 | P.78 L.5 |
一日または二日。一、二日。 |
託宣 | P.78 L.7 |
意見や忠告。 |
反駁する | P.80 L.16 |
〔「はんぱく」とも〕他人の主張・批判に対し論じかえすこと。反論。論駁。 |
形而上学 | P.82 L.4 |
物理的または概念的な対象が存在する理由や根拠についての問い、およびそれをめぐる議論のこと。 Wikipedia:形而上学 |
机上の空論 | P.83 L.9 |
頭の中で考えただけで、実際には役に立たない理論・計画。 |
砂上の楼閣 | P.83 L.9 |
基礎がしっかりしていないために崩れやすい物事のたとえ。 |
太陽内部の水素原子 | P.83 L.9 |
太陽内部では熱核融合反応によって水素が物凄い速度でヘリウムに変換されていく。
つまりすぐに消えてなくなるような要素、という意。 Wikipedia:太陽 |
平和裏 | P.84 L.4 |
平和的な体裁で。の意。 |
扇情的 | P.92 L.4 |
欲望や情欲をあおり立てるさま。 |
不埒 | P.92 L.16 |
道理にはずれていて、非難されるべきこと。よろしくないこと。また、そのさま。ふとどき。 |
奇行 | P.93 L.5 |
普通とは変わった奇抜な行動。 |
奇異 | P.93 L.8 |
普通と変わっていて妙である・こと(さま)。奇妙。 |
公序良俗 | P.94 L.9 |
公の秩序と善良の風俗。社会的妥当性が認められる道徳観。
民法上、これに反する内容をもつ法律行為、たとえば犯罪を行うことを内容とする契約などは無効とされる。 Wikipedia:公序良俗 |
眉根 | P.95 L.2 |
マユゲの付け根のこと。 |
追随 | P.97 L.12 |
あとに従うこと。あとから追いしたがうこと。 |
たおやか | P.102 L.12 |
〔「たお」は「たわむ(撓)」の「たわ」と同源〕姿・形・動作がしなやかでやさしいさま。たわやか。 |
虜囚 | P.104 L.9 |
とらわれた人。捕虜。とりこ。 |
如才のない | P.104 L.12 |
〔近世以降の語〕気がきいて人をそらさない。行き届いていて愛想がよい。如才が無い。 |
柔和 | P.104 L.12 |
やさしくおだやかな・こと(さま)。 |
土星のマイナー惑星が | P.70 L.6 |
長門が読んでいる本の名称。 正式なタイトルは「ハイペリオンの没落」と思われ、英語表記では「The Fall of Hyperion」。 没落の「Fall」を落下の「Fall」と勘違いしたということらしい。 Wikipedia:ハイペリオン (小説) |
フェルマーの最終定理 | P.105 L.7 |
3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがないという定理のこと。
超難しくとも答えが存在することなら答えられる可能性があるが、
知らないSOS団の活動内容については答えられないという例え。 Wikipedia:フェルマーの最終定理 |
端的 | P.109 L.5 |
遠回しでなく、はっきりと表すさま。 |
三月兎 | P.111 L.5 |
『不思議の国のアリス』のお茶会の場面に登場する架空のキャラクター。 Wikipedia:三月ウサギ |
喧騒 | P.111 L.13 |
さわがしいこと。やかましく騒ぐ声や音。 |
狼狽 | P.113 L.14 |
あわてふためくこと。うろたえること。 |
煌々たる | P.114 L.4 |
きらきらとひかり輝くさま。 |
安堵 | P.115 L.11 |
安心すること。心が落ち着くこと。 |
変異 | P.118 L.7 |
非常に変わった出来事。異変。 |
齟齬 | P.118 L.9 |
物事がくいちがって、意図した通りに進まないこと。また、そのくいちがい。 |
開闢 | P.120 L.8 |
天地のはじまり。世の中のはじまり。 |
高次 | P.121 L.8 |
高い次元。高い程度。 |
奔流 | P.122 L.4 |
激しい勢いの流れ。 |
間歇 | P.122 L.5 |
一定の間隔をおいて、物事が起こったりやんだりすること。 |
二の句がつげない | P.123 L.3 |
次の言葉が出ない。 |
真摯な | P.123 L.11 |
真剣な。 |
