□ 天誅忍凱旋 デバッグモード □

■ デバッグモードとは? ■

まずデバッグとは、プログラムを作成中に不備な点を探し出したり、 修正したりすることを指します。 一般的にプログラムを作成する際には不可欠な行動で、 これをマメに行って確かめておかないと、不完全なプログラムになってしまいます。
もちろんゲームを作る際にも、日常茶飯事に行われていることです。

ゲームを作る際、デバッグを直に起動させる事ができるよう、 大抵のゲームではデバッグモードというものを用意しているそうです。 これを使いつつゲームを制作し完成した後、本来ならば製品としてゲームを提出する際に、 このデバッグモードというものは削除されて起動できなくします。

しかし、この天誅忍凱旋のソフトはデバッグモードというものが削除されずに残されており、 裏技として起動させることが可能になっています。 これにより、プレイヤー自身が忍凱旋のゲームをデバッグすることが可能となっているわけです。

デバッグモードは開発スタッフさんが意図して入れたものかどうかはわかりませんが、 スタッフさんの意向としては、発売後暫くは裏技としても公開するつもりはなかったそうです。
しかしそんな思惑とは裏腹に、ある時、あるゲーム雑誌がスタッフさんに無断で このデバッグモードを公開してしまいました。 雑誌公開であるが故に瞬く間に情報が広がってしまい、 今では一端の天誅ファンには知らない人はいないほどとなってしまいました。

“デバッグモード”は公には公開してはいけない禁句とされたこともあり、 公式掲示板に書き込みをする際、“デバッグモード”のコードネームである “秘するが花”と書き換えられるほどとなっていました。
この件に関してスタッフさんとゲーム雑誌側で争論があったのかは定かではありませんが、 これがデバッグモード公開に関する事実として残ったわけです。

■ デバッグモードについて ■

さて、このデバッグモードで何が出来るのかといいますと、 本編任務中に様々な現象を起こすことができます。
忍具を無限に増やしたり、敵を増やしたり、敵を操作したり、 瞬間移動したり……慣れないと初めは訳がわかりませんが、 熟練すれば、デバッグモードで引き起こした現象を応用して、 更なる小技を編み出して楽しむことができます。

只でさえ小技が楽しい天誅ですので、 デバッグモードがあればその楽しみ方は底なしという感じもします。
その楽しさゆえ、デバッグモードだけを目当てで天誅忍凱旋を購入する方もいるほどです。

しかし、デバッグモードはゲーム自体をいじくり回す事が出来てしまうため、 ゲームの雰囲気を壊しかねない(というか壊してしまう)として、 天誅ファンの間では賛否両論があります。
デバッグを大いに肯定して楽しむ方もいれば、全くプレイしないという方もいます。
しかしながらデバッグモードの存在は事実ですので、 今となっては実のところ、前者の方が圧倒的に多いです。
基本的に裏技としてみるならばそれほどこだわる事もないのかもしれませんが。

デバッグをプレイする、しないは個人の自由なのですが、 本編をプレイせずいきなりデバッグモードをしてしまうと、あまりに面白さが半減するため、 デバッグをプレイされる方は、次の条件をクリアした方が望ましいと思います。

一、全ての任務を自力でクリアし、ストーリーを把握しエンディングも見た。
二、全ての任務、全ての敵配置を忍術皆伝でクリアし、全ての忍具を手に入れている。
三、天誅を満足いくまでプレイし、これ以上は楽しみ尽くせない程プレイしたと自負できる。

この設定はシビアと言えばシビアですが、人によっては“通常プレイで楽しみ尽くせない程 プレイした先にある領域”と言っても過言ではない程のものですので、この条件を全て満たせば、 思う存分楽しむことが出来ると思います。

条件をクリアできないがどうしてもデバッグモードを試したい、という方は、
せめて条件一はクリアしてから試されて頂きたいですね。

■ デバッグモードが存在する天誅シリーズ ■

デバッグモードが存在するのは天誅忍凱旋だけで、ザ・ベスト版の忍凱旋でも可能です。
(デバッグモードを起動できるのは本編任務のみで、虎の巻では起動することはできません。)
しかし、残念ながら初代天誅、天誅忍百選、天誅弐では起動することが出来ません。
デバッグはおろか、デバッグモードすら存在しないので、どうやっても不可能です。

ただ初代天誅の初期バージョンなら、デバッグモードは存在はするらしいですが、 裏技としては起動することが出来ないようになっています。 通常プレイでは起動することはできず、何かしらの方法を使うらしいですが…。

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