□ 天誅弐 デモメッセージ 力丸ステージ九 □

■ 灌洗洞窟 ■
竹林を抜け、尚も追跡を続ける蝉丸。
龍丸の臭いは、怪しげな洞窟へと続いている。

一、敵から忍具を奪い取り、多勢に備えよ
一、仕掛けられし罠を見極めよ
一、潜入を悟られぬよう、骸は物陰に隠蔽すべし

〜 任務開始時 〜
蝉丸 ワンワワン ワン
蝉丸が立ち止まった先には、大きな洞窟が広がっていた。
力丸 此処か…
 分かった
 蝉丸、良くやったぞ
蝉丸 ワン
彩女 先に行くよ
先行する彩女に続き、力丸も洞窟の内部へと入っていった。
蝉丸 クウンクウゥーン
蝉丸は一人寂しそうに鳴いていた。

〜 造船所に到達時 〜
力丸 な、何だ、これは!?
洞窟の奥深くに、何やら巨大な建造物が造られているようだ。
手招きする彩女の元へ力丸が走ると、香我美と龍丸がやってきた。
見ると、どうやらこれは巨大な船のようであった。
香我美 いよいよ完成じゃ
 この巨大船が妾の夢を乗せる…
龍丸 忍びの世か…
香我美 そうだ
 これで漸く陽の当たる場所に
 出られる
 自らの意思で生き
 自らの意思で死ねる
般若忍者 か、香我美様ー!
血相を変えて、陽炎座忍者がやって来た。
香我美 騒々しいぞ!
 我等が門出に無粋であろうが!
般若忍者 申し訳御座いませぬ…
香我美 して、何だ?
般若忍者 洞窟内に曲者が…
 おそらくは東の者かと
香我美 無粋な者が絶えぬ
 皆の者に伝えよ
 出航を早める
 狙うは郷田が城!
般若忍者 ハッ!
香我美 青龍
 何故妾が郷田を攻めるか
 分かるか?
その理由は力丸と彩女はもちろん、龍丸にも分からないでいた。
香我美 我等は武士の影といて
 虐げられ(て)生きてきた
 今こそ旧き掟から解放され
 天下に吠える時がやって来たのだ
 いずれ郷田の存在は
 その邪魔となろう
 門出の足掛かりとする為
 血祭りに上げねばならぬ
 陽炎のごとく
 天下を照らすのだ…

龍丸と香我美が船に乗りこむのを確認し、力丸は彩女に告げた。
力丸 拙者はこの事を報告する
 彩女、お前は船へ
彩女 分かった

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