誰何 | P.125 L.14 |
声をかけて、だれかと名を問いただすこと。呼びとがめること。 |
生返事 | P.125 L.14 |
いいかげんな返事。あいまいな返事。気のない返事。 |
反芻 | P.126 L.1 |
繰り返し考えたり味わったりすること。 |
悄然 | P.128 L.7 |
心にかかることがあって元気がないさま。 |
懇願 | P.129 L.11 |
誠意をこめて頼むこと。 |
胸襟 | P.130 L.16 |
衣服で胸元の襟にあたる部分。 |
首肯 | P.132 L.10 |
肯定の意味でうなずくこと。 |
長広舌 | P.134 L.2 |
〔「広長舌」から生じた語〕ながながとしゃべりたてること。 |
藪から棒 | P.134 L.5 |
〔藪から唐突に棒を突き出す意から〕だしぬけに物事をすること。前触れや前置きのないさま。 |
卒倒 | P137. L.6 |
脳貧血や衝撃で気を失い倒れること。 |
仏頂面 | P.139 L.6 |
無愛想な顔。不機嫌な顔。ふくれっつら。 |
バレッタ | P.139 L.9 |
金具のついた髪留め。バレット。 |
閑散 | P.140 L.1 |
ひっそりと静まりかえっている・こと(さま)。 |
アプリコット | P.140 L.8 |
杏のこと。この場合は店の商品の名前であろう。 |
卓上 | P.141 L.1 |
テーブルの上。机の上。 |
増長 | P.142 L.8 |
得意げにさせる。 |
勘定書 | P.142 L.10 |
代金・売掛金の請求書。かんじょうがき。 |
歪曲 | P.148 L.1 |
故意にゆがめること。ことさら事実をいつわって伝えること。多くは悪く変えることにいう。 |
清涼感 | P.153 L.8 |
さわやか感。 |
空虚 | P.155 L.15 |
価値や内容がないこと。むなしいこと。また、そのさま。 |
虚無的 | P.156 L.8 |
人生などをむなしいものであると考えているさま。 |
憮然 | P.156 L.13 |
思いどおりにならなくて不満なさま。 |
ジュブナイル | P.156 L.15 |
少年・少女。また,少年・少女向けの本をいう。 |
ダウナー | P.162 L.4 |
俗に,気分を落ち込ませたり,落ち着かせたりする物事のこと。また,その気分のこと。 |
結託 | P.164 L.2 |
互いに心を通じて力を合わせること。多く、不正を行うためにぐるになることにいう。 |
居丈高 | P.165 L.10 |
(「威丈高」とも書く)人を威圧するような態度をとるさま。 |
畏怖 | P.166 L.2 |
大いにおそれること。おそれかしこまること。 |
危惧 | P.166 L.2 |
うまくいかないのではないかと、あやぶむこと。危懼(きく)。 |
自嘲的 | P.166 L.4 |
自分で自分をあざけること。 |
論拠 | P.167 L.1 |
論証において、ある事実の真偽を判定する根拠となる事柄。 |
児戯に等しい | P.167 L.12 |
たわいもないこと、価値のないことにいう語。児戯に類する。 |
戦々恐々 | P.168 L.1 |
四字熟語。おそれおののく様子。おそれてびくびくする様子。
戦戦恐恐。かつては「戦々兢々」と書いていた。 |
強硬 | P.170 L.1 |
意志が強くて容易に妥協や屈服をしないさま。 |
火鉢 | P.170 L.6 |
灰を入れ、中に炭火などをいけておく暖房具。暖をとるほか、料理にも使い、座敷の調度ともした。火おけ。 |
網膜 | P.172 L.9 |
眼球内壁をおおう膜。視覚器の主要部で、多数の視細胞とそれに連絡する視神経が分布する。
ヒトでは外界の光がこの膜上で像を結ぶと、視神経がその刺激を大脳皮質の視覚中枢へ伝える。 |
愚直 | P.173 L.1 |
正直すぎて気のきかない・こと(さま)。馬鹿正直。 |
嘆息 | P.173 L.11 |
嘆いたり感心したりしてため息をつくこと。 |
呻吟 | P.173 L.13 |
苦しみうめくこと。 |
リビドー | P.173 L.5 |
リビドーとはフロイト的には「性的衝動を発動させる力」、
ユング的には「本能のエネルギーの本体」を指す。この場合は前者。 Wikipedia:リビドー |
開拓 | P.175 L.2 |
