□ 天誅弐 デモメッセージ 力丸ステージ三 □

■ 戸田の陣 ■
内乱に乗じ、基秀と結託していた隣国の戸田が挙兵。
基秀、戸田を仕留める為、力丸は敵陣へ急ぐ。

一、敵の位置を把握し、その隙を見極めよ
一、鳴子の罠に注意すべし
一、本陣前に、強敵の影あり

〜 任務開始時 〜
郷田松之信 おぉ…
 我が城が燃える…
 …身を知る雨とはよく言ったものだ
炎上する郷田城を見て、松之信はその場に崩れ落ちた。
力丸 松之信様…
郷田松之信 儂の力が及ばぬばかりに…
背後に馬の声がした。
乗っていたのは、郷田家筆頭家老、関谷だった。
関谷直忠 殿ぉ!
 ご無事で御座りましたか
郷田松之信 おお、直忠
 其方も無事の様じゃな
関谷直忠 其方が力丸じゃな?
 話は十兵衛から聞いておる
 どのように感謝したら良いものか…
力丸 いや、拙者は…
郷田松之信 関谷、皆の様子はどうじゃ?
関谷直忠 それが…
郷田松之信 …どうした。早う申せ
関谷直忠 恐れながら申し上げます
 基秀殿の手に掛かり奥方様は
 お亡くなりに…
 また姫様も何処かに
 連れ去られました
 東の彩女が追っておりまする
郷田松之信 何じゃとっ!叔父上がそこまで…
力丸 …我らが到らぬばかりに
郷田松之信 …そなた達のせいではない
 全て…全ては儂の…
関谷直忠 殿…内乱に乗じ
 隣国の戸田義貞が挙兵
 恐らくは基秀殿と通じていたものと
 思われまする
 ご決断を…
郷田松之信 なに!?戸田義貞
 奴が裏で糸を引いていたのか…
 卑劣な真似を…
力丸 基秀共々戸田が首
 拙者が貰い受けて参りまする
戸田の卑劣さに、力丸は怒りを顕にした。
郷田松之信 力丸…
力丸 諸悪の根元は絶たねばなりませぬ
 松之信様のため鬼と化し…必ず
松之信と関谷を背に、力丸は走り出した。

戸田の陣へと踏み入れた力丸。
降り注ぐ豪雨は止む気配がない。
力丸 基秀、次は仕留める!

〜 戸田の本陣前に到達時 〜
戸田本陣へ到達した瞬間、短剣が地面に突き刺さる。
背後より黒い影が飛んできた。
朱雀 我が名は朱雀
 これより先に行かせる訳にはいかぬ
力丸 退け!邪魔だてするな
朱雀 そう急かすな
 今を愉しもうではないか…

※ 朱雀登場後にやられた時
朱雀 我が心を満たす強者はおらぬのか…
 血沸き肉踊るような強者が…

〜 朱雀戦に勝利した時 〜
朱雀 良いぞ…
 再び相まみえる刻が
 愉しみでならぬわ
 ははははははははは…
朱雀は笑いながら去っていった。
力丸 待て!
 …く
 まずは基秀を追う事が先決か
戸田本陣へと足を踏み入れた力丸であったが、そこには異様な光景があった。
基秀や戸田が、既に息絶えていたのである。
力丸 こ、これは基秀…
 これは戸田か?
 彩女…
 いや龍丸が殺ったのか…
その時、なにやら激しく風を切る聞こえた。
どうやら、何者かが闘い争っているような音だ。
力丸はその音がする方向へと向かった。

彩女 あれは!?
力丸は音のする方へと行ってみると、先に彩女がやって来ていた。
見ると龍丸と女らしき人物が、断崖絶壁の崖の上で闘っている。
力丸 彩女、無事であったか…
彩女 力丸、菊を頼んだよ
聞きなれぬ姫の呼び方に戸惑いながらも、力丸は軽くうなずいた。
彩女は龍丸の元へと駆け寄って行った。
龍丸と女が、激しく武器を打ち付けあっていた。
そこへ彩女がやってきたのだが、龍丸は気がついていないようだった。
豪雨降りしきる中、雷が両者を照らす。
その時、両者の立っている崖が、ゆっくりと沈み始めた。
彩女 龍!
龍丸と女の立っている崖が、次第に崩れ去っていく。
龍丸 お、おぁ、
 おぁっ!
次の瞬間、二人が立っていた崖は、荒波へと崩れ落ちて行った。
龍丸と女を、絶海の海に道連れにしながら…!
龍丸 おあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…
『ドバ〜ン!』
大きな音を立てながら、崩れ去った崖とともに
二人の姿が消え去ってしまった。
彩女 龍丸──!
彩女はすかさず崖から身を乗り出した。
海には、龍丸の右腕に巻いてあった鉢巻が、荒波の上を泳いでいた。
彩女は、がっくりと肩を落とした。

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