陽炎座の仮拠点である洞窟内。
香我美は龍丸を、陽炎座四天王達の前に連れてきた。
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玄武 |
「
こんな新入りを?
それに、こいつは…
」 |
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香我美は強い口調で、玄武の言葉を押しやった。
玄武は、はっと口を押さえ込む。
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玄武 |
「
…香我美様がえぇなら
おいらはえぇだ
」 |
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朱雀は木彫りをしていた手を止めて言い、軽くうなずいた。
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香我美 |
「
早速だが青龍
任務を命ずる
天狗党に協力し
山里の村より人身をさらって参れ
焔口鬼完成が為
労働力と致す…
この面をつけ
心を凍らせろ
妾の命に従うのだ
」 |
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香我美が青龍の面を差し出すと、龍丸はそれを身に付けた。
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