新しい分野や領域、あるいは人の進路や人生・能力などを切り開くこと。 |
潤い | P.175 L.6 |
適度な水け・湿りけ。 |
隠蔽 | P.175 L.10 |
ある物を他の物で覆い隠すこと。物事を隠すこと。 |
見栄え | P.176 L.10 |
外観がよくて目立つこと。 |
奇しくも | P.176 L.14 |
不思議にも。 |
懸案 | P.177 L.3 |
かねてから問題になっていて、まだ解決のつかない事柄。 |
ディテール | P.178 L.7 |
全体に対する小部分。細部。また、部分図。デテール。 |
業腹 | P.178 L.12 |
非常に腹の立つ・こと(さま)。 |
可憐 | P.179 L.2 |
いたわりたくなるようすである・こと(さま)。いじらしく、かわいい・こと(さま)。 |
逆襲 | P.179 L.6 |
負けている方や攻められている方が、逆に攻撃をしかけること。 |
意表をつく | P.180 L.10 |
相手が思いも及ばなかったことをして、あっと言わせる。 |
ジリ貧 | P.181 L.14 |
「ジリジリと貧しくなる」の略で、もともとは第一次世界大戦後、
不況のため次第に業績が悪化していく企業をさして使われた言葉。
後にジリ貧は個人レベルでも使われるようになり、内容も金銭的なもの以外に
学校やスポーツの成績、人間関係・国家間関係など「次第に状況が悪くなるさま」を
表す言葉として様々な場面で使われるようになる。 |
惚ける | P.183 L.1 |
頭の働きがにぶくなる。ぼける。 |
一閃 | P.183 L.1 |
ぴかっと光ること。さっとひらめくこと。 |
薙ぐ | P.183 L.2 |
横にはらって切り倒す。 |
僥倖 | P.183 L.5 |
思いがけない幸運。 |
マウントポジション | P.183 L.6 |
向かい合っている状態の馬乗りのこと。 |
常套句 | P.183 L.12 |
同じような場面で決まって用いられる文句。決まり文句。常套語。 |
パラフィン | P.188 L.3 |
ろうそくの原料などで知られる物質で、固形のイメージが強い物質。 Wikipedia:パラフィン |
平素 | P.189 L.6 |
つねひごろ。ふだん。平生。副詞的にも用いる。 |
平然 | P.189 L.9 |
平気なさま。周囲の様子に動じないさま。 |
読経 | P.189 L.13 |
声をあげて、経を読むこと。誦経(ずきよう)。 |
独断専行 | P.189 L.13 |
自分だけの考えで決めて、勝手に物事を行うこと。 |
煌く | P.190 L.3 |
光り輝く。きらきらする。 |
足許 | P.193 L.2 |
あしもと |
膠着状態 | P.195 L.4 |
物事がある一つの状態を長期間保っていて変化しないこと。 |
眼鏡属性 | P.197 L.13 |
萌え属性の1つで、眼鏡をかけている対象に対して萌えを感じること。 |
妄言 | P.197 L.15 |
事実・論理に合わない、でたらめな言葉。妄語。ぼうげん。 |
愕然 | P.199 L.5 |
非常におどろくさま。 |
不条理 | P.200 L.4 |
筋が通らないこと。道理が立たないこと。また、そのさま。 |
執着 | P.200 L.5 |
ある物事に強く心がひかれること。心がとらわれて、思いきれないこと。 |
唖然 | P.200 L.6 |
予想もしなかった事態に驚きあきれてものも言えないさま。 |
硬化 | P.200 L.6 |
物が硬くなること。 |
座視 | P.202 L.12 |
そばで黙って見ていて手出しをしないこと。傍観。 |
バレルロール | P.204 L.11 |
航空機が空中で行なう動作のひとつでミサイルを回避する場合などに有効とされている。
人生観、世界観、現実感がえらいことになってしまったという例え。 Wikipedia:バレルロール (マニューバ) |
一介 | P.205 L.7 |
つまらない一人。取るに足りない一人。 |
やにわに | P.207 L.15 |
たちどころに。即座に。すぐさま。 |
艶かしく | P.208 L.2 |
(多く女性について)異性の心をそそるような魅力がある。あでやかで色っぽい。あだっぽい。 |
居住まい | P.209 L.6 |
座っている姿勢。 |
不手際 | P.215 L.7 |
