アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」 『射手座の日』
● 射手座の日(2006年放送版第11話 構成第13話・DVD版第13話 2009年放送版・時系列第?話)
● 原作収録巻
第5巻短編集『涼宮ハルヒの暴走』より中編『 射手座の日 』を大幅カット・改変。
原作の射手座の日はP86-180の94ページある中編。
● DVD収録巻
『「涼宮ハルヒの憂鬱」第6巻 』に収録
フルメタル・パニックの原作者である賀東氏が脚本とフルメタル・パニックの二期以降の監督である
武本康弘氏による演出であるという、フルメタコンビが射手座の日を担当している。
ちなみに、メカニカルデザインもフルメタを担当している海老川氏。
この回の作画は堀口氏が作画監督を務めている。本人が描く絵と同じく、
この回の作画も丸っこいことが特徴であり堀口回といわれておりファンも多い。
原作は中編のため1話に抑えるために原作をカットした部分も多い。
例えばゲームではワープ機能が削除されていることなど。
次回予告
● TV版(『涼宮ハルヒの憂鬱』第6巻に収録)
ハルヒ:次回!、涼宮ハルヒの憂鬱、第12話!
キョン:違う!次回、涼宮ハルヒの憂鬱、第12話『 ライブアライブ 』……って合ってるし。すまん。
ハルヒ:予告なんてくだらないわ!あたしの歌をきけぇっ!
キョン:ボ、ボンバーッ!
● DVD版
有希:次回、『サムデイ イン ザ レイン』。風邪引くから。
※DVDでは「射手座の日」と「孤島症候群 前編」のTV版次回予告が映像特典として入っていないが、
これは長門による、いわゆる一つの「いたずら」という演出であるという。
本編中、長門は孤島の後編であえて、ハルヒたちを部屋に「入れてあげない」という”いじわる”をしていた。
今回はそれにならって、長門が深く関わっている「射手座の日」と「孤島症候群」の
ときにいじわるをしたので、その孤島の前編の次回予告をはずしている。
というのが角川に問い合わせた際の解答であるらしい。
この2つの次回予告については「涼宮ハルヒの激奏 DVD」の特典映像として収録されることとなる。
放送版とDVD版との違い・パロディ・小ネタ
● 放送版とDVD版との違い
谷口が、教室に入ってくるシーンで追加カットあり。
● パロディ・小ネタ
・冒頭で流れる曲は「ダフニスとクロエ〜夜明け〜」(Maurice Ravel)
・モザイクされているガンダムらしき機体が発進してビーム発射している(但し地上付近で)。
・落ちろ蚊トンボ
・天気朗ども〜波高し〜皇国の〜(ry→秋山真之の電信と東郷平八郎の日本海海戦の訓示)
・TV版次回予告がマクロスのパロディ。
・今回長門が読んでいる本は「STARPLEX」Robert J. Sawyer
ロバート・J・ソウヤーの「スタープレックス」の北米版
・キョンと古泉が碁盤で行っているのは囲碁に見えるが、実は五目並べである。
さらに碁盤をよく見て見ると、キョンが白石を置いた時点で動きが止まっているが、
その時点で勝負がついていたためであることがわかる。
・キョンは「右舷に九十度回頭、全砲門開け!」をきちんと「みぎげん」と言っている。
旧帝国海軍や海上自衛隊では「うげん」「さげん」ではなく「みぎげん」「ひだりげん」と発音しているらしい。
・司令官古泉のセリフ「アイ・アイ・マァム」は軍隊の上官に対する返答。
フルメタルパニックやパイレーツオブカリビアンなどにも登場するセリフ。
・特訓は一見何も進歩していないように見えるが、日を追うごとに長門のタイプが
ポチ…ポチ (1日目
ポチポチ (2日目
カタカタ (3日目
最終日にはカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ!!
