アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」 『笹の葉ラプソディ』
● 笹の葉ラプソディ(2006年放送なし 2009年放送版・時系列第08話)
● 原作収録巻
第3巻:短編集『 涼宮ハルヒの退屈 』より短編『笹の葉ラプソディ』58ページ分。
● DVD収録巻
涼宮ハルヒの憂鬱4『笹の葉ラプソディ』(新シリーズ第1巻)
3年ぶり、しかも公式サイドからの全くの予告無しの新作放送とあって、
ネット上では大いに盛り上がった本作。
OPはなし、新ED『止マレ!』が登場。
エピソード間の作画の違和感を緩和するためか、本作の作画監督は放送順で
次回の『ミステリックサイン』と同じ、
総作画監督の西屋太志が担当している。
本作は実はSOS団5人しか喋らない(異時間同位体も含む)という非常に珍しいエピソード。
キャスト陣5人は3年ぶりのTVのアフレコ収録ということと、
今回の台詞の量(長門も今回は多め)にとても苦労したと平野綾がラジオにて語っている。
平野自身は中学生ハルヒの表現に苦心したらしいが、放送終了後の周りの反応は概ね良かったとの事。
中学生ハルヒは作監の西尾氏が『憂鬱T』冒頭のハルヒの表情を参考にキャラ設定を起こしたという。
終盤、長門のマンションから帰る途中、光陽園駅でキョンとみくるが話すシーンがあるが、
そこに登場し、後にキョンが帰宅に使用したママチャリは駅の駐輪場から盗んだものではなく、
正真正銘キョンの所有物。キョンは通学時、自宅からママチャリで光陽園駅へ→駅の駐輪場に
自転車を留める→徒歩で北高へ。という登校コースを辿っているため。
この件については『 涼宮ハルヒの憂鬱 I 』冒頭をよく観ると解る。
ちなみに、駅で別れる場面から、みくるは電車通学である事が伺える。
この辺りの描写は原作には無いため、京アニならではの細かい演出といえる。
今回の演出、絵コンテを担当した武本康弘団長補佐によると笹の葉ラプソディは
SOS団女子3人それぞれの憂鬱を描いたエピソードであると捉え、
そこに重きを置いたキャラの見せ方を考えたそうである。
次回予告
● TV版
なし
● DVD版
?
パロディ・小ネタ
● パロディ・小ネタ
・中学生時のハルヒが着ているTシャツを良く見ると、
「パンダのアップリケ」がついている(原作も同じ)。
実は、「ハルヒちゃん」25話が更新された際、このアップリケと
同じパンダのイラストが25話へのリンクの右に描かれていた。
これが後の「笹の葉ラプソディ」放送の伏線として描かれたかどうかは分からない。
放送日程
● 2009年
サンテレビ:2009年5月21日24時40分-25時10分
テレ玉:2009年5月21日25時00分-25時30分
新潟テレビ21:2009年5月21日25時45分-26時15分
東京MXテレビ:2009年5月22日26時30分-27時00分
tvk:2009年5月22日27時15分-27時45分
TVQ九州放送:2009年5月23日26時40分-27時10分
テレビ和歌山:2009年5月24日25時10分-25時40分
テレビ北海道:2009年5月25日25時30分-26時00分
KBS京都:2009年5月26日25時00分-25時30分
広島テレビ放送:2009年5月26日25時29分-25時59分
チバテレビ:2009年5月26日26時00分-26時30分
奈良テレビ:2009年5月26日26時00分-26時30分
仙台放送:2009年5月26日26時08分-26時38分
メ〜テレ:2009年5月26日27時55分-28時25分
Youtube:2009年5月27日22時00分-2009年6月03日21時59分(1週間限定配信)
キャスト・スタッフ
● キャスト
・1段目
キョン:杉田智和
涼宮ハルヒ:平野綾
長門有希:茅原実里
朝比奈みくる:後藤邑子
古泉一樹:小野大輔
脚本:志茂文彦
絵コンテ:武本康弘
演出:武本康弘
作画監督:西屋太志
(ポストプロダクションなどは省略)