アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」 『エンドレスエイト(2回目)』
● エ ン ド レ ス エ イ ト(第二期放送13話、時系列も同様、第二期より放送)
● 原作収録巻
第5巻:短編集『涼宮ハルヒの暴走』の短編『エンドレスエイト』より。
計79ページ分を一部を除いて大部分をアニメ化しているが、今回も原作では描写されていない
『ループには気がついているものの、ループ脱出失敗シークエンス』を描いている。
今回も原作を元にした実質アニメオリジナル回。
● DVD収録巻
涼宮ハルヒの憂鬱5.142857 (新シリーズ第2巻)
第5巻:短編集『 涼宮ハルヒの暴走 』より短編『 エンドレスエイト 』。
・ループに気が付いたということで、前回よりは長門のセリフは多い。
・また古泉がガチホモモードを激しく発動させたシーンもあり、ファンは狂喜乱舞した。
・キョン達が真相に気付いたシーンでの長門のセリフ「今回が15498回目」を聴いて「なんだ、今回で解決か」と
思った原作ファンはラストシーンでアレ?と思う展開に。(原作では、15498回目のループで解決しているため)
またアニメだけを見ている人にとっては、(おそらく来週放送されるであろう)解決編が待ち遠しくなる話である。
・夏祭りでの3人娘の浴衣の柄は、原作では細かく書かれている。
ハルヒ→ハイビスカス柄
みくる→金魚柄
長門→幾何学模様
だがアニメでは2回ともこの通りにはなっていない。
・ストーリーの位置づけ上の理由からか、全体的に(特に後半において)暗い描写が多い。
・前話との対比を明確にした表現が多様されており、それまでの色使いより若干トーンが落ちていたり、
絵を見比べると素人でも同じではないことに気がつく。影なども多い。
・全体的に今回はセピア調が多い。バッティングセンターの辺りから顕著になり、
キョンが既視感を感じたときも特にセピア色に染まっている。
・ループしているため、やっていることは前話と同じだが、カメラアングルや見せ方などは
前話と同じ箇所はほとんどない。完全に前話とは違うと訴える見せ方、演出を用いている。
・12話と13話を比較すると、13話の方が作画の評価は高いとされる。
・ラストはキョンの「その時の俺に任せればいいか・・・」で終了している。
この発言で終わっているため、次回放送がどう始まるのか、さらに予測が困難になった。
・最後、キョンの部屋に影が差してるシーンでは、おそらくは南窓であろう窓に対して
影が垂直であるため、真昼間であろうと見られている。
・この話の最後は昼間で終わっており、キョンが寝たのはただの昼寝である可能性は高い。という意見もある。
次回予告
● TV版
なし
● DVD版
?
パロディ・小ネタ
● パロディ・小ネタ
・EDクレジットで、ハルヒ以外の4人が固まって表記される。
これは、今話において4人が「事態」に気づいたことの暗示だという説がある。
・今回のセミ採りで長門持っていた虫は「ヒメタイコウチ」だと考えられている。
カメムシ目タイコウチ科に属する昆虫の一種で、生態や分布域に謎が多く、比較的珍しいとされる。
中国、朝鮮半島、ロシア、日本に分布。国内では愛知県、三重県、兵庫県、香川県を中心に分布している。
湿地や浅い水域に生息。三重県桑名市では、1985年に文化財(天然記念物)に指定されているという。
やはり今回もセミ採りだというのに、長門はレアな虫を見つけ出している。(やはりハルヒによるもの?)