手際の悪いこと。やり方や出来が悪いこと。また、そのさま。 |
諦観 | P.215 L.13 |
悟りあきらめること。超然とした態度をとること。 |
這々の体 | P.217 L.10 |
散々な目にあったり、ひどく恐縮したりして、今にも這い出さんばかりにやっとのことで逃げ出すさま。 |
繰り言 | P.222 L.9 |
同じこと、特に愚痴(ぐち)などを何度も繰り返して言うこと。また、その言葉。 |
様相 | P.222 L.9 |
物事のありさまやようす。 |
模範的な | P.222 L.12 |
手本とすべきさま。 |
奇遇 | P.223 L.4 |
思いがけず出会うこと。不思議な縁で巡り会うこと。 |
白皙 | P.223 L.5 |
肌の色の白いこと。 |
愕然 | P.225 L.7 |
非常におどろくさま。 |
轟音 | P.226 L.13 |
とどろきわたる大きな音。 |
到来 | P.229 L.13 |
ある時期がやってくること。 |
スマイルゼロ円 | P.229 L.2 |
これはマクドナルドの歌い文句。
今ではどこのファーストフードでもありそうなフレーズだが、
未だにメニューに「スマイル0円」と書かれているのはMの店だけかもしれない。 Wikipedia:日本マクドナルド |
思索 | P.231 L.3 |
筋道を立てて深く考えること。思惟。 |
一顧 | P.231 L.5 |
ちょっと振り返って見ること。また、ちょっと考えてみること。あとに打ち消しの語を伴うことが多い。 |
喘息 | P.231 L.16 |
発作的に起こる痙攣(けいれん)性の呼吸困難状態。一般に気管支喘息と心臓喘息をいう。 |
推移 | P.232 L.13 |
物事の状態が時の経過につれて移り変わってゆくこと。 |
帰結 | P.235 L.14 |
最後にたどりつくこと、またその結論や結果。 |
濡れ衣 | P.236 L.1 |
無実の罪をきせられること。 |
雑踏 | P.236 L.6 |
人々が大勢集まってこみあうこと。人ごみ。 |
燐光 | P.238 L.1 |
ルミネセンスの一種。光を当てたのち光を取り除いても、発光が比較的長く残存する現象。 |
現出 | P.240 L.3 |
実際にあらわれ出ること。あらわし出すこと。 |
核心 | P.240 L.8 |
物事の中心である大切な部分。重要なところ。 |
痩身 | P.241 L.5 |
やせた身体。痩躯(そうく)。 |
鉈 | P.241 L.9 |
幅が広く厚い刃物に短い木の柄をつけたもの。薪(まき)割り・枝打ち、木工などに用いる。 |
伍する | P.242 L.13 |
他者と同等の位置にある。かたをならべる。 |
矮小 | P.242 L.13 |
丈が低く小さいこと。ちっぽけであること。また、そのさま。 |
可視光線 | P.243 L.10 |
視覚的に視ることができる光線のこと。 |
軟着陸 | P.244 L.16 |
宇宙船などが、衝撃を受けないように減速しながら静かに着陸すること。ソフト-ランディング。 |
スペクタクル | P.245 L.10 |
映画や演劇などの豪華・壮大な見せ場。また、そういう見せ場のある作品。 |
因果 | P.247 L.9 |
(ア)今ある事物が以前の何らかの事物の結果であり、また将来の何らかの事物の原因であること。
(イ)自分のなしたよい行為や悪い行為に応じて、それに相当するよい報いや悪い報いがあること。
(ウ)現在の不幸は、前世での悪業によっているということ。 |
兆し | P.248 L.11 |
物事が起ころうとする気配。兆候。 |
思惑 | P.248 L.14 |
思うところ。考え。意図。見込み。期待。 |
錯綜 | P.248 L.14 |
物事が複雑に入り組んでいること。入りまじっていること。錯雑。 |
律儀 | P.250 L.2 |
ひどく義理がたいこと。実直なこと。また、そのさま。りつぎ。 |
闖入 | P.253 L.15 |
ことわりなしに突然はいり込むこと。 |
一蹴 | P.254 L.2 |
にべもなく拒絶すること。 |
アンニュイ | P.255 L.3 |
退屈。倦怠(けんたい)感。 |
弁舌 | P.255 L.10 |
ものを言うこと。また、ものの言い方。 |
輻射熱 | P.256 L.8 |
