■ 三国志とは?

(以下の文章はWikipediaより抜粋したものを含みます。詳しく見たい方はこちら

中国の後漢末期から三国時代にかけて群雄割拠していた時代(180年頃 - 280年頃)の興亡史のこと。
“三国志”と呼ばれるのは、ほぼ同時代の歴史家、陳寿が、 この時代の出来事を記録した歴史書の名前が、『三国志』であることにちなむそうです。

特に三国志演義では、正史をストーリーの軸とした、 ドラマチックでストーリー性あふれる物語となっており、 中国の歴史の中では最も人気のある題材の1つとされています。

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● 正史と演義の違い

「三国志」には「正史」と「演義」があります。
一般的に「三国志」といえば「演義」のことを指し、 日本で最も広く知られているのは「正史」よりも「三国志演義」の方でしょう。

「正史」とは晋の臣(元は蜀の臣)陳寿が執筆した『三国志』が 王朝公認の歴史書(すなわち正史)に認定されたことから、これを指す呼び名となっています。
しかし三国志の分野に関する限り大まかに定義するなら、 史実として記録された事柄が「正史」ということになります。

陳寿の注釈は所々含まれているものの、 「演義」ほど後世の創作を含まず、過分な脚色も行われていないとされ、 また信頼性の乏しい逸聞や異聞を極力排したため、文章質直であるとして評価が高いです。

ただ歴史書であるため、物語としての面白味や、ドラマチック性には欠けているため、 歴史が好きな人でないと、娯楽として読む事は難しいでしょう。
対して「演義」は、歴史にそれほど関心がない人でも、興味を持てるほどの内容となっています。

「演義」は正しくは「三国志演義」といい、「正史」のストーリーを軸としながらも、 物語性を深めるために、随所に脚色が施されています。
『三国志演義』は明代の白話小説であり、 三国時代の治乱興亡について歴史小説として高いレベルのリアリティをもって描いており、 これによって物語が創作されたものであるとされています。
また読者の多くが『三国志演義』の記述が史実であると思い込む傾向があるのだとか。

しかし、『三国志演義』には少なからず説話本や雑劇から取り込まれた部分、 あるいは作者自身による創作が含まれています。
登場する地名・官職名・武器防具などは三国時代の時代考証からみて不正確なものも多いようです。

また、『三国志』が魏を後漢を継承した正統王朝として終始扱っている (ただし蜀漢をある程度尊重しようとする態度も見られるが)のに対して、 『三国志演義』は蜀漢の劉備に全面的に肩入れして魏の曹操を悪役とする立場をとっています。
(これには北宋以降の朱子学による観念的正統論の流行や、 民衆の劉備に対する判官びいき的な同情があると思われる。)
そのため、蜀漢に好意的な態度をとる人間が「演義による固定観念だ」として指弾されることもあるそうです。

● 三国志に登場する人物の名前について

歴史的に、中国人は個人に特有の名として姓、諱、字の3要素を持っています。
姓(せい)とは「氏」、諱(いみな)とは「名」にあたるもので、 諱は軽々しく用いられることは忌避され、親や主君などの特定の目上の人物を除き、 名で呼びかける事は極めて無礼な事とされていました。
そのため普段使う呼び名として字(あざな)というものが用いられ、 字は通例成人した時につけられたそうです。
例として「諸葛亮」は、「諸葛」が姓、「亮」が諱であり、字を「孔明」といいます。

ただし、官職に就いた場合は官職名で呼ぶことが優先されていました(諸葛亮なら「諸葛丞相」。丞相が官職名である)。
この場合、親しい間柄以外は、字で呼ぶことは諱ほどではありませんが、やはり無礼なこととされていました。
また、死後に諡を送られた場合は、諡が優先されていました(諸葛亮なら「諸葛武侯」。武侯は諡の忠武侯を略したもの)。

日本語の文では中国史上の人物を言及するとき、姓・諱・字を連結して「諸葛亮孔明」というように表記することがありますが、 前述の通り、字は諱を使わないようにするためのものなので、 連結してしまっては字の意味が無くなり、そのような用法は中国語では使われません。

姓・諱のみで「諸葛亮」とするか、もしくは姓・字で「諸葛孔明」と記すのが一般的です。
ただし文章に名を載せる際に姓・諱・字を一編に紹介してしまいたい場合は、姓・諱・字を連結して表記する場合もあります。
日本では大抵の中国人は姓・名で知られますが、姓・字で知られる中国人もいます。
例としては、管仲(名は夷吾)、項羽(籍)、諸葛孔明(亮)、蒋介石(中正)など。

字の法則性としては、諸葛亮が字を「孔明」としたように (「亮」の字義は「明るい」。「孔明」とは「孔(はなは)だ明るい」という意味)
諱と意味的に関係のある漢字を使ってつける例、 後漢の司馬防の子たちが「司馬八達」と称されたように、 長男司馬朗が字を伯達、次男司馬懿が字を仲達と兄弟で二文字目を同じ漢字とし、 一文字目を兄弟の順を示す「伯」「仲」「叔」「季」「幼」などの漢字とする例などがあります。
蜀では馬良の兄弟が「馬氏の五常」と呼ばれ、兄弟みな字に「常」がついていたことで知られています。
五人の兄弟は皆優秀で、白い眉であった馬良が最も優れた人物であったことから、 「馬氏の五常、白眉最も良し」という故事もあります。

日本では僧侶や儒学者が中国の例に倣って字をつけるほか、 武士などが名乗った在所や官位、親族関係などに由来する通称を字と呼ぶ場合があったそうです。
(参考:wikipedia)

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