アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」 『サムデイ イン ザ レイン』
● サムデイ イン ザ レイン(2006年放送版第09話 構成第14話・DVD版第14話 2009年放送版・時系列第?話)
● 原作収録巻
原作者書き下ろしの『 アニメオリジナルエピソード 』。脚本はザ・スニーカー2006年8月号に収録。文庫未収録。
● DVD収録巻
『「涼宮ハルヒの憂鬱」第7巻 』に収録
原作者脚本のオリジナルエピソード。何も事件らしい事件が起きない日常回。
この回の特徴は、『キョンの知らない視点が存在すること』、
また長回しと呼ばれている2分+1分のシーンも有名。
音声はラジオとページをめくるの音、画面は長門の動かない姿で固定されている。
これが、長門の日常でもあることを示しており、この後の時系列ではすぐにあたる
原作第4巻の長編『涼宮ハルヒの消失』の伏線となっている部分もある。
ちなみにこの回の長門は話しかけられているが、誰にも喋っていない。
また、キョンがストーブを取りに行って部室帰ってきた後の展開も考察するとさらに面白くなるかもしれない。
次回予告
● TV版(『涼宮ハルヒの憂鬱』第7巻に収録)
ハルヒ:次回!『涼宮ハルヒの憂鬱』第4話!
キョン:違う! 次回『涼宮ハルヒの憂鬱』第10話『 涼宮ハルヒの憂鬱 IV 』。
母さん、覚えてますか!? 長門ほか2名がした、あのトンデモ告白を
ハルヒ:あきらめずに、ついてきなさぁい!
● DVD版
(時系列順で最終回のため次回予告はない)
放送版とDVD版との違い・パロディ・小ネタ
● 放送版とDVD版との違い
パソコンのモニターの前にあるはずのクリスマスのカタログが無かったが修正されている。
● パロディ・小ネタ
・ラジオ?か演劇部の練習?でのガラスの仮面、AIR、少年エース、名探偵コナン、南海キャンディーズネタなど多数。
・ラーメンセット、炒飯セット、天ざるセットetc→AIR(小野大輔)
・青年エース、老人エース→漫画版ハルヒ連載の少年エース(小野大輔)
・まるっとこりっとすべてお見とおし→TRICK(松元恵?)
・北海アイスキャンディーズ→南海キャンディーズ(平松広和、松岡由貴)
・この回で長門が読んでいた本は一冊目が阿部和重『グランド・フィナーレ』。
二冊目が綿矢りさ『蹴りたい背中』。
・長門が延々本を読み続けるシーンでは、おそらく綿矢りさ『蹴りたい背中』を読んでいる。
長門は約190秒のあいだに30頁程度読み進んでいる(約190秒のあいだに17回頁をめくっている?)
これは人間と比較するならば、相当に速い。
・今回は長門のセリフが一切ないのでエンディングに長門の名前がない。
・ハルヒがカエル服のみくるを脱がすとき歌ってるのは「ハレ晴レユカイ」
・キョンが 「まったく。せっかくストーブをもらってきてやったてーのに。
いたわりの言葉もなしか。団長様は。」と愚痴をこぼしているが、
第一期第8話弧島症候群(後編)の次回予告ではハルヒが「お疲れ様。キョン」と言っている。
・みくるを探しにいった鶴屋さん(BGMのみのシーン)が、
ハルヒ一行を廊下で見つけると「朝比奈ミクルの冒険」でのミクルの決めポーズをする。
● 3分ほど長門が本を読んでいるだけのシーンがあるが、
音量を上げるとちゃんとセリフが入っているのが分かる。( )内は補足。
・前半の2分17秒
演劇部が一般的に行っていると思われる発声練習
アメンボ アカイナ アイウエオ ウキモニ コエビモ オヨイデル
カキノキ クリノキ カキクケコ キツツキ コツコツ カレケヤキ
ササゲニ スヲカケ サシスセソ ソノウオ アサセデ サシマシタ
(発声練習の定番のセリフ。北原白秋の詩)
ん〜、あなたが犯人です
(古畑任三郎)
んっ、赤の方14番を選ばれた
ん〜、まぁいいでしょう
この後どういった展開になるのでしょうか、
次の問題どうぞ
(パネルクイズ アタック25)
凄いわ、あの子が出てきただけでステージの空気が変わった、
それにしてもあの子、今までと全然違う
さっきまでとはまるで別人だわ
何て、恐ろしい子
(ガラスの仮面)
タンメンセット!
チャーハンセット!
天ザルセット!
(AIR)
青年A!
熟年A!
定年A!
留年A!
来年A!
三年A!
(少年A(エース))
やっぱ好きやねん、A!
(やしきたかじん)
なぜベストを尽くさないのか! どーんとこーい!