・自転車でハルヒの胸がキョンに当たっていた。
・1番最初のハルヒがキョンにプールに誘うシーンで、2回目に通話した時ハルヒが電話を切る前に
言った言葉は「オーバー」ではないかと考えられている。
多分、トランシーバーなどのような、同時に2人が話せない無線機でやり取りする時に使う用語ではないか。
自分の話す番が終わった(=over)ことを知らせる。用例(というか和訳):「こちら◎◎◎です、どうぞ−」
・長門からループ回数を告げられてから、キョンの暗算がやたら早かった。
・この回あたりから、そろそろ「消失」に向けた演出や伏線が含まれていると言われている。
・細かく見れば、原作に忠実に見えて、実はアニメオリジナルの演出が多いという。
・この回が放送された直後の次回予想として、キョンが昼寝から目覚めて結局宿題会をしてループ脱出
した、という意見もある。しかしやっぱり次回もエンドレスではないかとの意見も多数であった。
・この意見の根拠は、ラストのキョンの部屋のシーンは、影の差し方から見て真昼間であり、
キョンが寝たのは昼寝。そしてキョンのセリフ「その時の俺に任せればいいか・・・」で終了していること。
つまりキョンが昼寝から目覚めてから、ハルヒ達に連絡を入れ、キョンの家で皆で宿題をすれば
ループを脱出できるということである。今回はこの描写がカットされているだけで、
次回で今回の後日談、という形で挿入されれば、エンドレスエイトは2回目で終了、ということである。
・次回もエンドレスであれば原作にはなかった「15499回目」となり、アニメオリジナルとなる。
しかし原作での表現は、古泉の「何回くらい僕たちは同じ二週間を"リプレイ"しているのですか?」に対し、
長門が「今回が、15498回目に該当する」となっている。
アニメでは、キョンが「"繰り返し"とやらは何回目だ?」に対し、
長門「今回で1万5498回目に該当する」とある。
原作では"繰り返し"という表現が使われているが、アニメでは"リプレイ"という表現であった。
"リプレイ"は「2回繰り返してはじめて1回目と数える」。とするなら「15499回目」は実質
「15498回目」であり、次回が「リプレイ15499回目」であっても、「繰り返しは15498回目」であり、
原作通りではないか?という意見もある。
● ループによって長門が疲れている気がする描写
・実はこの回は、珍しく長門が本を読んでいない。
・心なしか、長門が疲れているように見える描写が多い。
・声もどことなく張りがない。
・主観や見方にもよるが、やはり前回より疲れているように見えるのは気のせいではない。
放送日程
● 2009年
サンテレビ:2009年6月25日24時40分-25時10分
テレ玉:2009年6月25日25時00分-25時30分
新潟テレビ21:2009年6月25日25時45分-26時15分
東京MXテレビ:2009年6月26日26時30分-27時00分
tvk:2009年6月26日27時15分-27時45分
TVQ九州放送:2009年6月27日26時40分-27時10分
テレビ和歌山:2009年6月28日25時10分-25時40分
テレビ北海道:2009年6月30日25時30分-26時00分
KBS京都:2009年6月39日25時00分-25時30分
広島テレビ放送:2009年6月30日25時29分-25時59分
チバテレビ:2009年6月30日26時00分-26時30分
奈良テレビ:2009年6月30日26時00分-26時30分
仙台放送:2009年6月30日26時08分-26時38分
メ〜テレ:2009年6月30日27時55分-28時25分
Youtube:2009年7月1日22時00分-2009年7月08日21時59分(1週間限定配信)
キャスト・スタッフ
● キャスト
・1段目
涼宮ハルヒ:平野綾
キョン:杉田智和
朝比奈みくる:後藤邑子
古泉一樹:小野大輔
長門有希:茅原実里
・2段目
キョンの妹:あおきさやか
お面屋のおじさん:永野善一
アナウンサー:田坂秀樹
解説:土門仁
女子小学生:桐原明良
女子小学生:美名
● スタッフ
脚本:武本康弘
絵コンテ:荒谷朋恵
演出:荒谷朋恵
演出補佐:内海紘子
作画監督:西屋太志
動画検査:藤田奈緒子
美術設定:田村せいき
美術監督補佐:細川直生
色彩設計補佐:永安真由美
色指定検査:永安真由美
特殊効果:三浦理奈
制作マネージャー:瀬波里梨
・原画
池田晶子 内海紘子
荒谷朋恵
岡野文恵 内藤直
中野江美子 辻雅俊
丸木宣明 大田里香
高橋真梨子 牟田亮平
動画
古川かおり 井上真希
堀川一彦 太田 稔
安藤京平 藤井由美
仕上げ
豊澤 綾 石原裕介
土居 翔子 嶋 智子
一ノ瀬 益美 小浦千代美
背景
平床美幸 鵜ノ口譲ニ
篠原睦雄 田峰育子
笠井信吾 平石朋基
奥出修平 渡邊美希子
撮影
中上竜太 田中淑子
冨坂紀宏 高尾一也
浜田奈津美 梅津哲郎
植田弘貴 友藤慎也
柴田裕司 船本孝平
(ポストプロダクションなどは省略)