と進化している。
・長門がマウスを空中でぐるぐる回しているシーンは、
キョンが以前mikuruフォルダでマウスを奪い返そうとするところ(憂鬱VI)を長門が見ていて、
それを真似たという説がある。
・長門が高速でタイピングした文字列はデタラメではなく、きちんとしたプログラムになっている。
Windows上で「確認メッセージ」を出し、「プロセスリスト」を取得して、
「InjectHookという関数を一致した全プロセスに対して呼び出す」というものらしい。
放送日程
● 2006年(野球中継などは考慮せず)
チバテレビ:2006年6月11日24時00分-24時30分
テレ玉:2006年6月11日25時30分-26時00分
tvk:2006年6月12日25時15分-25時45分
KBS京都:2006年6月12日25時30分-26時00分
テレビ北海道:2006年6月12日26時00分-26時30分
サンテレビ:2006年6月13日24時00分-24時30分
TBC東北放送:2006年6月13日26時00分-26時30分
東京MXテレビ:2006年6月14日25時30分-26時00分
テレビ愛知:2006年6月14日26時28分-26時58分
広島ホームテレビ:2006年6月17日26時05分-26時35分
TVQ九州放送:2006年6月17日26時40分-27時10分
● 2009年
サンテレビ:2009年10月01日24:40〜
テレ玉:2009年10月01日25:00〜
新潟テレビ21:2009年10月01日25:45〜
TOKYOMX:2009年10月02日27:00〜
(30分遅れ)
tvk:2009年10月02日27:15〜
TVQ:2009年10月03日26:40〜
テレビ和歌山:2009年10月04日25:10〜
テレビ北海道:2009年10月05日25:30〜
広テレ:2009年10月06日25:49〜
(20分遅れ)
KBS京都:2009年10月06日25:00〜
チバテレ:2009年10月06日26:00〜
奈良テレビ放送:2009年10月06日26:00〜
仙台放送:2009年10月06日26:08〜
メ〜テレ:2009年10月06日27:25〜
Youtube:2009年10月07日22:00〜(24時間限定公開)
使用サウンドトラック
タイム | 使用されている音楽 |
---|---|
0:00〜1:36 | SE |
1:37〜1:38 | 『ピコピコミュージック』サントラ07収録 |
1:39〜3:08 | OP |
3:09〜4:31 | 『いつもの風景』サントラ&02収録 |
4:32〜5:33 | SE |
5:34〜7:18 | 『ザ・強引』サントラ05収録 |
7:19〜7:50 | SE |
7:51〜8:41 | 『何かがおかしい』サントラ02収録 |
8:42〜9:04 | SE |
9:05〜10:46 | 『憂鬱の憂鬱』サントラ02収録 |
10:47〜12:05 | 『ピコピコミュージック』サントラ07収録 |
12:06〜12:51 | SE |
12:51〜13:30 | 『モーリス・ラヴェル『ダフニスとクロエ』第2組曲 夜明け』未収録 |
13:31〜14:02 | SE |
14:03〜15:04 | 『ピョートル・チャイコフスキー『交響曲第4番』第4楽章』 |
15:05〜15:09 | 『ピコピコミュージック』サントラ07収録 |
15:10〜16:07 | 『ピョートル・チャイコフスキー『交響曲第4番』第4楽章』 |
16:08〜17:21 | SE |
17:22〜20:06 | 『ドミートリイ・ショスタコーヴィチ『交響曲第7番』第1楽章』 |
20:07〜21:10 | SE |
21:11〜22:19 | 『好調好調』サントラ03収録 |
22:20〜23:24 | ED |
23:25〜23:40 | 『冒険でしょでしょ?予告アレンジ』サントラ02収録 |
キャスト・スタッフ
● キャスト
・1段目
キョン:杉田智和
涼宮ハルヒ:平野綾
長門有希:茅原実里
朝比奈みくる:後藤邑子
古泉一樹:小野大輔
・2段目
コンピ研部長:小伏伸之
部員A:石上祐一
部員B:ヤスヒロ
部員C:フルヤミツアキ
部員D:小野友樹
● スタッフ
(ポストプロダクションなどは省略)
脚本 | 賀東招二 |
絵コンテ | 武本康弘 |
演出 | 武本康弘 |
作画監督 | 堀口悠紀子 |
動画検査 | 清原美枝 |
美術設定 | 鵜ノ口穣二 |
美術監督補佐 | 平床美幸 |
色指定検査 | 高木理恵 |
制作マネージャー | 栗須貫大 |
原画 | 牧田昌也 牟田亮平 高田謡子 河浪栄作 高橋真梨子 中野良一 内海鉱子 Ani Village |
動画 | 川崎洋平 佐藤達也 檜垣影子 Ani Village |
仕上げ | 今泉ひとみ 宇野静香 江田美穂子 木村好子 |
背景 | 加藤夏美 松浦真治 伊藤豊 |
撮影 | 中上竜太 田中淑子 高尾一也 山本倫 石井和沙 浜田奈津美 梅津哲郎 |