物体によって吸収されて、その物体の温度上昇に使われた放射エネルギー。放射熱。 |
テレーズ人形のようにちょこんと椅子に〜 | P.257 L.13 |
小栗虫太郎の小説「黒死館殺人事件」にテレーズ人形という単語が出てくるが関連性は不明。
ジャンル的に作者の谷川流氏が好むかもしれないが。 Wikipedia:黒死館殺人事件 |
悦に入る | P.258 L.7 |
物事がうまくいって喜び満足する。 |
天啓 | P.258 L.7 |
天の教え。天のみちびき。 |
耳朶を打つ | P.260 L.2 |
耳に入る。聞き及ぶ。聞く。 |
バッテリー切れ寸前のASIMO | P.260 L.7 |
ASIMOは世界初の本格的な二足歩行ロボットのこと。
この場合はカクカクした動きという表現。 Wikipedia:ASIMO |
リノリウム | P.261 L.12 |
亜麻仁油などの乾性油を酸化させたコロイド状物質に、樹脂・おがくず・コルク粉などを練り合わせ、
麻布に塗抹(とまつ)し乾燥したもの。耐水性・弾性に富み、床張り・壁張り・版画材料に用いる。 Wikipedia:リノリウム |
モラトリアム | P.264 L.1 |
学生など、社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態を指す。 Wikipedia:モラトリアム |
漫然と | P.264 L.3 |
特別の目的もなく事をなすさま。はっきりした意識をもたず、いい加減に行うさま。 |
小間使い | P.264 L.4 |
主人の身のまわりの雑用をする女の召し使い。 |
独白 | P.265 L.6 |
劇や小説で、登場人物が心の中に思っていることを相手なしにひとりで言うこと。
また、そのせりふや文体。モノローグ。 |
閑話休題 | P.266 L.6 |
話を本筋に戻すとき、または本題に入るときに用いる言葉。
接続詞的に用いる。むだな話はさておいて。それはさておき。さて。 |
門扉 | P.268 L.16 |
門のとびら。 |
フロイト先生 | P.268 L.15 |
フロイトは夢によって精神を解明するという研究を行なった学者としても有名な人物。 Wikipedia:夢判断 |
溌剌 | P.273 L.1 |
きびきびとして元気のよいさま。生き生きとしているさま。 |
恐慌状態 | P.274 L.5 |
おそれあわてること。その状態。 |
失望 | P.277 L.8 |
期待はずれで、がっかりすること。希望を失うこと。 |
付随 | P.277 L.10 |
主たる物事に関係して成り立っていること。つき従って起こること。 |
錯誤 | P.277 L.11 |
まちがい。あやまり。 |
回帰 | P.278 L.9 |
一周してもとへもどること。 |
悄然と | P.279 L.12 |
ひっそりして寂しいさま。 |
蹂躙する | P.280 L.3 |
ふみにじること。暴力や権力によって他の権利を侵したり、社会の秩序を乱したりすること。 |
安普請 | P.281 L.7 |
安い費用で、また粗末な材料で家屋を建てること。また、その家。 |
闊歩 | P.282 L.7 |
大いばりで勝手気ままに振る舞うこと。 |
朗らか | P.282 L.12 |
心が晴れ晴れとしているさま。こだわりなく快活なさま。明朗。 |
喜々 | P.285 L.5 |
喜び楽しむさま。うれしそうに物事をするさま。嬉々。 |
トートロジー | P.286 L.11 |
キョンに自身が「ハルヒ」をどう定義するべきか考える場面での思考。 同語反復と言われ、この部分では「ハルヒはハルヒであってハルヒでしかない」という使われ方をしている。 Wikipedia:トートロジー |
緩慢 | P.287 L.2 |
動作がゆっくりしていて、のろい・こと(さま)。 |
旅行鳩 | P.297 L.1 |
リョコウバト。北アメリカ大陸東岸に棲息していたハト目ハト科の渡り鳥。
鳥類史上最も多くの数がいたと言われたが、人間の乱獲によって20世紀初頭に絶滅した。
Wikipedia:リョコウバト |
賄賂 | P.298 L.9 |
自分に有利なようにはからってもらうために贈る金品。袖の下。まいない。 |
鋭意 | P.299 L.1 |
一生懸命励むこと。副詞的に用いることが多い。 |