(『トリック』の上田次郎)
お前らの言ったことはまるっとこりっと全てお見通しだ!
(『トリック』の山田奈緒子)
見た目は子供、中身は微妙、ご町内の強い味方、その名は、名探偵!
(名探偵コナン)
※「名探偵!」の後に、さらに小さい声で「ユキ」と言っているようにも聞こえる
えーい、控え控え控えーい、この紋所が目に入らぬか
(水戸黄門)
私がフランスの女王なのですから
(ベルサイユのばら)
変な所に当たるな
(重戦機エルガイム)
まだまだ甘いな
(逆転裁判)
(最後に女性が何かを歌っている)
・後半の1分
漫才トーク
「どーもー、北海、アイスキャンディーズでーす」から始まり、漫才っぽいものがスタート。
男と女(ユキちゃん)が冬に関するトーク、クリスマスの話が食べ物の話になり、
オチは「私(ユキ)がヒグマの役をやるから、あんた(男)は鍋の役やって。」
「キタよコレー!」
(漫才コンビ 南海キャンディーズ)
放送日程
● 2006年(野球中継などは考慮せず)
チバテレビ:2006年5月28日24時00分-24時30分
テレ玉:2006年5月28日25時30分-26時00分
tvk:2006年5月29日25時15分-25時45分
KBS京都:2006年5月29日25時30分-26時00分
テレビ北海道:2006年5月29日26時00分-26時30分
サンテレビ:2006年5月30日24時00分-24時30分
TBC東北放送:2006年5月30日26時00分-26時30分
東京MXテレビ:2006年5月31日25時30分-26時00分
テレビ愛知:2006年5月31日26時28分-26時58分
広島ホームテレビ:2006年6月3日26時05分-26時35分
TVQ九州放送:2006年6月3日26時40分-27時10分
● 2009年
DVDチャプター
・アバン(0:00〜0:32)
・Aパート開始(2:04〜4:01)※題名無し
- 大森電器店のストーブ(4:02〜5:57)
- みくる撮影会開始!!(5:58〜8:28)
- まだまだ続く撮影会(8:29〜10:39)
・Bパート(10:40〜11:37)※題名無し
- 長門の日常その1(11:38〜14:00)
- 長門の日常その2(14:00〜14:58)
- 鶴屋さん参上!!(14:59〜17:18)
- 長門の嘘・・・(17:19〜19:32)
- 二人っきり・・・(19:33〜19:58)
- ハルヒの気持ち・・・(19:59〜22:20)
使用サウンドトラック
タイム | 使用されている音楽 |
---|---|
0:00〜0:30 | 『冬の足音』サントラ06収録 |
0:31〜2:01 | OP |
2:02〜2:43 | SE |
2:44〜3:47 | 『いつもの風景』サントラ02収録 |
3:48〜4:24 | SE |
4:25〜5:39 | 『おいおい』サントラ02収録 |
5:40〜7:19 | SE |
7:20〜8:28 | 『ザ・強引』サントラ05収録 |
8:29〜9:08 | SE |
9:09〜10:38 | 『何かがおかしい』サントラ02収録 |
10:39〜14:59 | SE |
15:00〜16:00 | 『憂鬱の憂鬱』サントラ02収録 |
16:01〜18:15 | SE |
18:16〜19:32 | 『ある雨の日』サントラ08収録 |
19:33〜21:35 | SE |
21:36〜22:19 | 『ハルヒの想い』サントラ08収録 |
22:20〜23:25 | ED |
キャスト・スタッフ
● キャスト
・1段目
キョン:杉田智和
涼宮ハルヒ:平野綾
古泉一樹:小野大輔
:2段目
鶴屋さん:松岡由貴
大森栄二郎:平松広和
谷口:白石稔
国木田:松元恵
● スタッフ
(ポストプロダクションなどは省略)
脚本 | 谷川流 |
絵コンテ | 山本寛 |
演出 | 北之原孝将 |
作画監督 | 米田光良 |
動画検査 | 栗田智代 |
美術設定 | 田村せいき |
美術監督補佐 | 平床美幸 |
色指定検査 | 竹田明代 |
制作マネージャー | 富井涼子 |
原画 | 高橋博行 紫藤晃由 大藤佐恵子 松尾祐輔 端 由美子 松尾恵里 |
動画 | 定村ゆきな 樫原教子 池田さやか 大橋由巳 Ani Village |
仕上げ | 佐々木祥子 田口真由美 一ノ瀬益美 |
背景 | 細川直生 袈裟丸絵美 川内淑子 松浦真治 伊藤豊 |
撮影 | 中上竜太 田中淑子 高尾一也 山本倫 石井和沙 浜田奈津美 梅津哲郎 |