■ 非道なる殺戮 ■ |
郷田の度重なる妨害に憤怒せし陽炎座は、その見せしめとして、閉ざされし村を襲撃する。
一、屋根を移動し、敵の隙を伺うべし |
一、迂闊に動けば、敵に囲まれる |
一、村を滅ぼすに当たり、郷田兵を殲滅せよ |
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〜 任務開始時 〜 |
老将軍を倒した龍丸は、輸送船の内部の人影に攻撃を仕掛けた。
相手は巧みに攻撃を避けている。
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力丸 |
「
何奴っ!
そ、それは十六夜…まさか!
」 |
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龍丸が仮面を取ると、相手はさぞ驚いた顔で言った。
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龍丸 |
「
龍丸?
…誰だそれは?
我が名は青龍
陽炎座四天王が一人
」 |
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力丸 |
「
陽炎座?
何を言っているのだ龍丸!
里へ帰ろう
生きていた事が分かれば
皆も喜ぶぞ!
」 |
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見知らぬ男に訳のわからぬ事を言われ、毒気を抜かれた龍丸。
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洞窟内。香我美は落ち着かない様子だった。
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香我美 |
「
郷田め
次から次へと邪魔立てを…
東の犬共も目障りじゃ
青龍!
」 |
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香我美 |
「
これより郷田領の
“閉ざされし村”を襲う
郷田が仕業と見せ掛け
悪しき風評を流してくれる
」 |
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※ 任務失敗をした時 |
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息絶えた龍丸を2人の疫病人が担ぎ上げ、村にぽっかりとあいた穴に放りこんだ。
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〜 全ての敵を殲滅後 〜 |
神社の境内にて──
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香我美 |
「
あっはっはっは
夢の礎となるが良い…
」 |
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香我美 |
「
そうだ!
奴らの血、躯!
殺戮の上に成り立っているのだ!
っははは、はははは
うっ…げほっ、げほっ…
」 |
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龍丸 |
「
無理をするな
その華奢な体で
全てを受け止めようなど…
汚い部分は俺がやるさ
だから自分を追い込むな
」 |
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龍丸は突然に、香我美を抱擁した。
香我美は慌てて焦り出した。
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香我美 |
「
な、何を!
離せ、離さぬか!
離…せ……
」 |
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香我美は龍丸を引き離した。
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香我美 |
「
郷田の懐刀
目障りな東を討ち滅ぼす
遅れるなよ
もう…後戻りはできぬ
そして背負っていかねばならぬ…
」 |
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香我美はそう言って、一人その場を立ち去った。
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